「フィデリティ・日本成長株・ファンド」のパフォーマンス

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日本株式を投資対象としたアクティブファンドである、フィデリティ・日本成長株・ファンドのパフォーマンスを調査します。

フィデリティ・日本成長株・ファンドは、個人型確定拠出年金(iDeCo)の3強とも言って良いSBI証券楽天証券イオン銀行の全てのプランにラインアップされています。

フィデリティ・日本成長株・ファンドの基本情報

   フィデリティ・日本成長株・ファンド
運用会社 フィデリティ投信  
投資対象 国内株式 東証1部 99.1%
ベンチマーク TOPIX(配当込)  
設定日 1998年4月1日  
購入時手数料 上限3.24% SBI証券、楽天証券、マネックス証券
などは無料(ノーロード)
信託報酬 1.6524%  
実質コスト 1.776% 2016年11月30日の運用報告書より
信託財産留保額  
過去の分配金実績  
純資産総額 3,592億円 2017年7月27日現在
マザーファンド
純資産総額
4,714億円 2016年11月30日の運用報告書より

フィデリティ・日本成長株・ファンドは、設定が1998年と古く、純資産総額も3,592億円と非常に大きなファンドです。(因みに低コスト・インデックスファンドのTOPIX、日経平均連動型は大きくても300億もいかない程度です)

信託報酬はアクティブファンドだけあって、1.6524%と決して低くは無いですが、購入時手数料は主要ネット証券ではかかりません(ノーロード)。

運用方針

高い成長が期待できる日本企業を発掘し投資するファンドです。

ポイント 1
日本企業の成長力に注目し、広く日本市場全体に投資機会を求めるファンドです。 将来の企業価値を徹底的に調査・分析して高成長が期待できる企業を選別、割安な株価水準で 投資します。
ポイント 2
全世界にまたがる調査網を活用、世界的視野でのボトム・アップ・アプローチで 運用にのぞみます。 充実した運用・調査体制を最大限に活用し、多角的な視点から銘柄を発掘します。

日本の株式の代表的な株価指数であるTOPIX(配当金込)をベンチマーク(運用目標)とし、長期的にベ ンチマークを上回る運用成果をあげることを目標とします。

フィデリティ・日本成長株・ファンド 交付目論見書(2017/2)より抜粋して引用。

ベンチマークはTOPIX(配当込)、それを長期的に上回る運用成績を目指すと記載されています。

組入上位銘柄

  フィデリティ・日本成長株・ファンド TOPIX(eMAXIS)
1 ミスミグループ本社 4.3% トヨタ自動車 3.4%
2 ソフトバンクグループ 4.1% 三菱UFJ FG 2.4%
3 マキタ 3.1% NTT 1.6%
4 リンナイ 2.9% ソフトバンク 1.6%
5 三菱UFJ FG 2.6% 三井住友FG 1.5%
6 三浦工業 2.4% 本田技研 1.4%
7 キーエンス 2.1% KDDI 1.3%
8 ヤマハ発動機 1.9% みずほ FG 1.2%
9 ニトリホールディングス 1.9% ソニー 1.1%
10 ダイキン工業 1.9% JT 1.0%

フィデリティ・日本成長株・ファンド 交付目論見書(2017/2)、及び、eMAXIS TOPIXインデックス 交付目論見書(2017/4)より引用。

フィデリティ・日本成長株・ファンドのパフォーマンス

フィデリティ・日本成長株・ファンドは、TOPIX(配当込)をベンチマークとしてしていますので、比較の対象として、野村アセットマネジメントが運用し、TOPIXとの連動を目指すETF、TOPIX連動型上場投資信託(1306)を用います。

尚、以下のデータは、各運用会社のサイトから入手したデータを「しんたろう」が独自に加工したものです。TOPIX連動型上場投資信託(1306)は、独自に分配金再投資時(分配金課税無)の基準価額を計算した値を使用しています。またリターン・リスクは月次データ(月末の基準価額)から算出しています。

基準価額のチャート

フィデリティ・日本成長株・ファンドTOPIX連動型上場投資信託(1306)の基準価額のチャートを示します。

フィデリティ・日本成長株・ファンドは1998年に設定されていますが、TOPIX連動型上場投資信託(1306)の設定日が2001/7/11と遅いため、2001/7/11を基準とし、この時点での基準価額を10,000円としてプロットします。

フィデリティ・日本成長株・ファンド

チャートを見る限り、両者ともほぼ同じような動きを示しており、これだけで優劣を判断するのは困難です。

直近のリターン・リスク

直近1,5,10,15年のリターン、リスク、S/R(シャープレシオ)をまとめます。尚、シャプレシオは無リスク資産の年利回り0として計算しています。全て年率換算です。

より優れている方を赤字で示します。

直近のリターン・リスク(2017年6月末時点)
    フィデリティ・
日本成長株
TOPIX
(ETF/1306)
1年 リターン 26.6% 32.1%
リスク 7.6% 8.0%
S/R 3.49 4.00
5年 リターン 18.2% 18.2%
リスク 16.4% 16.5%
S/R 1.11 1.11
10年 リターン 1.4% 1.0%
リスク 20.0% 19.3%
S/R 0.07 0.05
15年 リターン 4.5% 4.8%
リスク 19.3% 17.6%
S/R 0.23 0.27

