ファンド紹介・解説

【インデックス型バランスファンド評価・解説】野村6資産均等バランス (野村つみたて6資産)。

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1本のファンドで国内外の債券、株式、リートに分散投資できるインデックス型のバランスファンド、野村6資産均等バランスについて解説します。

1本のファンドで複数の資産クラス(例えば、国内株式・債券、先進国株式・債券など)に投資するファンドをバランスファンドと言います。個々の資産クラスのファンドを組合わせるよりコスト的には割高になる場合が多いですが、バランスファンドなら面倒なリバランスも不要で、ほったらかし投資が簡単に実践できます。

[2019.10.11]初版。本記事は原則2019.9末日時点の情報に基づいて記載しています。
消費税10%表記。

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野村6資産均等バランスの基本情報

野村つみたてシリーズは野村アセットマネジメントが運用するインデックスファンドで、「つみたてNISA」向けファンドとして2017年9~10月に設定されました。現在、野村つみたて日本株投信(日経225)、野村つみたて外国株投信(MSCI ACWI)、野村6資産均等バランスの3本がラインアップされています。野村インデックスファンド[愛称:Funds-i]と同じマザーファンドで運用。「つみたてNISA」向けですが、後述するように一部ネット証券では「つみたてNISA」以外でも購入できます。

今回解説するのは、国内・先進国の債券・株式・リートの6資産に均等に投資する野村6資産均等バランス

先ず、野村6資産均等バランスの基本情報をまとめます。

運用会社野村アセットマネジメント
設定日2017年9月19日
運用形態インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマーク合成ベンチマーク(後述)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込)0.2420% 
実質コスト0.280%
純資産総額 75.7億円(2019.10.10時点)
(マザーファンド) 純資産総額 ---
分配金実績
つみたてNISA対象商品
SBI証券ポイント還元年率0.05%
楽天証券ポイント還元年率0.048%

 

投資対象

国内債券、国内株式、先進国債券、先進国株式、国内リート、先進国リートの6資産に均等に投資します。

バランスファンド6資産均等型

ベンチマーク

各投資対象はインデックス運用を行い、ベンチマークは下表のようになります。

 資産クラスベンチマーク
国内債券NOMURA BPI総合
国内株式TOPIX
先進国債券FTSE世界国債インデックス(除く日本)
先進国株式MSCI Kokusai
国内リート東証REIT指数[配当込]
先進国リートS&P先進国リートインデックス(除く日本)[配当込]

いずれも、それぞれの資産クラスで一般的なベンチマークです。

また、各マザーファンド野村インデックスファンド【Funds-i】シリーズの個々のファンドと同じです。

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手数料(信託報酬、実質コストなど)

野村6資産均等バランス信託報酬0.2420%(税込)

実質コスト0.280%(税込)

勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。

 

バランスファンドとしてのお得度 ~個々のファンドの組合せと比較~

バランスファンドは、その投資配分と同じになるよう個別のファンドを組合わせた場合に対し、コストが割高になるのが一般的です。

そこで、野村6資産均等バランスと、現時点で最も低コストの単体インデックスファンドを組み合わせた場合の信託報酬とを比較します。

個別のインデックスファンドで6資産均等型に組み合わせた場合
資産クラス資産配分信託報酬最安値
国内債券1/60.1320%
(eMAXIS Slim
、ニッセイなど)
国内株式1/60.1540%
(eMAXIS Slim
、ニッセイなど)

先進国債券1/60.1540%
(eMAXIS Slim
、ニッセイ)

先進国株式1/60.10989%
(eMAXIS Slim
、ニッセイなど)

国内リート1/60.1870%
(Smart-i)
先進国リート1/60.2200%
(Smart-i)
組合わせた場合の信託報酬0.1595%

個々のインデックスファンドを組み合わせて6資産均等型にした場合、その信託報酬は0.1595%

一方、野村6資産均等バランスの信託報酬は0.2420%で、バランスファンドとしては比較的低コストの部類ですが、個別ファンドを組み合わせた場合より0.08%割高になります。

 

