野村アセットマネジメントは、同社が運用する東証上場 ETF、TOPIX連動型上場投資信託[1306]などの信託報酬の引下げ、及び名称変更を発表しました。
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見出し
NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信[1306] (旧名称:TOPIX連動型上場投資信託)など 信託報酬引下げ & 名称変更
実施日
2020年9月30日
名称変更
先頭に「NEXT FUNDS」が追加、さらに「上場投資信託」が「上場投信」と変更されます。
従来 : TOPIX連動型上場投資信託
新名称 : NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信
*その他、下記ETFについても同様の変更が行われます。
- [1311] NEXT FUNDS TOPIX Core 30 連動型上場投信 (旧: TOPIX Core 30 連動型上場投資信託)
- [1312] NEXT FUNDS ラッセル野村小型コア・インデックス連動型上場投信 (旧: ラッセル野村小型コア・インデックス連動型上場投資信託)
- [1319] NEXT FUNDS 日経300株価指数連動型上場投信 (旧: 日経300株価指数連動型上場投資信託)
- [1321] NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信 (旧: 日経225連動型上場投資信託)
- [1328] NEXT FUNDS 金価格連動型上場投信 (旧: 金価格連動型上場投資信託)
- [1615] NEXT FUNDS 東証銀行業株価指数連動型上場投信 (旧: 東証銀行業株価指数連動型上場投資信託)
信託報酬引下げ (1306: NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信)
下記のように信託報酬が引下げられます(税込み表記)。
従来 : 0.121%
引下げ後 : 0.0968%以内
*引下げ後も、iShares[1475] 0.066%、NZAM[2524] 0.0825%、またMAXIS[1348]、One[1473]が0.0858%と、さらに低コストのETFがあり最安値ではありません。但し、後述する信託報酬の段階性料率が適用されますので、概ね最低水準のコストになると推測します。
段階料率 ~純資産額に応じて信託報酬が段階的に下がる~
信託報酬の引下げに加え、新たに、純資産総額に応じて信託報酬が下がる段階料率を採用します。
純資産総額 | 信託報酬 (税込み) |
5兆円以下の部分 | 0.0968% |
5兆円超10兆円以下の部分 | 0.066% |
10兆円超の部分 | 0.0429% |
*あくまで純資産総額が一定額を超えた部分のみ、上記信託報酬率が適用されます。
尚、2020.9.15時点の純資産総額は12.6兆円。
この時の信託報酬率は0.074%(税込)となります。
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その他のETFの信託報酬引下げ
下記ETFについても信託報酬が引下げとなります。
*信託報酬は税込み表記
ETF | 従来 | 改定後 |
[1311]TOPIX Core30 連動型上場投資信託 | 0.242% | 0.209% |
[1319]日経300株価指数連動型上場投資信託 | 0.572% | 0.5555% |
[1321]日経225連動型上場投資信託 | 0.242% | 0.198% |
[1615]東証銀行業株価指数連動型上場投資信託 | 0.242% | 0.209% |
*各ETFとも改定後は「株式貸付に係る品貸料の一部」が追加されます。
但し、改定後は、従来野村AMが負担していた上場費用、株価指標の商標使用料をファンドが負担する事になります(1306も同様との事)。
これにより信託報酬以外のコストが増大する事が予想されますが、これらの費用を合わせても従来の信託報酬を上回らないように管理するとの事。
以上、野村アセットマネジメントの東証上場ETF NEXT FUNDSの名称変更、及びTOPIX連動型上場投資信託[1306]等の信託報酬引下げのニュースでした。
TOPIX連動型ETFの比較は下記記事をご覧ください。
国内に投資する無分配型非上場のインデックスファンドとETFの比較は下記記事をご覧ください。