ファンド比較、運用状況、決算

【先進国リート(REIT)インデックスファンドの評価】2019-2020年人気(資金流出入額)ランキング、運用成績の比較。

投稿日:2020年1月15日 更新日:

S&P先進国リートインデックス

S&P先進国REIT指数との連動を目指す先進国リートインデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、運用成績(騰落率、ベンチマークとの乖離)を調査します。

*<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンドも同時に評価しますが、本ファンドだけはベンチマークが新興国を含むS&Pグローバルリートインデックスとなります。
*原則3~6カ月毎に更新します。

[最終更新日:2020.1.15]2019年12月末日時点の情報に更新

S&P先進国REIT指数って何? 先進国ってどこの国?っていう方は下記の記事をご覧ください。
参考記事【外国REITインデックスファンド】各インデックス(指数)、そして先進国、新興国ってどこの国? 

*本記事は2019年12月末日時点の情報に基づき記載しています。

先ず、各ファンドの純資産総額、及び月次資金流出入額から人気のファンドを調べます。

さらに、各ファンドにより実質コスト(信託報酬+α)は異なりますが、それがちゃんとファンド騰落率に反映されているか、そしてベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)を確認します。

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先進国リート インデックスファンドの最近のニュース

Newsたわらノーロード先進国リート 決算 実質コスト0.453%(前期より-0.058%)

NewseMAXIS Slim 先進国リートインデックス 2019.10.31新規設定

 

比較した先進国リート(REIT)インデックスファンド、その信託報酬・実質コスト・純資産総額

比較したファンド、及び、その信託報酬・実質コスト、設定日、2019年12月末日時点の純資産総額を下表にまとめます。(信託報酬の低い順に並べてあります)

*信託報酬は税込み、実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかるとして消費税率10%に換算した概算値です。

ファンド信託報酬
(実質コスト)
設定日純資産総額(億円)
eMAXIS Slim 先進国リートインデックス0.2200%
(決算前)
2019/10/313.3
Smart-i 先進国リートインデックス0.2200%
(0.541%)
2017/8/298.7
たわらノーロード先進国リート0.2970%
(0.453%)
2015/12/1866.1
三井住友・DC外国リートインデックスファンド0.2970%
(0.785%)
2016/9/2359.8
<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド0.2970%
(0.484%)
2013/12/1070.3
iFree 外国REITインデックス0.3410%
(0.529%)
2016/9/82.6
野村インデックスファンド・外国REIT[Funds-i]0.6050%
(0.799%)
2010/11/2637.4
SMT グローバルREITインデックス・オープン0.6050%
(0.665%)
2008/1/9192.8
eMAXIS 先進国リートインデックス0.6600%
(0.796%)
2009/10/28108.1

信託報酬最安値はSmart-i 先進国リートインデックス、そして2019年10月30日に設定されたeMAXIS Slim 先進国リートインデックス、3位以下を大きく引き離しての同率トップです。

Smart-i 先進国リートインデックスは、1期目決算結果では実質コスト0.603%(消費税8%)、2期目決算(2019.6)でも0.541%(消費税10%)と下がりはしましたが、まだ信託報酬以外のコストが高くなっています。また純資産総額も8.7億円と大きくありません。

実質コスト最安値はたわらノーロード先進国リート(まだ決算前で実質コストが不明のeMAXIS Slimを除く)。2019年10月の決算で0.058%下がりました。

純資産総額トップはSMT グローバルREITインデックス・オープン。設定から10年を超える歴史のあるファンドです。

尚、ベンチマークが異なり新興国も含みますが<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートは実質コストも低く、純資産も比較的大きくなっています。

最新の信託報酬・実質コスト等は下記記事を参照して下さい。


資金流出入額 [先進国リート(REIT)インデックスファンド 人気ランキング]

2019年10~12月の概算の月次資金流出入額(*)3カ月合計、及び2019年1年間の累計を見てみます。

10~12月の資金流出入額が大きい順にならべてあります。

どのファンドが多く購入されているかの人気ランキングになりますが、純資産が増える事は、それだけ安定した運用にもつながりますし、繰上償還のリスクも減ります。

ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてみて下さい。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出。
例えば、3月5日の日次資金流出入額は
(3月5日の純資産総額) - (3月4日の純資産総額) x (日次騰落率 + 1)で計算し、
これを1カ月分足して月次資金流出入額としています。

