ファンド比較、運用状況、決算

【国内株式(日経平均株価、日経225)インデックスファンドの評価・比較】おすすめの投資信託は?人気ランキング、運用成績の比較。

投稿日:

日経平均株価

日経平均株価(日経225)との連動を目指す国内株式インデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、運用成績(騰落率、ベンチマークとの乖離)を調査します。

*原則3~6カ月毎に更新します。

[最終更新日:2021.6.23]2021年5月末時点の情報に更新。

国内株式を代表する指数としてTOPIX、日経平均株価がありますが、両者の違い・比較については下記の記事をご覧ください。
参考記事【国内株式インデックスファンド】TOPIX、日経平均株価どちらを選ぶ? 過去の成績を徹底比較。

*本記事は原則2021年5月末日時点の情報に基づき記載しています。

先ず、各ファンドの純資産総額、及び、月次資金流出入額から人気のファンドを調べます。

さらに、各ファンドにより実質コスト(信託報酬+α)は異なりますが、それがちゃんとファンド騰落率に反映されているか、そしてベンチマークとの乖離を確認します。

尚、ベンチマークとの乖離、各社、決算時の運用報告書や月報に記載されていますが、これを信じてはいけません。同じ日経平均株価といっても各社のベンチマークは配当込・除くと2種類有り、そのベンチマーク騰落率が異なるからです。

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比較した国内株式(日経平均株価)インデックスファンド

比較したファンド、及び、その信託報酬・実質コスト、及び2021年5月末時点の純資産総額を下表にまとめます。(信託報酬の低い順に並べてあります)

*信託報酬・実質コストは税込み(消費税10%)
*DC専用ファンドは参考値扱い

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して8%から10%に換算した概算値です。

日経平均株価インデックスファンド 信託報酬、実質コスト・純資産総額
ファンド信託報酬
(実質コスト)
設定日純資産総額(億円)
PayPay投信 日経225インデックス0.1430%
(決算前)
2021/3/81.3
eMAXIS Slim国内株式(日経平均)0.1540%
(0.162%)
2018/2/2117.6
<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド0.1540%
(0.157%)
2016/11/21227.0
iFree 日経225インデックス0.1540%
(0.162%)
2016/9/8204.5
NZAM・ベータ・日経2250.1760%
(0.186%)
2020/2/130.3
DCニッセイ日経225インデックスファンドA0.1859%
(0.193%)
2016/10/2192.3
野村つみたて日本株投信0.1870%
(0.194%)
2017/10/279.3
たわらノーロード日経2250.1870%
(0.193%)
2015/12/7433.0
i-SMT 日経225インデックス0.1870%
(0.194%)
2017/11/243.0
Smart-i 日経225インデックス0.1870%
(0.213%)
2017/8/2927.8(*1)
(三菱)つみたて日本株式(日経平均)0.1980%
(0.206%)
2017/8/16271.1
日経225インデックスe0.2090%
(0.216%)
2016/1/813.4
[日興]インデックスファンド225(日本株式)0.2530%
(0.257%)
2001/10/31160.5
ニッセイ日経225インデックスファンド0.2750%
(0.280%)
2004/1/281,892.7
SMT 日経225インデックス・オープン0.4070%
(0.415%)
2010/7/30265.7
eMAXIS 日経225インデックス0.4400%
(0.447%)
2009/10/28334.0
野村インデックスファンド・日経225[Funds-i]0.4400%
(0.447%)
2010/11/26455.7

(*1)Smart-iが28億近くあるのは、自己設定が6億と大きかった分も含まれます。

信託報酬最安値は2021年3月8日に設定されたPayPay投信 日経225インデックス

そして、2位グループにeMAXIS Slim国内株式(日経平均)iFree 日経225インデックス<購入・換金手数料なし>ニッセイインデックスファンドの3本が同率で続きます。

「常に最低水準の運用コストを目指す」eMAXIS Slimですが、PayPay投信 日経225インデックスの設定から3カ月以上(発表からは4カ月以上)経つも、まだ対抗する引下げの発表はありません。

日経平均株価連動型のインデックスファンドは多くありますが、PayPay投信eMAXIS Slimからインデックスeまでの概ね0.14~0.2%程度のグループと、設定時期が古いSMTeMAXISFunds-iなど0.4%程度のグループに2極化しています。

そして、信託報酬ではその中間にあたるニッセイ日経225インデックスファンド、圧倒的に純資産総額が大きくなっています。設定が古く運用実績の長いファンドですが、数年遅れで設定されたFunds-ieMAXISSMTに大きな差をつけています。

比較的設定が新しい低コストファンドの中ではたわらノーロードが433億と健闘しています。

*インデックスファンドの信託報酬・実質コスト・純資産総額は下記記事にまとめてあります。

 

