主要ネット証券会社では投資信託の保有資産額に応じて毎月ポイントが還元されるサービスがあります。
このサービスを利用すれば、事実上、信託報酬がポイント分割引された事と等価になります。
また、クレジットカード決済で投資信託を積立できるサービスを行っている証券会社もあります。これもポイント還元を受けられます。
このようなサービスを各証券会社で比較、解説します。
勿論、ポイント還元(付与)サービスは各証券会社の都合により変更される場合もありますので、その点はご承知おきください。
*SBI証券で仲介口座の方はポイントサービスが異なります。本記事は仲介口座を除くインターネットコースの解説です。
[最終更新日:2023年8月14日]楽天キャッシュ チャージの日対象外に。
[2023年7月14日]SBI証券ポイント還元率を2023.7.14の情報に更新。
[2023年5月7日]楽天ギフトカード購入時の還元率を2023.5時点の情報に更新。
[2023年4月13日]楽天証券 楽天カード決済ポイント還元率アップ。
[2023年3月30日]ファミペイ 5と0のつく日 5月以降楽天ギフトカード対象外を反映。
[2023年3月4日]全て最新の情報に更新。
楽天キャッシュ決済、楽天ギフトカードの購入方法を追加。
本記事は原則2023.3時点の情報に基づき記載しています。
[2023年2月27日]SBI証券 Vポイント選択可能に。
マネックス証券 クレジットカード決済一部ファンド対象外に。
[2022年10月18日]マネックス証券マネックスポイントでの投資信託買付サービス開始(2022.10.20より)。
[022年3月2日]auカブコム証券クレジットカード決済サービス実施を発表。
SBI証券 dポイントも追加。
[2022年2月25日]マネックス証券クレジットカード決済サービス開始。
[2022年2月9日]クレジットカード決済サービスも追記。
松井証券のポイント還元を追加。
[2022年1月10日]SBI証券 還元率改定を反映(2022.2より)。
[2021年12月29日]SBI証券 SBIプレミアムチョイス対象銘柄のポイントアップ(2022.1より)。
[2021年12月27日]楽天証券 2022.4からの改定をコメント。
[2021年11月5日]SBI証券 2021.11よりTポイント、Pontaポイントを選択可能に。
[2021年8月2日]auカブコム証券 2021.8.1からの改定を反映。
[2021年6月28日]楽天証券 2021.8.1からの改定を反映。
[2021年4月1日]2021.4.1からのSBI証券低コストファンドの還元率アップを反映。
[2021年1月11日]マネックス証券Pontaポイントへの交換が可能に(2020.12.22より)
[2020年12月21日] auカブコム証券 毎月ポイント終了。
[2020年8月14日] auカブコム証券 資産形成プログラム開始(Pontaポイント)
マネックス証券 NISA/つみたてNISAでの還元率変更、一般・特定口座と同一へ(2020.9.23より)。
新規口座開設+エントリーで1,000円、1回3万円以上の入金で2,000円、最大3,000円がもらえます。
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見出し
- 1 各ネット証券会社の投資信託ポイント還元サービスの比較
- 2 各ネット証券会社のクレジットカード投資信託積立ポイント還元(ポイント付与)サービスの比較(電子マネー含む)
- 3 低コストファンドではポイント還元が有利のSBI証券、マネックス証券を比較
- 4 ちょっと手間をかければお得になる楽天証券の楽天キャッシュ決済
- 5 SBI証券の投信マイレージ
- 6 楽天証券のハッピープログラム & 資産形成ポイント
- 7 マネックス証券のポイント還元サービス
- 8 松井証券 「投信毎月ポイント・現金還元サービス」
- 9 auカブコム証券の「auカブコムの資産形成プログラム」
- 10 まとめ
各ネット証券会社の投資信託ポイント還元サービスの比較
各証券会社の投資信託ポイント還元サービスの概要と比較
先ず、各証券会社のポイント還元サービスの比較を表にまとめます。
楽天証券のポイントサービスは2022年4月より大幅に改悪。投資信託保有による毎月のポイント還元は事実上なくなり、一定の残高をはじめて超えたときだけにポイントがもらえる体系に変更されました。
[スマホの方は横にスクロールしてご覧ください]
