主にFTSE世界国債インデックスとの連動を目指す先進国債券インデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、運用成績(騰落率、ベンチマークとの乖離)を調査します。
尚、ベンチマークは異なりますが、ブルームバーグ・グローバル総合インデックスとの連動を目指し、日本を含む全世界の債券に投資するSBI・iシェアーズ・全世界債券インデックス・ファンド(愛称:サクッと全世界債券)、及びブルームバーグ米国総合債券インデックスとの連動を目指し、米国債券に投資するSBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド(愛称:サクッと米国総合債券)についても評価します。
*それぞれ年4回決算型もラインアップしており計4本になります。
*先進国債券では多くの運用会社が為替ヘッジ有無の2商品を提供していますので両者について比較します。
*原則6カ月毎に更新します。
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さらに新規口座開設で1,500円、各種条件を満たすと最大20,000円がもらえます(要エントリー)。
[最終更新日:2025.7.15]全て最新の情報に更新。
*本記事は原則2025年6月末日時点の情報に基づき記載しています。
FTSE世界国債って何? 先進国ってどこの国?っていう方は下記の記事をご覧ください。
参考記事【外国債券インデックスファンド】各インデックス(指数)、そして先進国、新興国ってどこの国?
先ず、各ファンドの純資産総額、及び月次資金流出入額から人気のファンドを調べます。
さらに、各ファンドにより実質コスト(信託報酬+α)は異なりますが、それがちゃんとファンド騰落率に反映されているか、そしてベンチマークとの乖離を確認します。
尚、ベンチマークとの乖離、各社、決算時の運用報告書や月報に記載されていますが、これを信じてはいけません。同じFTSE世界国債インデックスといっても、各社のベンチマーク騰落率は円換算レートの違いなどにより異なるからです。
見出し
比較した先進国債券インデックスファンド、その信託報酬・実質コスト・純資産総額
比較したファンド、及び、その信託報酬・実質コスト、設定日、2025年6月末日時点の純資産総額を下表にまとめます。(信託報酬の低い順に並べてあります)
*信託報酬、実質コストは税込み表記。
*DC専用ファンドは参考値扱い。(表中グレーの行のファンド)
*(日興)インデックスファンド海外債券(ヘッジなし・あり)は2024.7.20に信託報酬を0.737%から0.473%に引き下げました。
ベンチマークがFTSE世界国債インデックス以外のファンド |
ファンド | 信託報酬 (実質コスト) | 設定日 | 純資産総額(億円) |
為替ヘッジなし | |||
ステート・ストリート・グローバル債券インデックス(隔月分配型) | 0.0638% (0.161%) | 2014/1/11 | 1.3 |
SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド | 0.0938% (0.148%) | 2023/6/8 | 102.2 |
SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド(年4回決算型) | 0.0938% (0.239%) | 2024/2/28 | 10.9 |
SBI・iシェアーズ・全世界債券インデックス・ファンド(*) | 0.1158% (0.168%) | 2013/5/13 2024/2/10(*) | 74.1 |
SBI・iシェアーズ・全世界債券インデックス・ファンド(年4回決算型) | 0.1158% (0.248%) | 2024/7/17 | 2.5 |
eMAXIS Slim先進国債券インデックス | 0.1540% (0.169%) | 2017/2/27 | 1,677.7 |
ニッセイ外国債券インデックスファンド<購入・換金手数料なし> | 0.1540% (0.188%) | 2013/12/10 | 291.6 |
My SMT グローバル債券インデックス | 0.1540% (0.193%) | 2022/3/29 | 46.8 |
たわらノーロード先進国債券 | 0.1870% (0.208%) | 2015/12/18 | 596.4 |
Smart-i 先進国債券インデックス(為替ヘッジなし) | 0.1870% (0.227%) | 2017/8/29 | 73.2 |
iFree 外国債券インデックス | 0.1980% (0.220%) | 2016/9/8 | 48.2 |
三井住友・DC外国債券インデックスファンド | 0.2310% (0.265%) | 2002/4/1 | 874.1 |
インデックスファンド海外債券(ヘッジなし) | 0.4730% (0.498%) | 2001/10/17 | 99.3 |
SMTグローバル債券インデックス・オープン | 0.5500% (0.586%) | 2008/1/9 | 284.2 |
外国債券インデックスe | 0.5500% (0.574%) | 2010/4/6 | 27.7 |
野村インデックスファンド・外国債券[Funds-i] | 0.6050% (0.621%) | 2010/11/26 | 35.4 |
eMAXIS 先進国債券インデックス | 0.6600% (0.675%) | 2009/10/28 | 182.0 |
為替ヘッジあり | |||
インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用) | 0.1760% (0.205%) | 2002/12/10 | 98.0 |
Smart-i 先進国債券インデックス(為替ヘッジあり) | 0.1870% (0.221%) | 2017/8/29 | 192.9 |
たわらノーロード先進国債券<為替ヘッジあり> | 0.2200% (0.253%) | 2016/10/3 | 169.5 |
インデックスファンド海外債券(ヘッジあり) | 0.4730% (0.501%) | 2001/10/17 | 5.3 |
SMTグローバル債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり) | 0.5500% (0.587%) | 2013/12/27 | 47.1 |
野村インデックスファンド・外国債券・為替ヘッジ型[Funds-i] | 0.6050% (0.621%) | 2013/9/12 | 24.5 |
eMAXIS 先進国債券インデックス(為替ヘッジあり) | 0.6600% (0.676%) | 2016/7/1 | 10.0 |
(*)SBI・iシェアーズ・全世界債券インデックス・ファンドは旧名称:EXE-i先進国債券ファンド(参考指標:FTSE世界BIG債券インデックス)として2013.5.13に設定。その後2024.2.10に大幅に投資対象などを変更。詳細は後述。
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為替ヘッジなし先進国債券インデックスファンド
信託報酬最安値は2024年1月11日に設定されたステート・ストリート・グローバル債券インデックス・オープン(隔月分配型)(以下、SSGAライトと表記する場合があります)。ファンド名称からわかるように、原則、隔月で分配金を出すと思われます。(すでに2024.4以降隔月で分配金を出しています)。ただ、実質コスト(信託報酬以外のコスト)が非常に高くなっています(それでも最安値)。また販売会社が少ない事もあって純資産は殆ど増えていません。
これに続くのが2019年5月14日に信託報酬を引き下げたeMAXIS Slim先進国債券インデックス、eMAXIS Slimに対抗して2019年6月24日に引き下げたニッセイ外国債券インデックスファンド<購入・換金手数料なし>、そして2022年3月29日に設定されたMy SMT グローバル債券インデックスの3本。
他のアセットクラスのように信託報酬引き下げ競争が激しくなく、5~6年ほど信託報酬は下がっていません。
そして、これに続く三番手グループがたわらノーロード先進国債券、Smart-i先進国債券インデックス(為替ヘッジなし)となっています。
実質コストでもSSGAライトが最安値ですが、eMAXIS Slim先進国債券インデックスとの差は殆どありません。
純資産総額1位はeMAXIS Slim先進国債券インデックス、長年トップだった三井住友・DC外国債券インデックスファンドを超えました。
SBI・iシェアーズ・全世界債券/米国総合債券インデックス・ファンド
2013年に設定されたEXE-i先進国債券ファンド(参考指標:FTSE世界BIG債券インデックス)から大幅に投資対象などを変更して2024.2.10に登場したSBI・iシェアーズ・全世界債券インデックス・ファンド。
EXE-iから投資対象地域を先進国から全世界、参考指数からベンチマークとして Bloomberg Global Aggregate Bond Indexに、投資対象ETFの変更、そして信託報酬(投資先ETF経費率を含む)を0.411%から0.1158%(税込、2025.2.14投資先ETFの比率変更で0.1098-->0.1158%)へと、超低コストの全世界債券インデックスファンドとして生まれ変わりました。
さらに、本ファンドの年4回決算型も2024.7.17に登場しました。
2023.6.8に設定されたSBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド、純資産総額では全世界債券よりも大きくなっています。
本ファンドも年4回決算型が2024.2.28に設定されました。
為替ヘッジあり先進国債券インデックスファンド
信託報酬1位はSmart-i 先進国債券インデックス(為替ヘッジあり)。2019.2.26の信託報酬引下げで2位以下との差をさらに広げました。設定当初は信託報酬以外のコストが高くなっていましたが、徐々に下がり実質コストでも最安値です。純資産総額も193億と大きくなりました。
*2024.2.15の1日だけで個人とは思えない124億の資金流入がありました。
信託報酬、純資産総額ともに2位はたわらノーロード先進国債券<為替ヘッジあり>。3位以下とは大きな差があります。
尚、参考データとして取り上げた信託報酬最安値のインデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用)は、SBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)セレクトプランで取扱っています。
最新の信託報酬・実質コスト等は下記記事を参照して下さい。
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資金流出入額 [先進国債券インデックスファンド 人気ランキング]
2025年上半期(1~6月)の概算の月次資金流出入額(*)6カ月合計、及び2024年合計を見てみます。
2025年上半期の資金流出入額が大きい順にならべてあります。
