大手店頭証券と言えば、購入時手数料や信託報酬が高い、いわゆる「ぼったくり投信」だけを取扱っている印象をお持ちの方が多いと思いますが、唯一、SMBC日興証券だけは低コストのインデックスファンドをラインアップするなど、他社とは一味違う証券会社なんです。
[最終更新日:2021.10.29]個人向け国債キャンペーンが現金、Vポイントギフトの選択に。
[2021.7.30]個人向け国債キャンペーンが現金からVポイントギフトに変更。
[2021.5.31]投信つみたてプラン特典リニューアル。
[2021.3.19]株式売買手数料を税込み表記に改定。
[2020.9.14]個人向け国債キャンぺーンを最新の情報に更新。
[2020.5.15]つみたてNISA取り扱い(2020.7.3より)。
[2020.3.24]日興フロッギーでdポイントが使用可能に。
[2020.3.2]キンカブ、日興フロッギーの100円から購入可能に。
[2019.11.5]2019.11.1から「FROGGY」の「日興フロッギー」への名称変更を反映。
投資信託の信託報酬を最新情報に更新。
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見出し
インデックス投資でのSMBC日興証券のメリット ~eMAXIS Slimも取扱い~
二つの取引コース 総合コース・ダイレクトコース
SMBC日興証券には、総合コースとダイレクトコースの二つの取引コースがあります。
総合コースは担当者からアドバイスや投資情報の提供を受けることが出来ますが、その分、各種取引手数料等が割高になります。
ダイレクトコースは、パソコン・スマホで取引を行うネット証券と同様の取引コースです。
ここは、迷わずダイレクトコースを選択しましょう。
取扱っている投資信託(ファンド)も、取引コースにより異なり、低コストのインデックスファンドを取扱っているのはダイレクトコースのみです。
(注)以下の解説は、ダイレクトコースを前提としています。
取扱っている購入時手数料無料(ノーロード)の低コスト・インデックスファンド ~ネット証券にも負けない~
本サイトでは、主にインデックスファンドを使ったインデックス投資を推奨していますが、インデックスファンドにとって重要なのは、購入時手数料や信託報酬などのコスト。
購入時手数料無料(ノーロード)は当然です。購入時手数料を取られるインデックスファンドや、そういった証券会社での購入は避けた方が良いでしょう。
また、比較的コストが低いと言われるインデックスファンドですが、その中にも信託報酬の高いファンドがいくつかあります。同じ指数との連動を目指すインデックスファンドであれば、基本的には同じものです。わざわざコストの高いファンドを購入する意味はありません。
購入時手数料: ある上限の範囲内で基本的に証券会社が決める事が出来ます。つまり同じファンドでも、購入時手数料無料の証券会社もあれば、一方で3%程度の手数料をとる証券会社・銀行もあるという事です。勿論、購入時手数料無料の金融機関で購入しましょう。
信託報酬 : 投資信託を保有している間、日々徴収される手数料です。投資信託の基準価額(株価のようなもの)は、この手数料を差し引いた後の価額で、直接支払うものではない為、手数料として認識しにくいのですが、信託報酬が高いと、その分、確実にリターンが低くなります。また信託報酬として徴収された手数料は運用会社だけでなく、販売会社にも入ります。販売会社にとって、なるべく信託報酬の高いファンドを売った方が利益が増える仕組みになっているんです。言い換えれば、信託報酬の低いファンドを取扱っている販売会社は、投資家にとって良心的な会社と言えるわけです。
低コストのインデックスファンドは主にネット証券で取扱うことが多いのですが、SMBC日興証券のダイレクトコースでも購入する事が出来ます。
SMBC日興証券 ダイレクトコースで取扱っている主な低コストインデックスファンドとして、下記のようなファンドがあります。
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
- eMAXIS Slim 先進国株式
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 新興国株式
- eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
- eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
- eMAXIS Slim 国内債券
- eMAXIS Slim 先進国債券
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
- 世界経済インデックスファンド
多くの方が、アセットアロケーション(資産配分)の核としている先進国株式インデックスファンドには信託報酬で最安値を競っているeMAXIS Slim先進国株式インデックスと<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式をラインアップしてます。
また、「業界最低水準のコストを将来にわたってめざし続ける」eMAXIS Slimシリーズの多くを取扱っていますので、殆どのアセットクラス(資産クラス)で超低コスト・インデックスファンドが揃います。
その他たわらノーロードも取扱っています。
また、若干、割高とはなりますが1本で全世界の株式・債券の両方に投資できる世界経済インデックスファンドも人気ファンドの一つです。
低コストインデックファンドではネット証券にも負けないラインアップと言っても良いでしょう。
SMBC日興証券での投資信託購入
通常購入の場合、1万円以上1円単位となります。(一部ファンドを除く)
積立購入の場合(投信つみたてプラン)、月々1,000円以上1,000円単位で購入できます。またボーナス月など年2回まで増額設定も可能です。
勿論、SMBC日興証券口座からの引落だけでなく、銀行やゆうちょ銀行からの引落にも対応しています。
投信つみたてでdポイントが貰える
「投信つみたてプラン」をダイレクトコースで取引すると、積立金額に応じて毎月dポイントがもらえます。
毎月の積立金額 10,000円未満 3pt
毎月の積立金額 10,000円以上 10,000円毎に3pt(上限300pt)
*dアカウントの連携が必要。
つみたてNISAも低コスト・人気のファンドをラインアップ
SMBC日興証券では2020年7月3日より「つみたてNISA」の取り扱いを開始しました。