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス 証券 | 松井証券 | auカブ コム証券 | |
サービス名 | 投信マイレージ | プログラム(*1) | マネックス ポイント | 毎月ポイント・ 現金還元サービス | 資産形成プログラム (*2) |
ポイント | Tポイント Ponta dポイント Vポイント JALマイル(*9) | ポイント | マネックス ポイント | 現金 または 松井証券 ポイント | Ponta ポイント |
ポイント還元率(年率換算) | |||||
低信託報酬 ファンド(*4) | 0.05% 一部ファンドは 0.020% ~ 0.042% | 一部ファンドは 0% or 0.036% | 0.03% 一部ファンドは 0% | 対象外 | 24万円以上 0.005% |
その他の ファンド | 1000万円未満 0.1% (0.15%(*6)) | or 0.12% | 0.08% | 信託報酬 販売会社分のうち 0.3%(税抜)を 超える分 を現金還元 ポイントなら 10%アップ | 2.4万円以上 100万円未満 0.05% |
100万円以上 3000万円 未満 0.12% | |||||
1,000万円 以上 0.2%(*6) (0.25%(*7)) | 3,000万円 以上 0.24% | ||||
ポイント 付与 | 月間平均保有額 x還元率 /365x(月の日数) | 毎月10万円毎 に0~10pt | 月中平均評価額 x還元率/12 | 月間平均保有額 x還元率(*8) /12 | 月間平均保有額 x還元率/12 |
ポイント使用 (*3) | 1pt 1円相当 | 1pt 1円相当 | 1pt 1円相当 | 1pt 1円相当 | |
一般NISA つみたてNISA (*5) | 対象 | 対象 | 対象 | 対象 |
(*1)楽天証券ではハッピープログラムの他、投資信託資産形成ポイントもありますが、ハッピープログラムの方が有利です。
(*2)auカブコム証券では資産形成プログラムの他、投資信託毎月ポイントもありましたが、毎月ポイントは2020.12.21に終了しました。
(*3)ポイントの交換先によっては1pt=1円相当にならない場合もあります。
(*4)「低信託報酬のファンド」とまとめていますが、具体的には各社で異なりますので、詳細は下記の各証券会社毎の解説を参照して下さい。
(*5)ジュニアNISAは対象外となる場合があります。
(*6)2022.2より一部銘柄は0.18~0.19%
(*7)SBIプレミアムチョイス対象銘柄
(*8)松井証券還元率(現金の場合)=販売会社が受け取る信託報酬(税抜)-0.3%、ポイント還元ならこれに110%をかけた値。
(*9)SBI証券 JALマイル選択時は還元率1/2
低信託報酬のファンドに限れば還元率が最も高いのがSBI証券。
楽天証券は、残念ながら2022.4より投資信託保有だけでのポイントが事実上廃止されました。
マネックス証券は、低コストファンドの還元率が0.03%で、SBI証券に比べると若干見劣りします。
松井証券は、低コストファンドは対象外ですが、アクティブファンドなど信託報酬の高いファンドだと有利になる場合があります。
auカブコム証券は従来低コストファンド(信託報酬の販売会社分0.24%未満)はポイント還元の対象外でしたが、2021年8月より0.005%だけですがポイントが付与されるようになりました。
また、低コストファンド以外のファンドを100万円以上保有する方は、auカブコム証券が有利となる場合があります(100万円以上1,000万円未満、3,000万以上)。
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人気の主な低コスト・インデックスファンドの投資信託保有ポイント還元率比較
主な低コストファンドの還元率一覧です。
各ファンドの信託報酬とともにまとめます。
*信託報酬は税込
*信託報酬の()内は販売会社分(税抜)。
*信託報酬は投資先ETF経費率を含みません(SBI・V/雪だるま、楽天インデックス等)。
*auカブコム証券は下表のファンドは全てポイント還元率 0.005%です。(一部取り扱っていないファンドあり)
*松井証券は下記ファンドでのポイント・現金還元はありません。
*SBI証券 赤字は2023.5~7に引き下げられたファンド。
[スマホの方は横にスクロールしてご覧ください]
ファンド | 信託報酬[税込] (販売会社分 [税抜]) | 還元率(年率) | ||
