プロモーション

  • 本サイトは広告を含みます。
  • 本サイトは、掲載されている情報の正確性を保証するものではありません。記載の情報が原因で被ったいかなるトラブル・損害についても責任は負えません。

ファンド比較、運用状況、決算

Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)「トレカン」 実質コストが明らかに(第1期決算結果より)! オルカンとの比較も。

投稿日:2024年7月12日 更新日:

Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)、通称トレカンの第1期運用報告書が公表され、その実質コストが判明しました。

 

 マネックス証券 dカードでの投資信託積立サービス!

高水準のポイント還元率、スタンダードカードでも月5万円までは1.1%(投信積立時)。

マネックス証券

Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)の初回決算での実質コスト

決算期間は2023年4月26日から2024年5月16日の約1年強。

以下のコストは信託報酬の比率から年率に換算した値で記載します。(日数換算でも概ね同じ値になります)

Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス 実質コスト(初回決算)
信託報酬実質コスト信託報酬以外のコスト
0.05775%0.139%0.081%

実質コスト 0.139%、信託報酬以外のコスト 0.081%と1期目としてはまずまずの結果といって良いのではないでしょうか?

 

Tracers MSCIオール・カントリー・インデックスの実質コスト詳細とeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)との比較 ~トレカン vs. オルカン~

Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)のコストの詳細、及び、これをeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)と比較します。

*eMAXIS Slimは2024.4.25の第6期決算より。尚、信託報酬に受益者還元型信託報酬が適用されていますが、これを考慮していません。
*全て年率換算での値

 TracerseMAXIS Slim
信託報酬0.05775%0.0575%0.000%
売買委託手数料0.005%0.006%-0.001%
有価証券取引税0.005%0.019%-0.014%
保管費用0.027%0.027%0.000%
監査費用0.005%0.001%0.004%
印刷費用0.034%--- 0.034%
その他0.006%0.002%0.004%
実質コスト0.139%0.113%0.026%

eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)に対し、実質コストが0.026%高くなっています。

売買委託手数料、有価証券取引税、保管費用は初回決算にもかかわらず十分抑えられていますが、オルカンとの差が最も大きいのが印刷費用。

Tracersの信託報酬には指数標章使用料等が含まれていない事が話題になっていましたが、この指数標章使用料が印刷費用の中に含まれます。これにより印刷費用が0.034%と高くなったと推測されます。

尚、2023.8.4より、指数標章使用料、印刷費用、監査費用の上限を0.03%を上限とするよう改定されました(改定前は0.10%)

上表での監査費用、印刷費用の合計は0.039%と若干オーバーしていますが、2023.8.3以前が上限0.1%として単純な日割りとして計算すると年間上限0.046%となり、今期の決算結果としては十分満たしている事になります(あくまで管理人の仮定・推測です)

2期目以降は、これが0.03%に近づいていくと期待。

*あるいは運用報告書記載の監査費用・印刷費用に上限0.03%と定めた以外の費用が存在する可能性も考えられますが、この点については管理人にはわかりません。

 

スポンサーリンク

実質コストと騰落率の関係

2024年6月末日時点の1年騰落率と実質コストの関係を下図にプロットします。

Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)とオルカンのリターン比較

コストが若干高いTracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)ですが、騰落率ではeMAXIS Slim全世界株式(オルカン)を上回っています。

ただ、これはベンチマークに対してプラス乖離した可能性があります。

 

以上、Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)の初回決算での実質コスト、及び、これをeMAXIS Slim全世界株式(オルカン)と比較した結果でした。

実質コストではeMAXIS Slim全世界株式(オルカン)に対し、初回決算という事もあり0.026%高くなっていますが、今後、さらに低くなる事に期待しましょう。

願わくば、指数標章使用料等を信託報酬に含んでもらいたいところ。

 

全世界株式インデックスファンドとの比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

スポンサーリンク

プロモーション(記事下)

本サイトは広告を含みます。
マネックス証券のクレジットカード投信積立

マネックス証券

dカードやマネックスカード(クレジットカード)での投信積立でのポイント還元率は月5万円までは最高水準の1.1%(5~10万円部分の還元率は下がります)

*dカードGOLDでNISA口座なら月10万円まで還元率1.1%
*投資信託保有でもポイントが貯まります(一部ファンドを除く)

公式サイトマネックス証券

 
auカブコム証券のクレジットカード投信積立

auカブコム証券

au Payカード(クレジットカード)での投信積立でのポイント還元率は月10万円まで1.0%

公式サイトauカブコム証券

 

-ファンド比較、運用状況、決算

Copyright© しんたろうのお金のはなし , 2024 All Rights Reserved.