アクティブファンド

セゾン投信「セゾン資産形成の達人ファンド」のパフォーマンス評価・評判。

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セゾン投信が販売・運用する2本のファンド「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」と「セゾン資産形成の達人ファンド」。

インデックス型のバランスファンドである「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、「世界経済インデックスファンド」と比較する形で下記ページで解説してあります。

 

本ページで紹介するのは、全世界の株式を投資対象としたアクティブファンドセゾン資産形成の達人ファンド。債券を50%含むセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドよりリスクは大きくなりますが、高いリターンを狙うファンドです。

[2019.5.1]最新の情報に更新。本記事は原則2019年4月末日時点の情報に基づき記載しています。

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セゾン資産形成の達人ファンドの基本情報

先ず、セゾン資産形成の達人ファンドの基本情報をまとめます。(参考までにセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの情報も記載)

*スマホの方は横にスクロールしてご覧ください。

  セゾン資産形成の
達人ファンド
セゾン・バンガード・
グローバル
バランス
ファンド
運用会社 セゾン投信 セゾン投信
投資対象 日本を含む
全世界株式
日本を含む全世界
の株式・債券
50%:50%
設定日 2007年3月15日 2007年3月15日
運用形態 アクティブファンド インデックス
ファンド
(*1)
投資形態 ファンド・オブ
・ファンド
ファンド・オブ
・ファンド
ベンチマーク
参考指数 MSCI All Country
World Index

(配当込み)
合成指数
購入時手数料
信託財産留保額 0.1% 0.1%
信託報酬(税込)(*2) 1.35±0.2 0.60±0.02%
実質コスト(*3) 
(2018.12.10時点)

1.484% 0.658%
純資産総額
(2019.4.26時点)
770.03億円  1808.40億円 
分配金実績
つみたてNISA 対象 対象

(*1)セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドにはベンチマークがなく、厳密な意味でのインデックスファンドではありませんが、それに類似するものとして本サイトではインデックスファンドと分類。
(*2)信託報酬に投資先ファンドの経費率を加えた実質的な負担
(*3)2018年12月の決算報告書の費用合計に投資先ファンド経費率を足した値。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは株式・債券に50%ずつ投資するバランスファンドですが、セゾン資産形成の達人ファンドは全世界の株式に投資するアクティブファンドです。その分、信託報酬は高めに設定されています。

*交付目論見書上は、有望な投資先がないと判断した場合は債券にも投資する可能性もあるとの記載があります。

 

投資対象・投資国

国内を含む全世界の株式に投資します。

2019.2.28時点の国別投資率(上位10カ国)は下表のようになります。参考指数であるMSCI ACWIも比較の為記載します。

セゾン資産形成の達人ファンド MSCI ACWI
アメリカ 45.2% 54.9%
日本 11.7% 7.3%
フランス 5.1% 3.4%
スイス 4.5% 2.7%
中国 4.5% 3.7%
イギリス 3.3% 5.2%
ドイツ 3.2% 2.7%
スペイン 3.0% 0.9%
デンマーク 2.5% 0.5%
オランダ 2.3% 1.1%

データ引用:セゾン資産形成の達人ファンド3月度運用レポート

地域別比率は下図のようになります。

セゾン資産形成の達人ファンド

画像引用:セゾン資産形成の達人ファンド3月度運用レポート

MSCI ACWIの現在の地域別比率は先進国 81% : 国内 7% : 新興国 12%ですのでセゾン資産形成の達人ファンドと大きくは変わりませんが、細かい点では、セゾン資産形成の達人ファンドの日本比率が高い、米国比率が低いなどの差があります。(勿論、現時点の比率であり、将来どうなるかは分かりません。) 

また、セゾン資産形成の達人ファンドは、各地域ごとに複数のファンドに投資するFOFですが、それぞれのファンドはアクティブ運用です。

 

セゾン資産形成の達人ファンドの人気 ~資金流出入額~

セゾン資産形成の達人ファンドの月次資金流出入額、及び純資産総額の推移を見てみます。(図中、棒グラフが月次資金流出入額、点線が純資産総額)

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値になります。

セゾン資産形成の達人ファンド

2014年ごろから急速に人気を集め、(一時期を除いて)毎月数億レベルの資金流入がある人気のファンドです。純資産総額も770億円と十分大きくなっています。

資金流入が大きいというのはそれだけ人気があるという事ですが、同時に繰上償還のリスクが減るという事でもあり、ファンド選択の重要な指標の一つです。

 

 

セゾン資産形成の達人ファンドのパフォーマンス

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドとの比較

セゾン資産形成の達人ファンドセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドのパフォーマンスを比較します。全く性格の異なるファンドで、本来直接比較し優劣をつけるものではありませんが、両者のファンドの違いを知るという意味でご覧ください。

 

基準価額とのチャート

設定日から2019年4月末日までの基準価額のチャートです。(設定日は両者同じです)

セゾン資産形成の達人ファンド、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

設定から2019年4月末時点でのリターンは明らかにセゾン資産形成の達人ファンドの方が高くなっています。

一方、2008~2009年のリーマンショックによる大暴落では、セゾン資産形成の達人ファンドは設定時の1/2以下まで下落していますが、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの方は36%の下落に留まっています。これが債券を50%持つセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの強みと言っても良いでしょう。

 

設定来のリターン・リスク

設定月2007年3月末日から2019年4月末日までの12年1カ月のリターン、リスク、シャープレシオをセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドと比較します。

  セゾン資産形成の達人ファンド セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
年率リターン 6.67% 3.25%
年率リスク 18.16% 12.81%
シャープレシオ 0.37 0.25

セゾン資産形成の達人ファンドセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドをリターンで大きく上回る一方、リスクも大きくなっている事に注意して下さい。

