ファンド紹介・解説

【インデックスファンド評価・解説】<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド。

投稿日:2018年7月19日 更新日:

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

日本を除く先進国の株式に投資するインデックスファンド<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドについて解説します。

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[最終更新日:2019.9.16]消費税10%表記に変更。
ライバルのたわらノーロードの信託報酬引下げを反映。
[2019.8.28]ライバルのつみたて、Smart-iの実質コストを更新。
[2019.7.11]ライバルのeMAXIS Slimの実質コストを更新。
[2019.6.11]2019.6.27からの信託報酬引下げ、およびライバルのeMAXIS Slimの2019.6.25からの信託報酬引下げを反映。
[2019.2.9]純資産総額を最新情報に更新
ライバルとなるi-SMT、iFree、たわらの実質コストを最新情報に更新
[2019.1.17]決算発表を受けて実質コスト、マザーファンド純資産総額を最新の値に更新。
[2018.11.5]初版

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの基本情報

購入・換金手数料なしシリーズは、「徹底した低コスト」、「シンプルで分かりやすい」、「組合わせ方は自由」の三つを特徴・コンセプトとしたニッセイアセットマネジメントが運用するインデックスファンド・シリーズで、インデックスファンド低コスト化の先駆け的存在です。

今回解説するのは、先進国の株式に投資する<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

先ず、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの基本情報をまとめます。

運用会社ニッセイアセットマネジメント
設定日2013年12月10日
運用形態インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマークMSCI KOKUSAI(配当込・ネット)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込)0.10989% 
実質コスト0.195%
純資産総額 1081.61億円(2019.2.8時点)
(マザーファンド) 純資産総額 1,497億円(2018.11.20時点)
分配金実績
つみたてNISA対象商品
SBI証券ポイント還元年率0.03%
楽天証券ポイント還元年率0.048%

 

投資対象

ベンチマークMSCI KOKUSAI(コクサイ)[配当込み・ネット]で、日本を除く先進国の株式に投資します。

ネットとは配当金に対する源泉徴収税を考慮した指数になります。

実際の運用では、ファンドが所有する株式から配当が出て、それに各投資国で源泉徴収された後の配当金がファンドの資産となりますので、基本的には配当込・ネットが最も現実に即したベンチマークになります。但し、MSCIが出すネット指数が、各国の税率を正確に反映しているか否かはわかりません。

詳細は下記記事を参照にして下さい。
参考記事【インデックスファンド】運用報告書でのベンチマークとの乖離の見方、乖離0だから単純に素晴らしいファンドとは言えません。

*インデックスファンドのベンチマークは[除く配当]と[配当込]がありますが、実際の運用成績は(過去においては)変わっていません。
参考記事インデックスファンドのベンチマーク、配当込、配当除くで実際の運用成績は異なるか?

 

投資国

投資する国、比率は下図のようになります。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

画像引用:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式 月次レポート(2018/9)

先進国といっても米国が約68%を占めます。

詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事【外国株式インデックスファンド】各インデックス(指数)、そして先進国、新興国ってどこの国? 

 

投資銘柄

投資している銘柄は下表のようになります。(組入上位10銘柄)

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

画像引用:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式 月次レポート(2018/9)

10位までは全て米国が占めており、アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、アルファベット(Googleの持ち株会社)など日本でも良く知られた企業が上位になっています。

 

手数料(信託報酬、実質コストなど)

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、過去の実績では、毎年、その信託報酬を引下げています。

先進国株式インデックスファンドとしては、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスたわらノーロード先進国株式と同率で最安値の0.10989%(税込)

実質コスト0.195%(税込)

勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して、消費税8%から10%に換算した概算値です。

 

他社 先進国株式インデックスファンドとの信託報酬・実質コスト比較

MSCI KOKUSAIをベンチマークとする他社の低コスト・インデックスファンドと信託報酬・実質コストを比較します。

 ファンド信託報酬実質コスト
1eMAXIS Slim 先進国株式インデックス0.10989%0.187%
1たわらノーロード先進国株式0.10989%0.146%
1<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックス0.10989%0.195%
4iFree外国株式インデックス0.2090%0.277%
4i-SMTグローバル株式インデックス0.2090%0.257%
6(三菱UFJ)つみたて先進国株式0.2200%0.295%
6Smart-i先進国株式インデックス0.2200%0.393%

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して、消費税8%から10%に換算した概算値です。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスの信託報酬は、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスたわらノーロード先進国株式と同率で最安値、

