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ファンド比較、運用状況、決算

【インド株式インデックスファンドの評価・比較】おすすめの投資信託は?人気、運用成績の比較。

投稿日:

最近人気のインド株式に投資するインデックスファンドについて、解説・評価・比較します。

インド株式に投資するファンドは多く運用・販売されていますが、ここではインデックスファンドに限定し下記10本を評価の対象とします。

  • iFreeNEXT インド株インデックス
  • auAM Nifty50インド株ファンド
  • SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド (愛称:サクッとインド株式)
  • SBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンド
  • SMTAMインド株式インデックス・オープン
  • eMAXISインド株式インデックス
  • 楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド
  • (アムンディ・インデックスシリーズ)インド株
  • ニッセイ・インド株式ファンド<購入・換金手数料なし>
  • たわらノーロード インド株式Nifty50

*各ファンドをそれぞれ、iFreeNEXT、auAM、SBI・iシェアーズ、SBI-フランクリン、SMTAM、eMAXIS、楽天、アムンディ、ニッセイ、たわらと略して表記する場合があります。
*ニッセイは厳密にはインデックスファンドではありません。
*HSBCインドテック株式インデックスファンド、一歩先いく 華麗なるインド・トップ10+インデックス、たわらノーロード インド株式NiftyMidcap50、(日興)インデックスファンドNIfty50(インド株式)はまだ運用実績が殆どなく純資産も小さい事から今回は割愛。

また、参考データとして、

  • iTrustインド株式 : アクティブファンド
  • NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty50連動型上場投信【1678】:東証上場ETF
  • iシェアーズ Nifty50インド株【201A】 : 東証上場ETF
  • iFreeETF インドNifty50【233A】 : 東証上場ETF
  • iShares Core S&P BSE SENSEX India ETF【9836.HK】: 香港ETF
  • iShares India 50 ETF【INDY】daiki:米国ETF

も評価・比較の対象とします。

 

[最終更新日:2025.6.16]全て最新の情報に更新。
*本記事は原則2025.5末日時点の情報に基づき記載しています。

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インド株式インデックスファンドの基本情報

先ず、各ファンドの基本情報をまとめます。

尚、アクティブファンドですが、 NISA[つみたて投資枠]対象のiTrustインド株式も参考までに比較の対象とします。

 

信託報酬・実質コスト・ベンチマーク・純資産総額など

各ファンドの運用会社、設定日、ベンチマーク、信託報酬、実質コスト、純資産総額をまとめます。

尚、下表は信託報酬が低い順に記載しています。

*信託報酬は投資先ETF経費率含む

[スマホの方は横にスクロールしてご覧下さい]

ファンド
[運用会社]
設定日ベンチマーク信託報酬
[実質コスト]
純資産総額
(億円)
[2025.5末
時点]
SBI-フランクリン
・テンプルトン・
インド株式
インデックス

[SBI AM]
2024.10.22FTSE
India30/18
Capped Index
(配当込)
0.2538%
[---%]
36
(アムンディ・
インデックスシリーズ)

インド株

[アムンディ]
2024.6.28Nifty50指数
(配当込)
0.2805%
[---%]
24
たわらノーロード
インド株式
Nifty50

[アセマネOne]
2024.12.11Nifty50指数
(配当込)
0.2805%
[---%]
7
auAM Nifty50
インド株ファンド

[au AM]
2023.8.29Nifty50指数
(配当込)
0.297%
(*2)
[1.153%]
82
ニッセイ・
インド株式
ファンド

<購入・換金手数料なし>

[ニッセイAM]
2025.2.19Nifty50指数
(配当込)
0.298~
0.308%
[---%]
15
SMTAMインド株式
インデックス

[三井住友
トラストAM]
2023.12.15Nifty50指数
(配当込)
0.308%
[0.898%]
79
楽天・インド株
Nifty50インデックス

[楽天投信]
2024.4.5Nifty50指数
(配当込)
0.308%
[0.826%]
314
SBI・iシェアーズ
・インド株式

[SBI AM]
2023.9.22S&P BSE
SENSEX
インデックス
(配当込)
0.3138%
[0.344%]
(*4)
764
eMAXISインド株式
インデックス

