SBIアセットマネジメントは、同社が運用するSBI・先進国株式インデックス・ファンド 愛称:雪だるま(先進国株式)において、逓減型信託報酬を導入すると発表しました。
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SBI・先進国株式インデックス・ファンド 逓減型信託報酬導入へ
逓減型信託報酬とは、純資産総額に応じて信託報酬が下がっていくシステムです。
既に、三菱UFJ国際投信がeMAXIS Slimなどで導入している受益者還元型信託報酬と同様のものです。
変更適用日
2020年2月13日
変更後の信託報酬
逓減型信託報酬の導入と同時に、投資先ETFの組入れ比率の見直しも行い、ETFの経費率が0.0345% --> 0.0340%と0.0005%下がります。
このETF経費率引き下げを含めて、逓減型信託報酬導入後の信託報酬は下表のようになります。
参考までにeMAXIS Slim 先進国株式インデックスの信託報酬も同時に記載します。
*ファンドの信託報酬にETF経費率を加えた実質的な信託報酬で記載。
*税込表記、()内は税抜き表記
*スマホの方は横にスクロールしてご覧ください。
純資産総額 | 現状 | 改定後 | eMAXIS Slim 先進国株式 |
500億円未満 の部分 | 0.10270% (0.0965%) | 0.10220% (0.0960%) | 0.10615% (0.0965%) |
500億円以上 1,000億円未満 の部分 | 0.10270% (0.0965%) | 0.09912% (0.0932%) | 0.10252% (0.0932%) |
1,000億円以上 の部分 | 0.10270% (0.0965%) | 0.09549% (0.0899%) | 0.09889% (0.0899%) |
500億円以上で0.0028%、1000億円以上で0.0033%下がります。
(注)あくまで500億円、または1,000億円を超えた部分についてのみ上記信託報酬が適用されます。
今回の逓減型信託報酬の導入で、500億円以上の部分については、税抜きでeMAXIS Slim 先進国株式インデックスと同率となります。
ただ、下記記事のように<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスが0.1023%(税込み)への信託報酬引下げを公表しており、恐らくeMAXIS Slim 先進国株式インデックスも、これに対抗した引下げを実施すると推測されます。
以上、SBI・先進国株式インデックス・ファンド、逓減型信託報酬導入のニュースでした。
尚、SBI・先進国株式インデックス・ファンドの純資産総額は17.4億円(2020.1.29時点)、500億円以上になるのは、まだまだ時間がかかりそうです。
SBI・先進国株式インデックス・ファンドの詳細は下記記事をご覧ください。