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス 証券 | ||
全世界株式 | ||||
SBI・V・全世界株式インデックス | 0.0638% (0.0220%) | 0.0220% | --- | --- |
SBI・全世界株式インデックス (雪だるま) | 0.0682% (0.0220%) | 0.0220% | 0.00% | |
eMAXIS Slim全世界株式 (除く日本、オールカントリー、 3地域など3本) | 0.11330% (0.0415%) | 0.0415% | 0.030% | |
たわらノーロード全世界株式 | 0.1133% (0.0500%) | 0.0500% | 0.030% | |
<購入・換金手数料なし> ニッセイ世界株式ファンド (GDP型バスケット) | 0.1144% (0.0420%) | 0.0420% | 0.030% | |
楽天・全世界株式インデックス ・ファンド | 0.1320% (0.0500%) | 0.0500% | 0.030% | |
先進国株式 | ||||
SBI・先進国株式インデックス | 0.0682% (0.0250%) | 0.0250% | 0.00% | |
eMAXIS Slim先進国株式 | 0.09889% (0.03495%) | 0.0349% | 0.030% | |
<購入・換金手数料なし> ニッセイ外国株式インデックス | 0.09889% (0.03515%) | 0.0351% | 0.030% | |
たわらノーロード先進国株式 | 0.09889% (0.0500%) | 0.0500% | 0.030% | |
米国株式 | ||||
SBI・Vシリーズ (S&P500、全米、米国高配当など) | 0.0638% (0.0220%) | 0.0220% | --- | 0.00% (*) |
eMAXIS Slim米国株式 (S&P500) | 0.09372% (0.0326%) | 0.0326% | 0.030% | |
楽天・全米/米国高配当 インデックス | 0.1320% (0.0500%) | 0.0500% | 0.030% | |
新興国株式 | ||||
SBI・新興国株式インデックス | 0.0660% (0.0200%) | 0.0200% | 0.00% | |
楽天・新興国株式インデック | 0.1320% (0.0500%) | 0.0500% | 0.030% | |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 0.1859% (0.0745%) | 0.0500% | 0.030% | |
国内債券 | ||||
eMAXIS Slim 国内債券インデックス | 0.1320% (0.0500%) | 0.0500% | 0.030% | |
<購入・換金手数料なし> ニッセイ国内債券インデックス | 0.1320% (0.0500%) | 0.0500% | 0.030% | |
バランス型 | ||||
楽天・インデックス・バランス | 0.1320% (0.0500%) | 0.0500% | 0.030% | |
eMAXIS Slimバランス (8資産均等型) | 0.1430% (0.0550%) | 0.0500% | 0.030% |
(*)マネックス証券のSBI・VシリーズはS&P500のみ取扱い。
ここであげた低コストのファンドでは全てSBI証券のポイント還元率が高くなっています。
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各ネット証券会社のクレジットカード投資信託積立ポイント還元(ポイント付与)サービスの比較(電子マネー含む)
一部ネット証券で実施しているクレジットカード(電子マネー)による投資信託積立サービスの比較です。
楽天証券のクレジットカード決済によるポイント還元率は2022.9買付分より大幅に改悪されましたが、2023.6買付分より今度はアップしました。以降は2023.6以降の還元率を示します。
*松井証券はクレジットカード・電子マネー決済に対応していません。
*ポイント付与率は投信つみたての場合です。通常ショッピング時は付与率が異なるカードがあります。
[スマホの方は横にスクロールしてご覧下さい]
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 (*5) | auカブコム証券 | |
