ファンド紹介・解説

【インデックス型バランスファンド評価・解説】<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)

投稿日:2019年10月11日 更新日:

 

1本のファンドで国内外の債券、株式、リートに分散投資できるインデックス型のバランスファンド、<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)について解説します。

1本のファンドで複数の資産クラス(例えば、国内株式・債券、先進国株式・債券など)に投資するファンドをバランスファンドと言います。個々の資産クラスのファンドを組合わせるよりコスト的には割高になる場合が多いですが、バランスファンドなら面倒なリバランスも不要で、ほったらかし投資が簡単に実践できます。

[2019.10.11]初版。本記事は原則2019.9末日時点の情報に基づいて記載しています。
消費税10%表記。

スポンサーリンク

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)の基本情報

購入・換金手数料なしシリーズは、「徹底した低コスト」、「シンプルで分かりやすい」、「組合わせ方は自由」の三つを特徴・コンセプトとしたニッセイアセットマネジメントが運用するインデックスファンド・シリーズで、インデックスファンド低コスト化の先駆け的存在です。

今回解説するのは、国内・先進国の債券・株式・リートの6資産に均等に投資する<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)

先ず、<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)の基本情報をまとめます。

運用会社ニッセイアセットマネジメント
設定日2017年10月13日
運用形態インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマーク合成ベンチマーク(後述)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込)0.1749% 
実質コスト0.233%
純資産総額 4.19億円(2019.10.10時点)
(マザーファンド) 純資産総額 --- 円
分配金実績
つみたてNISA対象商品
SBI証券ポイント還元年率0.05%
楽天証券ポイント還元年率0.048%

 

投資対象

国内債券、国内株式、先進国債券、先進国株式、国内リート、先進国リートの6資産に均等に投資します。

バランスファンド6資産均等型

ベンチマーク

各投資対象はインデックス運用を行い、ベンチマークは下表のようになります。

 資産クラスベンチマーク
国内債券NOMURA BPI総合
国内株式TOPIX[配当込]
先進国債券FTSE世界国債インデックス(除く日本)
先進国株式MSCI Kokusai[配当込]
国内リート東証REIT指数[配当込]
先進国リートS&P先進国リートインデックス(除く日本)[配当込]

いずれも、それぞれの資産クラスで一般的なベンチマークです。

また、各マザーファンド(国内債券、先進国リートを除き)<購入・換金手数料なし>シリーズの個々のファンドと同じです。

 

手数料(信託報酬、実質コストなど)

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)の最大の魅力は何と言っても信託報酬の低さ。

6資産均等型バランスファンドでは最低水準の0.1749%(税込)

実質コスト0.233%(税込)

勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して、消費税8%から10%に換算した概算値です。

 

バランスファンドとしてのお得度 ~個々のファンドの組合せと比較~

バランスファンドは、その投資配分と同じになるよう個別のファンドを組合わせた場合に対し、コストが割高になるのが一般的です。

そこで、<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)と、現時点で最も低コストの単体インデックスファンドを組み合わせた場合の信託報酬とを比較します。

個別のインデックスファンドで6資産均等型に組み合わせた場合
資産クラス資産配分信託報酬最安値
国内債券1/60.1320%
(eMAXIS Slim
、ニッセイなど)
国内株式1/60.1540%
(eMAXIS Slim
、ニッセイなど)

先進国債券1/60.1540%
(eMAXIS Slim
、ニッセイ)

先進国株式1/60.10989%
(eMAXIS Slim
、ニッセイなど)

国内リート1/60.1870%
(Smart-i)
先進国リート1/60.2200%
(Smart-i)
組合わせた場合の信託報酬0.1595%

個々のインデックスファンドを組み合わせて6資産均等型にした場合、その信託報酬は0.1595%

一方、<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)の信託報酬は0.1749%ですので、組み合わせた場合より0.015%割高になるだけですみます。

バランスファンドとしては十分低コストと言えるでしょう。

 

他社 6資産均等型インデックスファンドとの信託報酬・実質コスト比較

6資産均等型はニッセイの他、野村アセットマネジメントからも運用、販売されています。これら6資産均等型の信託報酬・実質コストを比較します。

6資産均等型の信託報酬・実質コスト比較
ファンド信託報酬
実質コスト
<購入・換金手数料なし>ニッセイ
インデックスバランスファンド
(6資産均等型)
0.1749%
0.233%
野村6資産
均等バランス
0.2420%
0.280%

