三菱UFJ国際投信は同社が運用するeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託報酬を引き下げると発表しました。
これは同じS&P500との連動を目指し、2023年3月30日に新規設定されるたわらノーロード S&P500に対抗したものと思われます。
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eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 信託報酬引下げ
信託報酬引下げ日
2023年4月25日より
引下げ後の信託報酬
下表のように引き下げられます。(税込みで記載)
*参考までにたわらノーロードS&P500、SBI・V・S&P500インデックスファンドの信託報酬も記載します。
| 現状 | 改定後 | |
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.0968% | 0.09372% |
| [参考] たわらノーロードS&P500 | 0.09372% | --- |
| [参考] SBI・V・S&P500 | 0.0938% | --- |
引下げ後はSBI・S&P500インデックスより低くなり(従来は税抜きで同率)、たわらノーロードS&P500と並びS&P500連動型インデックスファンドとして信託報酬最安値になります。
受益者還元型信託報酬
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は下表のように純資産総額に応じて信託報酬率が変わる受益者還元型信託報酬を採用していますが、当然これも引下げとなります。
*税込表記
| 純資産総額 | 現状 | 改定後 |
| (旧)500億円未満の部分 (改定後)5,000億円未満の部分 | 0.0968% | 0.09372% |
| (旧)500億円以上1,000億円未満の部分 (改定後)5,000億円以上1兆円未満の部分 | 0.09625% | 0.09306% |
| (旧)1,000億円以上の部分 (改定後)1兆円以上の部分 | 0.0957% | 0.0924% |
尚、従来は500億円毎に0.0005%(税抜)ずつ下げていましたが、今回から5,000億円毎に0.0006%(税抜)となりました。
以上、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、信託報酬引下げのニュースでした。
ライバルとなるたわらノーロード S&P500の設定がEDINETに掲載されたのが3月14日、僅か二日後の引下げ発表です。
最近、eMAXIS Slimシリーズの信託報酬引下げがありませんでしたが、1兆円を超える巨大ファンドとなりeMAXIS Slimシリーズの代表的ファンドとも言えるeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)だけに、引下げの決断、発表も早かったですね！
いずれにせよ、投資家にとっては嬉しいニュースです。
米国株式(S&P500、CRSP USトータル・マーケット・インデックス)インデックスファンドの最新の人気・運用状況は下記ページをご覧下さい。
主なインデックスファンド一覧は下記ページをご覧ください。(今回の改定も反映済)