クレジットカード積立 | ||||
クレジット カード | 三井住友カード (*1) | 楽天カード | マネックスカード | au Payカード |
ポイント 付与率 (投信つみたて) | スタンダードカード 0.5% | 低コストファンド (*2) スタンダードカード 0.5% | 1.1% | 1.0% |
ゴールドカード 1.0% | 低コストファンド (*2) ゴールドカード 0.75% | |||
プラチナカード 2.0% | 低コストファンド (*2) プレミアムカード 1.0% | |||
プラチナプリファード 5.0%(*4) | その他のファンド (カードタイプ に関係なく) 1.0% | |||
ポイント | Vポイント | 楽天ポイント | マネックス ポイント | Ponta ポイント |
積立額 | 100円以上 1円単位 上限5万円 | 100円以上 1円単位 上限5万円 | 1,000円以上 1円単位 上限5万円 | 100円以上 1円単位 上限5万円 |
積立日 (発注・買付日) | 毎月1日 | 毎月1日 or 8日(*3) | 毎月24日 | 毎月1日 |
NISA つみたてNISA | 対象 | 対象 | 対象 | 対象 |
電子マネー積立 | ||||
電子マネー | 楽天キャッシュ | |||
ポイント還元率 | 楽天カードからの チャージ時に 0.5% | |||
ポイント | 楽天ポイント | |||
積立額 | 100円以上 上限5万円 | |||
積立日 (発注・買付日) | 任意に設定 | |||
NISA つみたてNISA | 対象 |
(*1)SBI証券は他に高島屋、東急カード等でも積立が可能ですが、仲介口座など条件がある為、ここではより一般的な三井住友カードを取り上げます。
(*2)楽天証券の低コストファンドとは信託報酬の販売会社分(代行手数料)が0.4%(税込)未満の銘柄
(*3)楽天証券の買付日は2021.6.19以前に楽天カード決済を初めて利用した方が1日。その他は8日
(*4)三井住友カード プラチナプリファードは2023.1.10積立設定分より5.0%にアップ。
(*5)マネックス証券 2023.3より国内債券を中心として一部ファンドがクレジットカード積立の対象外に。
クレジットカードの還元率という点では、マネックス証券が有利です。
そしてSBI証券のゴールドカード、楽天証券のゴールドカード、auカブコム証券が続きます。
*SBI証券プラチナカード/プラチナプリファードの付与率が最大ですが、年会費など考えると保有している方は少ないでしょう。
クレジットカード還元率では若干他社に劣る部分もある楽天証券ですが、楽天キャシュでの積立も可能で、楽天カード決済と合わせて合計10万円まで利用できるのがメリットです。
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低コストファンドではポイント還元が有利のSBI証券、マネックス証券を比較
低コストファンドに限れば、
投資信託保有時のポイント還元で勝るSBI証券、
クレジットカード投信積立での還元率に勝るマネックス証券
の2強と言ってもよいでしょう。
人気のファンドでより具体的に比較してみます。
クレジットカード決済での付与率、投資信託保有でのポイント還元、及びその差(SBI-マネックス)で記載。
勿論、クレジットカードでのポイント付与は購入した時のみ、一方、投資信託保有でのポイントは保有している期間ずっともらえます。
単純には(基準価額の変動等を無視した大雑把な評価)、クレジットカード付与率の差を投資信託保有での還元率(年率)の差で割った値が、両者が同等になる保有年数という事になります。
[一例]eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
一例としてeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)で比較します。
[スマホの方は横にスクロールしてご覧ください]
SBI証券 | マネックス 証券 | 差 (上段 スタンダード /下段 ゴールド) | ||
スタンダード | ゴールド | |||
(1)クレジットカード 決済での付与率 | 0.50% | 1.0% | 1.1% | -0.5% -0.1% |
(2)投資信託保有 での還元率(年率) | 0.0415% | 0.03% | +0.0115% | |
(1)の差/(2)の差 | スタンダード 43年 ゴールド 9年 |
投資信託保有ポイントでの差が0.0115%ポイント。
