IPOは資産運用になるのか? ただの宝くじか?

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IPO(新規公開株式)、2015年10月の郵政3社の上場、最近ではコメダやLINEの上場でご存知の方も多いかと思います。簡単に言うと、証券取引場に新規に上場し、だれでも株式を売買できるようになる事です。新規公開株式は、上場の前に公開(公募)価格で購入することが出来ます。

このIPO、かなり高い確率で、初値(上場して最初に取引が成立する株価)が公開価格を上回り、ローリスク・ハイリターンの投資と言われています。ただし、誰でも公開価格で購入できるわけではありません。

証券会社の店頭で大口の取引をされている方は、その支店や担当営業から直接配分してもらえる事もあるでしょが、ネット証券でチビチビと投資信託を購入している「しんたろう」のような庶民は、先ず抽選に参加し、当選しなければなりません。その抽選が、宝くじと言われるほど当たりません。

「しんたろう」は軽い気持ちで郵政のIPOに参加し、たまたま一口だけ当選したのをきっかけに、IPO投資を始めました。

「しんたろう」も、IPO初心者ですので、はたしてIPOが資産運用として有効な手段なのかどうか、未だわかりません。そこで、1年ぐらい続けてみて、その結果から今後の方針を決めたいと考えています。

IPOは、本当にローリスク・ハイリターンなのか?

2015年11月から、2016年7月まで新規上場した銘柄は67社あります。(リート系除く)

公開価格を上回った銘柄数

公開価格を上回った銘柄は67社中57社。なんと勝率85%です。

67社の初値売却時の利益(初値-公開価格)の平均は1,488円、中心値は880円です。通常、1単元100株なので、

平均 148,800円  中心値 88,000円です。

1つ当選するだけで、これだけの利益(売却手数料、税金除)が手に入るのです。

しかも、公開価格割れを起こしそうな銘柄は事前にある程度予測がつきますので、そのような危険な銘柄を避ければ、ほぼ100%といっても良いでしょう。

例えば、郵政3社やコメダ、LINEなど、総じて東証1部に上場するような大型株は、公開価格割れの可能性が高い傾向にあります。

もし、全て当選していたら?

2015年11月からの67社、すべて1単元(通常100株)当選し、初値で売却したとすれば、

9,972,400円の利益です。 (売却手数料、税金除く)

まあ、全て当選なんて事はあり得ないのですが。。。

当然、株式ですので絶対という事はなく、損する可能性もありますが、最近の実績を見ると、確かにローリスク・ハイリターンの投資と言えます。

どれだけ当選が難しいのか?

さあ、ここからが本題です。

「しんたろう」と妻の二人で抽選に参加していますが、その抽選結果を公開します。

IPOは、1銘柄につき、主幹事、幹事と複数の証券会社で抽選に参加できます。殆どの当選枚数を主幹事の証券会社が持っているのですが、少しでも当選確率を上げる為、「しんたろう」は、その銘柄を取り扱っている、ほぼ全ての証券会社の抽選に参加しています。

その抽選結果は、当選口数 /  (抽選参加銘柄数 x 抽選参加証券会社数)で表すと、

4/370

です。

当選口数の中に、公開価格割れしたコメダが3口入っていますので、それを除くと

1/359 = 0.28%

です。昨年末、1銘柄だけ当選し、その後はコメダ以外1回も当選していません。この1銘柄で30万円近い利益を出しましたので、まだ続けていられますが、これが無かったら、とっくに諦めていたかもしれません。

尚、これは夫婦合わせて数百万円台の資金で申込んだ結果です。

そもそも、人気のある銘柄の当選枚数は数千枚です。しかも、大手証券会社の場合、80~90%が店頭での配分なので、ネット抽選に回るのは数百枚。

抽選で当たるのは、1人1口(1単元)として、数百人しかいないわけです。

いかにIPOの当選が難しいかお分かり頂けたかと思います。

IPOは資産運用の手段になるか?

