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【東証上場ETF】NEXT FUNDS S&P500指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信【2633】の評価・解説

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米国株式の代表的指数、S&P500との連動を目指す東証上場の国内ETF NEXT FUNDS S&P500指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信【2633】について解説します。

尚、類似のETFとして為替ヘッジを行うNEXT FUNDS S&P500指数(為替ヘッジあり)連動型上場投信【2634】がありますが、ここで解説するのは為替ヘッジなしの方です。

[最終更新日:2021.5.10]初版
本記事は原則2021.4末時点の情報に基づき記載しています。

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NEXT FUNDS S&P500指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信【2633】の基本情報

先ず、NEXT FUNDS S&P500指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信【2633】の基本情報をまとめます。

運用会社野村アセットマネジメント
設定日2021年3月29日
上場日2021年3月31日
銘柄コード2633
運用形態インデックス型
ベンチマークS&P500
信託報酬(税込)0.099%以内
(2022.3.30までは0.077%)
実質コスト初回決算前
純資産総額 9.7億円(2021.5.7時点)
決算日(分配金)年2回(3月, 9月)
売買単位10口単位
マーケットメイク制度対象
iNAV対象
外国税額控除(二重課税調整)対象
つみたてNISA---
売買手数料無料の証券会社
*キャッシュバックを含む
SBI証券楽天証券

まだ2021年3月末に設定・上場されたばかりの新しいETFです。

 

投資対象

ベンチマークはS&P500で米国株式に投資します。

S&P500は米国の大型株 約500銘柄から構成された時価総額加重平均型の指数で、米国株式の約80%をカバーします。米国株式を代表する指数と言っても良いでしょう。

 

投資銘柄

2021.4末時点の組入上位10銘柄です。

No.銘柄
[Ticker]
比率
1APPLE INC
[APPL]
3.7%
2MICROSOFT CORP
[MSFT]
3.4%
3AMAZON.COM INC
[AMZN]
2.6%
4VANGUARD S&P 500 ETF
[VOO]
1.7%
5FACEBOOK INC-A
[FB]
1.4%
6ALPHABET INC-CL A
[GOOGL]
1.3%
7ALPHABET INC-CL C
[GOOG]
1.2%
8BERKSHIRE HATHAWAY INC CL B
[BRK/B]
0.9%
9TESLA INC
[TSLA]
0.9%
10JPMORGAN CHASE & CO
[JPM]
0.8%

基本的には米国を代表する企業が上位を占めています。

ただ、未だ設定されたばかりという事もあり、4位にS&P500との連動を目指す米国籍ETF Vanguard VOOが入っています。

 

手数料(信託報酬、実質コストなど)

NEXT FUNDS S&P500指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信【2633】信託報酬0.099%(税込)

但し、2022年3月30日までの1年間は0.077%になります。

実質コストは未だ初回決算前でわかりません。

ただ、信託報酬以外に指数商標使用料 0.04%、上場料 0.00825%、追加上場料 0.00825%(純資産の増加額に対して)などがかかります。

 

国内上場 S&P500連動型ETF 信託報酬比較 

東証に上場するS&P500連動型ETFを信託報酬が低い順に下表にまとめます。

ETF 【コード】運用会社
信託報酬(*1)
NEXT FUNDS S&P500指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信
【2558】
野村
AM
0.077%
2022.3.30まで
iシェアーズS&P500米国株ETF
【1655】
ブラック
ロック
0.0825%
(*3)
2022.6.21まで
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信
【2558】
三菱UFJ
国際
0.0858%
NEXT FUNDS S&P500指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信
【2558】
野村
AM
0.099%
2022.3.31以降
上場インデックスファンド米国株式(S&P500)
【1547】
日興
AM
0.1650%
(*2)
iシェアーズS&P500米国株ETF
【1655】
ブラック
ロック
0.1650%
(*3)
2022.6.22以降
<参考>(*4)
SPDR
S&P500ETF
【1557】
SSGA0.0945%
<非上場>
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
三菱UFJ
国際
0.0968%

(*1)信託報酬は、含まれる費用の範囲がETF、非上場のインデックスファンドで異なります。
ETFでは、信託報酬以外に上場費用、指数使用料などがかかります。
(*2)FOF。ETFの信託報酬0.066%に投資先ファンドの信託報酬0.099%を加えた値。
(*3)FOF。ETFの信託報酬に投資先ETF(IVV)経費率0.03%を加えた値。
(*4)SPDR 1557は米国籍ETF

NEXT FUNDS S&P500指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信【2633】の信託報酬は2022.3.30までは最安値。

それ以降も比較的低コストの部類です。

 

マーケットメイク制度

東京証券取引所では2018年7月2日よりマーケットメイク制度を導入しました。

指定を受けたマーケットメイカーは、気配提示義務を履行することで、インセンティブ(報酬)を得ることができます。マーケットメイカーが気配提示義務を履行することによって、対象のETFに対して、需給動向を踏まえた公正な価格で、十分な量の気配が提示されることになり、投資家の皆様が売買をしたいタイミングで、より良い価格で売買する環境を提供できるようになります。

~東京証券取引所サイトより引用~

マーケットメイク制度の導入で流動性が上がり、より適正な価格で売買できるようになると期待できます。

NEXT FUNDS S&P500指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信【2633】はマーケットメイク制度の対象銘柄です。