[三菱UFJ AM]
2024.2.22Nifty50指数
(配当込)
0.440%
[0.852%]
254
iFreeNEXT
インド株インデックス

[大和 AM]
2023.3.13Nifty50指数
(配当込)
0.4730%
[0.732%]
(*1)
1,479
(参考)
iTrustインド株式

[ピクテジャパン]
2018.4.3アクティブ
[参考指数]
MSCIインド
10/40
0.9828%
[0.999%]
(*3)
931

(*1)iFreeNEXT 2023.9.27に0.781%から0.473%に引き下げられました。
(*2)auAM 2023.11.8に0.539%から0.4675%に、さらに2024.4.26に0.297%に引き下げられました

(*3)iTrust 2023.3.16に1.4998%から0.9828%に引き下げられました(投資先ファンド経費率含む)。
(*4)SBI・iシェアーズは、2024.8.20より投資先ETFの経費率引下げにより、(ETF経費率含む)信託報酬が0.4638%から0.3138%に引き下げられました。

インド株式に投資するインデックスファンドの信託報酬最安値はSBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンド、ただ2024.10.22に設定されたばかりで実質コストは未だ分かりません。

2位が(アムンディ・インデックスシリーズ)インド株たわらノーロード インド株式Nifty50、この2本も新しいファンドで初回決算前です。

4位が2023年8月29日に設定された後、既に2回の信託報酬引下げを行ったauAM Nifty50インド株インデックスファンド。初回決算の結果では実質コストが高くなっています。

インド株式のような新興国株式では信託報酬以外のコストが高くなる傾向がありますので、ファンドの選択時には信託報酬だけでなく実質コストにも注目しておいた方が良いでしょう。

(初回決算前の信託報酬上位3ファンドを除いて)実質コストの最安値はSBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド。事実上のFoFだけに、信託報酬以外のコストが低く抑えられています。

純資産総額は設定が早いiFreeNEXTインド株インデックスが大きくなっています。比較的新しいSBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド、楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンドeMAXISインド株式インデックスも運用期間を考えると健闘していると言って良いでしょう。

ベンチマークは殆どのファンドがNifty50ですが、SBI・iシェアーズ・インド株式がS&P BSE SENTEXインデックス、SBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンドがFTSE India30/18 Capped Indexです(両者の違いは後述)

 

運用形態

インド株式は課税、取引コストなどの点で現物に直接投資する事が不利な場合もあり、先物取引やETF・投資信託へ投資するファンドが多くなっています。

詳細はiFree NEXTを運用する大和アセットマネジメントのファンドレターを参照ください。

*投資対象は2025.4月次レポートより。将来変更される可能性もあります。

ファンド運用形態投資対象為替ヘッジ分配金実績
SBI-フランクリン
・テンプルトン・
インド株式
インデックス 
ファミリー
ファンド

*事実上のFoF
ETF
(*1)
無 
(アムンディ・
インデックスシリーズ)

インド株 
 ---現物+
先物運用
無 無 
たわらノーロード
インド株式
Nifty50 
ファミリー
ファンド
 
先物運用 無 
auAM Nifty50
インド株ファンド
ファミリー
ファンド
先物運用
ニッセイ・
インド株式
ファンド

<購入・換金手数料なし>
FoF  ETF
(*2)
SMTAMインド株式
インデックス
ファミリー
ファンド
現物+
先物運用
楽天・インド株
Nifty50インデックス
ファミリー
ファンド
現物+
先物運用
SBI・iシェアーズ
・インド株式
ファミリー
ファンド

*事実上のFoF
ETF
(*3)
eMAXISインド株式
インデックス
ファミリー
ファンド
先物運用
iFreeNEXT
インド株インデックス
ファミリー
ファンド
現物+
先物運用
(*4)
(参考)
iTrustインド株式
FoF投資信託

(*1)SBI-フランクリンはFlanklin FTSE India UCITS ETF【FLXI】に投資する事実上のFoFです。
(*2)ニッセイはニッポン・インディアETF Nifty50 BeEsに投資します。またインドの経済特区GIFT Cityにおける税制優遇を活用。
(*3)SBI・iシェアーズは、マザーファンドを介して香港市場EFT、iシェアーズ・コア S&P BSE SENSEXインディアETF(iShares Core S&P BSE SENSEX India ETF)に投資する事実上のFoFです。
(*4)iFreeNEXT インド株インデックスは当初先物100%での運用でしたが、純資産が増えたことにより2023年12月からインド株式現物を組合わせた運用に変わりました。

