確定拠出年金 そのメリットとデメリットを徹底解説(6) ~まとめ~

スポンサーリンク

スポンサーリンク

シェアする

今まで5回に分けて企業型確定拠出年金個人型確定拠出年金(iDeCo)の説明をしてきました。金融機関や新聞・雑誌などの解説とは違う視点で説明したつもりですが、多少なりともお役に立てれば幸いです。

さて、今回は、「まとめ」として、それぞれの加入者条件毎に解説します。

企業型確定拠出年金に加入されている方

残念ながら、加入金融機関、商品ラインアップは会社側から指定されるため、自由度は少なくなります。

今ある商品の中から選択する事になりますが、定期預金等の安全な運用をするか、積極的に投資するかを、あなた自身が選択する事になります。

良く、「投資した方が良いの?」と聞かれることがありますが、その答えは誰にもわかりません。「しんたろう」なら「元本割れ、損失のリスクを背負う覚悟があるなら、投資をお勧めします。」とお答えします。リスクについては、本サイトの投資入門などをご参考にしてください。

そもそも、確定給付企業年金から、確定拠出年金に代わりつつあるのは、企業が、そのリスクを負いたくないからです。言葉は悪いですが、従業員に丸投げしたのです。それだけリスクがあるという事だけは認識しておいてください。

確定拠出年金にラインアップされている定期預金は、(しんたろうが知る限り)低金利のものばかりです。銀行の高金利ネット支店のような金利は望めません。「しんたろう」は、安全資金は銀行ネット支店、投資は確定拠出年金を最優先というスタンスです。

マッチング拠出、または個人型確定拠出年金(iDeCo)との併用

企業型確定拠出年金でも、マッチング拠出制度を利用可能な方、拠出する、しないはあなたの自由です。マッチング拠出では所得控除が使えます。所得控除のメリットに納得して頂けたのなら、最大限活用されるのが良いかと思います。

ただし、特に企業型確定拠出年金以外の退職金がある方や、確定拠出年金の資産が巨額な方、その出口(受取り方)についても、よく考えてみて下さい。

尚、2017年以降、会社によってはマッチング拠出にかわり、企業型確定拠出年金個人型確定拠出年金(iDeCo)の併用が可能になります。その場合は、下記の個人事業主、無職、主婦のケースを参考にして下さい。

それなりの所得がある個人事業主の方

「それなりの所得」というのは、個人型確定拠出年金(iDeCo)の所得控除を活かせるだけの所得という意味です。

収入から経費だけなく、基礎控除、配偶者控除、扶養控除など、各種控除を引いても、まだ所得が拠出額以上あるならば、所得控除だけでも個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入する価値があります。ただ、今回はふれませんでしたが、個人型確定拠出年金(iDeCo)だけでなく、「国民年金基金」という選択肢もります。こちらも全額所得控除の対象となります。投資したくないという方は、「国民年金基金」も検討されてはいかがでしょうか。

その結果、個人型確定拠出年金(iDeCo)を選択された方、

手数料、商品(ファンド)の信託報酬、実質コスト、そして、受給時のプランなども含めて金融機関を選択してください。

金融機関の選択にあたっては、本サイト↓の記事も参考にしてください。
参考記事[完全版] 個人型確定拠出年金(iDeCo) SBI証券 vs. 楽天証券 vs. イオン銀行 徹底比較。

参考記事個人型確定拠出年金(iDeCo) 金融機関 徹底比較

無職、または専業主婦など

「しんたろう」のように殆ど収入のない方、または専業主婦(夫)などの第3号被保険者のケースです。

残念ながら、個人型確定拠出年金(iDeCo)の最大のメリットである所得控除が全く活かせません。

投資信託に投資したいと考えている方だけが加入するものだと思います。

所得控除無しで、個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入、定期預金で運用では全く意味がありません。

一方、投資する場合は、運用中非課税というメリットを最大限に活かせます。単純に非課税(正確には税の繰延べ)というメリット、低コストのファンド、スイッチングによるリバランスの容易さなどです。

同じ運用益非課税のNISAは、一度解約したら二度とその枠は使えないなど、使い勝手は個人型確定拠出年金(iDeCo)の方が格段に上です。

サラリーマン退職後、個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入という場合は、個人型確定拠出年金(iDeCo)以外に受取った退職金、将来の国民、厚生年金受給額を含めて、出口戦略を十分に検討して、非課税のメリットを最大限に享受しましょう。

