ファンド比較、運用状況、決算

【先進国株式インデックスファンドの評価】2019年人気(資金流出入額)ランキング、運用成績の比較。

投稿日:2019年10月3日 更新日:

MSCIコクサイ

*地図上青色の国がMSCI KOKUSAIの投資国です。

MSCI Kokusai(コクサイ)との連動を目指す先進国株式インデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、運用成績(騰落率、ベンチマークとの乖離)を調査します。

尚、ベンチマークは異なりますがSBI・先進国株式インデックスファンド(旧名称: EXE-iつみたて先進国株式ファンド)も比較の対象とします(運用成績以外)。

*原則、3カ月毎に更新します。

スポンサーリンク

[最終更新日:2019.10.3]2019年9月末日時点の情報に更新
消費税10%表記に更新。

MSCI Kokusaiって何? 先進国ってどこの国?っていう方は下記の記事をご覧ください。(上記地図上の青色の国が投資対象国です)
参考記事【外国株式インデックスファンド】各インデックス(指数)、そして先進国、新興国ってどこの国?

*本記事は2019年9月末日時点の情報に基づき記載しています。

先ず、各ファンドの純資産総額、及び、月次資金流出入額から人気のファンドを調べます。

さらに、各ファンドにより実質コスト(信託報酬+α)は異なりますが、それがちゃんとファンド騰落率に反映されているか、そしてベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)を確認します。

尚、ベンチマークとの乖離、各社、決算時の運用報告書や月報に記載されていますが、これを信じてはいけません。同じMSCI Kokusaiといっても、各社のベンチマーク騰落率は異なるからです。そこで、 本サイトでは騰落率とコストの関係からベンチマークとの乖離を評価していきます。
参考記事【インデックスファンド】運用報告書でのベンチマークとの乖離の見方、乖離0だから単純に素晴らしいファンドとは言えません。

 

先進国株式インデックスファンドの最近のニュース

Newsたわらノーロード先進国株式信託報酬引下げ(2019.10.1より)

 

NewsDCニッセイ外国株式インデックス信託報酬引下げ(2019.10.1より)

 

比較した先進国株式インデックスファンド、その信託報酬・実質コスト・純資産総額

比較したファンド、及び、その信託報酬・実質コスト、設定日、2019年9月末日時点の純資産総額を下表にまとめます。(信託報酬の低い順に並べてあります)

*DC専用ファンドは参考値扱い。(表中グレーの行のファンド)
*全て為替ヘッジ無。
*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して8%から10%に換算した概算値です。

ファンド信託報酬
(実質コスト)
設定日純資産総額
(億円)
eMAXIS Slim先進国株式インデックス0.10989%
(0.187%)
2017/2/27581.3
たわらノーロード先進国株式0.10989%
(0.146%)
2015/12/18388.1
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド0.10989%
(0.195%)
2013/12/101332.1
SBI・先進国株式インデックス(雪だるま)0.1170%
(0.397%)
2018/1/1214.4
DCニッセイ外国株式インデックス0.1540%
(0.244%)
2015/3/31261.2
三井住友・DC外国株式インデックスファンドS0.1760%
(0.242%)
2004/11/30865.4
iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)0.2090%
(0.277%)
2016/9/827.2
i-SMT グローバル株式インデックス0.2090%
(0.257%)
2017/11/241.2
つみたて先進国株式0.2200%
(0.295%)
2017/8/1662.6
Smart-i 先進国株式インデックス0.220%
(0.393%)
2017/8/2914.9
外国株式インデックスe0.550%
(0.593%)
2010/4/6157.0
SMTグローバル株式インデックス・オープン0.550%
(0.590%)
2008/1/9679.5
野村インデックスファンド・外国株式[Funds-i]0.605%
(0.636%)
2010/11/26119.8
eMAXIS 先進国株式インデックス0.660%
(0.734%)
2009/10/28404.2
インデックスファンド海外株式(ヘッジ無)0.9240%
(0.970%)
2001/10/17108.9

純資産総額1位は<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、1,300億を超えました。

また常に最低水準の信託報酬を目指すeMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、設定から僅か2年5カ月で純資産総額500億円を突破。たわらノーロードを2018.2.1に抜き去りその差を広げています。また、親分的存在であるeMAXISをも2019.3.4に抜き去りました。尚、500億円を超えたということで、受益者還元型信託報酬により500億円超の部分については税込み0.10439%とさらに低い信託報酬になります。

一方、i-SMTは漸く1億、Smart-iも15億と苦戦しています。

信託報酬最安値は2019.6.25から引下げたeMAXIS Slim先進国株式、2019.6.27から引下げた<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式、そして2019.10.1に引き下げたたわらノーロード先進国株式の3本が同率で並んでいます。

