これから投資信託(ファンド)に投資しようと思っている方、
そして、2024年から始まった新NISAで投資デビューを考えている方、
先ずやらなければいけないのが、どこで購入するか、証券会社・銀行選びです。
銀行や大手店頭証券でも投資信託の購入は可能ですが、購入時手数料無料(ノーロード)(*1)や信託報酬(*2)の低いファンドのラインアップからみてネット証券をお勧めします。
(*1)投資信託は購入時に手数料を取られる場合があります。そして同じ商品でも購入する銀行・証券会社によって購入時手数料は異なります。この購入時手数料が無料の事をノーロードと言います。これから投資信託を購入しようという方、ノーロードの投資信託を選びましょう。
(*2)信託報酬は、投資信託を保有している間ずっとかかる費用です。直接支払う訳ではありませんので手数料として認識しにくいのですが、実は毎日の基準価額(投資信託の株価のようなもの)は、既にこの手数料が差し引かれた後の価格になっているのです。信託報酬が高いから良いファンドという事は決してありません。特にインデックスファンドの場合、信託報酬は基本的に低いものを選びましょう。目安としては0.2%以下。(一部のバランスファンドを除く)
そして数あるネット証券の中から楽天証券を選択するメリットをご紹介します。
*本記事では主に投資信託、特にインデックスファンドやETFを使った投資という前提で解説します。
[最終更新日:2024.9.1]マネーブリッジ適用普通預金金利改定を反映。
[2024.3.23]クレカ積立上限10万円化を反映。
[2024.1.30]投資残高ポイントプログラム対象銘柄追加。
[2024.1.4]新NISA開始にともない一部表記修正。
[2023.12.13]単元未満株寄付取引スプレッド廃止。
投資残高ポイントプログラム対象銘柄追加
[2023.10.27]投信残高ポイントプログラムを追記。
[2023.9.27]全て最新の情報に更新。
本記事は原則2023.9.27時点の情報に基づき記載しています。
ただし国内株式売買手数料無料化は2023.10.1から。
見出し
楽天証券のメリット ~投資信託 / 新NISA~
商品の豊富さ
楽天証券には多くの商品(投資信託)、しかも、購入時手数料無料は当然として信託報酬の低いファンドが多くラインアップされています。
今、投資信託(主にインデックスファンド)は熾烈な低コスト化競争を繰り広げており、次々と低コスト(信託報酬)のファンドが新規に設定されています。その新しいファンドもいち早く取扱うことが多いのが楽天証券です。
楽天証券では2019年12月16日より全ての投資信託の販売手数料(購入時手数料)を無料としました。
100円から投資信託の購入が可能
楽天証券では100円から投資信託が購入できます。
貯金箱への100円玉貯金のかわりに100円で世界に投資するのも夢があると思いませんか?
ちょっと飲み物を我慢した、ランチ代を安く上げた時など、その浮いたお金で投資信託を購入してみるのも良いですね。スマホで簡単に購入できます。
*100円からの投資信託購入はSBI証券、マネックス証券などでも実施しています。
楽天ポイントで投資信託が購入できる。
楽天市場などで獲得した楽天ポイント、折角もらったポイントを使い切ろうと、ついあまり必要ではないものを購入した経験のある方も多いかと思います。
楽天証券では楽天ポイントで投資信託が購入できます。(期間限定ポイントなど一部ポイントを除く)
投資信託購入代金の一部、または全部に楽天ポイントを1ポイント(1円)から使用する事が出来ます。(投資信託は100円以上から)
楽天市場等で獲得した楽天ポイントを無駄なく将来の為の資産形成に役立てる事が出来ます。
勿論、投資信託積立でも楽天ポイントが利用できます。
さらに、国内株式(現物取引)、米国株式(円貨決済)の購入代金・手数料にも楽天ポイントを使用する事が出来ます。
投資信託月末残高が一定の金額を超えると楽天ポイントがもらえる(ハッピープログラム、残高達成ポイント)。
*2022年3月までは投資信託を保有するだけで毎月ポイントをもらえましたが、このサービスは実質的に終了し(2023.10.27 一部ファンドのみ復活-->次章)、2022.4以降は投資信託残高が一定の金額を超えた場合のみポイントが進呈されます。
月末時点の残高が下記金額をはじめて超えたときにポイントがもらえます。
達成残高(月末残高) | ポイント |
10万円 | 10ポイント |
30万円 | 30ポイント |
50万円 | 50ポイント |
100万円 | 100ポイント |
200万円 | 100ポイント |
300万円 | 100ポイント |
400万円 | 100ポイント |
