みずほ銀行が2017年5月1日より、個人型確定拠出年金「みずほのiDeCoプラン」の口座管理手数料の改定を発表しました。
条件を満たせば、口座管理料0円となります。
既に、加入している方にも適用されます。
尚、今回の改定に合わせて、下記の確定拠出年金(iDeCo)金融機関比較も更新しました。
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[最終更新日:2018.10.25]最新の情報に更新。
みずほ銀行 iDeCo 口座管理料
運営管理機関手数料無料の条件
下記、2種類の条件のいずれかを満たせば、運営管理機関手数料が無料となります。
- 条件A : 残高、または掛金累計額が50万円以上
- 条件B : 次の3点をすべて満たす事。
1. 月額掛金1万円以上
2. iDeCo専用WEBサイトにてメールアドレス登録
3. 運用サポートツール「SMART FOLIO<DC>」にて目標金額を設定。
条件Aだと、残高、掛金累計額が50万円以上あれば無条件で無料。
さらに条件Bの場合、月額掛金1万円以上あれば、後は、メールアドレス登録や「SMART FOLIO<DC>」(*)での目標金額設定だけです。
*簡単な質問に答えて推奨ポートフォリオが出てくるロボアドバイザーです。
無料化の条件は容易で、事実上、殆どの方が運営管理機関手数料無料に出来ると言っても良いでしょう。
(注)無料になるのは運営管理機関手数料のみです。他に国民年金基金連合会、事務委託先金融機関(信託銀行)への手数料が年間2,004円(税込)かかります。これは、どこの金融機関でも必要な手数料です。
無料化の条件を満たさない場合
上記、条件を満たさない場合、
月額 255円 (年間 3,060円)
の手数料となります。
他の手数料を合わせると、年間5,064円となります。
みずほ銀行 iDeCoの商品ラインアップ
みずほ銀行の商品ラインアップは非常にシンプルで厳選された商品のみとなります。
資産クラス | 商品名 | 信託報酬 |
国内債券 | たわらノーロード 国内債券 | 0.1512% |
国内株式 | DIAM DC 国内株式インデックスファンド | 0.1674% |
先進国債券 | たわらノーロード 先進国債券 | 0.1836% |
先進国債券 | たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり> | 0.2160% |
先進国株式 | たわらノーロード 先進国株式 | 0.2160% |
先進国株式 | たわらノーロード 先進国株式<為替ヘッジあり> | 0.2160% |
国内REIT | たわらノーロード 国内リート | 0.2700% |
先進国REIT | たわらノーロード 先進国リート | 0.2916% |
バランス | 投資のソムリエ<DC年金>リスク抑制型 | 0.6372% |
バランス | 投資のソムリエ<DC年金> | 1.1880% |
バランス | たわらノーロード スマートグローバルバランス(安定型) | 0.5400% |
バランス | たわらノーロード スマートグローバルバランス(安定成長型) | 0.5400% |
バランス | たわらノーロード スマートグローバルバランス(成長型) | 0.5400% |
バランス | たわらノーロード スマートグローバルバランス(積極型) | 0.5400% |
元本確保 | みずほDC定期預金 | --- |
元本確保型を含め全部で15本、そして全商品、比較的低コストの商品で構成されています。
しかも、(バランス型を除き)各資産クラスで、低コストのインデックスファンド1商品(先進国債券・株式に為替ヘッジ有無はあり)と、初めて投資する方も迷うことがありません。
各資産クラス、たわらノーロードシリーズを中心に構成されていますが、国内株式は、たわらノーロードではなく、さらに信託報酬が低いDIAM DCを持ってくるところも良心的と言えます。
なお、新興国は債券・株式ともラインアップされていない事に注意して下さい。
まとめ
みずほ銀行の個人型確定拠出年金(iDeCo)が、比較的容易な条件で金融機関手数料無料化を実現しました。
商品ラインアップも、比較的低コスト、かつ商品数を絞り込み、初めて投資する方でも選びやすい構成となっています。
ただ、ネット証券だともっと低コストの商品があります。
下記記事で、無条件で金融機関手数料無料となるSBI証券、楽天証券、イオン銀行、マネックス証券、松井証券のiDeCoをより詳しく比較してあります。