ここ1年でみる限りTOPIXに大きく負けていますが、5年は同等、10年はフィデリティの勝利、15年はTOPIXの勝利という結果になります。

一定期間での年率リターンの推移

前述の直近のリターンは今現在の基準価額の影響を強く受けますので、ファンドの比較としては適切ではありません。

5年間リターン(年率)の推移

そこで、2001年7月から5年、2001年8月から5年・・・2012年6月から5年と、順次起点(投資月)を1カ月ずつずらした5年間のリターン(年率)を見てみます。

緑のプロットがフィデリティ・日本成長株・ファンドとのリターンからTOPIX連動型上場投資信託(1306)のリターンを引いた値になります。

フィデリティ・日本成長株・ファンド

全部で132個(区間)のデータがありますが、

フィデリティ・日本成長株・ファンド57勝75敗となり、TOPIXに負け越している事になります。

この132個(区間)のデータの平均をまとめたのが下表になります。

5年間のリターン・リスクの平均値
  フィデリティ・
日本成長株
TOPIX
(ETF/1306)
リターン 3.2% 3.4%
リスク 19.7% 18.1%
S/R 0.17 0.19

平均値でみると、0.2%と僅かですが、フィデリティ・日本成長株・ファンドのリターンがTOPIXに負けています。

10年間リターン(年率)の推移

同じように10年間でみてみます。

最初のデータは2001年7月、最後のデータは2007年6月となります。

フィデリティ・日本成長株・ファンド

全部で72個(区間)のデータがありますが、

フィデリティ・日本成長株・ファンド33勝39敗となり、10年間でもTOPIXに負け越している事になります。

この72個(区間)のデータの平均をまとめたのが下表になります。

10年間のリターン・リスクの平均値
  フィデリティ・
日本成長株
TOPIX
(ETF/1306)
リターン 1.4% 1.5%
リスク 20.1% 18.6%
S/R 0.07 0.19

平均値でみると5年のデータより、さらに差が縮まり0.1%と僅かですが、フィデリティ・日本成長株・ファンドのリターンがTOPIXに負けています。

運用が悪いわけでは無い、信託報酬の高さが原因

以上、フィデリティ・日本成長株・ファンドTOPIX連動型上場投資信託(1306)のパフーマンスを比較してきましたが、僅差ですが、フィデリティ・日本成長株・ファンドがTOPIXに対して劣っているという結果になりました。

5年間で0.2%、10年間で0.1%の差です。(いずれも年率換算)

フィデリティ・日本成長株・ファンドの信託報酬・実質コストは、それぞれ1.65%、1.78%です。対するTOPIX連動型上場投資信託(1306)の信託報酬・実質コストは、それぞれ0.12%、0.14%です。コストだけで既に1.5%以上もの差があるのです。

今回、(非上場の)ファンドと低コストのETF(しかも分配金非課税再投資)の比較という事で、フィデリティ・日本成長株・ファンドには若干不利な条件となっていますので、同じ(非上場の)ファンドであるSMT TOPIXインデックス・オープンも追加して比較してみます。

SMT TOPIXインデックス・オープンは、設定が2008年1月で、だいぶデータ数としては少なりなりますが、これら3つのファンド・ETFの2008年1月以降の5年間のリターン・リスクを比較してみます。

5年間のリターン・リスクの平均値(2008.1~)
  フィデリティ・
日本成長株
TOPIX
(ETF/1306)
SMT TOPIXインデックス
信託報酬 1.6524% 0.1188% 0.400%
実質コスト 1.776% 0.135% 0.406%
リターン 10.2% 10.5% 10.2%
リスク 19.0% 18.5% 18.6%
S/R 0.54 0.57 0.55

フィデリティ・日本成長株・ファンドは、今までの結果同様、TOPIX ETFには負けていますが、SMT TOPIXインデックスファンドとは同等のリターンとなっています。

TOPIX ETFSMT TOPIXインデックスファンドの差は、概ねコストの差で説明がつきます。

という事は、TOPIX ETFに0.1~0.2%(5,10年のリターン)と僅差で負けていたフィデリティ・日本成長株・ファンドは、年間コストが0.3~0.4%程度のインデックスファンドと同等の成績を残せていたと推測できます。

ただ、残念ながらインデックスファンドを上回るところまではいきませんが。

アクティブファンドがインデックスファンドに勝てない理由の一つとして、そのコストの高さがあげられますが、まさに、今回の結果は、それを証明するような形になっています。

(コストを除外した)運用自体は悪くないんです、ただ、そのコストの高さが足かせとなって、ベンチマークを上回る事が出来ないんです。

まとめ

以上、フィデリティ・日本成長株・ファンドのパフォーマンスを調べてきました。ベンチマークとなるTOPIX(配当込)と比較すると若干下回る結果となってます。

ただし、(期間が短くデータ数も少ないですが)TOPIXのインデックスファンド(非上場)とは、概ね同等のリターンをだしています。

もっと信託報酬を引き下げる事が出来たら、魅力的なファンドになるのですが・・・。

フィデリティ・日本成長株・ファンドは、一般の証券・銀行に加え、楽天証券SBI証券イオン銀行個人型確定拠出年金(iDeCo)でも購入できます。

公式サイト楽天証券 確定拠出年金・ SBI証券 個人型確定拠出年金イオン銀行 個人型確定拠出年金

また、比較に用いたTOPIX連動型上場投資信託(1306)の購入は、1日の約定金額10万円までは売買手数料無料となる松井証券がお勧めです。

公式サイト松井証券で株取引!

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