 

外国税額控除(二重課税調整措置)

本ETFは2020年より始まった外国税額控除(二重課税調整制度)の対象です。

国内籍ETFに外国税額控除が与える影響については下記記事をご覧ください。

 

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NEXT FUNDS S&P500指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信【2633】の運用状況

市場価格と基準価額の乖離

ETFには実際に市場で売買する時の価格=市場価格、一般の投資信託同様、純資産総額を口数で割った真の価格=基準価額の二つの価格が存在します。

勿論、この二つの価格は同じである事が望ましいのですが実際には差=乖離が生じます。

この乖離はモーニングスターのサイトで調べる事が出来ます。(終値と基準価額の乖離)

本ETFは未だ設定されたばかりですので、2021年4月の1カ月のデータだけですが、他社のS&P500連動型ETFと比較します。

2021年4月の市場価格と基準価額の乖離
ETF乖離率
NEXT FUNDS S&P500 指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信【2633】+0.08%
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信【2558】+0.10%
iシェアーズS&P500米国株ETF【1655】+0.05%
上場インデックスファンド米国株式(S&P500)【1547】+0.06%

データ引用:モーニングスター

NEXT FUNDS S&P500指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信【2633】の乖離率は若干大きいようにも見えますが、MAXIS【2558】よりも小さく問題となるようなレベルではないでしょう。

 

平均売買代金、平均売買高

2021年5月7日時点の直近90日(3/末設定なので実際は1カ月程度)の平均売買代金、平均売買高は、

平均売買代金:4,156万円

平均売買高 : 20,052口

これを他社のS&P500連動型ETFと比較します。

ETF平均売買代金
(万円)
平均売買高
(口)
NEXT FUNDS S&P500 指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信【2633】4,15620,052
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信【2558】18,30714,652
iシェアーズS&P500米国株ETF【1655】31,823103,257
上場インデックスファンド米国株式(S&P500)【1547】23,01148,867

データ引用 : 東証マネ部

*2558だけ基準価額が極端に高い為、口数が少なく見えています。

金額ベースで見て、NEXT FUNDS S&P500指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信【2633】の売買高は他社ETFの1/4~1/6程度と未だ売れていません。

設定されたばかりですので致し方ないでしょう。

 

純資産総額

9.7億円  (2021.5.7時点)

設定されて1カ月強ですので、まだまだこれからです。

 

基準価額とベンチマークとの乖離

ETFでは先に示した市場価額と基準価額の乖離の他に、(非上場の)インデックスファンド同様、基準価額とベンチマークとの乖離も生じます。

そこで、NEXT FUNDS S&P500指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信【2633】の基準価額騰落率を、S&P500をベンチマークとする他社ETF、及び(非上場の)インデックスファンドと比較してみます。

下図は2021.4末日時点の1カ月騰落率を、実質コストに対してプロットしたものです。

ただ、NEXT FUNDS S&P500指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信【2633】は初回決算前で実質コストが分かりませんので、暫定値として信託報酬、上場料を加えた値を用います。

*基準価額は分配金非課税再投資時
*○がETF、◇が(非上場)インデックスファンド

NEXT FUNDS S&P500指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信【2633】の評価

*多くのファンドがコスト要因以外でのベンチマークとの乖離がないという前提で評価。

1カ月と短期間の評価である事、及びファンド・ETFにより結構バラツキが大きい事などから正確なところはわかりませんが、ベンチマーク(グロス・ネット)値との比較、及び運用が安定しているeMAXIS Slim等と同一直線上にのっている事から、概ねコストに応じた騰落率になっていると推測されます。これはベンチマークに対してコスト要因以外での乖離がない運用となっている事を意味します。

そして、そのコストの低さからNEXT FUNDS S&P500指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信【2633】の騰落率は最も高くなっています。

ただ、未だ設定から1カ月、今後、継続して評価していく必要があります。

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まとめ

NEXT FUNDS S&P500指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信【2633】は、S&P500をベンチマークとし、超低コストで米国株式に投資できる東証上場ETFです。

未だ設定・上場されたばかりで評価期間として十分とは言えませんが、先ず先ずのスタートと言って良いでしょう。

そして、1年間の期間限定ながら最低水準の信託報酬。

(非上場の)インデックスファンドよりもETFが好み、そして米国株式S&P500に投資したい方にとっては有力な選択肢の一つとなるでしょう。今まで、ETFは分配金を出すことで資産形成にとって不利になる事もありましたが、外国税額控除(二重課税調整制度)の適用で、(非上場)インデックスファンドよりも有利になる場合も出てきます。

*株式同様、その時の市場価格で売買したい、定期的に分配金が欲しい、分配金に対する外国税額控除に魅力を感じる方にはETFもお勧め出来ます。

 

販売会社

東証に上場するETFですので、証券会社を通して売買する事になります。

売買単位は10口単位で2.1万円程度(2021.5時点)で投資出来ます。

尚、通常、国内株式と同様の売買手数料がかかりますが、SBI証券楽天証券では、本ETFを取引手数料無料の対象銘柄としています。

公式サイト SBI証券楽天証券

 

 

S&P500との連動を目指す国内ETFの比較は下記ページをご覧ください。

 

 

 

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