ただ、リターンをリスクで割ったシャープレシオではセゾン資産形成の達人ファンドの方が高くなっています。1リスク当たりのリターンが高いと言う事です、

*一般的にシャープレシオが大きいほど投資効率が良いとされています。

 

セゾン資産形成の達人ファンドとMSCI ACWIとの比較

ここからがセゾン資産形成の達人ファンドのパフォーマンスの評価の本番です。

参考指数としているMSCI All Country World Index(ACWI)と比較していきます。

ただ、MSCI ACWIの円換算された正確な値がわかりませんので、ここではSMTインデックスシリーズのグローバル株式(先進国株式)、新興国株式、TOPIX(国内株式)を80%:12%:8%の比率で合成した基準価額を「疑似的なACWI」として、これと比較していきます。

(注意)実際のMSCI ACWIは、その時々の時価総額比率にて先進国・新興国・国内の比率が変わりますが、ここでは上記比率で固定としてあります。

 

基準価額のチャート

「疑似的なACWI」の計算に使用したSMTインデックスシリーズ(新興国株式)の設定日に合わせ2008年12月15日を基準(10,000)とした基準価額のチャートを示します。

セゾン資産形成の達人ファンド

2011年頃からセゾン資産形成の達人ファンドのパフォーマンスが「疑似的なACWI」を上回っている事が分かります。

これを詳細に比較していきます。

 

直近10年のリターン・リスク

2019年4月末日時点の10年のリターン、リスク、シャープレシオを「疑似的なACWI」と比較します。

  セゾン資産形成の達人ファンド 「疑似的なACWI
年率リターン 14.79% 11.73%
年率リスク 16.24% 16.38%
シャープレシオ 0.91 0..72

セゾン資産形成の達人ファンドは「疑似的なACWI」をリターンで3%上回りながらも、リスクは若干小さくなっています。勿論、シャープレシオも高くなっています。

 

5年間の運用成績(2008年12月~2019年4月)

上述の現時点までの運用成績は、ある一期間の基準価額の暴騰・暴落に大きく左右され、ファンドの比較・評価として十分とは言えません。

そこで、2008年12月から5年間、さらに2009年1月から5年間・・・2014年4月から5年間と、起点(投資月)を1カ月ずつずらして、それぞれの5年間のリターン、リスクを計算します。全部で65個(区間)のデータとなります。

この複数の5年間のリターンの平均、最大値、最小値をプロットしたのが下図。

セゾン資産形成の達人ファンド

平均値、最大値、最小値ともセゾン資産形成の達人ファンドが上回っています。

下表に平均値をまとめます。(ここでのリターン、リスク、シャープレシオは上記65データの平均値を示したもので、厳密な意味でのリスクやシャープレシオとは異なります。)

  セゾン資産形成の達人ファンド 「疑似的なACWI
年率リターン 17.41% 13.50%
年率リスク 16.01% 16.01%
シャープレシオ 1.09 0.84

セゾン資産形成の達人ファンドは「疑似的なACWI」をリスクは同等ながらもリターンで大きく上回っている事がわかります。

尚、65区間の5年のデータのうち、セゾン資産形成の達人ファンドは「疑似的なACWI」に対してリターンで負けなし。即ち、どの5年間をとってもセゾン資産形成の達人ファンドが勝っていたという事です。

 

1年間騰落率 年別比較

アクティブファンドの評価としてもう一つ重要な要素は、常にインデックスに対して勝ち続ける事が出来るかという点です。

そこで1年騰落率(リターン)を年別に比較してみます。

騰落率が高い方
セゾン資産形成の達人ファンド 「疑似的なACWI
2018年 -11.8% -11.1% -0.6%
2017年 25.5% 18.4% 7.1%
2016年 0.2% 3.2% -3.0%
2015年 4.6% -3.0% 7.6%
2014年 22.5% 19.6% 2.8%
2013年 56.0% 43.9% 12.2%
2012年 32.1% 27.2% 4.9%
2011年 -10.3% -10.3% 0.0%
2010年 1.2% -1.1% 2.3%
2009年 37.8% 39.8% -2.0%

2009年~2018年の10年間で、セゾン資産形成の達人ファンドは7勝3敗と好成績をおさめています。

 

まとめ

以上、日本を含む全世界の株式に投資するセゾン資産形成の達人ファンドについて、その基本情報、資金流出入額、パフォーマンスについてまとめました。

同じセゾン投信が運用し、株式・債券に50%ずつ投資するセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドに対し、100%株式に投資するセゾン資産形成の達人ファンドは、当然リスクが高くなりますが、そのリスク以上のパフォーマンスを残しています。

また、参考指数としているMSCI All Country World Index(ACWI)に対しても、(あくまで疑似的な指数との比較ではありますが)直近10年、複数の5年間、そして各年度毎のリターン、いずれで見ても上回っています。

少なくとも過去においてはインデックスを十分上回り、投資する価値のあったアクティブファンドだった言えます。

ただ、これはアクティブファンド全般に言える事ですが、今までインデックスに勝っていたからと言って今後も勝ち続けるという保証はありません。過去の実績をふまえ、投資するか否かご自身でご判断して下さい。

 

販売会社・購入先

セゾン投信の直販で購入できます。

セゾン投信は、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドセゾン資産形成達人ファンドの2本しかありませんが、セゾン一本で行くという方にとっては逆にメリットとも言えるでしょう。また、多くの投資商品を取扱っている証券会社の口座開設に抵抗があるという方にも適しています。

公式サイトセゾン投信

セゾン投信は「つみたてNISA」にも対応しています。
参考記事セゾン投信の「つみたてNISA」。セゾン・バンガード・グロバールバランスファンドとセゾン資産形成の達人ファンド。

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