三菱UFJ国際投信は、同社が運用するインデックスファンドのベンチマークを配当込み指数に変更すると発表しました。
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見出し
eMAXIS Slimシリーズなどのベンチマークを配当込指数に変更
対象ファンド
変更となるファンドは株式・リート等への連動を目指すインデックスファンド。
eMAXIS Slimシリーズ、eMAXISシリーズ、つみたてシリーズなどが含まれます。
変更日
2019年7月1日、及び10月1日
ベンチマークの配当課税
基本的に配当課税を考慮したネットとなります。
(配当込指数には配当課税を考慮しないグロスと考慮したネットの2種類があります)
今まで低コストの先進国株式・新興国株式インデックスファンドでネットを使用しているのは<購入・換金手数料なし>ニッセイだけでした(管理人が把握している限り)。ネットは配当の課税を考慮した指数ですが、その配当課税が適切な値か否かは定かではありません。(管理人の推測では実際の値とは異なると推測しています。詳細は下記記事をご覧ください)
eMAXIS Slimシリーズの場合
三菱UFJ国際投信のインデックスファンドの代表的存在であるeMAXIS Slimシリーズについても、その多くのベンチマークを「配当抜き指数」としていましたが(*)、今後は下記ファンドの指数が「配当込指数」となります。
(*)eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)、及びeMAXIS Slim米国株式(S&P500)は設定時から「配当込指数」となっています。
ファンド | ベンチマーク |
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | TOPIX(配当込) |
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) | 日経平均トータルリターン・インデックス |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | MSCI Kokusai(配当込) |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | MSCI Emerging Markets(配当込) |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | S&P500(配当込) |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | MSCI All Country World Index(除く日本) (配当込) |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | MSCI All Country World Index (配当込) |
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型) | 合成ベンチマーク(配当込) |
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 合成ベンチマーク(配当込) |
配当込指数と除く配当で何か変わるの?
実際の運用が変わるわけではありません。
ただ、月報や運用報告書に記載されるベンチマークの値、及びファンドとベンチマーク騰落率の差の値が変わるだけです。
実際に配当込、除く配当のファンドで騰落率の差異を調べた結果は下記記事を参照して下さい。
ただ、一部の方は「配当除く指数」に懸念を持っていただけに、今回の変更で、その懸念が払拭され、eMAXIS Slimシリーズがより広く受け入れられるようになる事でしょう。
以上、三菱UFJ国際投信のインデックスファンド、ベンチマークが配当込になるというニュースでした。
公式プレスリリースはこちら。
各社のインデックスファンド一覧は下記記事。ここにベンチマークは配当込(グロス、ネット)、除くも記載してあります。(今回の三菱UFJ国際投信の変更も更新済です)