ファンド紹介・解説

たわらノーロード 先進国株式の評価・評判・人気。~eMAXIS Slim、ニッセイとともに先進国株式インデックスファンドの3強~

投稿日:2019年12月5日 更新日:

たわらノーロード 先進国株式

日本を除く先進国の株式に投資するインデックスファンドたわらノーロード 先進国株式について解説します。

スポンサーリンク

[最終更新日:2020.12.3]純資産総額、「最新の騰落率」を2020.11末の情報に更新。
[2020.9.2]ライバルファンドの実質コストを更新。
[2020.2.25]ライバルのeMAXIS Slim先進国株式の信託報酬引下げを反映。
[2020.2.21]ライバルの<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式の信託報酬引下げを反映。
[2019.12.5]決算結果を受け実質コスト、マザーファンド純資産総額などを更新。
[2019.12.5]全て最新情報に更新。
本記事は原則2019.11末日時点の情報に基づき記載しています。

 

たわらノーロード 先進国株式の基本情報

たわらノーロードシリーズは、アセットマネジメントOneが運用するインデックスファンド・シリーズです。親しみのある、分かりやすい、コツコツと蓄えるといったコンセプトから、「豊か、蓄える」というイメージがある、穀物を包み保存する"たわら"とネーミングしたとの事。  (アセットマネジメントOne公式サイトより抜粋・編集して引用)

今回解説するのは、先進国の株式に投資するたわらノーロード 先進国株式

先ず、たわらノーロード 先進国株式の基本情報をまとめます。

運用会社アセットマネジメントOne
設定日2015年12月18日
運用形態インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマークMSCI KOKUSAI(配当込・グロス)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込)0.10989% 
実質コスト0.159%
純資産総額 757.9億円(2020.11.30時点)
(マザーファンド) 純資産総額 3,497億円(2019.2.15時点)
分配金実績
つみたてNISA対象商品
SBI証券ポイント還元年率0.03%
楽天証券ポイント還元年率0.048%

 

投資対象

ベンチマークMSCI KOKUSAI(コクサイ)[配当込み・グロス]で、日本を除く先進国の株式に投資します。

グロスとは配当金に対する源泉徴収税を考慮しない指数です。

実際の運用では、ファンドが所有する株式から配当が出て、それに各投資国で源泉徴収された後の配当金がファンドの資産となりますので、通常はベンチマーク(配当込・グロス)よりファンドの騰落率が、配当の源泉徴収税(+コスト)分だけ低くなります。

*インデックスファンドのベンチマークは[除く配当]と[税引前配当込/グロス]、[税引後配当込/ネット]の3種類ありますが、ベンチマークの配当除く・含むは運用成績に直接関係するものではありません(少なくとも過去においては)。但し、運用報告書などに記載されているベンチマークとの乖離を見る時は注意が必要です。詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事インデックスファンドのベンチマーク(除く配当/プライス、配当込/グロス・ネット)と乖離の評価方法。

 

投資国

投資する国、比率は下図のようになります。

たわらノーロード 先進国株式

画像引用:たわらノーロード 先進国株式 月次レポート(2019/10)

先進国といっても米国が約66%を占めます。

詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事【外国株式インデックスファンド】各インデックス(指数)、そして先進国、新興国ってどこの国? 

 

投資銘柄

投資している銘柄は下表のようになります。(組入上位10銘柄)

たわらノーロード 先進国株式

画像引用:たわらノーロード 先進国株式 月次レポート(2019/10)

10位中9銘柄を米国が占めており、アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、アルファベット(Googleの持ち株会社)など日本でも良く知られた企業が上位になっています。

 

手数料(信託報酬、実質コストなど)

たわらノーロード 先進国株式は、2017.12.30、2019.10.1と2回信託報酬引下げを行い、現時点の信託報酬は0.10989%(税込)

実質コストは0.159%(税込、2019.10決算時)(但し、実質コストは固定されたものではなく、毎年変動します)

*前年度の0.146%より若干上がりました。

勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。

信託報酬以外のコスト(実質コスト-信託報酬)が低いのが大きな特徴です。

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して、消費税8%から10%に換算した概算値です。

 

