プロモーション

  • 本サイトは広告を含みます。
  • 本サイトは、掲載されている情報の正確性を保証するものではありません。記載の情報が原因で被ったいかなるトラブル・損害についても責任は負えません。

インデックス投資全般

【新興国株式】 主なインデックスのパフォーマンス比較(MSCIエマージング・マーケット, FTSEエマージング,FTSE RAFIエマージング)

投稿日:

新興国株式を対象とする主なインデックスについて、その概要・パフォーマンスをまとめます。

[最終更新日:2023.10.24]最新の情報に更新。
本記事は原則2023年9月末日時点の情報に基づき記載しています。

スポンサーリンク

新興国株式インデックスファンドに使用されている主なインデックス

新興国株式を対象としたインデックスファンドのベンチマークとして使用されている代表的なインデックスとして、

等があります。

これらのインデックスの概要を下表にまとめます。(2023.9末時点)

[スマホの方は横にスクロールしてご覧ください]

新興国株式インデックスの概要 2023.9末時点
インデックスMSCI Emerging
Markets Index
FTSE Emerging
Index
FTSE RAFI 
Emerging Index
FTSE Emerging
Markets All Cap
China A Inclusion
ベンダーMSCIFTSE FTSE FTSE 
投資国24カ国24カ国12カ国24カ国
タイプ時価総額加重時価総額加重スマートベータ
(*)
時価総額加重
投資対象
時価総額
大・中型大・中型---大・中・小型
投資銘柄数1,4372,1763974,590
主な
インデックス
ファンド
eMAXIS Slim
新興国株式
SBI・新興国株式
インデックス
(雪だるま)
iFree
新興国株式
楽天/SBI・V・
新興国株式
主な
米国ETF
iShares MSCI
Emerging Markets
ETF【EEM】
Schwab
Emerging
Markets Equity
ETF【SCHE】
Invesco
FTSE RAFI
Emerging Markets
ETF【PXH】
Vanguard FTSE
Emerging Markets
ETF【VWO】

データ引用元:各インデックスのFACTSHEET

(*)FTSE RAFI Emerging Indexは売上、キャッシュフロー、株主資本、配当のファンダメンタル要素からウェイト付けを行い銘柄選定を行います。

 

投資国・比率

各インデックスの投資国、及び比率は下図のようになります。

新興国株式インデックス構成国・国別比率

大きな違いは MSCI エマージング・マーケット・インデックスが韓国を12%含むのに対し、FTSEの3種のインデックスは全く含みません。(FTSEでは韓国を先進国として取り扱っています)

 FTSEエマージング・インデックス 、FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップはMSCIエマージングに対して、韓国がない分他の国の比率が高くなっています。

一方、FTSE RAFI Emerging Indexはブラジルの比率が高くなっている点が特徴的です。

各インデックスの投資国の詳細は下記記事をご覧ください。

 

スポンサーリンク

新興国株式インデックスのパフォーマンス比較

(注意)以下のリターンなどの数値は全てドルベースです。

各インデックスのトータル・リターン

各インデックスの2023.9末時点のトータルリターンを下表にまとめます。

*FTSE Emerging Markets All Cap China A Inclusionは同じ条件でパフォーマンスを評価できるデータが見つからなかった為、下表からは除きます。

インデックスインデックス・トータルリターン(net) [年率]
5年10年
MSCI Emerging Markets 0.55%2.07%
FTSE Emerging Index1.77%2.72%
FTSE RAFI Emerging Markets1.63%2.84%

[データ引用元]下記ETFのベンチマークのリターン
MSCI Emerging Markets : iShares MSCI Emerging Markets ETF【EEM】
FTSE Emerging Index : Schwab Emerging Markets Equity ETF【SCHE】
FTSE RAFI Emerging Markets : Invesco FTSE RAFI Emerging Markets ETF【PXH】 

*尚、各インデックスのリターンは各種情報を総合的に判断して配当課税を考慮したネットと推測します。

5年、10年とも FTSEエマージング > MSCI エマージング。

MSCIで12%を占める韓国が大きく影響しているものと推測します。

FTSE RAFIは、5年、10年ともFTSEエマージングと概ね同等の結果です。

 

FTSE インデックスのパフォーマンス比較(Factsheet)

上記比較ではFTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)のデータが無かった為、FTSE社の各インデックス Factsheetに記載してあるリターン・リスクを比較します。

*前述のETFベンチマークに比べリターンが大きくなっている事からFactsheet記載の値はグロス(配当課税無)と推測。
*参考までに中国A株を含まないFTSE Emerging Markets All Capの値も記載。
*シャープレシオ(S/R)は無リスク資産のリターンを0として独自に計算。

[スマホの方は横にスクロールしてご覧ください]

FTSE新興国株式インデックスの5年パフォーマンス(年率) 2023.9時点
インデックスFTSE
Emerging
Index
FTSE
RAFI
Emerging
Markets
FTSE
Emerging
Markets
All Cap
China A
Inclusion
FTSE
Emerging
Markets
All Cap
リターン2.1%2.2%2.6%2.5%
リスク18.5%19.6%18.3%18.4%
S/R0.110.110.140.13