500万円 | 100ポイント |
1,000万円 | 500ポイント |
1,500万円 | 500ポイント |
2.000万円 | 500ポイント |
あくまで「はじめて超えたときだけに」もらえるポイントですので、2022.3末時点で10万円以下の方でも最大2,090ポイントだけとなり、従来より大幅に改悪されました。
*一部対象外のファンドがあります。
*ハッピープログラムでポイントをもらうには、楽天証券の他、楽天銀行の口座を開設し、マネーブリッジ、ハッピープログラムを申し込む必要があります。
楽天証券だけでもポイントをもらえます(資産形成ポイント)。付与ポイント・条件は同じです
投信残高ポイントプログラム
2ファンドに限り投資信託保有でのポイント還元サービス「投信残高ポイントプログラム」が2023.10.27より始まりました。
*その後4ファンドが追加、計6ファンドが対象(2024.1.30時点)
対象となるのは、
- 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
- 楽天・S&P500インデックス・ファンド
- 楽天・先進国株式(除く日本)インデックス・ファンド
- 楽天・日経225インデックス・ファンド
- 楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンド
- 楽天・SOXインデックス・ファンド
「楽天プラス」シリーズのファンドのみです。
*これらのファンドは前章の残高達成ポイントの対象外です。
投資信託保有によるポイントサービスではSBI証券[PR]が圧倒的に有利と言って良いでしょう。
楽天カードで投資信託積立が可能、勿論ポイント還元も!
*2023.6積立購入分より還元率が改定されました。以下は改定後の値を記載。
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楽天カード決済で投資信託の積立てが行えます。
勿論、新NISAのつみたて投資枠、成長投資枠でも利用できます。
そして楽天カード決済にする事で、毎月の積立金額の0.5~1.0%が楽天ポイントで還元されます。
本サイトでお勧めしている低コストのファンドの場合、楽天カード(スタンダードカード)なら0.50%の還元率です(ゴールドなら0.75%、プレミアムカードなら1.0%)。
*信託報酬の内、販売会社分が0.4%(税込)以上のファンドではスタンダードカードでも1.0%還元です。
さらに、獲得した楽天ポイントで再度投資信託を購入する事も出来ます。
*特定口座やNISAでも利用できます。(未成年口座、法人口座は対象外)
*楽ラップの積立、iDeCoは対象外。
*毎月のカード決済による積立額上限は10万円。
*積立日は毎月1日または8日と指定され、自由に設定する事は出来ません。
楽天キャッシュ決済で投資信託積立が可能に
電子マネー「楽天キャッシュ」決済でも投資信託の積立が出来ます。
積立上限は5万円。
楽天キャッシュの積立利用額に対して0.5%が還元されます。
重要2024年6月4日より楽天キャッシュでのポイント進呈がチャージ時から利用時に変更されました。今まで楽天カードから楽天キャシュへのチャージ時のみポイント還元がありましたが、この変更によりチャージ方法によらずポイントが進呈されるようになりました。
前述の楽天カード決済と楽天キャッシュ決済の両方で最大15万円まで積立することも可能です。
投資信託 「定期売却サービス」
楽天証券では、保有している投資信託を取り崩す際、毎月、指定した方法で自動的に売却してくれるサービスを提供しています。
下記3種類の受取方法から選択できます。
- 金額指定 : 毎月売却する金額を指定(定額売却)。
- 定率指定 : 売却時点の保有口数に対する売却率を指定。
- 期間指定 : 最終受取年月を指定。
このような多くの取り崩し方法を選択できるのは楽天証券だけです。(2023.9時点)
新NISAも楽天証券
2024年から非課税期間無期限、非課税枠拡大など大幅に拡充された「新NISA」がスタート、これを機会に投資を始める方も多いかと思います。
新NISAつみたて投資枠
- 金融庁が認定したファンドの殆どを取扱い(一部取り扱っていないファンドもあります)。
- 毎月、または毎日の積立てが可能。
「毎日積立」(営業日)なら購入した翌日に相場がどうなろうが関係なし、究極のドルコスト平均法です。 - 「NISA(つみたて投資枠)」でも楽天ポイントが使用できます。
- 「NISA(つみたて投資枠)」でも楽天カードクレジット決済・楽天キャッシュが利用できます。
楽天証券の新NISAは各種取引手数料が無料!
