確定拠出年金(iDeCo)

【個人型確定拠出年金(iDeCo)】2018年から年単位拠出が可能に。そして手数料 年間1,133円を節約。

投稿日:2017年12月27日 更新日:

個人型確定拠出年金(iDeCo)、2017年までは掛金を毎月拠出する必要がありましたが、2018年より年間単位での拠出が可能となります。

[最終更新日:2018.7.27]年末一括拠出時に掛金払込証明書が年末調整に間に合わない可能性を追記。

個人型確定拠出年金(iDeCo)の年単位の拠出

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年単位拠出のルール

年単位の拠出になると、毎月拠出ではなくまとめて掛金を支払うことが出来ます

例えば、

  • 毎月拠出するが、年2回(ボーナス月)だけ増額する
  • 拠出を年2回のボーナス月だけにする
  • 年1回まとめて支払う

等の拠出方法が可能になります。

但し、

  • 事前に「加入者月別掛金額登録・変更届」を提出し、そこに記入した計画通りに拠出する必要があります。
  • 年間に拠出できる金額の上限は、それぞれの加入者資格条件に応じた1カ月あたりの限度額x12です。(1回の拠出額の最低額は5,000円)
  • 前納は出来ません。
    拠出する月が6月,12月の2回の場合、6月、12月に拠出できる金額は、それぞれ、1カ月あたりの最大拠出額x6カ月分となります。
    勿論、1月に年間可能拠出額の全額をまとめて払う事も出来ません。

等の制約があります。

 

何がお得になるの?

年単位の拠出により手数料を削減する事が出来ます。

通常の月単位の拠出の場合、下表のように、運営管理機関手数料が無料の金融機関でも、最低月額167円、年額2,004円が必要となります。

個人型確定拠出年金(iDeCo)の手数料 月額(税込)
国民年金基金連合会 103円
事務委託先金融機関
(信託銀行)
64円
運営管理機関 各金融機関により
異なる

ここで、国民年金連合会の103円は掛金を拠出した月のみ徴収されます。

即ち、仮に年1回の拠出であれば(12月に拠出)、年間103円だけですみ、毎月拠出に対して、103円x11=1,133円が削減できる事になります。

 

まとめて払う事で本当に得するのか事例別に解説

iDeCoで定期預金等の元本確保型商品を購入している方

年末にまとめて1回拠出する方がお得です。

iDeCoプランの定期預金は年利0.01%など低金利の商品ばかりです。

拠出を先延ばしにした分、その毎月拠出する筈だった資金を高金利の短期(1~6カ月)定期預金か、イオン銀行楽天銀行の普通預金に預けた方が特です。

参考記事銀行・信用金庫 「普通預金」「定期預金」金利比較・ランキング

1,133円の手数料削減に加え、高金利預金分の利息も手に入れる事が出来ます。

 

iDeCoで投資するけど、元本確保型商品にも資金がある方

iDeCoで投資信託を毎月購入している方でも、iDeCo内の定期預金に1年分の投資額相当の資金があるなら、毎月の投資は定期預金からのスイッチングで行い、拠出は年末の1回だけにする方が手数料分得します。

*元本確保型商品が保険商品の場合、元本割れする場合もあります。

 

iDeCoで毎月投資する方。(元本確保型商品には残金なし)

今後も(短期的には小さな波を繰返しながらも長期的には)相場が上昇すると考えて投資するのですから、1日でも早く投資すべきです。(保証の限りではありませんが)

年末まで待つのは機会損失になる可能性があります。

例えば、年利回り5%として、それを年初から年末までの11カ月、毎月投資した時の利益(含み益)を計算すると下表のようになります。

年利回り5%で運用
毎月の
拠出額
5,000円 12,000円 23,000円 68,000円
11カ月後
の資産額
56,363円 135,271円 259,269円  766,535円 
含み益  1,363円 3,271円 6,269円  18,535円

毎月拠出額が最低額の5,000円でも含み益1,363円、もし年末一括拠出にしたら、これだけの利益を失う事になり、手数料削減分(1,133円)より大きくなります。

必ずしも1回だけの拠出が得になるとは限りません。手数料削減分以上の機会損失を被る可能性があります。

*あくまで単純に年利回り5%と仮定した場合ですので、実際の運用結果を保証するものではありません。

 

それでも手数料を節約したい方は?

iDeCo以外にもNISA特定口座で投資している方なら、iDeCoで毎月投資する筈だった分を、NISA/特定口座での投資に回し、iDeCoは年末の1回だけの拠出にすればいいのです。