どのファンドが多く購入されているかの人気ランキングになりますが、純資産が増える事は、それだけ安定した運用にもつながりますし、繰上償還のリスクも減ります。
ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてみて下さい。
(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出。
例えば、3月5日の日次資金流出入額は
(3月5日の純資産総額) - (3月4日の純資産総額) x (日次騰落率 + 1)で計算し、
これを1カ月分足して月次資金流出入額としています。
2025年上半期(1~6月) | 2024年合計 | |||
順位 | ファンド | (億円) | 順位 | (億円) |
為替ヘッジなし | ||||
1 | eMAXIS Slim先進国債券インデックス | 130.7 | 1 | 538.9 |
2 | たわらノーロード先進国債券 | 32.9 | 2 | 80.0 |
3 | SBI・iシェアーズ・全世界債券インデックス・ファンド | 17.5 | 4 | 40.4 |
4 | My SMTグローバル債券インデックス | 9.1 | 6 | 21.1 |
5 | SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド | 5.1 | 3 | 59.7 |
6 | Smart-i 先進国債券インデックス(為替ヘッジなし) | 4.6 | 5 | 34.7 |
7 | 野村インデックスファンド・外国債券[Funds-i] | 1.3 | 11 | 0.4 |
8 | ニッセイ外国債券インデックスファンド<購入・換金手数料なし> | 1.2 | 8 | 11.3 |
9 | ステート・ストリート・グローバル債券インデックス・オープン(隔月分配型) | 1.0 | 12 | 0.2 |
10 | eMAXIS 先進国債券インデックス | 0.9 | 7 | 18.5 |
11 | SBI・iシェアーズ・全世界債券インデックス・ファンド(年4回決算型) | 0.4 | 10 | 0.9 |
12 | SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド(年4回決算型) | 0.4 | 9 | 7.8 |
13 | 外国債券インデックスe | -0.7 | 14 | -2.4 |
14 | インデックスファンド海外債券(ヘッジなし) | -1.0 | 13 | -2.0 |
15 | iFree 外国債券インデックス | -2.3 | 16 | -27.7 |
16 | 三井住友・DC外国債券インデックスファンド | -2.4 | 17 | -34.0 |
17 | SMTグローバル債券インデックス・オープン | -15.2 | 15 | -13.9 |
為替ヘッジあり | ||||
1 | Smart-i 先進国債券インデックス(為替ヘッジあり) | 27.6 | 1 | 143.0 |
2 | 野村インデックスファンド・外国債券・為替ヘッジ型 | 2.4 | 3 | 8.0 |
3 | たわらノーロード先進国債券<為替ヘッジあり> | 1.8 | 2 | 22.9 |
4 | SMTグローバル債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり) | 0.6 | 4 | 2.8 |
5 | インデックスファンド海外債券(ヘッジあり) | -0.2 | 6 | -0.2 |
6 | eMAXIS 先進国債券インデックス(為替ヘッジあり) | -1.0 | 5 | 0.8 |
参考 | インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用) | 1.3 | 参考 | 16.0 |
為替ヘッジなし先進国債券インデックスファンド & SBI・iシェアーズ・全世界債券/米国総合債券
2025年上半期のトップは、
2位以下を大きく引き離しての1位です。2024年年間でもトップでeMAXIS Slim先進国債券インデックスの独り勝ちと言っても良いでしょう。
2位がたわらノーロード先進国債券。
信託報酬最安値のステート・ストリート・グローバル債券インデックス・オープン(隔月分配型)は販売会社が少ない事もあり、未だ殆ど売れていません。
そして、全体の3位につけたのがSBI・iシェアーズ・全世界債券インデックス・ファンド、SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンドも5位に入っています。2024年年間ではそれぞれ4位、3位。
尚、13位以下の5ファンドは資金流出です。
為替ヘッジあり先進国債券インデックスファンド
2025年上半期のトップはSmart-i 先進国債券インデックス(為替ヘッジあり)。ただ、2025.2.10の1日だけで25億の資金流入があり個人以外の可能性があります。
2024年も1位でしたが。これも前述のように2024.2.15の1日だけで124億もの資金流入がありました。
2025年上半期の2位は野村インデックスファンド(Funds-i)、
3位がたわらノーロード先進国債券<為替ヘッジあり>。2024年は2位でした。
総じて為替ヘッジありはあまり売れていません。
最近の円安、そして金利差拡大によるヘッジコストの増大でのパフォーマンスの悪化が原因かと。
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リターンの比較。実質コスト(信託報酬+α)が騰落率に反映されているか? ベンチマークとの乖離は?
