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iFreeレバレッジ S&P500の評価・評判・人気。VOO/SPXLとの比較も!

投稿日:2023年9月6日 更新日:

米国株式を代表する指数、S&P500指数に対し、日々の基準価額の動きが2倍程度となるように運用するレバレッジ型ファンド、iFreeレバレッジ S&P500について解説します。

[最終更新日:2023.9.6]全て最新の情報に更新。
*本記事は原則2023.8末日時点の情報に基づき記載しています。

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iFreeレバレッジ S&P500の基本情報

大和アセットマネジメントには、多くのファンドをラインアップするiFreeシリーズがありますが、iFreeシリーズがシンプルなインデックスファンドなのに対し、iFreeレバレッジシリーズは「ファンドごとに世界の有望企業を厳選し、パッケージングした企業"群"」にレバレッジをかけて投資します。  (iFree公式サイトより抜粋・編集して引用)

今回解説するのは、米国株式 S&P500に2倍のレバレッジをかけて運用するiFreeレバレッジ S&P500

NASDAQ100にレバレッジをかける、iFreeレバレッジ NASDAQ100については下記記事を参照して下さい。

 

先ず、iFreeレバレッジ S&P500の基本情報をまとめます。

運用会社大和アセットマネジメント
設定日2018年8月31日
運用形態レバレッジ型ファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマーク
参考指数S&P500指数(米ドルベース)
購入時手数料販売会社が定める率 上限2.2%
*主要ネット証券は無料
信託財産留保額
信託報酬(税込)0.99% 
実質コスト1.007%(*1)
純資産総額 254億円(2023.8.31時点)
分配金実績
つみたてNISA対象外
SBI証券ポイント還元年率0.10%
(対象投資信託1,000万円以上保有で0.20%)
楽天証券ポイント還元年率---%(*2)
マネックス証券ポイント還元年率0.080%

(*1)実質コストは2022.8.30決算より。
(*2)楽天証券 2022.4より投資信託保有による毎月のポイント還元は廃止され、残高が初めて一定の金額を超えたときのポイント付与に変更(一部ファンドを除く)

 

投資対象

S&P500(米ドル)に対し2倍のレバレッジをかけて投資します。

あくまで日々のドルベースの動きに対して2倍程度になるよう運用するものであって、2日以上の値動きが2倍になるものではありません(詳細は後述する減価の章を参照して下さい)

実際の運用は、主に株価指数先物(S&P5000 E-MINI FUT)に200%投資します。

 

為替へッジ

本ファンドは為替ヘッジを行います。

 

手数料(信託報酬、実質コストなど)

iFreeレバレッジ S&P500の信託報酬は0.990%(税込)

実質コストは1.007%(2022.8決算結果より)

購入時手数料は最大2.2%かかりますが、主要ネット証券なら無料で購入できます。

信託財産留保額はありません。

 

信託報酬の変更履歴

iFreeレバレッジ S&P500は、未だ信託報酬を引下げた実績はありません。

iFreeレバレッジ S&P500の信託報酬変更履歴
引下げ日信託報酬(税込)備考
2018/8/31
 0.990%新規設定。
?????? 

 

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レバレッジ S&P500のリスク、リターン特性、レバレッジの減価(逓減)

米国ETF VOO/SPXL

本章ではS&P500連動型ETF、及びレバレッジ型ETFのデータを参考として用います。

TickerETFレバレッジ経費率
VOOVanguard S&P500 ETF0.03%
SPXLDirexion Daily S&P500 Bull 3X Sharesx31.0%程度

*各ETFの騰落率は分配金10%課税後再投資した場合の終値での騰落率。(終値は米国Yahoo Finance、分配金は各運用会社サイトより引用)
*一部データは三菱UFJ銀行公表のTTMより円に換算

また、VOOの日次データから2倍、3倍のレバレッジ相当の基準価額を作成したデータも用います(VOO x2 or 3 [Sim]と表記)

 

レバレッジ S&P500のリスク、リターン

レバレッジをかける事で大きなリターンを得る事が出来る可能性もありますが、同時に大きなリスクをも負う事になります。

そこでレバレッジをかけたS&P500のリスク・リターン特性を調べます。

 

直近5年のリスク-リターン特性

iFreeレバレッジ S&P500は設定から未だ5年ですので、先ずは2023年8月末時点の5年間のリスク・リターンを確認します。

レバレッジ S&P500のリスク、リターン特性

レバレッジ無のVOO(円換算)とiFree S&P500インデックスは概ね一致しますが(この期間ではドル/円により大きく異なります)

レバレッジ2倍のVOO x2[Sim](ドル)、そしてiFreeレバレッジ S&P500

レバレッジ3倍のSPXL(ドル)、VOO x3[Sim](ドル)

