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確定拠出年金(iDeCo)

【りそな銀行 個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)】 りそなiDeCo(運営管理機関手数料無料型)の評価・評判。

投稿日:2023年4月26日 更新日:

りそな銀行個人型確定拠出年金(iDeCo)の新プラン「りそなiDeCo(運営管理機関手数料無料型)」について解説します。

りそな銀行は従来の「りそな個人型プラン」、「りそなつみたてiDeCo」(2018.5.3取扱い開始)に代わり、2023年4月から「りそなiDeCo(運営管理機関手数料無料型)」の取扱を開始しました。今後、新規募集は「りそなiDeCo(運営管理機関手数料無料型)」のみになります。
尚、旧プランの方も希望により「りそなiDeCo(運営管理機関手数料無料型)」に変更する事が出来ます(旧プランで保有している運用商品は全て売却・現金化されます)

[最終更新日:2023.8.21]比較対象としたマネックス証券の商品(新興国株式)の信託報酬引下げを反映。
[2023.5.15]比較対象としたマネックス証券の商品(国内リート)の信託報酬引下げを反映。
[2023年4月26日]全て最新の情報に更新。

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りそな銀行 個人型確定拠出年金「りそなiDeCo(運営管理機関手数料無料型)

以下、りそな銀行と、(ネット証券の中でも超低コストのファンドをラインアップしている)マネックス証券とを比較する形で解説します。

*手数料は全て毎月拠出する場合。年単位でまとめて拠出すれば、国民年金連合会の手数料を削減する事が出来ます

手数料

りそな銀行のiDeCo手数料は下表のようになります。

新プラン「りそなiDeCo(運営管理機関手数料無料型)」に加え、旧プラン、そしてマネックス証券の手数料も記載します。

年間手数料(加入者・毎月拠出の場合) 
 りそな銀行 マネックス証券
運営管理機関手数料無料型りそな個人型プラン
りそなつみたてiDeCo 
国民年金基金連合会1,260円1,260円 1,260円
事務委託先金融機関792円792円 792円
運営管理機関無料3,204円
3,864円
(*)
無料
合計2,052円
5,256円
5,916円
(*)
2,052円

(*)旧プランでは掛金引落口座がりそな銀行(本プランに申込できる受付金融機関を含む)の場合、運営管理機関手数料が3,204円となり合計で5,256円となります。その他の場合は5,916円。
また新規加入から2年間は運営管理機関手数料が無料となり年額2,052円。

国民年金基金連合会と事務委託先金融機関の手数料はどこの金融機関のiDeCoでも必ずかかる費用です(金額も同じ)

そして、「りそなiDeCo(運営管理機関手数料無料型)」は、その名の通り、運理管理機関手数料が無料ですので、合計で年額2,052円になります(加入者が毎月拠出する場合)
*旧プランのような加入から2年間といった期間限定ではなく「ずっと無料」です。

これは、既に運営管理機関手数料を無料としているマネックス証券などと同じです。

 

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りそなiDeCo(運営管理機関手数料無料型)の商品ラインアップ

各アセットクラス毎に運用商品、その信託報酬をまとめます。

インデックスファンドについてはマネックス証券とも比較します。(マネックス証券の商品名は略称で表記)

*ここで紹介するのは「りそなiDeCo(運営管理機関手数料無料型)」の商品です。旧プランとは商品ラインアップも異なりますので注意して下さい。

 

インデックスファンド (パッシブ運用)

[スマホの方は横にスクロールしてご覧ください]

 りそなつみたて iDeCoマネックス証券
国内
債券
Smart-i
国内債券インデックス
0.1320%0.1320%
三菱UFJ
国内
株式
Smart-i
TOPIXインデックス
0.1540%0.1540%
One
DC
国内
株式
Smart-i
国内株式
ESGインデックス
0.2365%---
先進国
債券
Smart-i
先進国債券インデックス
(為替ヘッジなし)
0.1870%0.1540%
eMAXIS
Slim
先進国
株式
Smart-i
先進国株式インデックス
0.2200%0.09889%
eMAXIS
Slim
先進国
株式
Smart-i
先進国株式
ESGインデックス
0.2860%---
新興国
株式
Smart-i
新興国株式インデックス
0.3740%0.1518%
eMAXIS
Slim
国内
リート
Smart-i
Jリートインデックス
0.1870%0.1870%
DCニッセイ
先進国
リート
Smart-i
先進国リートインデックス
0.2200%0.2970%
三井住友DC

系列のりそなアセットマネジメントが運用する低コスト・インデックスファンド Smart-iシリーズを中心としたラインアップとなっています。

Smart-iは2019年に信託報酬引下げを行っており(国内債券・先進国債券・国内株式)、比較的低コストのインデックスファンドシリーズです。

ただ、先進国株式、新興国株式などはマネックス証券とは大きな差があります(リートを除く)

一方、りそなiDeCo(運営管理機関手数料無料型)は、ESGに着目した国内・先進国株式インデックスファンドをラインアップしているのが特徴です。

 

