確定拠出年金(iDeCo)

労働金庫(ろうきん)の個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)。SBI証券やマネックス証券と比較。

投稿日:2017年6月21日 更新日:

ろうきん」と言えば、労働組合を通してサラリーマンや公務員には知名度が高く、口座をお持ちの方も多いかと思います。

そんな労働金庫(ろうきん)個人型確定拠出年金(iDeCo)を、運営管理機関手数料が無条件で無料となるSBI証券マネックス証券と比較してみます。

[最終更新日:2018年7月30日] 比較として記載しているマネックス証券で取扱っているeMAXIS Slimの信託報酬引下げを反映。

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ろうきんのiDeco

[注]以降、解説するのは2017年1月に新設された「ろうきんiDeCo」(新プラン)のものです。既存プランの加入者・運用指図者は、そのまま継続するか、新プランに変更する事も出来ます。
また、以下の情報は主に「中央ろうきん」のものです。

基本情報の比較

No.   ろうきん SBI証券 マネックス
証券
1 加入者年間
手数料合計
5,664円
2,004円 2,004円
2 運用指図者(*1)
年間手数料合計
4,428円 768円 768円
3 個人型加入時
手数料
2,777円 2,777円 2,777円
4 他の金融機関
へ変更する時
? 4,320円 4,320円
5 還付手数料(*2) ? 2,109円 1,461円
6 [給付]
一時金と年金
の併給
可能 不可 可能
(10%刻み)
7 年金給付 5~20年
(1年単位)
5,10年
の選択
5~20年
(1年単位)
8 記録関連業務 JIS&T SBI
ベネフィット
システムズ
JIS&T
9 商品数
(元本確保型含)
 10 67 22
  インデックスファンドの信託報酬 
10 国内債券 0.2700% 0.1296%
0.1296%
11 国内株式
(TOPIX)
0.2700% 0.1728%
0.1674%
12 先進国債券 0.2484% 0.2268%
0.1836%
13 先進国株式 0.2376%  0.20412%
0.11772%
14 新興国債券 ---  0.5616%
0.2376%
15 新興国株式 ---  0.5940%
0.20412%
16 国内REIT ---  0.2700%
0.2700%
17 先進国REIT ---  0.3024%
0.3024%
18 バランス型 0.2808%  0.1836% 0.17172%

手数料で見れば、SBI証券、マネックス証券に太刀打ちできません。

年間3,660円の差があります。

受給関連は、記録関連業務がJIS&T(マネックス証券、楽天証券、野村證券等と同じ)ですので、併給も可能など、特に問題はありません。

商品ラインアップ、信託報酬の詳細は次章を参照して下さい。

 

ろうきんiDeCoの取扱商品

商品の一覧を表にまとめます。

アセットクラス  ベンチマーク  商品名 信託報酬
国内債券 ダイワ・ボンド・インデックス総合指数 DCダイワ日本債券インデックス 0.2700%
国内株式 TOPIX DCダイワ日本株式インデックス 0.2700%
先進国債券 FTSE世界国債 DCダイワ外国債券インデックス 0.2484%
先進国株式 MSCI-
KOKUSAI
野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI 0.2376%
バランス 株式40% DIAMバランス・ファンド<DC年金>1 安定型 0.2808%
バランス 株式60% DIAMバランス・ファンド<DC年金>2 安定・成長型 0.3132%
バランス 株式80% DIAMバランス・ファンド<DC年金>3 成長型 0.3456%
完本確保型    ろうきん確定拠出年金定期預金1年  
完本確保型   ろうきん確定拠出年金定期預金5年  
完本確保型   ろうきん確定拠出年金定期預金10年  

リスク商品は合計7本と非常にシンプルな商品ラインアップです。(バランス型を含め)全てインデックス型、そして国内債券・株式、先進国債券・株式の伝統的4資産のみに絞られています。新興国やREITの商品はありません。

そして、信託報酬ですが、最も低コストの商品をラインアップしたマネックス証券と比較すると、殆どのアセットクラスで0.1%以上割高となっています。信託報酬が0.1%違えば、例えば100万円の資産額があった時、毎年1,000円余計にコストがかかるという事です。

 

DIAMバランス・ファンド<DC年金>

インデックス型バランスファンドです。リスク(株式比率、最大外貨建資産比率)に応じた3種類の商品があり、信託報酬は0.2808~0.3456%と比較的低コストに抑えられています。

投資対象は、これも新興国やREITを含まず、国内債券(NOMURA-BPI)、国内株式(TOPIX)、外国債券(FTSE世界国債インデックス)、外国株式(MSCIコクサイ)となっています。

  信託報酬 最大株式
比率
最大外貨建
資産比率
国内
債券
国内
株式
外国
債券
外国
株式
現金など
1.安定型 0.2808% 40% 30% 65% 19% 8% 5% 3%
2.安定・成長型 0.3132% 60% 50% 43% 30% 12% 12% 3%
3.成長型 0.3456% 80% 55% 22% 40% 16% 19% 3%

バランス型インデックスファンドは、その資産配分がそれぞれ異なり、単純に比較する事は難しいのですが、SBI証券DCインデックスバランス(株式80)が、ろうきんDIAMバランス・ファンド<DC年金>成長型と類似しています。DCインデックスバランス(株式80)の信託報酬が0.2160%ですので、ちょっと割高に感じます。

詳細は↓の記事を参照して下さい。
参考記事【個人型確定拠出年金(iDeCo)】バランスファンドからみたSBI証券、楽天証券、マネックス証券、イオン銀行の比較。

 

商品ラインアップのまとめ

国内・先進国の債券と株式、それにバランスファンドと、これだけの数に絞った商品構成は、(好き嫌いが分かれるところかもしれませんが)初めて投資する方にとっては、商品選びに迷わない、そしてよく理解できないまま高コストのファンドを購入してしまう心配が無い(地雷を踏むことがない)といった点で、好感の持てるラインアップと言ってよいでしょう。

ただ、いかんせん信託報酬が割高な点は否めません。

 

<中央ろうきん> iDeCo特割キャンペーン

2017年4月分から2019年3月まで、管理手数料が月額50円引き下げられます。
*当初2018年3月まででしたが、2019年3月まで延長になりました。

 

まとめ

商品ラインアップは、全てインデックス型、さらに伝統的4資産のみといった潔い割り切り方は、特に初めて投資する方にとっては使いやすいとも言えるでしょう。

ただ問題なのは手数料と信託報酬。

無条件で運営管理機関手数料無料となるSBI証券マネックス証券等に比べると、年間3,660円も高くなってしまいます。特に会社員や公務員のような第2号被保険者の場合、最大拠出額が月額1.2~2.3万円と低く、その分、手数料の占める割合がより大きくなるだけに無視できる金額ではありません。

信託報酬は上述のように資産100万円で年間1,000円(信託報酬0.1%違う場合)の差。

商品構成はシンプルでわかりやすいだけに、手数料、及び信託報酬が低いファンドをラインアップすれば、より魅力的なプランになるのですが・・・。

公式サイト中央ろうきんのiDeCo

また、今回、比較の対象とし、最も低コストの商品をラインアップしたマネックス証券の公式サイト。
公式サイトマネックス証券 iDeCo

下記記事で運営管理機関手数料無料のSBI証券楽天証券イオン銀行松井証券マネックス証券をより詳しく比較しています。

 

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