そうすれば機会損失もなく、かつiDeCoの手数料も削減できます。特にNISAを利用していない、またはNISA枠が余っている方にはお勧め。(ただ、年間の投資総額が増える事になりますので、ご自分のリスク許容度に応じてご判断下さい)

 

実際の申請・変更届

(注)以下はコールセンターからの回答をもとに記載していますが、導入されたばかりの制度という事もあり、その正確性を保証するものではありません。必ず、ご自分で金融機関にご確認ください。

加入している金融機関に加入者月別掛金金額登録・変更届を申請して下さい。

(クリックすると拡大します)個人型確定拠出年金(iDeCo) 年間拠出

 

当年の納付済、掛金額、及び翌年以降の掛金額を記入します。

今なら(2017.12)、当年とは2018年、翌年以降とは2019年以降の事です。

以下、毎月の拠出額が2.3万円、そして、これを年末一括拠出に変更する場合で説明します。

 

当年の掛金額

ここに当年(2018年)の各月の掛金額を記入します。

現時点(2017.12)で既に1月26日、2月26日引落分の変更は間に合わないとの事ですので、1/26、2/26引落分は「納付済」欄に2.3万円を記入。

3/26以降、「掛金額」欄に0と記入し、最後の12/26に2.3万円x10=23万円を記入します。(1/26,2/26分は既に拠出しているのでx10です)

*いつから変更できるかは書類の提出日によって異なりますので、書類記載の前に、必ず加入している金融機関にご確認下さい。

 

翌年以降の掛金額の指定

翌年(2019年)以降の掛金拠出を記載します。

尚、書類上部に「翌年の欄に掛金額を記入しなかった場合は、当年の欄に記載の掛金額が持ち越されます」と、無記入でも良いような記述がみられますが、規約変更により必ず記載する必要があるとの事。

ここで、2018年と異なる記載(拠出月・額)をした場合、もう2019年分の拠出月・額を変更する事は出来ません。

変更は年1回に限り行えますが、この記載により既に1回変更済とされてしまいます。

もし2019年に変更する可能性がある方は、2018年と全く同じ拠出月・額にする必要があります。

2019年も1/26、2/26分は月々2.3万円、3/26以降は0、そして12/26分に23万円という事です。

取りあえず、2018年、2019年を同じにしておき、必要であれば後で2019年分の変更の手続きを行う事になります。

非常に複雑ですね。

 

まとめて拠出する場合の注意点

納付月に指定の金融機関の口座から引き落とされますが、その際、口座が残金不足になっていると当然引き落とすことが出来ません。

翌月、再度引落というような救済措置はありませんので、その時の拠出は無かった事になります。

拠出できなかった月は、一時金として受給する際に適用される退職所得控除の勤続年数にも含まれません。

例えば、年末に1年分をまとめて1回で納付する場合、もし引き落とされなかったら、1年分の退職所得控除額が減ってしまうと言う事です。

退職所得控除については↓の記事を参照して下さい。
参考記事確定拠出年金 そのメリットとデメリットを徹底解説(3) ~え、元本にも税金かかる!~

 

(以下、なまずんさんからの情報です) 尚、年末に一括拠出する場合、「掛金払込証明書」が年末調整に間に合わない可能性があります。勿論、確定申告を行えば所得控除の対象にはなりますが、サラリーマンで確定申告を行いたくないという方はご注意下さい。詳しくは下記記事を参照して下さい。

 

以上、個人型確定拠出年金(iDeCo)の年単位拠出の解説でした。

年単位拠出を行う方は、加入してる金融機関に申込用紙を請求して下さい。既に楽天証券等は請求できるようになっています。

また、現在、運営管理機関手数料が必要なiDeCoプランに加入されている方、年単位拠出の手数料削減の前に、金融機関の見直しをされては如何でしょう?

iDeCoの金融機関変更は自由に行う事が出来ます。(ただ変更までに2~3カ月の期間と手数料が必要になりますが)

運営管理機関手数料が無条件で無料となる金融機関は、SBI証券マネックス証券楽天証券イオン銀行です。

これらの金融機関のiDeCoプランを比較した記事が↓になります。
参考記事[完全版] 個人型確定拠出年金(iDeCo) SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、イオン銀行 徹底比較。

公式サイト マネックス証券 iDeCo松井証券 iDeCoSBI証券 iDeCo、 楽天証券 確定拠出年金イオン銀行のiDeCo

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