先進国REITインデックスファンド 資金流出入額
2019年10~12月2019年累計
順位ファンド(億円)順位(億円)
1SMT グローバルREITインデックス・オープン10.1319.3
2三井住友・DC外国リートインデックスファンド9.0132.2
3たわらノーロード先進国リート6.6223.0
4eMAXIS Slim先進国リートインデックス3.373.3
5<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド2.158.0
6野村インデックスファンド・外国REIT[Funds-i]1.781.8
7Smart-i 先進国リートインデックス1.463.4
8eMAXIS 先進国リートインデックス1.349.0
9iFree 外国REITインデックス0.290.6

直近3カ月の1位はSMT グローバルREITインデックス・オープン

僅差の2位で、2019年年間ではトップとなったのが三井住友・DC外国リートインデックス

実質コスト最安値のたわらノーロード先進国リートは直近3カ月で3位、2019年累計では2位になっています。

信託報酬最安値のSmart-i 先進国リートインデックスは直近3カ月で7位 1.4憶とあまり伸びていません。

そして注目のeMAXIS Slim 先進国リートインデックス、実質2カ月分で3.3億ですので、先ず先ずの資金流入といって良いでしょう。

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リターンの比較。実質コスト(信託報酬+α)が騰落率に反映されているか? ベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)は?

2019年12月末時点の各ファンドの騰落率を見てみます。

*騰落率は各ファンドの基準価額から「しんたろう」が独自に計算した結果です。
*実質コストに対する騰落率を見ていきますが、期中に信託報酬の変更があったファンドは、その期間に応じて按分した実質コストを用います。

騰落率とコストの関係は、理想的にはインデックス騰落率から決まる傾き、切片の直線になります。ただ、外国リートの場合、配当課税を適切に考慮したインデックス騰落率がわかりませんので、管理人の主観で、図中グレーの点線を引いています。

(注)本評価では、多くのファンドがベンチマークとの乖離がないであろうとの仮定・前提のもと、この「多くのファンド」から外れた騰落率を示すものを「乖離」と判定します。

 

3カ月・1年騰落率

実質コストに対して3カ月、及び1年騰落率をプロットします。

先進国リートインデックスファンド

先進国リートインデックスファンド

*1年騰落率では<購入・換金手数料なし>ニッセイもプロットしていますが、ベンチマークが異なりますので参考値です。また、この短期間のデータだけでベンチマークの優劣をつけられるものでもありません。

3カ月では騰落率のコスト依存性がバラバラ、

そして1年騰落率ではファンドにより2極化しているように見えます。
(もともと先進国リートはコスト依存性が明確でないことが多いのですが、今回は特にひどいです)

たわらSmart-iSMTeMAXISのグループ、

そして、iFree三井住友DCFunds-iのグループ、

と二つに分かれます。勿論、どちらが、よりベンチマークに近い運用がなされているかは分かりません。

尚、eMAXIS Slim 先進国リートインデックスは設定から2カ月ですので未だ上図にはプロットしていません。設定から2カ月の運用状況については下記記事を参照して下さい。

 

まとめ & おすすめファンド

以上、先進国REIT(リート)インデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、騰落率、さらにベンチマークとの乖離を評価しました。

信託報酬最安値はSmart-ieMAXIS Slim、実質コスト最安値はたわらノーロード

比較的低コストのファンドの中で資金流入が大きいのがたわらノーロード

総じて先進国リートではコストと騰落率の相関があまり良くなく、ファンドによりコスト以外の要因でベンチマークとの乖離が生じる事が多いようです。そして、どのファンドが乖離が少ないかは判断出来ませんでした。

 

先進国リート(REIT)インデックスのおすすめファンド

本サイトが選ぶ現時点でのおすすめファンドは、比較的低いコスト・大きい資金流入額から

たわらノーロード先進国リート

今後期待するファンドとしては、設定されたばかりですが、圧倒的に信託報酬が低い

eMAXIS Slim 先進国リートインデックス

設定から2カ月の結果では概ね問題のない運用のように見えます。

*「おすすめ」というのは必ず利益が出るという意味ではありません。他の類似ファンドに比べ、同等以上の成績を残すであろうと管理人の主観・推測で選んだものです。最終的なファンドの選択はご自身の判断で行ってください。

たわらノーロード先進国リートeMAXIS Slim 先進国リートインデックスの両方を取扱っている金融機関は下記の3ネット証券のみとなります。(2020.1時点)

販売会社 SBI証券楽天証券 マネックス証券

尚、先進国リート・インデックスファンドはつみたてNISAでは購入できません。つみたてNISAで先進国リートに投資したい場合はバランスファンドを購入する事になります。

また、個人型確定拠出年金(iDeCo)ではSBI証券(セレクトプランオリジナルプラン)楽天証券マネックス証券三井住友・DC松井証券イオン銀行たわらノーロードを取扱っています。

 

 

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