 

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インド株式 東証上場ETF、海外ETFの基本情報

参考データとして用いる、

  • NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty50連動型上場投信【1678】:東証上場ETF
  • iシェアーズ Nifty50インド株【201A】 : 東証上場ETF
  • iFreeETF インドNifty50【233A】 : 東証上場ETF
  • iShares Core S&P BSE SENSEX India ETF【9836.HK】: 香港ETF
  • iShares India 50 ETF【INDY】:米国ETF

の基本情報をまとめます。

*各ETFをそれぞれ、NEXT FUNDS1678、iシェアーズ201A、iFreeETF233A、iShares9836、INDYと略して表記する場合があります。
*東証ETFの実質コストは決算での信託報酬x営業費用合計/(受託者+委託者報酬)で計算 

[スマホの方は横にスクロールしてご覧下さい]

ETFNEXT FUNDS
インド株式指数
・Nifty50連動型
上場投信
iシェアーズ
Nifty50
インド株ETF
iFreeETF
インド
Nifty50
iShares Core
S&P
BSE SENSEX
India ETF
iShares
India 50
ETF
コード
Ticker
1678201A233A9836INDY
取引所東証東証東証 香港米国
(NASDAQ)
設定日2009年11月24日2024年6月10日 2024年8月16日  2006年10月31日2009年11月18日
ベンチマークNifty50指数Nifty50指数Nifty50指数 S&P BSE
SENSEX
インデックス
NIfty50指数
信託報酬
経費率
1.045%0.385% 0.385% 0.25%
(*4)
0.89%
実質コスト1.111%(*1)---(*2)0.472%(*3) ------

(*1)2025.2.10時点の1年分の決算より
(*2)半期分の決算は出ているものの、iシェアーズの場合、投資先ETF経費率も信託報酬に含まれている為、正確に計算できず。受益者報酬だけで計算してみたが値がおかしい為、今回は実質コスト不明とします。
(*3)2025.3.4時点の半期分の決算より
(*4)2024.8.20に0.40-->0.25%に引下げ

 

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インド株式の過去のパフォーマンス ~S&P500、MSCI Emerging Marketsとの比較~

 インド株式の過去のパフォーマンス(リターン、リスク)を米国株式S&P500、新興国株式の代表的指数 MSCI Emerging Markets(以下MSCI EMと略して表記)との比較を含めて評価します。

インド株式は前章で示したETF3本のデータを用います。

*S&P500、MSCI EMはベンチマーク(ネット)値、INDYは米ドル終値、9836は米ドル基準価額(NAV)そして三菱UFJ銀行の為替レートを使って管理人が独自に円換算。
*INDY終値はGoogle Finance、分配金、及び9836基準価額はBlackRock社サイトより引用
*海外ETFは分配金に対して課税後(税率10%と仮定)のトータルリターン(ネット)を使用。

 

直近5年間、10年間のリスク・リターン特性

2025年5月末日時点の直近5年、10年のリスク、リターン特性を示します。

インド株式のリスク、リターン特性

インド株式のリスク、リターン特性

直近5年、10年ともインド株式はMSCI EMに対して、リスクは大きくなるものの、リターンで大きく上回ります。シャープレシオでも勝っています。

MSCI EMにも当然インドが含まれていますが(2025.5末時点で中国に次いで2位の18.7%)、新興国の中でもインドのパフォーマンスが際立って良かったという事です。

直近5年では米国株式S&P500にも匹敵するパフォーマンス、10年では大きく負けていますが。

尚、上図ではインド株式として、Nifty50指数(NEXT FUNDS1678、INDY)、S&P BSE SENSEXインデックス(iShares 9836)の二つの指数との連動を目指すETFの結果と示していますが、5年、10年では両者のパフォーマンスに大きな差は無いようです。

*9836は基準価額、INDYは終値で見ています。海外ETFでもインド株式の場合、インデックスとの乖離、及び市場価額と基準価額の乖離が大きくなることが多々あります。