楽天証券の「新NISA」では、下記の取引(売買)手数料が無料になります。
- 国内株式(ETF、かぶミニⓇ(単元未満株取引)含む)
- 米国株式(ETF含む)
- 海外ETF(中国・シンガポールETF)
- 投資信託
*かぶミニⓇ(単元未満株取引)のリアルタイム取引は別途スプレッドが必要。寄付取引は完全無料(スプレッド無)。
楽天証券・楽天銀行の連携サービスが便利!
楽天銀行との連携 マネーブリッジで普通預金金利が0.18%
楽天証券とともに楽天銀行の口座を開設し、マネーブリッジ(*)を設定すると、楽天銀行の普通預金が0.18%になります(300万円以下の部分)。
*マネーブリッジは楽天証券・楽天銀行間の資金の移動を無料で行えるサービスで、設定はネットから簡単に出来ます。勿論、申込は無料。
*普通預金残高300万円超の部分は金利0.12%。
*利率は年利、税引前
楽天銀行との連携 ~自動入出金(スイープ)機能~
マネーブリッジに加え、「自動入出金(スイープ)」を設定すれば、楽天証券に資金がなくても、投資信託購入時に自動的に楽天銀行から楽天証券に資金が振替えられます。
つまり、楽天銀行普通預金に資金をおいておけば、楽天証券の買付余力を気にする事無く投資が可能です。しかも0.18%の好金利(300万円以下)ですので無駄のない資産運用が可能になります。
*投資信託だけでなく、国内株式、米国株式(円貨決済)なども自動入金の対象です。
楽天銀行でもポイントがもらえる。
上記のように楽天証券で投資信託を買い付ける際、楽天銀行からの自動入出金(スイープ)にしておくと、楽天銀行ではハッピープログラムの取引件数1件としてカウントされ1~3ポイントが付与されます。
(注意)楽天証券に資金があるとその資金で購入されますので、楽天証券の預り金は0にしておく必要があります。上記"自動入出金(スイープ)設定"で"自動出金時に残す金額"を0万円にしておけばOK。
その時のハッピープログラムのステージがベーシック、アドバンストなら1pt、プレミアムなら2pt、VIP、スーパーVIPなら3ptが獲得できます。
ただし、入金のあった日ごと月間3回までです。
個人型確定拠出年金(iDeCo)も楽天証券
個人型確定拠出年金(iDeCo)で投資を始める方も多いかと思いますが、楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)は、無条件で運営管理機関手数料が無料(*)、そして低コストのインデクスファンドをラインアップした、お勧めできるプランの一つです。
(*)毎月発生する費用については、国民年金基金連合会、および事務委託先の信託銀行で発生するものがあります。詳細は手数料についてをご確認ください
楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)の最大の魅力は、楽天インデックス・シリーズ(*)やセゾン・グローバルバランスファンドが購入出来る事。
(*)楽天・全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全米株式インデックス・ファンドの2本。
公式サイト楽天証券 iDeCo
楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)は楽天証券の口座が無くても加入する事が出来ますが、楽天証券の口座を保有すると、楽天証券にログインするだけで確定拠出年金の管理・運用が可能となります。
参考記事楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入するなら楽天証券の口座も開設しましょう!