2025年6月末時点の各ファンドの騰落率を見てみます。
*騰落率は各ファンドの基準価額(分配金非課税再投資)から管理人が独自に計算した結果です。
*実質コストに対する騰落率を見ていきますが、期中に信託報酬の変更があったファンドは、その期間に応じて按分した実質コストを用います。
騰落率とコストの関係は、理想的にはインデックス騰落率から決まる傾き、切片の直線になります。
先進国債券の場合、利息に対する課税はほぼありませんので(*1)、外国株式のようにグロス・ネットを考慮する必要はありません。ただ為替レートの違いか各社のベンチマーク騰落率は異なります(*2)。ここではたわらノーロード月報記載のベンチマーク騰落率をインデックス騰落率とします。
(注)本評価では、多くのファンドがベンチマークとの乖離がないであろうとの仮定・前提のもと、この「多くのファンド」から外れた騰落率を示すものを「乖離」と判定します。評価方法やインデックスの詳細については下記記事をご覧ください。
(*1)引用: K-ZONE money : 投信フォーカス 取り戻せない「海外源泉徴収税」の実態を知る - 注目の投信 - 投資信託
(*2)為替ヘッジ無の場合。為替ヘッジ有では各社のベンチマーク騰落率は同じ値となっています。
(注)グラフ中のファンド名称は略称で記載しています。
尚、ステート・ストリート・グローバル債券インデックス・オープン(隔月分配型)は「SSGAライト」、
日興AMの「インデックスファンド海外債券(ヘッジなし・あり)」は"日興"、DC専用の「インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用)」は"日興DC"と記載します。
ETF、NEXT FUNDS外国債券・FTSE世界国債インデックス(除く日本・為替ヘッジなし/あり)連動型上場投信【2511】/【2512】の騰落率(分配金非課税再投資)も同時にプロットします。
為替ヘッジなし先進国債券インデックスファンド
6ヶ月騰落率
先ずは2025.6末時点の6カ月騰落率を見てみます。
下図は各ファンドの騰落率を実質コスト(/2)に対してプロットしたものです。
図中グレーの点線が(たわらノーロードの)インデックス騰落率から決まる直線ですが、多くのファンドが若干マイナス側に位置しています(緑色の点線)。これは先進国債券インデックスファンドでは良く見られる現象なのですが(プラス側になる事もあり)、利息収入がファンド資産に計上される日がベンチマークと異なるのでしょうか?よく分かりません。
その中でSSGAライトは他のファンドより明らかにマイナス側に位置し、コスト要因以外でのベンチマークとの乖離、あるいは信託報酬以外のコストの増大が起きている可能性があります。
1年騰落率
1年騰落率の実質コストの関係です。
図中グレーの点線が(たわらノーロード月報記載の)インデックス騰落率から決まる直線ですが、6カ月とは逆に殆どのファンドがプラス側に位置しています(緑色の点線)。
緑色の点線を基準にすると、多くのファンドがコスト要因以外でのベンチマーク(*)との乖離がないと推測されます。
ただ、6カ月同様SSGAライトがマイナス側に乖離しているように見えます。
(*)ここでのベンチマークは多くのファンド騰落率とコストの関係から推測される値と定義
そして、順当に低コストのeMAXIS Slim先進国債券インデックス、ニッセイ外国債券インデックスファンド<購入・換金手数料なし>、My SMT グローバル債券インデックス、そしてたわらノーロード先進国債券の騰落率が高くなっています。
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SBI・iシェアーズ・全世界債券/米国総合債券インデックス・ファンド
ここでは1年騰落率を見てみます。
*SBI・iシェアーズ・全世界債券インデックス・ファンド(年4回決算型)は未だ1年のデータはありません。
参考までにFTSE世界国債インデックスをベンチマークとするファンドの騰落率もプロットしてあります。
類似のファンドがないため、ベンチマークとの乖離を評価するには投資先ETFの騰落率との比較が必要ですが、ここでは割愛させて頂きます。
1年でみれば、全世界、米国総合債券ともFTSE世界国債インデックスより下回っています。
ただ、ベンチマークの異なるファンドを短期間で比較しても意味がありませんので、あくまで参考データという事で。