 

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5年間/10年間の運用成績(2012年3月~2025年5月) ~ローリングリターン~

上述の現時点までの運用成績は、ある一期間の基準価額の暴騰・暴落に大きく左右され、ファンドの比較・評価として十分とは言えません。

そこで、2012年3月から5年間(または10年間)、さらに2012年4月から5年間(10年間)・・・2015年5月から5年間(10年間)・・・2020年5月から5年間と、起点(投資月)を1カ月ずつずらして、それぞれの5年間または10年間の年率リターンを計算します。5年間の場合全部で99個(区間)、10年では39個(区間)のデータとなります。

この複数の5年間/10年間の年率リターンの平均、最大値、最小値をプロットしたのが下図。

尚、インド株式の代表としてNEXT FUNDS インド株式指数・Nifty50連動型上場投信【1678】を用います。

インド株式の評価(ローリングリターン)

 

(データ数は39区間と少ないですが)10年間では常にインド株がMSCI EMに勝っています。S&P500には全敗ですが。

5年間でも平均値では、S&P500 > インド株 > MSCI EMとなっています。

投資期間5年で、投資月に対する年率リターンをプロットします。

インド株式の評価(ローリングリターン)

5年間では99区間中、インド株がMSCI EMに79勝20敗と大きく勝ち越しています。S&P500には4勝95敗と大敗ですが。

 

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インド株式のインデックス(指数) ~Nifty50指数、S&P BSESENSEXインデックス、FTSE India30/18 Capped Index~

インド株式インデックスファンドの代表的指数がNifty50指数、多くのファンド、ETFがベンチマークとしています。

ただ、SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンドのベンチマークはS&P BSE SENSEXインデックス(以下S&Pと略して表記する場合があり)

SBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンドがFTSE India30/18 Capped Index(以下FTSEと略して表記する場合があり)と異なります。

この三種のインデックスを比較します。

Nifty50指数は、インドのナショナル証券取引所に上場している浮動株調整後の時価総額、流動性の基準を用いて選定した50社の株式で構成される浮動株調整済時価総額加重平均方式株価指数です。

iFreeNEXT インド株インデックス交付目論見書より引用

 

S&P BSE SENSEXインデックスはボンベイ証券取引所(BSE)に上場する銘柄のうち、流動性、取引規模、業種などを代表する30銘柄で構成される時価総額加重平均指数。

SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド交付目論見書より引用

 

FTSE India 30/18 Capped Indexは、インドの中型・大型株のパフォーマンスを表す時価総額加重平均指数。

SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド交付目論見書より引用

 

 

 

構成銘柄(上位10銘柄)

2025年5月末日時点の構成銘柄数、及び上位10位は下表の通り。

[スマホの方は横にスクロールしてご覧下さい]

Nifty50S&P BSE SENSEX
Index
FTSE India 30/18
Capped Index
 
構成銘柄数50構成銘柄数
30構成銘柄数
257
1HDFC Bank Ltd13.2%1HDFC Bank Ltd15.6% 1 HDFC Bank Ltd7.2% 
2ICICI Bank Ltd.9.1%2ICICI Bank Ltd.10.9% 2Reliance
Industries Ltd. 
6.2%
3Reliance
Industries Ltd.
8.6% 3Reliance
Industries Ltd.
10.2% 3 ICICI Bank Ltd.5.0%
4Infosys Ltd.5.0% 4Infosys Ltd.5.9% 4Infosys Ltd.  3.6%
5Bharti Airtel Ltd.
4.5% 5Bharti Airtel Ltd.
5.3% 5Bharti Airtel Ltd.  3.2%
6Larsen &
Toubro Ltd.
3.9% 6Larsen &
Toubro Ltd
4.5% 6 Tata Consultancy
Services Ltd.
 2.4%
7ITC Ltd.
3.5% 7ITC Ltd.
4.1% 7 Axis Bank Ltd. 1.8%
8Tata Consultancy
Services Ltd.
3.2% 8Tata Consultancy
Services Ltd.
3.7% 8Mahindra &
Mahindra
 1.7%
9Axis Bank Ltd.
3.0% 9Axis Bank Ltd.
3.6% 9 Bajaj Finance 1.7%
10State Bank
of India
2.8% 10State Bank
of India
3.3% 10 Larsen &
Toubro Ltd
 1.6%