実質コストでは2位のeMAXIS Slim 先進国株式インデックスと僅差ながら3位となります。(実質コストは毎年変動します。)

 

信託報酬の変更履歴

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、基本的には毎年の決算期に信託報酬引下げを行ってきました。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの信託報酬変更履歴
引下げ日信託報酬(税込)備考
2013/12/10
 0.4212%新規設定
2015/11/210.2592% 
2016/11/220.2160%iFreeに対抗
2017/11/210.20412%eMAXIS Slim、iFreeに対抗
2018/8/210.11772%eMAXIS Slimに対抗
2019/6/270.107892%eMAXIS Slimに対抗
2019/10/10.10989%消費税増税(8%-->10%)

2018/1/30に大幅な信託報酬引下げを行ったeMAXIS Slim 先進国株式インデックスと一時期は大きな差をつけられましたが、異例ともいえる(期中の)2018年8月の引下げでeMAXIS Slim 先進国株式インデックスとならび、その後2019年6月にも両社引下げを行いました。尚、2019年10月1日にはたわらノーロード先進国株式が信託報酬引下げを行い、現在はこの3本が同率で並んでいます。

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<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの運用状況

資金流出入額 & 純資産総額 (人気は?)

月次資金流出入額純資産総額から<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値になります。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

2015年中頃より現在に至るまで毎月10~30億円の安定した資金流入があり、純資産総額は1,000億円を突破しました。低コスト・先進国インデックスファンドの中では最も大きな純資産総額です。

2018年1月以降約半年、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスに信託報酬で大きな差をつけられましたが、資金流入の大幅な減少は見られず、本ファンドの根強い人気を物語っています。

そして、2018年8月、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスと信託報酬で並んだ後は、両者、激しい競争を繰り広げています。

 

運用状況は?

インデックスファンドでは、ベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

*ベンチマークは同じMSCI KOKUSAIでも配当込・除くなどファンドにより異なりますが、実際の運用は両者で変わらない事から、配当込で配当課税を適切に考慮したインデックスを、ここではベンチマークと定義します。

下図は、2018年10月末日時点の実質コストに対する1年騰落率を複数のファンドでプロットしたものです。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

グラフの左側(コストが低い)、上側(騰落率が高い)にあり、そしてグレーの点線上にある(乖離が少ない)ファンドが優秀なファンドという事になります。
*多くのファンドがコスト起因以外でのベンチマークとの乖離はないだろうという前提で評価。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、この1年間騰落率ではベンチマークとの乖離は殆どありません。

ただ、2018年2月(この時は数回のプラス・マイナス乖離で最終的にはプラマイゼロに近くなった)、2016年11月とニッセイAMが公式に発表した分でも2回の大きな乖離が発生しています。

尚、上図は2018年10月末時点の1年間騰落率ですが、信託報酬引下げを複数回行っている<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、この1年の平均信託報酬が0.1889%となります。2019年6月末からの信託報酬率は0.107892%(2019年10月1日からは消費税増税で0.10989%)と大幅に下がりましたので、今後はeMAXIS Slim 先進国株式インデックスに近い騰落率になる事が予想されます。

 

まとめ

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは先進国株式ファンドとしてeMAXIS Slim 先進国株式インデックスと人気を二分するファンドです。

一時期は信託報酬でeMAXIS Slim 先進国株式インデックスに大きな差をつけられましたが、2018年8月以降は同一水準となり、両者激しい競争を繰り広げています。

懸念点はマザーファンド純資産総額が小さい、そして運用の安定性に若干の不安がある事(2018年2月以前の話で、それ以降は問題ありません)

 

購入先

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは下記の金融機関で購入出来ます。

販売会社 SBI証券楽天証券 マネックス証券カブドットコム証券SMBC日興証券(ダイレクトコース)松井証券岡三オンライン証券GMOクリック証券 ソニー銀行

等で取扱っています。

楽天証券なら楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです(上限5万円/月)。さらに、そのポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
公式サイト楽天カード

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。(上記金融機関でもつみたてNISAを取扱っていない場合があります)

また、個人型確定拠出年金(iDeCo)で取扱っているのはSBI証券 iDeCo(セレクトプラン)のみとなります。

 

 

ライバルとなるファンド

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド (本記事)

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)

i-SMTグローバル株式インデックス 

たわらノーロード 先進国株式

つみたて先進国株式

 

他の先進国株式インデックスファンドとの比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

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