先進国株式・先進国債券に為替ヘッジは必要か否か? 為替ヘッジを組み込むことで運用効率を上げられないか? 

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[2017.3.9]相関係数の計算に誤りがあり、修正しました。

先日、アセットマネジメントOne「たわらノーロードシリーズ 」の 先進国株式・先進国債券に為替ヘッジ有が追加され、楽天証券、マネックス証券、SBI証券で販売が開始されたことを記事にしました。

今回、為替ヘッジ有のファンドをポートフォリオの中に組み込むことで、そのシャープレシオ(効率係数、リスクに対するリターン)がどのように変化するか調べてみました。

きっかけは上記記事でも引用した、三菱UFJ信託銀行の

「年金ポートフォリオにおける為替リスク管理の考え方」

本レポートによると、外国債券において、90%のヘッジ比率の時、運用効率が最大になる事が示されています。ただ、残念ながら株式について、同様の検証結果は示されていません。

そこで、「しんたろう」が独自に、先進国株式、先進国債券について、為替ヘッジのポートフォリオに占める比率とシャープレシオの関係について検証してみました。

為替ヘッジの比率に対する先進国株式・先進国債券のシャープレシオ

使用したデータ

日興アセットマネジメント社が運用する、

のマンスリーレポートから、リターン、リスクの値を使用させていただきました。

本ファンドは、設定が2001年と歴史のあるファンドで、約15年のリターン・リスクが分かります。

*リターンは分配金再投資、そして信託報酬も含まれています。

さらに、野村アセットマネジメントが運用する、

の約3年分の基準価額日次データより為替ヘッジ有無の相関係数を計算しました。

先進国債券

ヘッジ有無の相関係数は0.01。非常に弱い相関になります。

15年のリターン、リスク(いずれも年率換算)、及びシャープレシオ(無リスク資産のリターン0)をプロットします。

横軸はヘッジ有比率。例えば、ヘッジ有比率80%の場合、ヘッジ有のファンドを80%、残り20%がヘッジ無のファンドというポートフォリオを意味します。

hedge_saiken_20170309

為替ヘッジ有の比率が大きくなるほど、リスクは大幅に減少していきますが、同時にリターンも減少していきます。

そして、シャープレシオは、ヘッジ有比率が大きくなるほど、その値が大きくなり、概ね80%のところで最大値を持ちます。

先に紹介した三菱UFJ信託銀行のレポートと同等の結果です。

先進国株式

ヘッジ有無の相関係数は0.89。債券より大きな値になります。三菱UFJ信託銀行のレポートにもありましたが、為替要因が債券より小さく、それが故に比較的大きな相関係数になったと思われます。

さて、同じように、15年のリターン、リスク、シャープレシオを見てみます。

hedge_kabu_20170309

債券と同様、ヘッジ有比率が上がると、リターン、リスクとも下がり、そしてシャープレシオも概ね債券と同様の傾向を示します。ヘッジ比率90%で最大値を持ちます。

先進国株式においても、為替ヘッジ有をポートフォリオに組み込むことでシャープレシオが上がる事が検証されました。

ただ、先進国債券の場合、ヘッジ有比率0%の時に対して、比率80%に上げたとき、シャープレシオは0.41から0.72と約1.7倍も上昇しましたが、先進国株式では、僅か1.1倍程度です。

*債券と株式でシャープレシオのグラフ上のスケールが異なる事に注意して下さい。

この程度の差であれば、実際には、あまり意味を持たないかもしれません。

まとめ

先進国債券、先進国株式、両方において、為替ヘッジ有をポートフォリオに組み込むことで、シャープレシオの改善が期待できることが検証できました。

ただ、先進国債券では、その効果は大きいものの、先進国株式では、1.1倍程度の差にすぎません。

たわらノーロード先進国債券<為替ヘッジ有>は、楽天証券イオン銀行個人型確定拠出年金(iDeCo)でも購入できます。(*先進国株式<為替ヘッジ有>は取扱無し)

楽天証券 公式サイト楽天証券 確定拠出年金

イオン銀行 公式サイトイオン銀行のiDeCo

またSBI証券個人型確定拠出年金(iDeCo)では、日興インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用)日興インデックスファンド海外株式ヘッジあり(DC専用)と、債券・株式とも為替ヘッジ有のファンドがラインアップされています。

SBI証券 公式サイトSBI証券 個人型確定拠出年金

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