*Nifty50はfactsheetより、S&P BSE SENSEXインデックスはiShares Core S&P BSE SENSEX India ETFの保有銘柄、FTSEはFactsheetより

上位10構成銘柄はほぼ同じです。特にNifty50とS&Pは上位10銘柄は順位も含めて同じ、FTSEとは赤字の2銘柄が異なるだけです。

大きな違いは銘柄数。S&Pが30と少なく、FTSEは257と大きな差があり、これが上位10銘柄の構成比率の違いになっています。

 

パフォーマンスの違い

各ベンチマーク(インデックス)の5年、10年トータルリターン(ドルベース)を比較します。

*Nifty50、S&PはETF INDY/9836サイトに記載のベンチマーク値、FTSEはFactsheetより

トータルリターン(年率/ドルベース) 2025.5末時点
インデックス5年10年
Nifty5019.33%9.48%
S&P BSE SENSEX Index18.71%9.50%
FTSE India30/18 Capped Index21.2%---

上位10構成銘柄がほぼ同じという事もあって、パフォーマンス(5年/10年)に大きな違いはありません。

 

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インド株式インデックスファンド(iFreeNEXT / auAM /SBI・iシェアーズ/ eMAXIS / 楽天など)の人気[資金流入額]・運用状況

*アクティブファンドのiTrustインド株式も評価対象とします。

インド株式インデックスファンドの人気(資金流入額)

2025年3~5月の概算の月次資金流出入額(*)3カ月合計、及び2025年累計(1~5月)を見てみます。

2025年3~5月の資金流出入額が大きい順にならべてあります。

どのファンドが多く購入されているかの人気ランキングになりますが、純資産が増える事は、それだけ安定した運用にもつながりますし、繰上償還のリスクも減ります。

ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてみて下さい。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出。
例えば、3月5日の日次資金流出入額は
(3月5日の純資産総額) - (3月4日の純資産総額) x (日次騰落率 + 1)で計算し、
これを1カ月分足して月次資金流出入額としています。

インド株式インデックスファンド資金流出入額
2025年3~5月2025年累計
(1~5月)
順位ファンド(億円)順位(億円)
1SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド38.5278.1
2楽天・インド株NIfty50インデックス38.2180.0
3iFreeNEXT インド株インデックス29.0339.1
4eMAXIS インド株式インデックス11.6520.0
5SBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンド8.4422.0
6auAM Nifty50インド株ファンド4.568.5
7ニッセイ・インド株式ファンド<購入・換金手数料なし>3.494.1
8(アムンディ・インデックスシリーズ)インド株2.874.9
9たわらノーロード インド株式Nifty502.284.4
10SMTAMインド株式インデックス・オープン2.0104.0
参考iTrustインド株式127.3参考245.3

人気があるのが、SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド、楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド、iFreeNEXTインド株インデックスの3本、この3本は殆ど差がありません。

一方、低コストのアムンディ、ニッセイ、たわらノーロードはあまり売れていません。

尚、一番売れているのは、参考として取り上げたアクティブファンド、iTrustインド株式。インデックスファンド上位3本の合計よりも多くの資金を集めています。

 

 

主なインド株式ファンドの月次資金流出入額の推移

前章の上位3ファンド、及びiTrustの月次資金流入額の推移を見てみます。

インド株式インデックスファンド 人気ランキング(資金流出入額)

各インデックスファンド、2024年7月頃までは人気があったのですが、その後急速に資金流入を減らしています。一時期のインド株ブームも終わりつつあるのでしょうか?

その中で、アクティブファンド iTrustインド株式は2024年からの新NISAつみたて投資枠対象ファンドという事もあり安定した資金流入を維持しています。

*楽天は当初申込期間の流入額を除く

 

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リターンの比較。実質コスト(信託報酬+α)が騰落率に反映されているか? ベンチマークとの乖離は?