資金流出入額 [国内株式(日経平均株価)インデックスファンド・人気ランキング]

2021年1~5月の概算の月次資金流出入額(*)5カ月合計、及び2020年1年間の合計を見てみます。

2021年(1~5月)の資金流出入額が大きい順にならべてあります。

どのファンドが多く購入されているかの人気ランキングになりますが、純資産が増える事は、それだけ安定した運用にもつながりますし、繰上償還のリスクも減ります。

ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてみて下さい。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出。
例えば、3月5日の日次資金流出入額は
(3月5日の純資産総額) - (3月4日の純資産総額) x (日次騰落率 + 1)で計算し、
これを1カ月分足して月次資金流出入額としています。

国内株式(日経平均株価)インデックスファンド 資金流出入額
2021年1~5月2020年合計
順位ファンド(億円)順位(億円)
1eMAXIS 日経225インデックス95.014-57.7
2たわらノーロード日経22588.8196.7
3ニッセイ日経225インデックスファンド75.215-65.9
4野村インデックスファンド・日経225[Funds-i]69.613-40.8
5SMT 日経225インデックス・オープン63.212-40.2
6<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド56.2356.4
7iFree 日経225インデックス50.7449.8
8eMAXIS Slim国内株式(日経平均)48.3523.1
9(三菱)つみたて日本株式(日経平均)43.4285.6
10野村つみたて日本株投信7.7619.2
11インデックスファンド225(日本株式)5.411-10.2
12Smart-i 日経225インデックス4.472.3
13i-SMT 日経225インデックス1.69-0.2
14PayPay投信 日経225インデックス1.3
(*)
------
15NZAM・ベータ 日経2250.180.0
16日経225インデックスe0.010-2.5
参考DCニッセイ日経225インデックスファンドA9.8参考12.9

(*)PayPay投信は約3カ月分の合計

2021年(1~5月)の資金流入額トップはeMAXIS 日経225インデックス。決して低コストとは言えず、2020年は巨額の資金流出で14位だったファンドです。

そして、同様に高コストのFunds-iSMTなども上位に入っています。

他のアセットクラスでは圧倒的な強さを見せるeMAXIS SlimシリーズのeMAXIS Slim国内株式(日経平均)が8位に沈んでいるなど、日経平均株価インデックスファンドの場合、ただ低コストというだけでなく、販売会社の多さが売れ行きに大きく影響しているように思えます。

そして、今回のように古参のファンドが上位を占める事があり、さらに短期的な売買が多いのか資金流出入は安定せず、大きな額の資金流入・流出を繰り返しているというのも日経平均株価インデックスファンドの特徴です。

(以下、管理人の勝手な推測ですが、)

銀行、店頭証券などで投資信託を購入される方は日経平均を好む、

一方、コストに厳しくネット証券を主に使用している層は、日経平均よりTOPIX、あるいは海外株式を好む

といった傾向があるのではと推測します。

比較的低コストのファンドでは、たわらノーロード日経225が2位と売れています。本ファンドは2020年もトップでした。

 

たわらノーロード、iFree、<購入・換金手数料なし>ニッセイ、つみたて、eMAXIS Slimの月次資金流出入額の比較

主な低コストファンドのたわらノーロードiFree<購入・換金手数料なし>ニッセイ(三菱)つみたてeMAXIS Slim、この5本の月次資金流出入額の推移を見てみます。

国内株式(日経平均株価)インデックスファンドの人気・評判

日経平均株価インデックスファンドは資金の出入が激しく、低コストのeMAXIS Slim国内株式(日経平均)<購入・換金手数料なし>ニッセイインデックスファンドiFree 日経225インデックスですら資金流出の月があります。

その中で、前述のようにたわらノーロードが多くの資金を集めています。

また流入額が比較的安定しているのは(三菱)つみたて日本株式(つみたてNISA専用として扱っている金融機関が多いからでしょう)

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リターンの比較。実質コスト(信託報酬+α)が騰落率に反映されているか?ベンチマークとの乖離は?

2021年5月末時点の各ファンドの騰落率を見てみます。

*騰落率は各ファンドの基準価額から管理人が独自に計算した結果です。
*騰落率は全て分配金再投資時(分配金課税無)の基準価額より計算。

*実質コストに対する騰落率を見ていきますが、期中に信託報酬の変更があったファンドは、その期間に応じて按分した実質コストを用います。

騰落率とコストの関係は、理想的には(配当課税を適切に考慮した)インデックス騰落率から決まる傾き、切片の直線になります。国内株式の場合、配当が出ると、それに課税される事無くファンド内に入りますので、配当込指数がインデックス騰落率となります。

ここではインデックス騰落率として日経平均トータルリターン・インデックスを用います。
*日経平均トータルリターン・インデックスに関する著作権ならびに「日経」および「指数」の表示に対する知的財産権、その他一切の権利はすべて日本経済新聞社に帰属しています。データは日経平均プロフィルより引用。

