1000円と少額から日本株・米国株が購入出来るPayPay証券(旧 One Tap BUY)について、そのメリット・デメリットを解説します。
[最終更新日:2021.6.10]初版
本記事は2021.6.10時点の情報に基づき記載しています。
スポンサーリンク
見出し
1000円から株が買えるPayPay証券 日米株
日本株・米国株 300銘柄以上が1000円から投資可能
PayPay証券の最大の特徴・メリットは、国内株式、米国株式が1,000円から投資できる事。
また売却時も1,000円からの金額指定で行えます(あるいは全株売却も選択可能j)。
対象銘柄は日米合わせて計325。
日本株式を単元未満株で購入できる証券会社は多くありますが、金額指定で、しかも米国株式まで投資できるのはPayPay証券の最大のメリットです。
*銘柄数は2021.6.10時点
日本株 取扱銘柄
日本株の対象銘柄は156銘柄 + ETF 4本
取扱い銘柄の一例です。
国内ETF
取扱いETF 4本。
ETF名称 | コード | ベンチマーク |
NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信 | 1321 | 日経平均株価 |
NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信 | 1571 | 日経平均インバース |
NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 | 1357 | 日経平均ダブルインバース |
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 | 1570 | 日経平均レバレッジ |
日経平均株価、及びそのブル・ベア型ETFのみです。
TOPIX連動型などがないのはちょっと残念。
米国株 取扱銘柄
米国株の対象銘柄は140銘柄 + ETF 25本
米国株取扱い銘柄の一例です。
米国ETF
米国ETFは25本を取扱っていますが、その中で管理人の主観で選んだ主な銘柄を下表にまとめます。
ETF名称 | ティッカー | ベンチマーク |
SPDR S&P500 ETF | SPY | S&P500 |
インベスコQQQ | QQQ | NASDAQ100 |
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF | VTI | CRSP USトータル・マーケット・インデックス |
バンガード・米国高配当株式ETF | VYM | FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス |
米国株式のほぼ全体に投資したいならVTI、米国を代表する大型株500銘柄ならSPY、主にハイテク株中心ならQQQ、高配当株式ならVYM、
その他、債券、新興国株式などのETFもあり、米国ETFは充実したラインアップです。
スポンサーリンク
スマホでもパソコンでも簡単に取引
PayPay証券の日米株取引ではスマホでもパソコン(WEB版)でも簡単に取引できます。
スマホでの取引
スマホアプリ「日米株」で取引きします。
左側の画面で銘柄選択、右側の画面で購入金額を選んで「買う」をクリック、その後、パスコードを入力して、確認画面で再度「買う」をクリックするだけ。
*確認画面ではすぐに「買う」をクリックしないと数秒で前の画面に戻ります。(株価は刻々と変動していますので)
パソコンでの取引
パソコンでも基本的な操作は同じです。
日米株と取引時間
米国株は24時間いつでも取引が可能です。
日本株は東京証券取引所の開場日9:00(10秒)~14:59(00秒)、及び昼休憩時の11:30~12:30も取引できます。
*日本株は東証開場日16:00~翌営業日の8:59も取引できますが、この時間は「予約注文」となります。
株式売買手数料
基準価格に対するスプレッド(*)が手数料となります。
(*)基準価格に下表のスプレッドを買付時はプラス、売却時はマイナスにした値が取引価格になります。
購入・売却画面に表示される株価は、このスプレッドを含んだ価格です。
国内株式取引手数料
その時の気配基準値を参考に合理的・適切な方法で算出した基準価格に対して、下表のスプレッドがかかります。
*11:30~12:30は前場取引終了時点での気配基準を参考に基準価格を算出。
時間 | スプレッド |
9:00~11:30、12:30~15:00 *東証 立会時間内 | ±0.5% |
11:30~12:30 *東証 立会時間外 | ±1.0% |
*16:00~翌営業日の8:59は予約注文となり、9時00分10秒以降の直近の株価にスプレッドを増減した価格になります。
米国株式取引手数料
直近の気配値・市場価格を参考に合理的・適切な方法で算出した基準価格に対して、下表のスプレッドがかかります。
時間 | スプレッド |
[現地時間]9:30~16:00 [日本時間]23:30~6:00 (夏時間: 22:30~5:00) | ±0.5% |
上記以外 | ±0.7% |
為替手数料
円・ドルの為替手数料として1米ドルあたり35銭(片道)、為替手数料がかかります。
米国株の購入・売却、配当・分配金は円決済。
米国株の購入は円で行います。また売却した資金も自動的に円に振替されます。
また保有する米国株から出た配当・分配金についても円で支払われます。()89