個人型確定拠出年金(iDeCo)の場合、一度加入したら、基本的に解約出来ないと考えてください。受取は60歳以降です(10年以上加入の場合)。「しんたろう」は、これを寧ろメリットととらえています。投資するなら長期間続けるべきですし、目的が老後資金なのですから、安易に解約出来ない方が望ましいと考えます。勿論、拠出額は無理のない範囲で。

「しんたろう」の場合

「しんたろう」は、

  • 50歳前半で会社を退職。
  • 在職中に確定給付企業年金から企業型確定拠出年金に制度変更。
  • 退職時、多少なりとも退職一時金を頂いた。
  • 退職後、個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入。
  • 毎月の拠出額以外にも、制度変更時に確定給付企業年金から確定拠出年金に移管された分がある。
  • 今現在、ほとんど無収入。

という経歴(?)です。

個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入する時点で、どこの金融機関に加入するか検討しましたが、最後に残ったのが野村證券SBI証券

手数料で言えば、断然SBI証券。ただし、それ以上に信託報酬の低いファンドが揃っていた野村證券を選択しました。(2015年夏)

2017年に入り、個人型確定拠出年金(iDeCo)の対象者拡大に伴い、SBI証券の商品ラインアップ強化楽天証券の新規参入、そして両社とも運営管理機関手数料無料と一気にサービスを拡充しました。

ここで、野村證券から楽天証券に移換しました。楽天証券を選んだのは、手数料の安さとともに一時金と年金との併給に対応しているからです。(野村證券も併給には対応しています。SBI証券は併給不可)

将来の受取方法は、

60歳時 : 退職所得控除の残りを全部使い切る範囲で一時金

60~64歳 :   年金として公的年金控除の範囲内で受取

の予定です。その為に、運用状況をみつつ拠出額の変更を行っていきます。

もしくは、

60歳時点で運用成績が振るわなかった場合、他の資産との兼ね合いもありますが、退職から15年後に一時金として全額受取る方法もオプションとして考えています。

最後に

多くの方が個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入できるようになりました。但し、ちょっと複雑な制度で、使い方を間違えると思わぬ損をする事もあります。そのメリットを最大限活かせるよう、受給時の税制をも含めて勉強する必要がります。

また、多くの金融機関が個人型確定拠出年金(iDeCo)に参入してきました。金融機関の選択も重要ですので、先ずは加入するかしないか、そして、どこの金融機関で加入するかを十分に検討して下さい。

これで一連の説明は最終回となります。

総集編とも言える↓の記事も参考にして下さい。
まとめ確定拠出年金(iDeCo) 徹底解説

第1回確定拠出年金 そのメリットとデメリットを徹底解説(1)

第2回確定拠出年金 そのメリットとデメリットを徹底解説(2) ~所得控除に勝る資産運用無し~

第3回確定拠出年金 そのメリットとデメリットを徹底解説(3) ~え、元本にも税金かかる!~

第4回確定拠出年金 そのメリットとデメリットを徹底解説(4) ~運用編~

第5回確定拠出年金 そのメリットとデメリットを徹底解説(5) ~手数料&特別法人税~

第6回(本記事)確定拠出年金 そのメリットとデメリットを徹底解説(6) ~まとめ~

参考記事[完全版] 個人型確定拠出年金(iDeCo) SBI証券、楽天証券、イオン銀行、マネックス証券 徹底比較。

参考記事個人型確定拠出年金(iDeCo) 金融機関 徹底比較

無条件で運営管理手数料無料の金融機関 公式サイト
aeon200x200

楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)は、楽天証券の口座がなくても開設できますが、楽天証券の口座を開設する事で、楽天証券にログインするだけで、iDeCoの管理、運用(スイッチング等)が出来るなど便利です。楽天証券の口座開設は==>楽天証券

また、同時に楽天銀行の口座も開設すると、普通預金金利が0.10%(2017年10月現在)となるマネーブリッジが利用できます。楽天銀行の口座開設は==>楽天銀行

スポンサーリンク
アドセンス336
アドセンス336

応援お願いします。
にほんブログ村 その他生活ブログ 資産運用へ にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ にほんブログ村 その他生活ブログ 家計管理・貯蓄へ

シェアする

フォローする