インデックスファンドでは、ベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

尚、配当込で配当課税を適切に考慮したインデックスの騰落率は分からない為、海外ETF、東証ETFなどの騰落率も用い、多くのファンドがベンチマークとの乖離がないであろうとの仮定・前提のもと、この「多くのファンド」から外れた騰落率を示すものを「乖離」と判定します。評価方法やインデックスの詳細については下記記事をご覧ください。

 

実質コストに対する騰落率

騰落率とコストの関係は、理想的には配当課税を適切に考慮したインデックス(指数)騰落率から決まる傾き、切片の直線になります。

*以下各図に示したグレー・茶色の点線は管理人の主観で引いたものです。

 

3カ月騰落率 

多くのファンドが設定されてから十分な運用期間が無い為、先ずは2025年5月末時点の3カ月騰落率とコストの関係を見てみます。

3カ月という短期で各ファンドの評価、優劣をつけられるものではありませんので、あくまで参考として見て下さい。

インド株式インデックスファンドのリターン比較

ベンチマークがNifty50、S&P BSE SENSEX、FTSE India30/18 Capped Indexで異なりますが、この3カ月に限れば、Nifty50 > S&Pのようですが。
*FTSEはNifty50と同等?

ただ、多くのファンドがあるNifty50、各ファンドの騰落率とコストの関係は明確でなく、ベンチマークとの乖離については評価できません。インド株の場合、殆どのファンドがその程度の差こそあれ、ベンチマークから乖離しているものと推測します。

*繰り返しになりますが、僅か3カ月のデータでファンドやベンチマークの優劣を判断出来るものではありません。

 

1年騰落率

1年以上の運用実績がある5ファンド、及びETF 3本の1年騰落率も見てみます。

インド株式インデックスファンドのリターン比較

1年で見ても、コストと騰落率の関係はよくありません。おおよそ2本のグレーの点線の間にあるものの、どのファンドがベンチマークとの乖離が少ないかは分かりません。

尚、アクティブファンド iTrustは騰落率4.07%とインデックファンドより大きくアウトパフォームしています(騰落率が大きく異なる為、上図にはプロットしていません)

 

3年騰落率 ~iTrustインド株式の評価~

インド株式としては運用実績が長く、NISAつみたて投資枠対象ファンドにもなっているアクティブファンド、iTrustインド株式を評価する為、3年騰落率もプロットします。

インド株式インデックスファンドのリターン比較

iTrustインド株式はNifty50の2ファンド(INDY、NEXT FUNDS1678)、S&P BSE SENSEXの1ファンド(iShares9836)より高い騰落率を示しています。

*注意:iTrustにはベンチマークはありませんし、参考指数も上記ETFとは異なります。

 

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インド株式インデックスファンドの新NISA対応、投資信託保有でのポイント還元率

インド株式インデックスファンドの新NISA(つみたて投資枠/成長投資枠)対応状況、及び、一部のネット証券では投資信託保有でポイント還元を受けられますが、この還元率(年率)をまとめます。

[スマホの方は横にスクロールしてご覧下さい]

*2025.6.16時点の情報

ファンドNISA対応(*1)
主要ネット証券の投信保有での
ポイント還元率(年率)
つみたて
投資枠 
成長
投資枠 
SBI証券楽天証券
(*2)
マネックス
証券 
松井証券
SBI-フランクリン
・テンプルトン・
インド株式
インデックス 
対象外対象0.022%取扱無取扱無取扱無
(アムンディ・
インデックスシリーズ)
インド株 
対象外対象0.05%---%0.03%0.09%
たわらノーロード
インド株式
Nifty50 
対象外対象0.05%---%0.03%0.105%
auAM Nifty50
インド株ファンド
対象外対象0.05%---%0.08%0.10%
ニッセイ・
インド株式
ファンド
<購入・換金手数料なし>
対象外対象0.05%---%0.03%取扱無
SMTAMインド株式
インデックス
対象外対象0.05%---%0.08%0.10%
楽天・インド株
Nifty50インデックス
対象外対象0.05%---%0.08%0.10%
SBI・iシェアーズ
・インド株式
対象外対象0.022%取扱無取扱無0.022%
eMAXISインド株式
インデックス
対象外対象0.05%---%0.08%0.15%
iFreeNEXT
インド株インデックス
対象外対象0.05%---%0.08%0.18%
(参考)
iTrustインド株式
対象対象0.10%
(*3)
---%0.26%
(*4)
0.30%