クレジット付与率で勝るマネックス証券、SBI証券が追い付くにはスタンダードカードで43年、ゴールドカードでも9年かかります。
上表であげたファンドでは、投資信託保有でのポイントのSBI証券、マネックス証券の差は最大でも0.025%ですので、この場合でもスタンダードカードで20年、ゴールドカードで4年かかります。
やはりマネックス証券が有利、SBI証券ならゴールドカードを保有したいといころです。
*このようなサービスが同じ条件で長期にわたって続くというのも考えにくいので、あまり意味のある比較ではありません。基本的には今もらえるクレジット還元率を重視した方が良いように思えます。
*SBI証券でのゴールドカード、三井住友カード ゴールド(NL)は年間100万円以上の利用(*)で翌年以降の年会費が永年無料となるカードです。
*年間100万円の利用には対象とならない取引もあります。つみたて投資も含まれません。対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
公式サイト(PR)三井住友カード ゴールド(NL)
SBI証券[PR]
多彩な投信積立方法、投信マイレージポイントによるポイント還元、
TポイントやPontaポイントでも投資信託が購入出来ます。
国内・米国ETF取引もコスト最低水準。
三井住友カード(一部カードを除く)で投信積立が出来ます。ポイント付与率0.5%(ゴールド・プラチナカードならさらに付与率アップ)。
*三井住友カード (NL)なら年会費永年無料。
公式サイト(PR)三井住友カード (NL)
マネックス証券[PR]
マネックスカード(クレジットカード)で投資信託積立が出来ます。
投信積立でのポイント還元率は1.1%と主要ネット証券で最高水準。
*通常ショッピング時の還元率は1.0%
また、投資信託保有でポイントも貯まります。(一部ファンドを除く)
マネックスカードの発行はマネックス証券の口座が必要です。
*マネックスカードの年会費は初年度無料、翌年以降も年1回の利用(投信つみたてを含む)で無料となります。
ちょっと手間をかければお得になる楽天証券の楽天キャッシュ決済
投資信託保有でのポイント還元(ハッピープログラム)の事実上の廃止になってしまった楽天証券ですが、新たに始まった楽天キャッシュ決済での投資信託、ちょっと手間はかかりますが、楽天キャッシュ(楽天ギフトカード)を上手く購入すれば最もお得な投信積立方法になります。
*2023.8時点の情報です。
ファミリーマートで楽天ギフトカードを購入 ~還元率1.5%も~
ファミリーマートではPOSAカードの一つとして楽天ギフトカード(楽天キャッシュとして受取)(*)を取り扱っていますが、これをファミペイを利用して上手く購入すると1.0%以上の還元になります。
(*)最近はあまり見なくなりましたが楽天キャッシュで受取出来ない古い楽天ギフトカード(楽天ポイントギフトカード)がおいてある場合があります。カードの左下に楽天キャッシュのロゴがある事を確認して購入して下さい。
1. Famipayへのチャージ
ファミペイへのチャージ方法はいくつかありますが、その中でお勧めなのがクレジットカードからのチャージと(チャージとは異なりますが)ファミペイ翌月払い。
クレジットカードでのチャージ
ファミマTカードを含むJCBブランドのカード(事前に本人認証サービスの登録が必要)が登録でき、これからチャージする事が出来ます。
但し、チャージ上限はJCBブランドのカードが2万円/月、ファミマTカードが10万円/月です(その他1回、1日あたりの制限もあります)。
*JCBカードを複数登録しても上限は合計で2万円/月です。
この際、クレジットカードによってはポイント還元が受けられます。
管理人が2023.3に確認した時点ではPayPayカードやマネックスカードでポイント還元が通常通り1.0%でした。
(注)クレジットカードによってはチャージできてもポイント還元の対象外になる場合があります。
また、ファミマTカードは(Tポイントではなく)FamiPayボーナスが0.5%還元されます。
尚、チャージは第2、第4金曜日がおすすめ。一度に3,000円以上のファミペイチャージで商品の無料 or 割引クーポンがもらえます(最近は無料ではなく割引クーポンのようです)。
*ファミマTカードは6カ月で25万円以上の利用で900ポイントがもらえるサンクスポイントプログラムがあり、これを加えると最大0.36%還元率(25万円ちょうどの利用時)がアップします。
ファミペイ翌月払い