他社 6資産均等型インデックスファンドとの信託報酬・実質コスト比較

6資産均等型野村6資産均等バランスの他、ニッセイアセットマネジメントからも運用、販売されています。これら6資産均等型の信託報酬・実質コストを比較します。

6資産均等型の信託報酬・実質コスト比較
ファンド信託報酬
実質コスト
<購入・換金手数料なし>ニッセイ
インデックスバランスファンド
(6資産均等型)
0.1749%
0.233%
野村6資産
均等バランス
0.2420%
0.280%

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して、消費税8%から10%に換算した概算値です。

(注)6資産に均等に配分するインデックス型のバランスファンドとして野村AMの「世界6資産分散ファンド」もありますが、本ファンドはリートがなく、その分新興国債券・株式を加えた6資産と資産配分が異なりますので、本記事では比較の対象外とします。

2本しかありませんが、信託報酬は<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)が低く、野村6資産均等バランスに対し信託報酬で0.07%もの差をつけています。

 

信託報酬の変更履歴

野村6資産均等バランスはまだ信託報酬引下げの実績はありません。

野村6資産均等バランスの信託報酬変更履歴
引下げ日信託報酬(税込)備考
2017/9/19
 0.2376%新規設定
2019/10/10.2420%消費税増税(8%-->10%)

設定時は信託報酬最安値でしたが、その後すぐに<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)が税抜きで0.001%低く新規設定されました。さらに、その後、<購入・換金手数料なし>ニッセイが信託報酬引下げを行った為、前述のように差が広がりました。

野村6資産均等バランスの運用状況

資金流出入額 & 純資産総額 (人気は?)

月次資金流出入額純資産総額から野村6資産均等バランスの売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値になります。

野村6資産均等バランス

2019年に入り毎月3~6億円の安定した資金流入が続いており、この種のファンドとしては比較的売れていると言って良いでしょう。(後述しますが購入方法が積立限定というのも安定している理由の一つでしょう)

純資産総額は76億円(2019.10.10時点)、設定から2年としてはまずまずといったところでしょう。同時期に設定され、より信託報酬が低い<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)が4億程度なので、これと比べると十分大きな純資産です。

 

運用状況は?

インデックスファンドではベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

ただし、複数の資産に投資するバランスファンドの場合、その評価は簡単ではありません。

そこで、同じ6資産均等型の<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)との比較、さらにSMT、eMAXISの個別のインデックスファンドの基準価額から6資産均等型になるよう合成データを作成し、これと比較する事でベンチマークとの乖離を評価します。

下図は2019年9月末日時点の実質コストに対する1年騰落率を複数のファンドでプロットしたものです。

*[eMAXIS合成]、[SMT合成]というプロットが、eMAXIS、SMTシリーズの個々のインデックスファンドを組み合わせた合成データです。

野村6資産均等バランス

グラフの左側(コストが低い)、上側(騰落率が高い)にあり、そしてグレーの点線上にある(乖離が少ない)ファンドが優秀なファンドという事になります。
*多くのファンドがコスト起因以外でのベンチマークとの乖離はないだろうという前提で評価。

SMT、eMAXISの個別ファンドの組合せと同一線上にのっている事から、コスト要因以外のベンチマークとの乖離がない安定した運用になっていると言って良いでしょう。

そして、より低コストの<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)がマイナス側に乖離を起こしている事もあり、騰落率では野村6資産均等バランスが勝っています。

 

まとめ

野村6資産均等バランスは国内債券・株式・リート、先進国債券・株式・リートに均等に投資するバランスファンドで、新興国が不要な方にとって選択肢の一つとなるファンドです。

信託報酬は最安値ではないものの比較的低く、運用も安定しています。

低い信託報酬をとるなら<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)

安定した運用、大きな資金流入・純資産を優先するなら野村6資産均等バランスいう選択になるかと。

 

購入先

野村6資産均等バランスは下記の金融機関で購入出来ます。

販売会社 SBI証券楽天証券 マネックス証券新生銀行 等。

楽天証券なら楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです(上限5万円/月)。さらに、そのポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
公式サイト楽天カード

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。

*SBI証券、楽天証券、マネックス証券とも「つみたてNISA」以外でも購入できますが積立専用でスポット購入は出来ません。また新生銀行は「つみたてNISA」のみの取扱です。

 

ライバルとなるファンド

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)

 

他の6資産均等型と、及び4資産均等型との比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

新興国にも投資したい方は8資産均等型を検討しては如何でしょう?

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

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