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【インデックスファンド評価・解説】<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド。

投稿日:2019年12月5日 更新日:

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

日本を除く先進国の株式に投資するインデックスファンド<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドについて解説します。

[最終更新日:2020.9.2]純資産総額、騰落率を2020.8末の情報に更新。
ライバルファンドの実質コスト更新。
[2020.2.25]ライバルのeMAXIS Slim信託報酬引下げを反映。
[2020.2.21]2/21からの信託報酬引下げを反映。
[2019.12.5]全て最新情報に更新。
本記事は原則2019.11末日時点の情報に基づき記載しています。

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<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの基本情報

購入・換金手数料なしシリーズは、「徹底した低コスト」、「シンプルで分かりやすい」、「組合わせ方は自由」の三つを特徴・コンセプトとしたニッセイアセットマネジメントが運用するインデックスファンド・シリーズで、インデックスファンド低コスト化の先駆け的存在です。

今回解説するのは、先進国の株式に投資する<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

先ず、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの基本情報をまとめます。

運用会社ニッセイアセットマネジメント
設定日2013年12月10日
運用形態インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマークMSCI KOKUSAI(配当込・ネット)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込)0.1023% 
実質コスト0.164%
純資産総額 1,977.9億円(2020.8.31時点)
(マザーファンド) 純資産総額 1,497億円(2018.11.20時点)
分配金実績
つみたてNISA対象商品
SBI証券ポイント還元年率0.03%
楽天証券ポイント還元年率0.048%

 

投資対象

ベンチマークMSCI KOKUSAI(コクサイ)[配当込み・ネット]で、日本を除く先進国の株式に投資します。

ネットとは配当金に対する源泉徴収税を考慮した指数です。

実際の運用では、ファンドが所有する株式から配当が出て、それに各投資国で源泉徴収された後の配当金がファンドの資産となりますので、基本的には配当込・ネットが最も現実に即したベンチマークになります。但し、MSCIが出すネット指数が、各国の税率を正確に反映しているか否かはわかりません。

詳細は下記記事を参照にして下さい。
参考記事【インデックスファンド】運用報告書でのベンチマークとの乖離の見方、乖離0だから単純に素晴らしいファンドとは言えません。

*インデックスファンドのベンチマークは[除く配当]と[配当込]がありますが、実際の運用成績は(過去においては)変わっていません。
参考記事インデックスファンドのベンチマーク、配当込、配当除くで実際の運用成績は異なるか?

 

投資国

投資する国、比率は下図のようになります。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

画像引用:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式 月次レポート(2019/10)

先進国といっても米国が約69%を占めます。

詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事【外国株式インデックスファンド】各インデックス(指数)、そして先進国、新興国ってどこの国? 

 

投資銘柄

投資している銘柄は下表のようになります。(組入上位10銘柄)

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

画像引用:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式 月次レポート(2019/10)

10位中9銘柄を米国が占めており、アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、アルファベット(Googleの持ち株会社)など日本でも良く知られた企業が上位になっています。

 

手数料(信託報酬、実質コストなど)

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、過去の実績では毎年その信託報酬を引下げています。

現時点の信託報酬は0.1023%(税込)

実質コスト0.164%(税込)

勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して、消費税8%から10%に換算した概算値です。

 

他社 先進国株式インデックスファンドとの信託報酬・実質コスト比較

他社の低コスト・先進国株式インデックスファンドと信託報酬・実質コストを比較します。

尚、SBI・先進国株式インデックス・ファンドだけはベンチマークが異なりFTSE ディベロップド・オールキャップ・インデックス、他は全てMSCI KOKUSAIをベンチマークとするファンドです。

(注)下表は基本的に最新の情報に随時更新しています。よって記事中の記載と異なる場合がありますが、その際は下表の値が最新の情報となります。

*野村スリーゼロ先進国株式投信は野村證券・つみたてNISA限定商品ですので参考ファンド扱いとしています。

 ファンド信託報酬実質コスト
--野村スリーゼロ先進国株式投信0%
(2030年まで)
(決算前)
--SBI・先進国株式インデックス・ファンド
[FTSE]
0.1022%0.202%
1eMAXIS Slim 先進国株式インデックス0.1023%0.175%
1<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックス0.1023%0.164%
3たわらノーロード先進国株式0.10989%0.159%
4iFree外国株式インデックス0.2090%0.255%
4i-SMTグローバル株式インデックス0.2090%0.257%
6(三菱UFJ)つみたて先進国株式0.2200%0.290%
6Smart-i先進国株式インデックス0.2200%0.336%

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して、消費税8%から10%に換算した概算値です。

MSCI KOKUSAIをベンチマークとするファンドでは、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスと並び同率で<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスが信託報酬最安値。

実質コストではたわらノーロード先進国株式に次いで2位。(実質コストは毎年変動します。)

 

信託報酬の変更履歴

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、基本的には毎年の決算期に信託報酬引下げを行ってきましたが、2018年以降、決算期にかかわらずライバルであるeMAXIS Slimに対抗する引き下げを行っています。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの信託報酬変更履歴
引下げ日信託報酬(税込)備考
2013/12/10
 0.4212%新規設定
2015/11/210.2592% 
2016/11/220.2160%iFreeに対抗
2017/11/210.20412%eMAXIS Slim、iFreeに対抗
2018/8/210.11772%eMAXIS Slimに対抗
2019/6/270.107892%eMAXIS Slimに対抗
2019/10/10.10989%消費税増税(8%-->10%)
2020/2/210.10230%eMAXIS Slimを抜いて単独一位に。

2018/1/30に大幅な信託報酬引下げを行ったeMAXIS Slim 先進国株式インデックスと一時期は大きな差をつけられましたが、異例ともいえる(期中の)2018年8月の引下げでeMAXIS Slim 先進国株式インデックスにならび、その後2019年6月にも両社引下げを行いました。

2019/10/1にはたわらノーロード先進国株式が信託報酬引下げを行い、一時この3本が同率で並んでいましたが、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式、そしてeMAXIS Slimが再度の引下げ、現時点で2本が同率最安値となっています。

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<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの運用状況

資金流出入額 & 純資産総額 (評判・人気は?)

