労働金庫(ろうきん)の個人型確定拠出年金(iDeCo)。SBI証券や楽天証券と比較。

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日本経済新聞の報道によると、労働金庫(ろうきん)個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入者数が急速に増えているとの事。「ろうきん」と言えば、労働組合を通してサラリーマンや公務員には知名度が高く、口座をお持ちの方も多いかと思います。

そんな労働金庫(ろうきん)個人型確定拠出年金(iDeCo)を、2強と言われるSBI証券楽天証券と比較してみます。

ろうきんのiDeco

[注]以降、解説するのは2017年1月に新設された「ろうきんiDeCo」(新プラン)のものです。既存プランの加入者・運用指図者は、そのまま継続するか、新プランに変更する事も出来ます。

基本情報の比較

No.   ろうきん SBI証券 楽天証券
1 加入者年間手数料合計
5,664円
2,004円 2,004円
2 運用指図者(*1)年間手数料合計
4,428円 768円 768円
3 個人型加入時手数料 2,777円 2,777円 2,777円
4 他の金融機関へ変更する時 ? 4,320円 4,320円
5 還付手数料(*2) ? 2,109円 1,461円
6 [給付]一時金と年金の併給 可能 不可 可能(10%刻み)
7 年金給付 5~20年(1年単位) 5,10年の選択 5~20年(1年単位)
8 記録関連業務 JIS&T SBIベネフィットシステムズ JIS&T
9 商品数(元本確保型含)  10 66 28
  各アセットクラスで最も低い信託報酬 
10 国内債券 0.2700% 0.1296%
0.1620%
11 国内株式(TOPIX) 0.2700% 0.2052%
0.2052%
12 先進国債券 0.2484% 0.2268%
0.2160%
13 先進国株式 0.2376%  0.2268%
0.2430%
14 新興国債券 —  0.5616%
0.5616%
15 新興国株式 —  0.3904%
(EXE-i)

0.5940%
0.5940%
16 国内REIT —  0.2700%
0.2808%
17 先進国REIT —  0.3024%
0.3024%
18 バランス型 0.2808%  0.1836% 0.6480%
19 ターゲットイヤー型 —  0.6875% 0.917%

手数料で見れば、SBI証券、楽天証券に太刀打ちできません。

受給関連は、記録関連業務がJIS&T(楽天証券、野村證券等と同じ)ですので、併給も可能など、特に問題はありません。

商品ラインアップ、信託報酬の詳細は次章を参照して下さい。

ろうきんiDeCoの取扱商品

商品の一覧を表にまとめます。

アセットクラス  ベンチマーク  商品名 信託報酬
国内債券 ダイワ・ボンド・インデックス総合指数 DCダイワ日本債券インデックス 0.2700%
国内株式 TOPIX DCダイワ日本株式インデックス 0.2700%
先進国債券 シティ世界国債 DCダイワ外国債券インデックス 0.2484%
先進国株式 MSCI-
KOKUSAI
野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI 0.2376%
バランス 株式40% DIAMバランス・ファンド<DC年金>1 安定型 0.2808%
バランス 株式60% DIAMバランス・ファンド<DC年金>2 安定・成長型 0.3132%
バランス 株式80% DIAMバランス・ファンド<DC年金>3 成長型 0.3456%
完本確保型    ろうきん確定拠出年金定期預金1年  
完本確保型   ろうきん確定拠出年金定期預金5年  
完本確保型   ろうきん確定拠出年金定期預金10年  

リスク商品は合計7本と非常にシンプルな商品ラインアップです。(バランス型を含め)全てインデックス型、そして国内債券・株式、先進国債券・株式の伝統的4資産のみに絞られています。新興国やREITの商品はありません。

信託報酬は国内債券・株式が若干高めですが、先進国債券・株式は、概ねSBI証券楽天証券と同等となっています。先進国株式に至っては楽天証券よりも低コストの商品となっています。

DIAMバランス・ファンド<DC年金>

インデックス型バランスファンドです。リスク(株式比率、最大外貨建資産比率)に応じた3種類の商品があり、信託報酬は0.2808~0.3456%と低コストに抑えられています。

投資対象は、これも新興国やREITを含まず、国内債券(NOMURA-BPI)、国内株式(TOPIX)、外国債券(シティ世界国債インデックス)、外国株式(MSCIコクサイ)となっています。

  信託報酬 最大株式比率

最大外貨建資産比率

国内
債券
国内
株式
外国
債券
外国
株式
現金など
1.安定型 0.2808% 40% 30% 65% 19% 8% 5% 3%
2.安定・成長型 0.3132% 60% 50% 43% 30% 12% 12% 3%
3.成長型 0.3456% 80% 55% 22% 40% 16% 19% 3%

好みにもよるでしょうが、バランス型インデックスファンドとしては、SBI証券楽天証券の商品より使いやすいかもしれません。そしてコストも十分低く抑えられています。(さすがに信託報酬ではSBI証券のiFree8資産バランスには負けますが)

商品ラインアップのまとめ

これだけの数に絞った商品構成は、(好き嫌いが分かれるところかもしれませんが)初めて投資する方にとっては、商品選びに迷わない、そしてよく理解できないまま高コストのファンドを購入してしまう心配が無い(地雷を踏むことがない)といった点で、好感の持てるラインアップと言ってよいでしょう。

「ろうきんiDeCo特割キャンペーン」

2017年4月分から2018年3月まで、管理手数料が月額50円引き下げられます。

ちょうど1年ですので、最大で年間600円の割引となります。

まとめ

商品ラインアップは、全てインデックス型、さらに伝統的4資産のみといった潔い割り切り方が、特に初めて投資する方にとっては使いやすいとも言えるでしょう。

ただ問題なのは手数料。

運円管理機関手数料を無料化したSBI証券楽天証券に比べると、年間3,660円も高くなってしまいます。特に会社員や公務員のような第2号被保険者の場合、最大拠出額が月額1.2~2.3万円と低く、その分、手数料の占める割合が、より高くなるだけ不利になってしまいます。

商品ラインアップは、シンプルでわかりやすいだけに、手数料をもっと下げてくれれば、より魅力的なプランになるのですが。

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