楽天証券は投資信託保有で楽天ポイントがもらえるハッピープログラム、及び資産形成ポイントのポイント付与、還元率を改定します。
基本的に超低コストのファンドはポイント還元率が下がる事になります。
改定日は2021年8月1日です。
楽天証券 ハッピープログラム、及び資産形成ポイントのポイントサービスが2022年4月より、さらに大幅に改悪されます。詳細は下記ページをご覧下さい。
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見出し
楽天証券 ハッピープログラムでのポイント還元
楽天証券だけでなく楽天銀行の口座も開設し、マネーブリッジ、ハッピープログラムを申し込む事でポイント還元の対象となります。
従来のハッピープログラム ポイント還元率
従来、外貨MMFや楽ラップ用ファンド、iDeCoなどを除く、基本的に全ファンドの投資信託保有額10万円につき毎月4ポイント、年率にすると0.048%のポイント還元がありました。
銘柄数 | 毎月 ポイント (/10万円) | 年率換算 |
基本的に 全銘柄 | 4 | 0.048% |
低コストのファンドでは、信託報酬のうち証券会社の取り分がポイント還元率0.048%を下回るものもあり、事実上赤字覚悟のポイント還元となっていたサービスです。
改定後のハッピープログラム ポイント還元率
今後は、信託報酬販売会社(証券会社)取り分に応じてファンドを5つのグループに分け、それぞれに還元ポイントが決まる体系になります。
[スマホの方は横にスクロールしてご覧ください]
銘柄 グループ | 信託報酬 販売会社分 (税込) | 銘柄数 (*) | 毎月 ポイント (/10万円) | 年率換算 |
A | 1.0%以上 | 43 | 10 | 0.120% |
B | 0.5%以上 1.0%未満 | 1,872 | 5 | 0.060% |
C | 0.05%以上 0.50%未満 | 702 | 4 | 0.048% |
D | 0.036%以上 0.05%未満 | 7 | 3 | 0.036% |
対象外 | 0.036%未満 | 3 | 0 | 0.000% |
(*)銘柄数は2021.6.25時点
グループA, Bは、従来より還元率が上がります。アクティブファンドのように信託報酬の高いファンドだと、より多くのポイントを受け取れるようになります。
グループCは従来と同じ、
還元率が下がるのはグループDの年率 0.036%、及び対象外として還元率が0となるファンドです。計10ファンドの還元率が下がる事になります。
グループD 還元率0.036%(年率)のファンド
下記7ファンドが還元率0.036%(年率)となり、従来の0.048%より引下げとなります。
ファンド | 信託報酬 | 信託報酬 販売会社分 |
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 0.0968% | 0.0374% |
eMAXIS Slim先進国株式インデックス | 0.1023% | 0.0402% |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | 0.1023% | 0.0421% |
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) | 0.1144% | 0.0462% |
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) | 0.1144% | 0.0462% |
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型) | 0.1144% | 0.0462% |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット) | 0.1144% | 0.0462% |
対象外のファンド
下記3ファンドはポイント還元の対象外となります。
ファンド | 信託報酬 | 信託報酬 販売会社分 |
SBI・全世界株式インデックス・ファンド | 0.0682% | 0.0242% |
SBI・先進国株式インデックス・ファンド | 0.0682% | 0.0275% |
SBI・新興国株式インデックス・ファンド | 0.0660% | 0.0220% |
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楽天証券 資産形成ポイントでのポイント還元
前章のハッピープログラムの対象とならない方は「資産形成ポイント」でのポイント還元になります。
資産形成ポイントでの還元率改定
改定前後で下表のようなポイント還元となります。
資産残高 | 従来 | 改定後 | ||
指定銘柄① | ||||
50万円以上 | 200万円未満 | 50 | 20 | 10 |
200万円以上 | 400万円未満 | 100 | 80 | 40 |
400万円以上 | 600万円未満 | 150 | 150 | 75 |
600万円以上 | 800万円未満 | 200 | 200 | 100 |
800万円以上 | 1000万円未満 | 300 | 300 | 150 |
1000万円以上 | 2000万円未満 | 500 | 400 | 200 |
2000万円以上 | 1,000 | 800 | 400 |
先ず、全てのファンドの還元ポイントが下がり、さらに指定銘柄①に分類されたファンドの還元率はさらに下がります。
また、従来からブルベア型ファンドは対象外でしたが、新たに指定銘柄②として対象外の銘柄が追加されました。
指定銘柄①
指定銘柄①は還元率が下がります。
ハッピープログラムのグループDと同一ファンドです。
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim先進国株式インデックス
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
- eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
- eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)
指定銘柄②
指定銘柄②はポイント還元対象外です。
ハッピープログラムの対象外と同一ファンドです。
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド
- SBI・先進国株式インデックス・ファンド
- SBI・新興国株式インデックス・ファンド
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ハッピープログラムと資産形成ポイント、どちらが得? ポイント還元率が高い?
従来の還元率条件
先ず、従来の還元率でハッピープログラムと資産形成ポイントを比較します。
従来条件では一部資産額では資産形成ポイントが有利になる場合もありますが、多くの場合、ハッピープログラムが有利です。
改定後の条件
次に、2021年8月に改定された還元率でのハッピープログラムと資産形成ポイントの比較です。
ハッピープログラムの銘柄Cと資産形成ポイントを比較すると、一部資産額で同一となるものの、基本的にハッピープログラムが有利、
さらに、ハッピープログラムの銘柄Dと資産形成ポイント指定銘柄①での比較では、全ての資産額で大きくハッピープログラムが有利となります。
勿論、(図示しませんが)指定銘柄A,Bであれば、ハッピープログラムが圧倒的に有利になります。
このように、今後は今まで以上にハッピープログラムと資産形成ポイントの差が広がりますので、楽天証券で投資信託を保有する方はハッピープログラムの適用を強くお勧めします。
以上、楽天証券、投資信託保有によるポイント還元率改定のニュースでした。
今回、低コストの銘柄はハッピープログラムでも還元率が下がりますが、それでも十分お得なプログラムです。
さらに楽天証券では楽天カードによるクレジットカード決済で投資信託を購入できるなど魅力的な証券会社である事には変わりありません。
主要ネット証券の投資信託保有でのポイント還元の比較は下記ページをご覧ください。