国内株式・国内ETFの売買手数料無料の楽天証券
*株式売買手数料無料は2023年10月1日(10/2約定分)からのサービスです。
国内株式取引手数料0円
2023年9月までは1日の約定金額100万円までの国内株式売買手数料が無料でしたが(いちにち定額コースの場合)、2023年10月1日(10月2日約定分)より、約定金額によらず国内株式取引(売買)手数料が無料になります。
国内株式(現物・信用)に加え、かぶミニⓇ(単元未満株取引)も無料です。
*「かぶミニⓇ(単元未満株取引)」のリアルタイム取引は別途スプレッドがかかります。
寄付取引ならスプレッドもなく完全無料。
国内株式取引手数料0円になる条件
- 国内株取引手数料"ゼロコース"を選択する事
- 楽天証券のSOR/Rクロス利用同意が必須
*超割コース 大口優遇条件を達成している方は、「超割コース 大口優遇」でも取引手数料無料になります。
日経テレコン(楽天証券版)や[おすすめマネー本]も読めます
日経テレコン(楽天証券版)
日経テレコン(楽天証券版)がスマホ(iSPEED)、及びPC(MARKET SPEEDⅡ、MARKET SPEED)で無料で見ることが出来ます。
*MARKET SPEEDⅡ、MARKET SPEEDは2019年5月27日より利用料無料で利用できるようになりました。
日経テレコン(楽天証券版)では、
- 日本経済新聞(朝刊・夕刊)、日経産業新聞、日経MJなどの閲覧(3日分)
- 過去1年分の新聞記事検索
- 日経速報ニュースの閲覧
が提供されています。
*配信内容は、楽天証券用にカスタマイズされています。
おすすめマネー本
「おすすめマネー本」を無料で読むことが出来ます(楽天Kobo/期間限定配信)。対象の書籍は2023.12.14時点で5冊、対象書籍は随時見直されます。
尚、楽天証券のNISA・iDeCoに加入している方は対象書籍が多くなります。
*無料書籍はダウンロード後閲覧期限あり
*楽天Koboの利用には楽天会員への登録が必要
楽天証券・SBI証券、マネックス証券 どちらにするか迷っている方へ
最初に開設するネット証券口座として、楽天証券・SBI証券・マネックス証券、どこにするか迷っている方も多いかと思います。
この3社であれば、どの証券会社を選択しても大きな違いはありません。
強いてあげるなら下記のようになります。
楽天証券がおすすめの方
楽天証券
楽天ポイントをよく使われる方、それで投資信託を購入しようと思っている方。
楽天カードによる投資信託積立で0.5~1%ポイント還元に魅力を感じる方
楽天キャシュによる投資信託積立に魅力を感じる方
楽天銀行も口座開設し、その普通預金0.18%(残高300万円まで)の金利に魅力を感じる方。
日経テレコン(楽天証券版)や「おすすめマネー本」を読みたい方。
SBI証券がおすすめの方
SBI証券
(NISAつみたて投資枠以外でも)投資信託の毎日積立・毎週積立等を行いたい方。(NISAつみたて投資枠では楽天証券も毎日積立が可能)
楽天ポイントよりT/Pontaポイントなどがお好みの方(SBI証券では投資信託保有などでTポイントまたはPontaポイントなどが付与、さらにポイントで投資信託が購入出来ます)
投資信託保有によるポイント付与に魅力を感じる方。
三井住友カードによる投資信託積立でVポイント 付与率最大0.5%(スタンダードカード)/最大1.0%(ゴールドカード)に魅力を感じる方(プラチナカードならさらに付与率アップ)。
*2024.11買付分以降はカード利用実績に応じた付与率に変更
マネックス証券がおすすめの方
マネックス証券
クレジットカード決済(マネックスカード/dカード)でスタンダードカード最大の還元率1.1%(月5万円まで。5~10万部分は還元率が下がります)に魅力を感じる方。(マネックスカードはマネックス証券口座開設後申込)
クレジットカード決済や投資信託(一部銘柄除く)保有でもらえるマネックスポイントの利便性(dpoint、Tポイント、Ponta、nanaco、waonなどに交換可能)がお好みの方。
米国株式・ETFに投資しようと思っている方で配当金再投資サービスや定期買付サービスに魅力を感じる方。
因みに管理人は3証券とも口座を所有し、それぞれの良い所を活用させてもらってます。(勿論、口座開設費用や口座管理手数料等は一切かかりません。)
まとめ
以上、主に投資信託に投資する方にとっての楽天証券のメリットの解説でした。
楽天証券とともに、楽天カード、楽天銀行の口座を開設する事で、より便利に特に使う事が可能になります。
この機会に口座開設してみては如何でしょうか?
(下記楽天証券公式サイトで、楽天証券、楽天銀行両方の口座開設が可能です。)