三菱UFJ国際投信は、同社が運用するeMAXIS Slim 先進国株式インデックスの信託報酬を引き下げると発表しました。
これは、2019年11月22日に発表されたSBI・先進国株式インデックス・ファンドの信託報酬引下げに対抗したものです。
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見出し
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 信託報酬引下げ
信託報酬引下げ日
2019年12月27日より
*SBI・先進国株式インデックス・ファンドの信託報酬引下げは12月18日より。
引下げ後の信託報酬
下表のように引き下げられます。
*参考までにSBI・先進国株式インデックス・ファンドの引下げも記載します。
現状 | 改定後 | |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.10989% (税抜 0.0999%) | 0.10615% (税抜 0.0965%) |
[参考] SBI・先進国株式インデックス・ファンド | 0.1170% (税抜 0.1095%) | 0.1027% (税抜 0.0965%) |
SBI・先進国株式インデックス・ファンドと税抜きで同一信託報酬となります。
*税込みでは、消費税がかからない米国ETF経費率が含まれるSBI・先進国株式インデックス・ファンドの方が若干低くなります。
受益者還元型信託報酬
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、下表のように純資産総額に応じて信託報酬率が変わる受益者還元型信託報酬を採用していますが、当然これも引下げとなります。
*税込表記
純資産総額 | 現状 | 改定後 |
500億円未満の部分 | 0.10989% | 0.10615% |
500億円以上1,000億円未満の部分 | 0.10439% | 0.10252% |
1,000億円以上の部分 | 0.09889% | 0.09889% |
純資産総額が500億円増えるごとに、その超えた部分について税抜で0.0033%ずつ下がります。
*従来は0.005%ずつ下がっていましたが、今回から0.0033%となります。
2019年10月15日に発表されたeMAXIS Slim全世界株式、eMAXIS Slim米国株式の信託報酬引下げでは純資産総額毎の引下げ幅が0.0005%ずつに変更されましたが、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは従来の0.005%より下がったとはいえ0.0033%までの変更に留まりました。
これにより1,000億未満の部分については引下げとなります。ただ1,000億円以上の部分は従来と同じです。
(引き上げとならないよう0.0033%というステップ幅を決めたのでしょう)
純資産総額に対して信託報酬をプロットしたのが下図。
およそ1,400億円で税込みでもSBI・先進国株式インデックス・ファンドと同一水準になります。
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eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの信託報酬変更履歴
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは設定から2年9か月の短期間で6回目の信託報酬引下げとなります。
引下げ日 | 信託報酬(税込) | 備考 |
2017/2/27 | 0.2160% | 新規設定 |
2017/10/2 | 0.2052% | iFree外国株式の引下げに対抗 |
2017/11/10 | 0.20412% | ニッセイ外国株式の引下げに対抗 |
2018/1/30 | 0.11826% | EXE-iつみたて先進国株式(現SBI・先進国株式)に対抗 |
2018/7/25 | 0.11772% | ニッセイ外国株式の引下げに対抗 |
2019/6/25 | 0.107892% | ニッセイ外国株式の引下げに対抗 |
2019/10/1 | 0.10989% | 消費税増税(8%-->10%) |
2019/12/27 | 0.10615% | SBI先進国株式の引下げに対抗 |
ライバルファンドが信託報酬を引き下げても、迅速に対抗引下げを行うのがeMAXIS Slimシリーズの大きな魅力です。そして、ベンチマークが異なっていても概ね類似のファンドであれば、それにも対抗してきました。
ライバルファンドとともにeMAXIS Slim 先進国株式インデックスの信託報酬変更履歴を比較したのが下図。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、信託報酬でライバルファンドに負けることがないよう常に対抗引下げを行ってきたことがわかります。
勿論、MSCI Kokusaiとの連動を目指すインデックスファンドとしては最安値です
以上、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの信託報酬引下げのニュースでした。
販売会社
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは下記の金融機関で購入出来ます。
販売会社 SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、SMBC日興証券(ダイレクトコース)、松井証券など。
勿論、つみたてNISA対象のファンドです。(上記金融機関でもつみたてNISAを取扱っていない場合があります)
また、個人型確定拠出年金(iDeCo)で取扱っているのは、マネックス証券 iDeCo、松井証券 iDeCo、それにSBI証券 iDeCo(セレクトプラン)のみとなります。
主なインデックスファンド一覧は下記ページをご覧ください。
先進国株式インデックスファンドの最新の人気・運用状況は下記ページをご覧下さい。