松井証券は投資信託の信託報酬の一部を還元するサービスを2020年4月1日より実施します。
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松井証券 「投信毎月現金還元サービス」の詳細
信託報酬の松井証券受け取り分0.3%以上を還元
*信託報酬とは投資信託にかかるコスト(投資家が支払う費用)で、通常、販売会社、運用会社、受託会社(信託銀行)で配分されます。
信託報酬のうち、松井証券の受取分の上限を0.3%(税抜き)とし、それを超える部分を顧客に還元するというサービスです。
*松井証券受取分が0.3%以下のファンドはサービス対象外です。
ひふみプラスの場合だと?
例えば、人気のひふみプラスを例にとって解説します。
ひふみプラスの信託報酬(年率)は0.98%(税抜)。
*ひふみプラスは純資産総額に応じて信託報酬が逓減されるシステムとなっていますが、ここで示す信託報酬は純資産総額500億円までの部分です。
この内訳は下表のようになります。
信託報酬合計 | 販売会社 | 運用会社 | 受託会社 |
0.98% | 0.4550% | 0.4550% | 0.07% |
ここで、還元の対象となるのは販売会社の取り分 0.4550%。
これが上限0.30%を超えていますので、その超過分 0.4550% - 0.30% = 0.1550% が現金還元される事になります。
*2020.12.8時点でひふみプラスの実際の還元率は0.055%となっています。(前述の純資産総額に応じ低減された信託報酬が適用されている為)
低コストのインデックスファンドは対象外
信託報酬の販売会社取り分0.30%(税抜き)以下のファンドは今回のサービスの対象外となります。
低コストのインデックスファンドは信託報酬全体で0.30%以下が殆どですので、このサービスの恩恵を受ける事は出来ません。
従来の松井証券ポイントプログラムのポイント還元は終了
従来、松井証券では、(一部の超低コストファンドを除き)年率0.1%のポイントを付与していましたが、このポイント還元は2020年4月分で終了します。
よって、一部のファンドでは還元率の低下となる場合があります。
尚、新しく始まる「投信毎月現金還元サービス」は通常、現金での還元ですが、希望すれば松井証券ポイント付与へ切り替える事も出来ます。
以上、松井証券の「投信毎月現金還元サービス」のご紹介でした。
このサービスでは信託報酬が高いファンドほど還元率が高くなります。
特にアクティブファンドに投資している方にとっては魅力的なサービスと言えるでしょう。
尚、松井証券では、ご自身で設定した資産配分となるよう自動的に積立額を調整してくれるリバランス積立という独自のサービスもあります(勿論、無料)。
インデックスファンド、アクティブファンド、両方に投資する方は、
信託報酬が低いインデックスファンドは楽天証券、SBI証券でポイント還元、
高コストのアクティブファンドは松井証券の「投信毎月現金還元サービス」と使い分けるのも良いかと思います。
公式サイト松井証券