ただ、IPOに参加するだけなら、一銘柄、高くても1株5,000円=1単元50万程度なので、これを主幹事の証券会社だけで申し込めば、50万円遊ばしておくだけですみます。これで宝くじのような楽しみが得られるのですから、これも一つの方法かと思います。(ただ、複数の銘柄が集中して上場する事が多いので、実際はこれだけでは足りません。まあ1株5,000円と高いのも、そうあるわけではないので、ざっと100万円程度用意しておけば良いかと思います。)

もう少し当選確率を上げる為には、取り扱っている複数の証券会社に申し込む必要があります。例えば5社で扱ってたら5倍の資金、さらに複数の銘柄が集中したら、数百万円の資金が必要になります。

(注)野村證券岡三オンライン証券のように抽選参加時に資金不要の証券会社もありますし、また大和証券みずほ証券などのように、同一資金で複数の銘柄に抽選参加できる証券会社もあります。

さらに、当選を目指す方法として、SBI証券に多額の資金を預入、抽選に参加するという方法があります。申込株数(=資金量)と関係なく、一人一口として抽選してくれる証券会社が殆どなのですが、SBI証券だけは違います。申込株数(=資金量)に応じて当選確率が上がります。そう資金勝負です。いくらあれば当選するのかは分かりませんが、数千万、いや億の単位で申込されている方も多いのではと推測しています。(多くのIPO関連ブログがありますが、皆さん、申込株数は非公開にしているので、確かなところは分かりません。)

仮に1,000万円を資金(それでもSBI証券での当選は難しいでしょうが)にしてIPOに参加するとします。さすがに1,000万ともなれば、遊ばしておくのはもったいない、資産運用として有効なのかどうか考えなくてはいけません。証券会社に1,000万円預入しているだけでは、ほとんど利息は付きません。

1,000万円を年1%で運用すれば、年間10万円の利息がつきます。今の低金利の時代で、しかもローリスクであれば、年1%でも資産運用として十分でしょう。直近10カ月のIPOの利益が中心値で8.8万円なので、だいたい、年1回当選すれば資産運用として使えるという事になります。

「しんたろう」の資産運用は、あくまで定期預金や個人向け国債(のキャンペーン)、それにインデックスファンドが中心ですので、そう多くの資金をIPOに回すことは出来ませんが、今後もIPO投資(というか、抽選申込ですね)を続け、資産運用として使えるか実験していきたいと思います。目標は年1回以上の当選。資金力勝負のSBI証券はポイント稼ぎに徹し、他の証券会社での当選を目指します。

備考

IPO参加は結構手間がかかります。

抽選に参加するだけなら、証券口座にログインし、目論見書などを確認して申込をするだけですので、簡単な作業です。

しかし、複数の証券会社で、効率よく資金をまわして、IPOに参加しようとすると、一つの銘柄の抽選が終わると、次の銘柄に向けて他の証券会社へ資金移動と、結構、手間がかかります。特にIPOが集中する3,6,9,12月は大変です。

各証券会社のIPO参加・抽選ルールは↓の記事を参照して下さい。

IPO(新規公開株式) 申込の手順と各証券会社の抽選申込ルールのまとめ。
IPO(新規公開株式)に興味を持たれた方の為に、抽選申込の手順と各証券会社のIPO申込ルールをまとめます。どれだけ抽選に当たるのが難しいかは...

IPOの落選が続くと、危険な銘柄に手を出してしまいます。

「しんたろう」が悪い例ですが、ずっと落選が続くと、とにかく「当選」が欲しくなり、コメダのように、公開価格割れも有り得ると事前に多くの方が指摘していたにも関わらず、申込、購入してしまいます。

大型株は、発行株数も多いので、当然、当選の確率も上がります。しかし、ちょっとでも危険な銘柄に手を出し始めると、もうローリスク・ハイリターンの投資ではなくなります。

自戒を込めて。

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