事前にチャージしていなくても支払いが出来るのがファミペイ翌月払い。
1カ月間の利用額をまとめて翌月、事前に指定した銀行から引落、またはファミリーマートで支払います。
*ファミリーマートでの支払いは手数料がかかりますので、銀行引落がおすすめ。
この翌月払いで、引落分の0.5%が通常決済分に加えて付与されます。
尚、ファミペイ翌月払いには審査があります(本人確認済の場合、申込から通常5分程度で審査が完了)。
利用上限額は最大10万円。
ただ、申込当初の利用上限は人によって異なり、少ない金額から始まり、徐々に増額されていくようです。
(管理人の場合は何故か最初から上限10万円)
2.ファミリーマートで楽天ギフトカードの購入
*2023年4月までは5と0のつく日は+1.5%還元でしたが、2023年5月以降、楽天ギフトカードは対象外となりました。
*2023年3月、4月に実施した「ファミリーマートでファミペイ払いすると毎日ボーナス2倍」も2023年5月時点で終了しています。
ファミリーマートでファミペイ払いで楽天ギフトカードを購入します。
ファミペイ決済ボーナス0.5%が付与されます。
3.楽天ギフトカードから楽天キャッシュの受取
楽天ギフトカードに記載してあるQRコードや、楽天Payアプリのチャージ「楽天ギフトカード」からログインし、カード記載のPIN番号を入力して楽天キャッシュを受け取ります。
尚、楽天ギフトからの受取は毎月1日、11日、21日、31日がおすすめ。抽選に当たるとポイント還元があります(要エントリー/エントリ―だけで1ポイント)。
*チャージの日、2023.6より21,31日が追加されました。
*2023.8よりチャージの日から楽天ギフトカードからの受取が対象外になりました。
4.楽天証券で楽天キャッシュ決済で投信積立
後は、楽天キャッシュ決済で投資信託を積立を行うだけです。
例えば、1%還元のクレジットカードでファミペイチャージすると合計1.5%、
ファミマTカードのように0.5%還元のクレジットカードでのチャージやファミペイ翌月払いでも合計1.0%
の還元率で投資信託を積立購入する事が出来ます。
この方法で購入した楽天キャッシュでの楽天証券投信積立であれば、他社のクレジットカード決済と同等、もしくはそれ以上になります。
*勿論、こうやってチャージした楽天キャッシュを通常の買い物に使っても十分お得です。
*複雑なルート経由でもっとお得な方法もありますが、ここでは割愛します。
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楽天カードで楽天キャッシュチャージ
もっと簡単なのは楽天カードで楽天キャッシュにチャージするという方法。
通常還元
楽天カードからに楽天キャッシュにチャージすると0.5%還元されます。
楽天カードJCB限定 5と0のつく日は街での利用分がポイント2倍
*2023年4月以降本キャンペーンは実施されていません。
JCB限定のキャンペーンですが、5,10,15,20,25,30日は街での利用分がポイント2倍になります。
街での利用分となっていますが、楽天キャッシュへのチャージも対象です。
これで1.0%分の期間限定ポイントがもらえます。
付与上限は500ptですので5万円までの利用が対象になります。
*要エントリー(毎月)
楽天市場で2万円以上楽天カードをご利用で街での楽天カードの今月のご利用分がポイント2倍
*2023年6月以降、楽天キャシュが「街でのご利用」の対象外になりました。
楽天市場で2万円以上楽天カードを利用する事が条件です(ポイント利用分は対象外)。
街での利用分となっていますが、楽天キャッシュへのチャージも対象です。
これで1.0%分の期間限定ポイントがもらえます。
付与上限は500ptですので5万円までの利用が対象になります。
*管理人が2022.11に利用した時は上限1,000pt/10万円ですが2023.3以降(かな?)は上限が下がってます。
*要エントリー(毎月)
楽天カードチャージでも最大1.5%還元
以上で最大1.5%還元。
楽天市場で2万円以上買い物した時だけでも利用するのも手ですね。
結局、2023年6月以降、通常還元の0.5%のみになってしまいました。
ファミリーマートに行かなくても、スマホ一つで完結するのがメリットですが。
以上、楽天証券、楽天キャッシュ決済での投資信託積立、ちょっと一手間かけるだけで他の証券会社のクレジットカード決済と同等、もしくは十分お得になります。
管理人は三井住友カード ゴールド(NL)でのSBI証券、楽天証券の楽天キャッシュ決済、マネックス証券、さらにauカブコム証券でのクレジットカード決済積立を行っています。