は、それぞれかなり異なる値になっています。

レバレッジ2倍、3倍といっても恐らく正確にその倍率になっていないのでしょう。

リターン(年率/ドルベース)はレバレッジ無が11%、2倍レバレッジが12~17%、3倍レバレッジが12~18%と、レバレッジ倍率に対して低いリターンになっており、後述する減価の影響を大きく受けていると考えられます。

そして、重要なリスク、当然、レバレッジ倍率に比例して大きくなります。レバレッジ2倍のiFreeレバレッジ S&P500のリスクは36%です。

*リスクが若干レバレッジ倍率の比例からずれているのは、リスクを月次データより計算している為と推測。

 

直近10年のリスク-リターン特性

5年では評価期間として短すぎますので、もっと長期のデータという事で、iFreeレバレッジ S&P500のデータはありませんが、米国ETFのデータから2023年8月末時点の10年間のリスク・リターンを見てみます。

レバレッジ S&P500のリスク、リターン特性

レバレッジ2倍でリスク30%です。

過去の大きなリターンだけに着目するのではなく、このように大きなリスクを負う事を十分理解し、これを許容できる方のみ投資するようにして下さい。

 

S&P500レバレッジの減価・逓減

レバレッジ型ファンドは、単調に基準価額が上昇する相場ではレバレッジ倍率以上のリターンを得る事が出来ますが(増価)、一方で、基準価額が下落、あるいは上昇、下落を繰り返すような相場では次第に基準価額が低下していく現象が見られます(減価)。

レバレッジの減価の詳細は下記「グローバル3倍3分法ファンド」で詳しく解説していますので参考にして下さい。

 

実際にS&P500で、この減価の影響がどのように効いているか見てみます。

VOOの騰落率と、VOOから作成した2倍レバレッジの騰落率とを比較する事で評価します。

[スマホの方は横にスクロールしてご覧下さい]

S&P500レバレッジ 2023.8時点の騰落率(年率/ドルベース)
 1年3年5年10年
(1)2倍レバレッジ
(VOOから作成,Sim)
27.8%17.7%17.3%22.6%
(2)VOO騰落率15.0%10.3%10.9%12.5%
(1) / (2)1.9倍1.7倍1.6倍1.8倍

2倍のレバレッジをかけているのに対し、実際のリータンは1.6~1.9倍と2倍以下。

これが減価の影響です。

直近10年でS&P500は大きく上昇しましたが、このような相場でも減価の影響を受けるという事は認識しておく必要あります。

今後、株価の下落やボックス相場が続くような事があれば、さらに減価していく事も考えられますので注意して下さい。

 

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iFreeレバレッジ S&P500の運用状況

資金流出入額 & 純資産総額 (評判・人気は?)

月次資金流出入額純資産総額からiFreeレバレッジ S&P500の売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値です。

iFreeレバレッジ S&P500の人気・評判

2019年までは殆ど売れていませんでしたが、2020年以降徐々に増え、2021年は月10億円前後の資金流入があります。

ただ、2022年以降、株価・基準価額の下落とともに資金流入も大きく減り、2023年は資金流出の月が多くなっています。

(堅調な相場時は)比較的売れているファンドではありますが、NASDAQ100にレバレッジをかけたiFreeレバレッジ NASDAQ100ほどの人気はありません。

 

運用状況は?

VOO(ドルベース)のデータから作成した2倍レバレッジの騰落率を基準とし、これとiFreeレバレッジ S&P500の騰落率の差を見てみます。

下図は実質コスト(ETFは経費率)に対する2023年8月末時点の3年騰落率(年率)をプロットしたものです。

図中、点線はVOOx2[Sim]を基準に、コストと騰落率の関係を表しています。

また、本ファンドと同じくS&P500に2倍のレバレッジをかけるNZAM・レバレッジ米国株式2倍ブル(S&P500)の騰落率もプロットします。

iFreeレバレッジ S&P500の評価

図中グレーの点線に対して、iFreeレバレッジ S&P500の騰落率は3年で-4.9%pt(年率換算)もの、コスト成分以外の乖離が見られます。

2022.8時の3年騰落率では-0.60%ptに収まっていましたが、今回の評価では大幅に差が大きくなっています。

これは、正確に2倍のレバレッジになっていない事に加え、例えば、運用報告書にあらわれないコスト(先物取引の金利負担、為替ヘッジコスト等)、先物と指数の連動性などに起因すると推測します。