*図中、ニッセイ日経225インデックスファンドを「ニッセイ日経」、DCニッセイ日経225インデックスファンドAを「DCニッセイ」と表記します。

 

3カ月騰落率

先ずは2021年5月末日時点の3カ月騰落率を見てみます。各ファンドの実質コスト(/4)に対してファンド騰落率をプロットしています。

国内株式(日経平均株価)インデックスファンドの評価・比較

*この評価の精度は概ね0.01%です。

図中、茶色の横線は配当込指数の値、配当込指数から決まる騰落率とコストの関係をグレーの点線で示しています。

日経平均株価インデックスファンドの場合、コストと騰落率の相関があまり良くありません。これは、コスト要因以外でのベンチマークとの乖離が生じている事を意味します。

3カ月騰落率では、Smart-iNZAMが大きくマイナス乖離、日興DCがプラス側に乖離しているようです。

 

1年騰落率

次に2021年5月末日時点の1年騰落率です。

国内株式(日経平均株価)インデックスファンドの評価・比較

1年になると相関が良くなりますが、それでも、NZAMSmart-iインデックスe、そしてiFreeがプラス側に乖離しているように見えます(配当込み指数から決まるグレーの点線よりプラス側に位置している)

その他のファンドは概ねグレーの点線上に位置しています。即ち、(コスト成分を除いた)ベンチマークとの乖離は無く、それぞれのコストに応じた騰落率になっているという事です。

その中で(プラス側に乖離しているファンドを除いて)コストが最も低い<購入・換金手数料なし>ニッセイインデックスファンドeMAXIS Slim国内株式(日経平均)が騰落率でも順当にトップとなっています。

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まとめ & おすすめの日経平均株価インデックスファンド

設定から3年強で純資産は未だそう大きくはありませんが、既に運用は安定しており、(未だ実績が殆どないPayPay投信を除くと)信託報酬最安値、そして、その低いコストに応じた高い騰落率を示している

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)

さらに、信託報酬で同率の、

<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド

この2本なら大きな差はないでしょう。

*「おすすめ」というのは必ず利益が出るという意味ではありません。他の類似ファンドに比べ、同等以上の成績を残すであろうと管理人の主観・推測で選んだものです。最終的なファンドの選択はご自身の判断で行ってください。

 

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)は下記の金融機関で購入出来ます。

SBI証券
投資信託保有で毎月Tポイントがもらえます。さらにTポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
(つみたてNISAでも購入可能)
三井住友カードで投信積立が出来ます。還元率0.5%、2021.12.10まではキャンペーンで1.5%。(ゴールド、プラチナカードはさらに還元率アップ)。
*三井住友カード(NL/ナンバーレス)なら年間費無料。
公式サイト SBI証券三井住友カード(NL)

楽天証券
投資信託保有で毎月楽天ポイントがもらえます。さらに楽天ポイントで投資信託を購入する事も出来ます。また、楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます(上限5万円/月)。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです。
(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイト楽天証券楽天カード

SMBC日興証券(ダイレクトコース)
大手店頭証券で唯一eMAXIS Slimシリーズを取扱い(ダイレクトコースのみ)。
国内株式を定額(100円~)、買付手数料無料(100万円以下)で買付・積立出来、さらにdポイントも使えるキンカブ・日興フロッギーも魅力の証券会社。
(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイトSMBC日興証券

マネックス証券
マネックスカードによる投信積立今冬開始予定。マネックスカードは既に発行を開始しキャンペーン実施中!
参考記事マネックスカード、2021.10.31まで還元率アップ(3%)等のキャンペーン実施中。

松井証券
松井証券は、複数の投資信託を積立する際、設定したポートフォリオ(配分比率)になるよう自動的に購入商品・金額を調整してくれる「リバランス積立」が魅力(無料で利用可能)。
(つみたてNISAでも購入可能、但しリバランス積立はつみたてNISAでは非対応)
公式サイト松井証券

その他のネット証券
マネックス証券auカブコム証券岡三オンライン証券等。

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。(上記金融機関でもつみたてNISAを取扱っていない場合があります)

 

 

国内株式であればSMBC日興証券のキンカブ、日興フロッギーを利用して1銘柄100円からの買付・積立てが可能です(しかも100万円まで買付手数料無料)。TOPIXや日経平均株価といった既存のインデックスではなく、自分自身で広く分散したポートフォリオを作る事も可能です。詳細は下記記事を参照して下さい。

 

また、頻繁に売買したい方、(非上場)投資信託よりETFを検討されては如何ですか? 日経平均株価との連動を目指すETFの詳細は下記ページをご覧ください。

 

他のアセットクラスの最新の情報・結果は下記記事を参照して下さい。

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