(*1)NISA対応銘柄であっても金融機関によっては取り扱っていない場合もあります。
(*2)楽天証券 2022.4より投資信託保有による毎月のポイント還元は廃止され、残高が初めて一定の金額を超えたときのポイント付与に変更(一部ファンドを除く)
(*3)対象投資信託1,000万円以上保有で0.20%
(*4)2024.10保有分より

全てのファンドが新NISA成長投資枠で購入出来ます。但し、つみたて投資枠に対応しているのはアクティブファンドのiTrustインド株式だけです。

投資信託保有によるポイント還元では多くのファンドで松井証券が有利になっています。

公式サイト松井証券

 

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まとめ ~おすすめのインド株式インデックスファンドは~

以上、インド株式に投資するインデックスファンドを評価しました。

インド株に投資するインデックスファンドとして、今回10本を評価しましたが、いずれも2023年以降に設定されたばかりのファンドで優劣を判断するだけの運用・評価期間がありません。

ベンチマークとの乖離も、多くのファンドで乖離が発生しているのか評価する事が出来ませんでした。

よって、本サイトが選ぶインド株式インデックスファンドは、現時点では

保留

とします。

人気があるのは(資金流入額)、SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド、楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド、iFreeNEXTインド株インデックス。

尚、アクティブファンドですが、iTrustインド株式が上記3本よりも売れています。

 

販売会社

下記ネット証券であれば、クレジットカード決済による投資信託積立が可能で、勿論ポイント還元があります。

*証券会社によっては一部取り扱っていないファンドがあります。

マネックス証券 クレジットカード積立 最高水準のポイント還元率1.1%
マネックス証券ではdカードやマネックスカード(クレジットカード)で投資信託が積立出来ます。ポイント還元率は月5万円までの投信積立では最高水準の1.1%(5~10万円部分の還元率は下がります)
(dカードGOLDでNISA口座なら月10万円までクレカ積立還元率1.1%)
*dカード、マネックスカードとも通常ショッピング時は1.0%
また投資信託保有でポイントもたまります(一部ファンドを除く)
*マネックスカードの発行にはマネックス証券の口座開設が必要です。

公式サイトマネックス証券

 

SBI証券 三井住友カードでのクレジットカード積立
SBI証券では三井住友カードで投資信託積立が出来ます。ポイント付与率はカード利用実績に応じてスタンダードカードで最大0.5%、ゴールドカードなら最大1.0%
また投資信託保有でVポイント、Pontaポイント、dポイントがもらえます。さらにV/Pontaポイントで投資信託を購入できます。

公式サイト SBI証券

 

三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券)のクレジットカード積立 & auじぶん銀行との連携
三菱UFJ eスマート証券はau Payカードで投資信託積立が出来ます。Pontaポイント還元率は0.5%(ゴールドカードは1.0%)
Pontaポイントで投資信託の購入も可能。
また、auじぶん銀行との連携(auマネーコネクト)でauじぶん銀行普通預金金利0.31%、au Payアプリ等の連携で最大0.41%になるのも魅力。

公式サイト三菱UFJ eスマート証券

 

楽天証券 クレジットカード & 楽天キャシュ積立 
楽天証券では楽天カードで投資信託積立が出来ます。信託報酬(販売会社分)が税込0.4%未満のファンドの還元率は0.5%(ゴールド、プレミアム、ブラックなら還元率アップ)、0.4%以上のファンドの還元率は1.0%(ブラックなら2.0%)
また、楽天キャッシュ決済でも投資信託積立が出来ます。0.5%のポイント還元。
楽天カード決済で10万円、楽天キャシュ決済で5万円、あわせて月15万円まで利用可能。
さらに、楽天ポイントで投資信託を購入できます。

公式サイト楽天証券

公式サイト楽天カード

 

松井証券 投信保有での最高水準のポイント還元
松井証券は、投資信託保有による最高水準のポイント還元率が魅力。
またMATSUI Bank(住信SBIネット銀行マツイ支店)の口座開設すれば普通預金金利 年0.41%になるのも魅力。

公式サイト松井証券

 

 

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