ただ、NZAM・レバレッジ米国株式2倍ブル(S&P500)とは概ね同等の騰落率です。

*インデックスファンドと違い、このような乖離をレバレッジファンドで気にする方がどれだけいるかは???ですが。。。

 

iFreeレバレッジ S&P500の分配金

iFreeレバレッジ S&P500は分配金を出した実績はありません。

これから資産を築いていこうとする資産形成期においては分配金を出さない投資信託の方が有利です。
分配金を出すか否かは運用会社が決定しますが、多くのインデックスファンドが分配金を出さない、無分配としています。
勿論、保有する株式から出た配当はファンドの資産となり、基準価額の上昇につながります。

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まとめ

iFreeレバレッジ S&P500は、S&P500の日々の値動きの2倍となるよう運用するレバレッジ型のファンドです。

iFreeレバレッジ NASDAQ100ほどではありませんが、大きなリターンを望む方に比較的人気のあるファンドです。

ただ、同時に大きなリスクをも負う事になりますので、これを十分理解した上で投資する事をおすすめします。

 

販売会社

iFreeレバレッジ S&P500は下記の金融機関で購入出来ます。

マネックス証券 クレジットカード積立 最高水準のポイント還元率1.1%
マネックス証券ではマネックスカード(クレジットカード)で投資信託が積立出来ます。ポイント還元率は月5万円までは最高水準の1.1%(5~10万円部分の還元率は下がります)
(2023.10以降にマネックス証券のNISA口座を開設した方は2024年9月30日までNISA口座でのクレカ積立還元率2.2%[5~10万円部分も2.2%])
*通常ショッピング時は1.0%
また投資信託保有でポイントもたまります(一部ファンドを除く)
*マネックスカードの発行にはマネックス証券の口座開設が必要です。

公式サイト(PR)マネックス証券

 

SBI証券 三井住友カードでのクレジットカード積立
SBI証券では三井住友カードで投資信託積立が出来ます。ポイント付与率はスタンダードカードで最大0.5%、ゴールドカードなら最大1.0%(2024.11買付分からはカード利用実績に応じた付与率に変更)
また投資信託保有でTポイント、Pontaポイント、dポイントがもらえます。さらにT/Pontaポイントで投資信託を購入できます。

公式サイト(PR) SBI証券

*三井住友カード(NL)なら年会費永年無料、三井住友カード ゴールド(NL)は1年間だけでも年間100万円以上利用(一部取引は集計対象外 ※対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。)すれば翌年以降は利用額によらず年会費永年無料。

公式サイト(PR)三井住友カード(NL)

公式サイト(PR)三井住友カード ゴールド(NL)

 

auカブコム証券のクレジットカード積立 & auじぶん銀行との連携
auカブコム証券はau Payカードで投資信託積立が出来ます。Pontaポイント還元率は1.0%(月10万円まで)。
Pontaポイントで投資信託の購入も可能。
また、auじぶん銀行との連携(auマネーコネクト)でauじぶん銀行普通預金金利0.1%、au Payアプリ等の連携で最大0.20%になるのも魅力。

公式サイト(PR)auカブコム証券

 

楽天証券 クレジットカード & 楽天キャシュ積立 
楽天証券では楽天カードで投資信託積立が出来ます。信託報酬(販売会社分)が税込0.4%未満のファンドの還元率は0.5%(ゴールド、プレミアムなら還元率アップ)、0.4%以上のファンドの還元率は1.0%(2023.6買付分より)
また、楽天キャッシュ決済でも投資信託積立が出来ます。楽天カードから楽天キャッシュへチャージすると0.5%のポイント還元(2024.6.4からはチャージ時ではなく利用時にポイント還元に変更)。
楽天カード決済で10万円、楽天キャシュ決済で5万円、あわせて月15万円まで利用可能。
さらに、楽天ポイントで投資信託を購入できます。

公式サイト(PR)楽天証券

公式サイト(PR)楽天カード

 

尚、本ファンドはレバレッジ型のファンドの為、つみたてNISAでは購入できません。

 

レバレッジ無のS&P500インデックスファンドの比較・評価は下記記事を参照して下さい。

 

 

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マネックス証券のクレジットカード投信積立

マネックス証券

マネックスカード(クレジットカード)での投信積立でのポイント還元率は月5万円までは最高水準の1.1%(5~10万円部分の還元率は下がります)

*マネックスカードの発行はマネックス証券の口座が必要です。

公式サイト(PR)マネックス証券

マネックス証券の口座はSBI新生銀行経由でも開設出来ます。

SBI新生銀行新規口座開設+エントリーで1,000円、1回3万円以上の入金で2,000円、最大3,000円がもらえます。

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auカブコム証券のクレジットカード投信積立

auカブコム証券

au Payカード(クレジットカード)での投信積立が2022.3.28より始まりました。投信積立でのポイント還元率は月10万円まで1.0%

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