Smart-i2期目の決算が公表され実質コストが0.484%から0.386%に大きく下がりました。ただ、まだ信託報酬以外のコストが高めです。

 

最新の信託報酬・実質コスト等は下記記事を参照して下さい。


資金流出入額 [先進国株式インデックスファンド 人気ランキング]

2019年9月の概算の月次資金流出入額(*)、及び2019年年初来(2019年1月~9月)の累計を見てみます。

9月の資金流出入額が大きい順にならべてあります。

どのファンドが多く購入されているかの人気ランキングになりますが、純資産が増える事は、それだけ安定した運用にもつながりますし、繰上償還のリスクも減ります。

ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてみて下さい。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出。
例えば、3月5日の日次資金流出入額は
(3月5日の純資産総額) - (3月4日の純資産総額) x (日次騰落率 + 1)で計算し、
これを1カ月分足して月次資金流出入額としています。

2019年9月2019年累計
順位ファンド(億円)順位(億円)
1eMAXIS Slim先進国株式インデックス21.51263.1
2<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド11.62205.7
3たわらノーロード先進国株式9.4380.2
4つみたて先進国株式4.3438.1
5Smart-i 先進国株式インデックス1.269.2
6iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)0.887.4
7SBI・先進国株式インデックス(雪だるま)0.496.9
8i-SMT グローバル株式インデックス0.0100.3
9野村インデックスファンド・外国株式-0.177.4
10インデックスファンド海外株式(ヘッジ無)-0.411-0.2
11外国株式インデックスe-0.713-6.0
12eMAXIS 先進国株式インデックス-1.4529.1
13SMTグローバル株式インデックス・オープン-1.812-3.3
参考三井住友・DC外国株式インデックスファンドS292.3参考358.8
参考DCニッセイ外国株式インデックス4.1参考57.7

2019年9月の1位はeMAXIS Slim先進国株式。2位の<購入・換金手数料なし>ニッセイに大きな差をつけています。

3位に2019.10.1から信託報酬同率で最安値となるたわらノーロード先進国株式

(eMAXIS Slim、<購入・換金手数料なし>ニッセイ、たわらノーロードの詳細な比較は次章参照)

4位にはeMAXIS Slimと同じ三菱UFJ国際投信のつみたて先進国株式が入っています。

比較的低コストにも関わらず苦戦しているのがSmart-i 先進国株式インデックスi-SMT グローバル株式iFree 外国株式、そして超低コストのSBI・先進国株式(旧名称: EXE-iつみたて)も伸びていません。

尚、今月の資金流入額は上記13本(参考ファンド除く)合計が45億、先月が143億円でしたから大きく減らしています。(というか先月が異常に多かった)

特に1位、2位のeMAXIS Slim先進国株式<購入・換金手数料なし>ニッセイの資金流入が大きく減っています。

*参考データとして記載している三井住友・DC外国株式インデックスファンドSは9/30の1日だけで290億もの資金流入がありました。

 

eMAXIS Slim先進国株式、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式、たわらノーロード先進国株式の月次資金流出入額の比較

信託報酬の低さで他を寄せ付けないeMAXIS Slim先進国株式<購入・換金手数料なし>ニッセイたわらノーロード先進国株式、この3本の月次資金流出入額の推移を見てみます。

*今月よりたわらノーロード先進国株式も追加しました。

先進国株式インデックスファンド

2017年は<購入・換金手数料なし>ニッセイに全く歯が立たなかったeMAXIS Slimですが、2017年12月末に驚異的な信託報酬引下げを発表し、これを契機に2018年1月から急速に資金流入が増えています。

両者、毎月激しい競争を繰り広げていますが、eMAXIS Slimの資金流入が若干優勢。全体的に資金流入が多い時は<購入・換金手数料なし>ニッセイも健闘するのですが、それ以外の月はeMAXIS Slimが優勢といった傾向があるようにも見えます。

そして2019.10.1から信託報酬同率最安値となるたわらノーロード先進国株式、基本的に毎月安定した資金流入があるのですが、これが10月以降、どれだけ伸びていくかに注目です。

スポンサーリンク

リターンの比較。実質コスト(信託報酬+α)が騰落率に反映されているか? ベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)は?