為替ヘッジあり先進国債券インデックスファンド
1年騰落率と実質コストの関係です。
各ファンド、概ねベンチマークから決まる直線上にあり、騰落率トップは(ETFを除くと)、信託報酬・実質コスト最安値のSmart-i 先進国債券インデックス(為替ヘッジあり)、インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用)。
尚、厳密にはたわらノーロード、SMTの2本は若干マイナス側に乖離しているように見えます。
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まとめ & おすすめファンド
以上、先進国債券(FTSE世界国債)インデックスファンド(&SBI・iシェアーズ・全世界債券/米国総合債券)について純資産総額、資金流出入額、騰落率、さらにベンチマークとの乖離を評価しました。
人気を集めている=資金流入額が大きいのは、為替ヘッジ無がeMAXIS Slim、ヘッジ有がSmart-i。
先進国債券(為替ヘッジなし)のおすすめファンド
そもそも期待リターンが小さい債券クラスだけに、よりコストが重要となります。
そこで、本サイトが選ぶ現時点でのおすすめファンドは(実績のあるファンドの中で)信託報酬・実質コスト最安値で、その低コストに応じた高い騰落率、また、純資産総額もゆっくりとしたペースですが順調に増えてきている
尚、全世界、あるいは米国のみの債券に投資したい方にとっては、
SBI・iシェアーズ・全世界債券インデックス・ファンド
も有力な選択肢となるファンドです。
先進国債券(為替ヘッジあり)のおすすめファンド
コスト最安値の
をおすすめとします。
今まで懸念だった純資産総額の小ささも解消されました。
また、今期の評価ではベンチマークに対してマイナス乖離のように見えましたが、コストは最安値ではないものの比較的低く、資金流入・純資産が大きい
でも良いかと。
*「おすすめ」というのは必ず利益が出るという意味ではありません。他の類似ファンドに比べ、同等以上の成績を残すであろうと管理人の主観・推測で選んだものです。最終的なファンドの選択はご自身の判断で行ってください。
eMAXIS Slim先進国債券、Smart-i先進国債券、たわらノーロード 先進国債券は下記の金融機関で購入出来ます。
SBI・iシェアーズシリーズの一部は販売会社が限定されているファンドもあります。
(dカードGOLDでNISA口座なら月10万円までクレカ積立還元率1.1%)
*dカード、マネックスカードとも通常ショッピング時は1.0%。
また投資信託保有でポイントもたまります(一部ファンドを除く)。
*マネックスカードの発行にはマネックス証券の口座開設が必要です。
公式サイトマネックス証券
また投資信託保有でVポイント、Pontaポイント、dポイントがもらえます。さらにV/Pontaポイントで投資信託を購入できます。
公式サイト SBI証券
また、楽天キャッシュ決済でも投資信託積立が出来ます。0.5%のポイント還元。
楽天カード決済で10万円、楽天キャシュ決済で5万円、あわせて月15万円まで利用可能。
さらに、楽天ポイントで投資信託を購入できます。
公式サイト楽天証券
公式サイト楽天カード
またMATSUI Bank(住信SBIネット銀行マツイ支店)の口座開設すれば普通預金金利 年0.41%になるのも魅力。
公式サイト松井証券
尚、先進国債券インデックスファンドはNISA(つみたて投資枠)では購入できません。成長投資枠か、あるいはつみたて投資枠で先進国債券に投資したい場合はバランスファンドを購入する事になります。
また、個人型確定拠出年金(iDeCo)でeMAXIS Slim先進国債券を取り扱っているのはマネックス証券iDeCo、松井証券 iDeCo、SBI証券 iDeCo(セレクトプラン)、たわらノーロード 先進国債券(為替ヘッジ有無とも)を取扱っているのは楽天証券iDeCoです。
マネックス証券 iDeCoでは為替ヘッジなしがeMAXIS Slim、為替ヘッジ有がたわらノーロードをラインアップしています。
他のアセットクラスの最新の情報・結果は↓の記事を参照して下さい。
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先進国債券インデックスファンド (本記事)