以下、各証券会社毎のポイント還元サービスを詳しく解説します。
SBI証券の投信マイレージ
SBI証券では、2017年2月以降今までポイント付与の対象外だった低信託報酬のファンドも対象となる改定が行われ、さらに2021.4.1より低信託報酬ファンドの還元率がアップしました(引下げとなったファンドもあり)。
また2021年11月よりTポイントかPontaポイントを選択可能となりました。
さらに2022年1月より一部のアクティブファンドがSBIプレミアムチョイス対象銘柄として還元率がアップしました。
SBI証券の投信マイレージのサービスは下記記事で詳細に解説していますのでご覧下さい。
上記記事から概要だけピックアップします。
*本サービスはインターネットコースの方が対象です。金融商品仲介業者経由で口座開設された方は対象外となる場合があります(概ね同等の別のサービスが用意されています)。
ポイント還元率
月間平均保有額 | ||
1,000万円以上 | 1,000万円未満 | |
SBIプレミアムチョイス 対象ファンド | 0.25% | 0.15% |
(A)通常銘柄 | 0.20% | 0.10% |
低コスト・ファンド | (月間保有金額に関わらず) | |
(B)指定銘柄 | 0.0175~0.063% |
*還元率は年率換算
通常銘柄(A)のポイント還元率を決める月間平均保有額には、低コストファンド(B)の保有額も含まれます。
*基本的にポイント還元率は、信託報酬販売会社分(税抜)を超えないよう設定されます。
楽天証券のハッピープログラム & 資産形成ポイント
楽天証券のポイントサービスは2022年4月より大幅に改悪。投資信託保有による毎月のポイント還元は事実上なくなり、一定の残高をはじめて超えたときだけにポイントがもらえる体系に変更されました。
投資信託保有のポイント還元は事実上なくなりましたが、前述のように、一手間かけるだけで最も有利になる楽天キャッシュ決済に魅力を感じる方にはお勧め!
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マネックス証券のポイント還元サービス
マネックス証券のポイント還元サービスは、2019年10月より従来対象外だった低コストのファンドも対象となりました。
さらに2022年10月20日よりマネックスポイントで投資信託が購入できるようになりました(積立を除く)。
*2019.9.30よりAmazonギフト券への交換が可能になりました。
*2020.4.17よりdポイント、2020.12.22よりPontaポイントへの交換が可能になりました。
*従来、NISA/つみたてNISAでは、還元率0.08%の銘柄でも0.03%となっていましたが、2020.9.23より通常口座とNISAで還元率が同一となりました。
マネックス証券の投資信託保有によるポイント還元
投資信託保有残高に応じて下表の還元率で毎月マネックポイントがもらえます。
還元率(年率) | |
(A)通常銘柄 | 0.08% |
(B)指定銘柄 | 0.03% |
(C)指定銘柄 | 0% |
マネックスポイント 還元率0.03%のファンド(指定銘柄B)
(2023.3.4時点)
- eMAXIS Slimシリーズ
- <購入・換金手数料なし>ニッセイシリーズ
- 「たわらノーロード」シリーズ
- 楽天インデックス・シリーズ
- iFreeシリーズ
- 三菱UFJ国際投信「つみたて」シリーズ
- My SMTシリーズ
- eMAXISシリーズ
- Smart-iシリーズ
- その他、多数。
多くの低コストファンドが0.03%となります。(対象ファンドの詳細は公式サイトでご確認下さい)
マネックスポイントの対象外ファンド(指定銘柄C)
下記のファンドは対象外です(2023.3.4時点)。
- iDeCo、投資一任口座で保有しているファンド
- MRF、公社債投資信託
- PayPay投信 米国株式インデックス
- SBI・新興国株式インデックス・ファンド
- SBI・先進国株式インデックス・ファンド
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- SOMPO123 先進国株式
- iシェアーズ米国株式(S&P500)インデックス・ファンド
- 短期ロシアルーブル債オープン(毎月分配型)
- エマージング・ボンド・ファンド(マネープールファンド)
- 日本トレンド・セレクト 日本トレンド・マネーポートフォリオ
- ニッセイマネープールファンド(豪高配当株F)