他社 先進国株式インデックスファンドとの信託報酬・実質コスト比較

他社の低コスト・先進国株式インデックスファンドと信託報酬・実質コストを比較します。

尚、SBI・先進国株式インデックス・ファンドだけはベンチマークが異なりFTSE ディベロップド・オールキャップ・インデックス、他は全てMSCI KOKUSAIをベンチマークとするファンドです。

(注)下表は基本的に最新の情報に随時更新しています。よって記事中の記載と異なる場合がありますが、その際は下表の値が最新の情報となります。

*野村スリーゼロ先進国株式投信は野村證券・つみたてNISA限定商品ですので参考ファンド扱いとしています。

 ファンド信託報酬実質コスト
--野村スリーゼロ先進国株式投信0%
(2030年まで)
(決算前)
--SBI・先進国株式インデックス・ファンド
[FTSE]
0.1022%0.202%
1eMAXIS Slim 先進国株式インデックス0.1023%0.175%
1<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックス0.1023%0.164%
3たわらノーロード先進国株式0.10989%0.159%
4iFree外国株式インデックス0.2090%0.255%
4i-SMTグローバル株式インデックス0.2090%0.257%
6(三菱UFJ)つみたて先進国株式0.2200%0.290%
6Smart-i先進国株式インデックス0.2200%0.336%

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して、消費税8%から10%に換算した概算値です。

MSCI KOKUSAIをベンチマークとするファンドではたわらノーロード 先進国株式信託報酬は、eMAXIS Slim <購入・換金手数料なし>ニッセイに次いで3位。

但し、実質コストではトップです。

 

信託報酬の変更履歴

たわらノーロード 先進国株式は、過去に2回信託報酬引下げを行った実績があります。

たわらノーロード 先進国株式の信託報酬変更履歴
引下げ日信託報酬(税込)備考
2015/12/18
 0.2430%新規設定。設定時は<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式を抜いて最低水準の信託報酬。
2017/12/300.2160% 
2019/10/10.10989%eMAXIS Slim、<購入・換金手数料なし>ニッセイに対抗。
(消費税増税込み)

一時期はeMAXIS Slim 先進国株式インデックス<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスに大きく差をつけられていましたが、2019年10月1日の引下げで一気にトップに並びました。ただ、その後、eMAXIS Slim<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスが再度の引下げを行った為、現時点では3位。

スポンサーリンク

たわらノーロード 先進国株式の運用状況

資金流出入額 & 純資産総額 (評判・人気は?)

月次資金流出入額純資産総額からたわらノーロード 先進国株式の売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値になります。

たわらノーロード 先進国株式

比較的安定した資金流入が続いていますが、2018年1月にeMAXIS Slim 先進国株式インデックスが大幅な信託報酬引下げを行った後は多少減少傾向にありました。しかし、たわらノーロード 先進国株式も2019年10月以降、ほぼ同率に近い信託報酬になった事で今後の伸びが期待できます。

2019年11月の資金流出入額では、MSCI Kokusaiとの連動を目指す先進国株式インデックスファンドとしてはeMAXIS Slim 先進国株式の28億についで2位。13億を集め、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスの10億を上回りました。(管理人調べによる概算値)

純資産総額は433億円(2019.12.4時点)と十分大きく、またマザーファンドも約2,800億と巨額な資産を持っています。

 

運用状況は?

インデックスファンドではベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

*ベンチマークは同じMSCI KOKUSAIでも配当込・除くなどファンドにより異なりますが、実際の運用は両者で変わらない事から、配当込で配当課税を適切に考慮したインデックスを、ここではベンチマークと定義します。

下図は、2019年11月末日時点の実質コストに対する1年騰落率を複数のファンドでプロットしたものです。

たわらノーロード 先進国株式

グラフの左側(コストが低い)、上側(騰落率が高い)にあり、そしてグレーの点線上にある(乖離が少ない)ファンドが優秀なファンドという事になります。
*多くのファンドがコスト起因以外でのベンチマークとの乖離はないだろうという前提で評価。

たわらノーロード 先進国株式は、この1年間騰落率ではベンチマークとの乖離は殆どなく、そのコストに応じた高い騰落率を示しています。

ただ、eMAXIS Slim<購入・換金手数料なし>ニッセイに騰落率で負けています。これは、たわらノーロード 先進国株式の大幅な信託報酬引下げ(2019.10.1)からの期間が短く、この1年間の期中平均信託報酬が0.1983%と現時点の0.10989%より高い為です。