2019年9月末時点の各ファンドの騰落率を見てみます。

*騰落率は各ファンドの基準価額から「しんたろう」が独自に計算した結果です。
*実質コストに対する騰落率を見ていきますが、期中に信託報酬の変更があったファンドは、その期間に応じて按分した実質コストを用います。(期中平均コストは基準価額の変動を考慮せず)

騰落率とコストの関係は、理想的にはインデックス騰落率から決まる傾き、切片の直線になります。ただ、外国株式の場合、配当課税を適切に考慮したインデックス騰落率がわかりませんので、管理人の主観で、図中グレーの点線を引いています。

 

1カ月騰落率

先ずは、2019年9月末日時点の1カ月騰落率を見てみます。

今月は約3%上昇しています。

さて実質コスト/12に対して1カ月騰落率をプロットします。

先進国株式インデックスファンド

概ね各ファンド、実質コストに応じた騰落率となっています。

ただ、三井住友・DCが若干、Smart-iが大きくマイナス側に乖離しています。

三井住友・DCは1日だけで290億もの巨額の資金流入があった影響でしょう。

*本評価の精度は±0.01%程度(基準価額1円の変動)です。

 

1年騰落率

次に2019年9月末日時点の1年騰落率です。

先進国株式インデックスファンド

Smart-iが若干マイナス乖離していますが、その他のファンドは実質コストに応じた騰落率となっています。これは、ベンチマークに対しコスト要因以外での乖離がない安定した運用であった事を意味します。

騰落率トップはeMAXIS Slim先進国株式、そして2位に<購入・換金手数料なし>ニッセイ

尚、頻繁に信託報酬引下げを行っている両ファンドですが、この1年間の信託報酬はほぼ同じで、実質コストの差が見えているのかな?

今後、信託報酬で同率となり、実質コストでは最も低いたわらノーロード先進国株式が、騰落率でeMAXIS Slimに迫り、そして追い越すことが出来るかに注目です。

 

まとめ & 先進国株式インデックスファンドのおすすめファンド

以上、先進国株式(MSCI Kokusai)インデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、騰落率、さらにベンチマークとの乖離を評価しました。

圧倒的に人気を集めている=資金流入額が大きいのが信託報酬最安値のeMAXIS Slim先進国株式インデックス

同率最安値の<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、今月はかなり落ち込みましたが、それでも大きな資金流入があります。

そして2019年10月から上記2本に信託報酬で並ぶたわらノーロード先進国株式、まだ今月は資金流入の増加は見えませんが、来月以降の結果に注目です。

他を凌駕する信託報酬からいって、この3本が人気を集める事でしょう。

この3本なら大きな差はないと思いますが、将来も信託報酬で優位にたつであろう安心感、最近の資金流入額の多さ、過去の運用の安定性から見て、

本サイトが現時点で選ぶおすすめファンドは、

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

ベンチマークも配当込に変わり、これを気にしていた方もこれからは安心して購入出来ます。

勿論、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドたわらノーロード先進国株式も選んでも大差ないでしょう。

特にたわらノーロード先進国株式は信託報酬以外のコストが最も低いだけに期待できます。

*「おすすめ」というのは必ず利益が出るという意味ではありません。他の類似ファンドに比べ、同等以上の成績を残すであろうと管理人の主観・推測で選んだものです。最終的なファンドの選択はご自身の判断で行ってください。

 

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは下記の金融機関で購入出来ます。

販売会社 SBI証券楽天証券 マネックス証券カブドットコム証券SMBC日興証券(ダイレクトコース)松井証券岡三オンライン証券GMOクリック証券 ジャパンネット銀行、岩井コスモ証券(ネット専用)、フィデリティ証券、ほくほくTT証券、三菱UFJ国際投信ダイレクト(matttoco)、三菱UFJ銀行(インターネットバンキング専用)

現時点(2019.9)で上記金融機関以外では購入出来ません。低い信託報酬(販売会社の利益が少ない)、かつ機動的な信託報酬の引下げに合意できる金融機関のみが取扱うという事でしょう。

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。(上記金融機関でもつみたてNISAを取扱っていない場合があります)

楽天証券なら楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです(上限5万円/月)。さらに、そのポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
公式サイト楽天カード

また、個人型確定拠出年金(iDeCo)で取扱っているのはマネックス証券 iDeCo松井証券 iDeCo、それにSBI証券 iDeCo(セレクトプラン)のみとなります。

 

 

 

他のアセットクラスの最新の情報・結果は下記記事を参照して下さい。

先進国株式インデックスファンド(本記事)

新興国株式インデックスファンド

米国株式インデックスファンド

全世界株式インデックスファンド

国内株式(TOPIX)インデックスファンド

国内株式(日経平均株価)インデックスファンド

国内株式(JPX日経インデックス400)インデックスファンド

国内株式(JPX日経中小型株指数)インデックスファンド

先進国債券インデックスファンド

新興国債券インデックスファンド

国内債券インデックスファンド

先進国REITインデックスファンド 

国内REITインデックスファンド

 

スポンサーリンク

応援お願いします。
にほんブログ村 投資ブログ 資産運用へにほんブログ村 株ブログ 投資信託へにほんブログ村 その他生活ブログ 家計管理・貯蓄へ

-ファンド比較、運用状況、決算

Copyright© しんたろうのお金のはなし , 2019 All Rights Reserved.