確定拠出年金(iDeCo)

確定拠出年金 そのメリットとデメリットを徹底解説(6) ~まとめ~

投稿日:2016年7月4日 更新日:

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今まで5回に分けて企業型確定拠出年金個人型確定拠出年金(iDeCo)の説明をしてきました。金融機関や新聞・雑誌などの解説とは違う視点で説明したつもりですが、多少なりともお役に立てれば幸いです。

さて、今回は「まとめ」として、それぞれの加入者条件毎に解説します。

 

企業型確定拠出年金に加入されている方

残念ながら、加入金融機関、商品ラインアップは会社側から指定されるため自由度は少なくなります。

今ある商品の中から選択する事になりますが、定期預金等の安全な運用をするか、積極的に投資するかを、あなた自身が選択する事になります。

良く「投資した方が良いの?」と聞かれることがありますが、その答えは誰にもわかりません。「しんたろう」なら「元本割れ、損失のリスクを背負う覚悟があるなら、投資をお勧めします。」とお答えします。リスクについては本サイトの投資入門などをご参考にしてください。

そもそも確定給付企業年金から確定拠出年金に代わりつつあるのは、企業が、そのリスクを負いたくないからです。言葉は悪いですが従業員に丸投げしたという事です。それだけリスクがあるという事だけは認識しておいてください。

 

マッチング拠出、または個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)との併用

企業型確定拠出年金でもマッチング拠出制度を利用可能な方、拠出する・しないはあなたの自由です。マッチング拠出では所得控除が使えます。所得控除のメリットに納得して頂けたのなら最大限活用されるのが良いかと思います。

ただし、特に企業型確定拠出年金以外の退職金がある方や、確定拠出年金の資産が巨額な方、その出口(受取り方)についても良く考えてみて下さい。

会社によってはマッチング拠出にかわり企業型確定拠出年金個人型確定拠出年金(iDeCo)の併用が可能になります。その場合は、下記の個人事業主、無職、主婦のケースを参考にして下さい。

 

それなりの所得がある個人事業主の方

「それなりの所得」というのは、個人型確定拠出年金(iDeCo)の所得控除を活かせるだけの所得という意味です。

収入から経費だけなく、基礎控除、配偶者控除、扶養控除など各種控除を引いても、まだ所得が拠出額以上あるならば所得控除だけでも個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入する価値があります。ただ、今回はふれませんでしたが、個人型確定拠出年金(iDeCo)だけでなく「国民年金基金」という選択肢もります。こちらも全額所得控除の対象となります。投資したくないという方は、「国民年金基金」も検討されてはいかがでしょうか。

その結果、個人型確定拠出年金(iDeCo)を選択された方、

手数料、商品(ファンド)の信託報酬、実質コスト、そして、受給時のプランなども含めて金融機関を選択してください。

金融機関の選択にあたっては、本サイト下記の記事も参考にしてください。
参考記事[完全版] 個人型確定拠出年金(iDeCo) SBI証券 vs. 楽天証券 vs. イオン銀行 徹底比較。

参考記事個人型確定拠出年金(iDeCo) 金融機関 徹底比較

 

無職、または専業主婦など

殆ど収入のない方、または専業主婦(夫)などの第3号被保険者のケースです。

残念ながら、個人型確定拠出年金(iDeCo)の最大のメリットである所得控除が全く活かせません。

投資信託に投資したいと考えている方だけが加入するものだと思います。

所得控除無しで個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入、定期預金で運用では全く意味がありません。

一方、投資する場合は、運用中非課税というメリットを最大限に活かせます。単純に非課税(正確には税の繰延べ)というメリット、低コストのファンド、スイッチングによるリバランスの容易さなどです。

同じ運用益非課税のNISAは、一度売却したら二度とその枠は使えないなど、使い勝手は個人型確定拠出年金(iDeCo)の方が格段に上です。

サラリーマン退職後、個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入という場合は、個人型確定拠出年金(iDeCo)以外に受取った退職金、将来の国民、厚生年金受給額を含め出口戦略を十分に検討して、非課税のメリットを最大限に享受しましょう。

個人型確定拠出年金(iDeCo)の場合、一度加入したら基本的に解約出来ないと考えてください。受取は60歳以降です(10年以上加入の場合)。ただ、これは寧ろメリットでもあります。投資するなら長期間続けるべきですし、目的が老後資金なのですから、安易に解約出来ない方が望ましいと考えます。勿論、拠出額は無理のない範囲で。

 

最後に

多くの方が個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入できるようになりました。但し、ちょっと複雑な制度で、使い方を間違えると思わぬ損をする事もあります。そのメリットを最大限活かせるよう、受給時の税制をも含めて勉強する必要があります。

また、多くの金融機関が個人型確定拠出年金(iDeCo)に参入してきました。金融機関の選択も重要ですので、先ずは加入するかしないか、そして、どこの金融機関で加入するかを十分に検討して下さい。

これで一連の説明は最終回となります。

総集編とも言える↓の記事も参考にして下さい。
まとめ確定拠出年金(iDeCo) 徹底解説

 

第1回確定拠出年金 そのメリットとデメリットを徹底解説(1)

第2回確定拠出年金 そのメリットとデメリットを徹底解説(2) ~所得控除に勝る資産運用無し~

第3回確定拠出年金 そのメリットとデメリットを徹底解説(3) ~え、元本にも税金かかる!~

第4回確定拠出年金 そのメリットとデメリットを徹底解説(4) ~運用編~

第5回確定拠出年金 そのメリットとデメリットを徹底解説(5) ~手数料&特別法人税~

第6回(本記事)確定拠出年金 そのメリットとデメリットを徹底解説(6) ~まとめ~

運営管理機関手数料無料のSBI証券、楽天証券、イオン銀行、マネックス証券、松井証券のiDeCoをより詳しく比較した記事が↓になります。

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