このように全て円で取引できる点は初心者にはわかりやすいとは思いますが、手数料的には決してお得とは言えません。
実際の売買や配当・分配金は米ドルで行われますが、ドルから円(またはその逆)に振替する際、前述の為替手数料がかかります。
スポンサーリンク
PayPay証券のつみたてロボ貯蓄
PayPay証券では米国株・ETFを1,000円から積立購入する事も出来ます。
つみたてロボ投資
対象銘柄は米国株・ETF (日本株は対象外です)
1,000円から積立可能(1,000円単位)
*証券口座の残高から積立てる場合。
*おいたま買付で連携先が銀行だと10,000円以上1,000円単位
スマホアプリ「つみたてロボ貯蓄」で設定
スマホアプリ「つみたてロボ貯蓄」アプリで設定します。
前章で解説した「日米株」アプリとは別のアプリです。
手数料
手数料スプレッド0.5%、
為替手数料35銭
「日米株」アプリでのスポット取引(時間内)と同じです。
積立設定
毎週(曜日指定)、毎月(日付指定)、毎年(月日)で指定。
配当・分配金
配当・分配金は日本円で支払い、証券口座の預り金となります。
自動売却設定も可能
積立だけではなく、自動で定期的に売却する事も可能です。
積立同様、毎週(曜日指定)、毎月(日付指定)、毎年(月日)で指定可能。
売却設定金額 1,000円以上999,000円まで1,000円単位
注意
・「つみたてロボ貯蓄」と「日米株アプリ」の間で株式の移動は出来ません。
*特定口座(譲渡益税)計算は合算されます。
・パソコン(WEB版)では積立設定は出来ません(残高照会・売却は可能)。「つみたてロボ貯蓄」アプリで設定して下さい。
スポンサーリンク
PayPay証券への入出金
入金
各自に指定された専用のみずほ銀行口座に入金
*振込み手数料は顧客負担
出金
登録した口座に出金
手数料(税込)は下記の通り。
3万円未満:(みずほ銀行宛)110円(みずほ銀行以外宛)275円
3万円以上:(みずほ銀行宛)220円(みずほ銀行以外宛)385円
ソフトバンクカードおよびドコモ口座へ出金(チャージ)する際の手数料は無料です。
おいたま買付
PayPay証券に入金しなくても、お持ちの銀行口座(下記対象金融機関)の残高から自動振替で株を買い付けるサービスです。
日本株、米国株、つみたてロボ貯蓄に使用できます。
*ドコモ口座は日本株には使用できません。
取引単位は、
<日本株、米国株>1万円1万円単位。
<つみたてロボ貯蓄>1万円以上1,000円単位
*ソフトバンクカード,ドコモ口座は1,000円以上1,000円単位。
また2万円未満は1回110円(税込)の手数料がかかります。
*2万円以上は無料
おいたま買付 対象金融機関・サービス
みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、ゆうちょ銀行、南都銀行、ドコモ口座、ソフトバンクカード
PayPay証券のIPO(新規公開株) 「誰でもIPO」
PayPay証券ではIPO(新規公開株)も取り扱っています。
「誰でもIPO」アプリで1株からの抽選参加が可能です。
但し、直近の取り扱い実績が2018年12月の「ソフトバンク」ですので、あまりIPOに積極的とは言えません。
*超大型IPOだけの取扱い???
その他、CFDも取り扱っていますが、ここでは割愛します。
PayPay証券の口座開設
PayPay証券の口座開設は本人確認書類、マイナンバーが確認できる書類を用意の上、下記公式サイトから簡単に口座開設出来ます。
申込から1~2週間程度で口座開設が完了します。
*管理人の場合は16日(土日含む)とちょっと時間がかかりました。
尚、口座開設が完了するとメールが来て取引が可能となります。
その間、郵便でのやり取りはなし、全てネット上だけですみます。
*PayPay証券は特定口座(源泉徴収あり)のみです
スポンサーリンク
PayPay証券のメリット・デメリット
以上、PayPay証券のサービスの解説でした。
スマホ証券 PayPay証券のメリット
何といっても1,000円という少額から日本株のみならず米国株・ETFが取引できる事。
米国株なら金額指定の積立も出来ます。
しかも、スマホアプリで簡単にかつ円で取引できるのも魅力。(円での取引は後述するようにデメリットでもありますが)
気軽にスマホで投資にチャレンジしたいという方、さらに米国株に初めて投資する方におすすめ。
PayPay証券のデメリット
これはPayPay証券に限らず単元未満株での取引き全般に言える事ですが、手数料は決して安くはありません。
また、PayPay証券の最大の魅力である米国株ですが、売却、配当・分配金が全て強制的に円に振替られる事(円に振替られる時、手数料がかかります)。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券などでは、外貨決済が可能な為、売却や配当金をドルのまま保有し、その後の購入資金として使う事が出来ます。即ち、円<-->ドルの振替回数が少なく結果的に手数料の節約につながります。
また、PayPay証券は入出金も(一部を除き)有料となりますので、入金は振込手数料無料の銀行を使う、なるべく出金回数を減らす等の工夫が必要です。
以上、PayPay証券のご紹介でした。
先ずはPayPay証券で少額投資での株取引の経験をつむ、その後、大きな資金で本格的に投資しようと思った方は、主要ネット証券へ移るといった方法でも良いかと!
公式サイトPayPay証券
本格的な投資は下記ネット証券で。