三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社は、同社が運用するインデックスファンドや、その他のファンドで使用しているベンチマークを配当込み指数に変更すると発表しました。
勿論、同社が運用する低コストのインデックスファンド、SMT/My SMTシリーズのベンチマークも変更となります。
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見出し
【三井住友トラスト・アセットマネジメント】SMT/My SMTシリーズ等のベンチマークを「配当込み指数」へ変更
ベンチマークを配当込み指数に変更
三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用し、従来、「配当を含まない指数」をベンチマーク(または参考指数)としていた株式・リート等に投資するファンドのベンチマークを「配当込み指数」に変更します。
尚、「配当込み指数」には、配当に対する課税を考慮しないグロス、考慮するネットの2種類がありますが、どちらになるのかは現時点では不明です。
変更時期
ベンチマークの変更 : 2023年半ばごろ
対象となるファンド
多くのファンドが対象となりますが、低コストのインデックスファンドでは、
- SMT TOPIXインデックス・オープン
- SMT 日経225インデックス・オープン
- SMT グローバル株式インデックス・オープン
- SMT 新興国株式インデックス・オープン
- SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン
- My SMT TOPIXインデックス(ノーロード)
- My SMT 日経225インデックス(ノーロード)
- My SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)
- My SMT 新興国株式インデックス(ノーロード)
- My SMT ダウ・ジョーンズ インデックス(ノーロード)
- 世界経済インデックスファンド
- SMT 世界経済インデックス・オープン
等が対象となります。
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コメント
ベンチマークが配当を含む、含まないで実際の運用が変わるものではありません。ただ、配当を含まないベンチマークの場合、ファンドの騰落率はベンチマークより基本的に配当分高くなりますので、ベンチマークとの乖離が分かりにくいという難点がありました。
今回の変更により、月報、運用報告書などでのベンチマークとの乖離がより正確にわかるようになります。また「配当を含まない指数」に懸念を持ったいた方の不安も解消されます。
*尚、厳密には配当込み指数(グロス・ネット)でも、実際のファンドとはコスト要因以外の乖離が生じます(海外に投資するファンドの場合)。グロスは配当課税分、ネットは配当課税が日本に対して適切でない為です。詳細は下記ページをご覧下さい。
各社のインデックスファンド一覧は下記ページ。ここにベンチマークは配当込(グロス、ネット)、除くも記載してあります。(今回の三井住友トラスト・アセットマネジメントの変更は実際に変更になった後、順次更新していきます)
同様の変更をeMAXIS Slimなどを運用する三菱UFJ国際投信も2019年に行いました。
また、iFreeシリーズを運用する大和アセットマネジメントも2023年半ばに変更する事を発表しています。