資産分散型(ターゲットイヤー型、バランスファンド)

ターゲットイヤー型、バランンスファンド、リスクコントロール型として、下記11本をラインアップしています。

タイプファンド信託報酬
ターゲットイヤーりそなターゲット・イヤー・ファンド20300.2750%
りそなターゲット・イヤー・ファンド20350.3300%
りそなターゲット・イヤー・ファンド20400.3300%
りそなターゲット・イヤー・ファンド20450.3850%
りそなターゲット・イヤー・ファンド20500.3850%
りそなターゲット・イヤー・ファンド20550.4400%
りそなターゲット・イヤー・ファンド20600.4400%
バランスファンド
(アクティブ)
りそな つみたてラップ型ファンド(安定型)0.6600%
りそな つみたてラップ型ファンド(安定成長型)0.8800%
りそな つみたてラップ型ファンド(成長型)1.1000%
バランスファンド
(アクティブ)
りそなつみたてリスクコントロールファンド1.1000%

 

りそなターゲット・イヤーファンド

りそなターゲット・イヤーファンドは、国内債券・株式、先進国債券(為替ヘッジ有・無)・株式、新興国債券・株式、国内・先進国リートの8資産に投資します。

各ターゲットイヤーに近づくほど安定性重視の資産(国内債券・先進国債券・短期金融資産)の比率を次第に高め、ターゲットイヤー以降は全て安定性重視の資産で運用するものです。

 

りそな つみたてラップ型ファンド(安定型)/(安定成長型)/(成長型)

りそな つみたてラップ型ファンドも、国内債券・株式、先進国債券(為替ヘッジ有・無)・株式、新興国債券・株式、国内・先進国リートの8資産に投資します。

目標リターン、リスク水準が

  • 安定型   :  [目標リターン] 短期金利+2% [リスク水準] 5.87%
  • 安定成長型 :  [目標リターン] 短期金利+4% [リスク水準] 9.95%
  • 成長型   :  [目標リターン] 短期金利+6% [リスク水準] 17.79%

となるよう運用します。

当然、目標リターンが高いファンドほど株式比率が高くなります。

尚、りそな つみたてラップ型ファンド(安定型)が指定運用方法となり、一定期間、購入商品を指定しなかった場合、自動的に本ファンドが購入されます。(いわゆる、デフォルト商品)

 

りそな つみたてリスクコントロールファンド

本ファンドは国内債券・株式、先進国債券(為替ヘッジ有・無)・株式、新興国株式、国内・先進国リートの7資産+国内短期金融資産に投資します。

各投資対象はインデックス運用ですが、投資環境の変化に応じて資産配分比率を変えるアクティブ運用を行います。

2023.3末時点での資産配分比率では、国内債券が59%、先進国債券(ヘッジ有)が21%と債券比率が非常に高くなっています。

 

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アクティブファンド、コモディティ、元本確保型商品

アクティブファンド、及びコモディティ、元本確保型商品として下記のファンドがラインアップされています。

 ファンド信託報酬
国内債券日本債券コア・アクティブファンド0.2750%
国内株式りそな つみたて国内株式アクティブファンド0.8250%
日本株式インパクト投資ファンド1.4630%
外国株式りそな つみたてグローバル株式アクティブファンド1.0450%
グローバルインパクト投資ファンド(気候変動)1.6500%
国内リートJ-REIリサーチ・アクティブファンド1.0230%
金(インデックス)Smart-i ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)0.2750%
実質
0.375~
0.525%
定期預金りそな据置定期預金<フリーポケット401k> 
埼玉りそな据置定期預金<フリーポケット401k> 

以上、アクティブファンド6本、金、定期預金2本がラインアップされています。

 

まとめ

以上、計29本の商品で構成されたりそな銀行 個人型確定拠出年金(iDeCo)のプラン「りそなiDeCo(運営管理機関手数料無料型)」の紹介でした。

Smart-iを中心とした商品ラインアップで比較的低コストのファンドがラインアップされています。

そして、何よりうれしいのは運営管理機関手数料が「すっと無料」になった事。

後は、インデックスファンドの信託報酬が、ネット証券でラインアップされているeMAXIS Slimシリーズ等と同等レベルまで引き下げてくれれば、より魅力的なプランとなるのですが・・・。

 

管理人はeMAXIS Slim先進国株式インデックス、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)などをラインアップしているマネックス証券のiDeCoに加入しています。

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選びやすいシンプルな商品ラインアップ。
インデックスファンドは常に最低水準の運用コストを目指すeMAXIS Slimを採用。
全世界株式に低コストで投資できるeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)をラインアップ。
アクティブファンドも魅力的な商品を採用。
年金と一時金の併給が可能など受給制度も充実。

 

下記記事で、無条件で運営管理機関手数料が無料となり、さらに低コストのファンドをラインアップしたマネックス証券SBI証券楽天証券松井証券イオン銀行を詳細に比較しています。

 

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