大手店頭証券や銀行等の「つみたてNISA」は限られた商品で、かつ決して超低コストとはいえない商品ラインアップとなっている事が多いのですが、SMBC日興証券では147本(2020.8.16時点)と多くのファンドを取り扱い、その中には、各資産クラスで最安値、そして人気のファンドの多くをラインアップしています。
例えば、下記のファンド(シリーズ)を取扱います。
- eMAXIS Slimシリーズ
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ・シリーズ
- 楽天インデックス・シリーズ
- SBI・V・S&P500
等。
ネット証券と概ね同等のラインアップで、超低コスト・人気のインデックスファンドを購入・投資する事が出来ます。
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株式投資での日興イージートレードのメリット ~株式売買手数料の安さとキンカブ~
国内株式 現物取引
大手店頭証券ながら、株式売買手数料が安いのもSMBC日興証券のメリットの一つです。
SMBC日興証券では1約定毎に手数料が決まる料金体系になっています。
ダイレクトコース(オンライントレード)での手数料(税込)は下表のとおり。
約定代金 | SMBC日興証券 |
~5万 | 137円 |
~10万 | 137円 |
~20万 | 198円 |
~30万 | 275円 |
~40万 | 440円 |
~50万 | 440円 |
~60万 | 880円 |
~70万 | 880円 |
~80万 | 880円 |
~90万 | 880円 |
~100万 | 880円 |
~150万 | 1,650円 |
~200万 | 1,650円 |
キンカブ
株式を単元未満(1/10)で投資する株式ミニ投資もSMBC日興証券では可能ですが、このサービスは多くの証券会社が実施しています。
*SMBC日興証券の株式ミニ投資は2022年3月11日で終了します(買付注文は2022.2.10まで)。ただ、株式ミニ投資より「キンカブ」の方が魅力的です。
SMBC日興証券では、さらに独自のサービスとして金額、あるいは株数を指定して100円から株式投資ができます。これが「キンカブ」です。
金額指定 : 1銘柄につき100円以上100円単位の金額を指定。
株数指定 : 小数点以下第5位までの株数(概算注文金額が100円以上)を指定。
(2019.2.17までは金額指定、株数指定とも10,000円以上でしたが、2019.2.18から500円、2020.3.2より100円と少額での取引が可能になりました)
投資の基本は分散ですが、例えば1万円の資金しかなくても、キンカブを使えば100銘柄への投資が可能になる魅力的なサービスです。
さらにキンカブでの積立も可能です(キンカブ定期定額「買付」)。ETFや個別銘柄を最大20件まで100円から積立が出来ます。(一部、キンカブの対象とならないETF、銘柄があります)
しかも100万円以内の購入は手数料無料で利用できます。
*100万円以内の売却は0.5%、100万円超の売買は1.0%のスプレッドがコストとしてかかります。
(従来は1.0~2.0%でしたので大幅に引き下げられました。)
日興フロッギー (旧名称:FROGGY) dポイントでも株式投資が出来る
基本は上記「キンカブ」での取引と同じですが、各種情報記事から直接株が購入出来るサービスが日興フロッギー。
日興フロッギーはSMBC日興証券が運営する情報サイトで、各記事で紹介される企業の株式を記事内から直接売買できます。
*普通に銘柄検索して購入する事も出来ます。
どこの企業の株式を買ったら良いかわからないという株初心者の方、日興フロッギー上のいろいろな記事を読んでみて、お好みの企業を探してみては如何でしょう?
勿論、100円から買付手数料無料(100万円までの購入時)で取引出来ます。一企業100円とすれば少額で多くの企業の株主になれます。
さらに、日興フロッギーではdポイントで投資する事も出来ます。
1ポイント=1円として、100ポイントから投資が可能です。
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SMBC日興証券のIPO(新規公開株式)
1銘柄で数十万の利益を出す事も多いIPO(新規公開株式)、実際はなかなか当選しませんが、粘り強く、かつ多くの証券会社で申し込むのが鉄則です。
*IPOと言えども、株式取引ですので公開価格割れを起こす事もあります。
多くの証券会社がIPOを取扱っていますが、取扱い銘柄数が業界トップ水準で、かつ主幹事を務める事も多いSMBC日興証券。
SMBC日興証券の場合、先ず一般投資家向けの10%を公平に抽選してくれます。
さらに(2019.2下旬より)、預かり資産等に応じたステージ別抽選が新たに追加されます(5%の配分枠)。
預かり資産(または信用取引建玉金額)、月末残高3カ月平均が250万円以上1票、1,000万円以上5票、3,000万円以上15票、5,000万円以上25票となります。
IPOに参加するなら必須の証券会社と言ってもよいでしょう。
SMBC日興証券口座への入金方法
いくつかの入金方法がありますが、良く使うであろう代表的な入金方法をご紹介します。
SMBC日興証券専用振込口座への振込
総合口座を開設すると、三井住友銀行に各個人ごとの専用口座が用意されますので、そこに振り込む事でSMBC日興証券の口座に入金されます。
しかも、3,000円以上入金の場合、振込手数料をSMBC日興証券が負担してくれます。(要電話連絡)
IPOに参加する場合など、入金回数が多くなりますので嬉しいサービスです。
バンク & トレード 三井住友銀行との即時入出金サービス
三井住友銀行に限られますが、SMBC日興証券の証券総合口座と三井住友銀行 普通預金口座間の入出金を即時に行うことが出来ます。
また、日興イージートレード上で、リアルタイムに三井住友銀行の資産残高を見る事も出来ます。
日興カードでの入金
コンビニ(セブン銀行、ローソン、Enet)、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、東京スター銀行のATMで、日興カードを使って無料で入金が出来ます。
尚、提携ATMにより利用できない時間帯、入金限度額が異なります。
また、日興カードで出金も可能です。ATM、時間帯によっては有料になりますが、月5回分までは翌月キャッシュバックされます。
以上、SMBC日興証券(ダイレクトコース)の解説でした。
勿論、口座維持手数料などは不要です。