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して、消費税8%から10%に換算した概算値です。

(注)6資産に均等に配分するインデックス型のバランスファンドとして「世界6資産分散ファンド」もありますが、本ファンドはリートがなく、その分新興国債券・株式を加えた6資産と資産配分が異なりますので、本記事では比較の対象外とします。

2本しかありませんが、信託報酬は<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)が最安値です。野村6資産均等バランスに対し信託報酬で0.07%もの差をつけています。

 

信託報酬の変更履歴

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)は過去に1回信託報酬を引下げた実績があります。

引下げ日信託報酬(税込)備考
2017/10/13
 0.23652%新規設定。野村6資産均等より0.001%(税抜き)低く設定
2018/7/130.17172%eMAXIS Slim8資産均等型に対抗
2019/10/10.1749%消費税増税(8%-->10%)

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は2019.6.27にも引下げを行いましたが、この時は6資産均等型(及び8資産)の引下げはありませんでした。

スポンサーリンク

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)の運用状況

資金流出入額 & 純資産総額 (評判・人気は?)

月次資金流出入額純資産総額から<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)の売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値になります。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)

毎月0.4億以下の資金流入、同じニッセイの<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)が毎月0.5~1.5億程度、また6資産均等型の野村6資産均等バランスが毎月3~5億程度ですので、あまり売れているとは言えません。

純資産総額も2019.9末時点で4.1億と設定から2年でこの金額は決して大きいとは言えません。

 

運用状況は?

インデックスファンドではベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

ただし、複数の資産に投資するバランスファンドの場合、その評価は簡単ではありません。

そこで、同じ6資産均等型の野村6資産均等バランスとの比較、さらにSMT、eMAXISの個別のインデックスファンドの基準価額から6資産均等型になるよう合成データを作成し、これと比較する事でベンチマークとの乖離を評価します。

下図は2019年9月末日時点の実質コストに対する1年騰落率を複数のファンドでプロットしたものです。

*[eMAXIS合成]、[SMT合成]というプロットが、eMAXIS、SMTシリーズの個々のインデックスファンドを組み合わせた合成データです。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)

グラフの左側(コストが低い)、上側(騰落率が高い)にあり、そしてグレーの点線上にある(乖離が少ない)ファンドが優秀なファンドという事になります。
*多くのファンドがコスト起因以外でのベンチマークとの乖離はないだろうという前提で評価。

野村6資産均等バランスと個別ファンドの組合せが同一直線上にのっているの対し、<購入・換金手数料なし>ニッセイは下方に位置しています。即ち、ベンチマークから乖離している可能性が否定できません。

そして騰落率でも、コストが低いにも関わらず野村6資産均等バランスに負けています。

 

まとめ

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)は国内債券・株式・リート、先進国債券・株式・リートに均等に投資するバランスファンドで、新興国が不要な方にとって選択肢の一つとなるファンドです。

信託報酬は比較的低く、個別インデックスファンドの組み合わせともコスト的には大きく変わりません。

懸念としては、マイナス側の乖離が見られる事、資金流入が少なく純資産も十分とは言えない事。

 

購入先

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)は下記の金融機関で購入出来ます。

販売会社 SBI証券楽天証券 マネックス証券auカブコム証券松井証券岡三オンライン証券など。

楽天証券なら楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです(上限5万円/月)。さらに、そのポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
公式サイト楽天カード

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。(上記金融機関でもつみたてNISAを取扱っていない場合があります)

ライバルとなるファンド

野村6資産均等バランス

 

他の6資産均等型と、及び4資産均等型との比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

新興国にも投資したい方は8資産均等型を検討しては如何でしょう?

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

スポンサーリンク

応援お願いします。
にほんブログ村 投資ブログ 資産運用へにほんブログ村 株ブログ 投資信託へにほんブログ村 その他生活ブログ 家計管理・貯蓄へ

-ファンド紹介・解説

Copyright© しんたろうのお金のはなし , 2019 All Rights Reserved.