月次資金流出入額純資産総額から<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値になります。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

2015年中頃より現在に至るまで毎月10~30億円の安定した資金流入があり、純資産総額は1,000億円を突破、間もなく1,500億円に到達します。低コスト・先進国インデックスファンドの中では最も大きな純資産総額です。

ただ、最近、ちょっとその人気に陰りが出てきたのか、ライバルのeMAXIS Slim 先進国株式に資金流入額で大きな差をつけられるようになりました。

 

運用状況は?

インデックスファンドでは、ベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

*ベンチマークは同じMSCI KOKUSAIでも配当込・除くなどファンドにより異なりますが、実際の運用は両者で変わらない事から、配当込で配当課税を適切に考慮したインデックスを、ここではベンチマークと定義します。

下図は、2019年11月末日時点の実質コストに対する1年騰落率を複数のファンドでプロットしたものです。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

グラフの左側(コストが低い)、上側(騰落率が高い)にあり、そしてグレーの点線上にある(乖離が少ない)ファンドが優秀なファンドという事になります。
*多くのファンドがコスト起因以外でのベンチマークとの乖離はないだろうという前提で評価。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、この1年間騰落率ではベンチマークとの乖離は殆どありません。

ただ、2018年2月(この時は数回のプラス・マイナス乖離で最終的にはプラマイゼロに近くなった)、2016年11月とニッセイAMが公式に発表した分でも2回の大きな乖離が発生しています。

尚、上図は2019年11月末時点の1年騰落率ですが、ライバルのたわらノーロード先進国株式は信託報酬を大幅に引下げたのが2019年10月ですので、今後はたわらノーロード先進国株式<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドと同等、もしくは実質コスト分上回る騰落率になる事が予想されます。

 

最新の騰落率 ~2020年8月末日時点~

最新の騰落率をライバルファンドとともにまとめます。

*3年、5年騰落率は年率表記。

[スマホの方は横にスクロールしてご覧ください]

騰落率 2020.8末時点
 1カ月3カ月年初来1年3年5年
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ外国株式
7.67%13.47%1.76%16.66%8.99%7.65%
eMAXIS Slim先進国株式7.66%13.37%1.75%16.62%9.04%---
たわらノーロード先進国株式7.67%13.39%1.74%16.62%8.96%---

1年以内で<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの騰落率が高いのは、2020.6.1に若干のプラス乖離を起こした為と推測します。
*プラス側と言えどもベンチマークから乖離が生じる事は良い事ではありません。

 

まとめ

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは先進国株式ファンドとしてeMAXIS Slim 先進国株式インデックスと人気を二分するファンドです。

一時期は信託報酬でeMAXIS Slim 先進国株式インデックスに大きな差をつけられましたが、2018年8月以降は概ね同一水準となり、たわらノーロード先進国株式を加えた3本が激しい競争を繰り広げています。

懸念点はマザーファンド純資産総額が小さい、そして運用の安定性に若干の不安がある事(大きな乖離は2018年2月以前の話で、それ以降は概ね問題ありません)

 

販売会社

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは下記の金融機関で購入出来ます。

*主にネット証券、ネット取引での取扱いとなります。

SBI証券
投資信託保有で毎月Tポイントがもらえます。さらにTポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイト SBI証券

楽天証券
投資信託保有で毎月楽天ポイントがもらえます。さらに楽天ポイントで投資信託を購入する事も出来ます。また、楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます(上限5万円/月)。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです。
(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイト楽天証券楽天カード

SMBC日興証券(ダイレクトコース)
大手店頭証券で唯一超低コストファンドを取扱い(ダイレクトコースのみ)。
国内株式を定額(100円~)、買付手数料無料(100万円以下)で買付・積立出来、さらにdポイントも使えるキンカブ・日興フロッギーも魅力の証券会社。
(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイトSMBC日興証券

松井証券
松井証券は、複数の投資信託を積立する際、設定したポートフォリオ(配分比率)になるよう自動的に購入商品・金額を調整してくれる「リバランス積立」が魅力(無料で利用可能)。
(つみたてNISAでも購入可能、但しリバランス積立はつみたてNISAでは非対応)
公式サイト松井証券

その他のネット証券
マネックス証券岡三オンライン証券auカブコム証券GMOクリック証券等。

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。(上記金融機関でもつみたてNISAを取扱っていない場合があります)

また、個人型確定拠出年金(iDeCo)で取扱っているのはSBI証券 iDeCo(セレクトプラン)です。

 

ライバルとなるファンド

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド (本記事)

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)

i-SMTグローバル株式インデックス 

たわらノーロード 先進国株式

つみたて先進国株式

野村スリーゼロ先進国株式投信

 

他の先進国株式インデックスファンドとの比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

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