今後は信託報酬引下げの効果でeMAXIS Slim 先進国株式インデックス<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスと同等、あるいは実質コストが低い分上回る可能性もあるでしょう。

 

たわらノーロード 先進国株式の分配金

たわらノーロード 先進国株式は分配金を出した実績はありません。

これから資産を築いていこうとする資産形成期においては分配金を出さない投資信託の方が有利です。
分配金を出すか否かは運用会社が決定しますが、多くのインデックスファンドが分配金を出さない、無分配としています。
勿論、保有する株式から出た配当はファンドの資産となり、基準価額の上昇につながります。

 

最新の騰落率[利回り](eMAXIS Slim、<購入・換金手数料なし>ニッセイと比較) ~2020年11月末日時点~

最新の騰落率をライバルファンドとともにまとめます。

*3年、5年騰落率は年率表記。

[表をクリックすると拡大します]

たわらノーロード 先進国株式 利回り

*ニッセイの騰落率が年初来・1年で高くなっていますが、これは2020.6.1にプラス乖離が発生した為と推測します。

信託報酬が若干高いものの、実質コストが低いたわらノーロードは、eMAXIS Slim<購入・換金手数料なし>ニッセイには騰落率で若干負けるものの、そう大きな差ではありません。

 

まとめ

たわらノーロード 先進国株式は巨大なマザーファンドを持ち、安定した運用、信託報酬以外のコストが低い点が特徴のファンドです。

そして信託報酬でも2019年10月に大幅な引き下げを行い、ほぼトップに並んだことで、さらに魅力的なファンドになりました。

実質コストで選ぶならたわらノーロード 先進国株式と言ってもよいでしょう。

*実質コストは全てのコストを含むわけではなく、単純に比較できないという指摘もあります。

また販売会社の多さも特徴の一つ。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスが主にネット証券を中心とした限られた販売会社となっているのに対し、たわらノーロード 先進国株式は、ネット証券は言うまでもなく、地方銀行、信用金庫、各地域の労働金庫と多くの金融機関で購入出来ます。(取次販売会社を含む)

 

販売会社

たわらノーロード 先進国株式は下記の金融機関で購入出来ます。

SBI証券
投資信託保有で毎月Tポイントがもらえます。さらにTポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイト SBI証券

楽天証券
投資信託保有で毎月楽天ポイントがもらえます。さらに楽天ポイントで投資信託を購入する事も出来ます。また、楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます(上限5万円/月)。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです。
(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイト楽天証券楽天カード

SMBC日興証券(ダイレクトコース)
大手店頭証券で唯一超低コストファンドを取扱い(ダイレクトコースのみ)。
国内株式を定額(100円~)、買付手数料無料(100万円以下)で買付・積立出来、さらにdポイントも使えるキンカブ・日興フロッギーも魅力の証券会社。
(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイトSMBC日興証券

松井証券
松井証券は、複数の投資信託を積立する際、設定したポートフォリオ(配分比率)になるよう自動的に購入商品・金額を調整してくれる「リバランス積立」が魅力(無料で利用可能)。
(つみたてNISAでも購入可能、但しリバランス積立はつみたてNISAでは非対応)
公式サイト松井証券

その他のネット証券
マネックス証券岡三オンライン証券auカブコム証券等。

さらに、上述のように多くの地方銀行、信用金庫、労働金庫で購入出来ます。

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。
(上記金融機関でもつみたてNISAを取扱っていない場合があります。一方で、つみたてNISAやネット取引限定の販売となっている場合もあります。)

また、個人型確定拠出年金(iDeCo)で取扱っているのは、楽天証券 iDeCoイオン銀行 iDeCo等です。

 

 

ライバルとなるファンド

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)

i-SMTグローバル株式インデックス 

たわらノーロード 先進国株式 (本記事)

つみたて先進国株式

野村スリーゼロ先進国株式投信

 

他の先進国株式インデックスファンドとの比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

スポンサーリンク

応援お願いします。
にほんブログ村 投資ブログ 資産運用へにほんブログ村 株ブログ 投資信託へにほんブログ村 その他生活ブログ 家計管理・貯蓄へ

-ファンド紹介・解説

Copyright© しんたろうのお金のはなし , 2020 All Rights Reserved.