マネックスポイントの利用方法
マネックスポイントは、投信信託買付、株式売買手数料、仮想通貨への交換、さらに下記のポイントに交換して使用する事が出来ます。
交換先(*2) | 交換レート |
投資信託買付(*1) (積立を除く) | 1マネックスポイント--->1円 |
株式売買手数料 | 1マネックスポイント--->1円 |
Coincheck | 200マネックスポイント--->200円 |
Amazonギフト券 | 1マネックスポイント---> 1pt |
dポイント | 1マネックスポイント---> 1pt |
T-point,nanaco | 50マネックスポイント---> 50pt |
Pontaポイント | 1マネックスポイント---> 1pt |
waonポイント | 100マネックスポイント---> 100pt |
ANA/JALマイレージ | 1,000マネックスポイント- --> 250マイル |
(*1)投資信託買付は2022.10.20より
(*2)その他、日本赤十字社、災害支援プログラムREADYFORへの寄付、マネックスグッズや有料投資情報もあります。
*Suicaへの交換は2017年10月31日で、永久不滅ポイントへの交換は2021年9月30日に終了しました。
マネックス証券ではマネックスカード(クレジットカード)で投信積立が出来ます。投信積立での還元率1.1%。マネックスカードの発行はマネックス証券口座が必要。
松井証券 「投信毎月ポイント・現金還元サービス」
松井証券では信託報酬の内、販売会社取り分の上限を0.3%(税抜)として、それを超える分を現金で還元します。
さらに、2022年より、松井証券ポイントを選択すれば、還元率が10%増量されます。
信託報酬(販売会社取り分)の高い、高コストのファンドほど還元率が高くなります。
投資したいアクティブファンドがある、だけど信託報酬が高すぎるので躊躇している、そして、SBI証券、マネックス証券でのカード積立額以上に投資する方には検討する価値があります。
「投信毎月ポイント・現金還元サービス」の詳細は下記ページをご覧下さい。
auカブコム証券の「auカブコムの資産形成プログラム」
auカブコム証券は、2020年8月下旬から「auカブコムの資産形成プログラム」を開始し、投資信託の保有金額に応じてPontaポイントがもらえるようになりました。
さらに、2021年8月より低コストファンドもポイント還元の対象となりました。
au IDを登録している方が対象になります。
*従来の「毎月ポイント」は2020.12.21で終了しました。
auカブコム証券の投資信託保有によるポイント還元「auカブコムの資産形成プログラム」
(指定銘柄を除き)投資信託保有残高に応じて下表の還元率で毎月Pontaポイントがもらえます。
月間平均保有額 | 還元率(年率) |
指定銘柄 (信託報酬販売会社分 0.24%未満) 24万円以上 | 0.005% |
2.4万円以上~100万円未満 | 0.05% |
100万円以上~3,000万円未満 | 0.12% |
3,000万円以上 | 0.24% |
指定銘柄の投資信託
殆どの低コストインデックスファンドの還元率は0.005%です。
ただ、従来、指定銘柄はポイント還元の対象外でしたが、2021年8月より0.005%と僅かではありますがポイント付与されるようになりました。
*公社債投信(MMF・中期国債ファンドなど)は対象外です。
尚、指定銘柄以外の還元率は最も高く(100万円以上)、比較的コスト(信託報酬)の高いアクティブファンド等を保有する方には有利となるポイント還元サービスです。
まとめ
以上、主要ネット証券の投資信託保有、及びクレジットカード決済によるポイント還元サービスのまとめでした。
還元率(投資信託保有、及びクレジットカード決済)、及び低コスト投資信託が対象に含まれるという点で、マネックス証券、SBI証券が大きくリードしています。
一方、投資信託保有のポイント還元サービスやクレジットカード決済の還元率が改悪となって楽天証券ですが、楽天キャッシュ決済の投信積立サービスで他社より有利になる方法があります。
また、auカブコム証券もクレジットカード決済が始まり、魅力的な証券会社となりました。
投資信託のコストにこだわるなら、信託報酬だけでなく、ポイント還元サービスも上手く利用しましょう。
公式サイト(PR)SBI証券 、マネックス証券、auカブコム証券、楽天証券
*勿論、証券会社のサービスの一つですので、いつ改定されるか分からないという事も認識しておきましょう。