データ引用元:各インデックスのFACTSHEET

FTSEエマージングとFTSE RAFIのリターンを比較すると前章(ETFのベンチマーク)の結果とは逆になっていますが、投資国よる配当課税が異なるのかもしれません(前章はネット、上表はグロスと推測)

リスクはFTSE RAFIが若干大きくなっています。

FTSEエマージングと小型株を含むオールキャップとの比較では、今回の評価ではオールキャップの方がリターンが高くなっています。中国A株を含むとさらにリターンが上がっています。

勿論、この特定の期間での結果で、評価期間によっては逆転する事もありますので、必ずしも小型株を含むことでリターンが向上するとは限りません。

 

スポンサーリンク

ETFのリターン・リスク

それぞれのインデックスとの連動を目指す米国ETFのパフォーマンスからリターン・リスクを評価します。

2023年9月末日時点の各ETFのNAV年率リターン・リスク(モーニングスターより引用)、シャープレシオ(S/R)をまとめます(無リスク資産のリターンを0として計算)

尚、リターン、S/Rは経費率を除いた概算値も[]内に記載します。
*経費率除いたリターン= (ETFリターン + 1) / ( 1 - 経費率) -1 
*各ETFの期中の経費率改定は考慮せず。

[スマホの方は横にスクロールしてご覧ください]

新興国株式ETFのパフォーマンス(年率) 2023.9時点
[]内は経費率を除いた値
インデックス MSCI
Emerging
Markets 
FTSE
Emerging
Index
FTSE
RAFI
Emerging
Markets
ETFiShares
MSCI
Emerging
Markets
ETF【EEM】
Schwab
Emerging
Markets
Equity
ETF【SCHE】
Invesco
FTSE
RAFI
Emerging
Markets
ETF【PXH】
経費率0.69%0.11%0.49%
5年
リターン-0.19%
[0.50%]
1.58%
[1.69%]
0.99%
[1.49%]
リスク19.53%18.32%19.50%
S/R---
[0.03]
0.09
[0.09]
0.05
[0.08]
10年
リターン1.40%
[2.10%]
2.56%
[2.67%]
2.32%
[2.82%]
リスク17.20%16.59%19.29%
S/R0.08
[0.12]
0.15
[0.16]
0.12
[0.15]
15年
リターン2.88%
[3.59%]
---%
[---%]
3.05%
[3.56%]
リスク---%---%--%
S/R---------

データ引用元:米国モーニングスター

*経費率を除いたリターンで見ていきます。

FTSEエマージングとFTSE RAFIは5年、10年とも概ね同等、

両者とも10年以内ではMSCIを上回っています。

ただ、15年では(リターンの結果のみ)、MSCIがFTSE RAFIを僅かに上回っています。

 

スポンサーリンク

まとめ

以上、新興国株式インデックスのパフォーマンスの比較でした。

簡単にまとめると、

  • 2023年9月末日時点の10年以内ではMSCIエマージングよりFTSEエマージングが高いリターン。
  • スマートベータ型の指数FTSE RAFIエマージングは、直近5年、10年とも時価総額加重型のFTSEエマージングと概ね同等の結果。
  • 小型株の有無は、今期の直近5年の評価では小型株を含むオールキャップのリターンが高い。

となります。

勿論、全て過去のデータですので将来の結果を保証するものではありません。

 

最新の新興国株式インデックスの人気、運用状況は下記記事をご覧ください。

 

インデックスファンド一覧は下記記事をご覧ください

 

 

スポンサーリンク

プロモーション(記事下)

本サイトは広告を含みます。
マネックス証券のクレジットカード投信積立

マネックス証券

マネックスカード(クレジットカード)での投信積立でのポイント還元率は月5万円までは最高水準の1.1%(5~10万円部分の還元率は下がります)

*マネックスカードの発行はマネックス証券の口座が必要です。

公式サイト(PR)マネックス証券

マネックス証券の口座はSBI新生銀行経由でも開設出来ます。

SBI新生銀行新規口座開設+エントリーで1,000円、1回3万円以上の入金で2,000円、最大3,000円がもらえます。

公式サイト(PR)SBI新生銀行

 
auカブコム証券のクレジットカード投信積立

auカブコム証券

au Payカード(クレジットカード)での投信積立が2022.3.28より始まりました。投信積立でのポイント還元率は月10万円まで1.0%

公式サイト(PR)auカブコム証券

 
無リスク資産の預け先として最適な銀行定期預金

UI銀行(東京きらぼしフィナンシャルグループ)

新規口座開設者限定 円定期 1年0.35%(税引前,2024.3.29まで)
*募集総額2,000億円到達したら終了

他行宛振込手数料も条件により一定回数無料になります。

公式サイト(PR)UI銀行
 

-インデックス投資全般

Copyright© しんたろうのお金のはなし , 2024 All Rights Reserved.