ファンド比較、運用状況、決算

【先進国リート(REIT)インデックスファンドの評価】2020年人気(資金流出入額)ランキング、運用成績の比較。

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S&P先進国リートインデックス

S&P先進国REIT指数との連動を目指す先進国リートインデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、運用成績(騰落率、ベンチマークとの乖離)を調査します。

*<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンドも同時に評価しますが、本ファンドだけはベンチマークが新興国を含むS&Pグローバルリートインデックスです。
*原則3~6カ月毎に更新します。

[最終更新日:2020.10.16]2020年9月末日時点の情報に更新

S&P先進国REIT指数って何? 先進国ってどこの国?っていう方は下記の記事をご覧ください。
参考記事【外国REITインデックスファンド】各インデックス(指数)、そして先進国、新興国ってどこの国? 

*本記事は2020年9月末日時点の情報に基づき記載しています。

先ず、各ファンドの純資産総額、及び月次資金流出入額から人気のファンドを調べます。

さらに、各ファンドにより実質コスト(信託報酬+α)は異なりますが、それがちゃんとファンド騰落率に反映されているか、そしてベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)を確認します。

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比較した先進国リート(REIT)インデックスファンド、その信託報酬・実質コスト・純資産総額

比較したファンド、及び、その信託報酬・実質コスト、設定日、2020年9月末日時点の純資産総額を下表にまとめます。(信託報酬の低い順に並べてあります)

*信託報酬は税込み、実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかるとして消費税率10%に換算した概算値です。

ファンド信託報酬
(実質コスト)
設定日純資産総額(億円)
eMAXIS Slim 先進国リートインデックス0.2200%
(0.340%)
2019/10/3127.2
Smart-i 先進国リートインデックス0.2200%
(0.497%)
2017/8/2912.5
たわらノーロード先進国リート0.2970%
(0.453%)
2015/12/1879.0
三井住友・DC外国リートインデックスファンド0.2970%
(0.536%)
2016/9/2366.8
<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド0.2970%
(0.400%)
2013/12/1063.7
iFree 外国REITインデックス0.3410%
(0.411%)
2016/9/82.4
野村インデックスファンド・外国REIT[Funds-i]0.6050%
(0.799%)
2010/11/2633.3
SMT グローバルREITインデックス・オープン0.6050%
(0.670%)
2008/1/9177.4
eMAXIS 先進国リートインデックス0.6600%
(0.720%)
2009/10/28101.4

信託報酬最安値はSmart-i 先進国リートインデックス、そして2019年10月30日に設定されたeMAXIS Slim 先進国リートインデックス、3位以下を大きく引き離しての同率トップです。

eMAXIS Slim 先進国リートインデックス、2020.4.27に1期目決算を迎え、約半年分の決算結果ながら実質コスト(年率) 0.340%と判明、これは単独最安値です。また、純資産総額も27億とSmart-iを既に上回っています。

Smart-i 先進国リートインデックスは、1期目決算結果で実質コスト0.603%(消費税8%)、2期目決算(2019.6) 0.541%(消費税10%)、3期目決算(2020.6) 0.497%(消費税10%)と下がってきてはいますが、まだ信託報酬以外のコストが高くなっています。純資産総額も12.5億円と大きくありません。

純資産総額トップはSMT グローバルREITインデックス・オープン。設定から10年を超える歴史のあるファンドです。

尚、ベンチマークが異なり新興国も含みますが<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートは実質コストも低く、純資産も比較的大きくなっています。

最新の信託報酬・実質コスト等は下記記事を参照して下さい。


資金流出入額 [先進国リート(REIT)インデックスファンド 人気ランキング]

2020年7~9月の概算の月次資金流出入額(*)3カ月合計、及び2020年累計(1~9月の9カ月間合計)を見てみます。

7~9月期の資金流出入額が大きい順にならべてあります。

どのファンドが多く購入されているかの人気ランキングになりますが、純資産が増える事は、それだけ安定した運用にもつながりますし、繰上償還のリスクも減ります。

ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてみて下さい。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出。
例えば、3月5日の日次資金流出入額は
(3月5日の純資産総額) - (3月4日の純資産総額) x (日次騰落率 + 1)で計算し、
これを1カ月分足して月次資金流出入額としています。

先進国REITインデックスファンド 資金流出入額
2020年7~9月2020年累計
順位ファンド(億円)順位(億円)
1たわらノーロード先進国リート7.2127.9
2三井住友・DC外国リートインデックスファンド6.4420.5
3eMAXIS 先進国リートインデックス5.9516.4
4eMAXIS Slim先進国リートインデックス5.8324.8
5SMT グローバルREITインデックス・オープン5.7226.8
6<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド1.869.0
7野村インデックスファンド・外国REIT[Funds-i]1.683.7
8Smart-i 先進国リートインデックス1.275.8
9iFree 外国REITインデックス-0.190.4

2020年7~9月期、2020年累計ともトップになったのは たわらノーロード先進国リート

信託報酬最安値のeMAXIS Slim 先進国リートインデックスは、2020年7~9月期 4位、2020年累計3位と、eMAXIS Slimシリーズの他のアセットクラスのような強さはありません。

また、同率信託報酬最安値のSmart-i 先進国リートインデックスも人気はありません。

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リターンの比較。実質コスト(信託報酬+α)が騰落率に反映されているか? ベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)は?

2020年9月末時点の各ファンドの騰落率を見てみます。

*騰落率は各ファンドの基準価額から管理人が独自に計算した結果。
*ベンチマーク値もプロット。米国S&P Dow Jones Indices社サイトのデータを引用、さらに三菱UFJ銀行の為替レートを使って管理人が独自に円換算。
*実質コストに対する騰落率を見ていきますが、期中に信託報酬の変更があったファンドは、その期間に応じて按分した実質コストを用います。(期中平均コストは基準価額の変動を考慮せず)

騰落率とコストの関係は、理想的には配当課税を適切に考慮したインデックス(指数)騰落率(これを「真のインデックス」と定義)から決まる傾き、切片の直線になります。ただ、外国リートの場合、「真のインデックス」騰落率がわかりませんので、管理人の主観で図中グレーの点線を引いています。
*S&P社は配当課税を考慮したネット指数も出していますが、配当課税は日本に対して適切なものではありません。経験上、「真のインデックス」は配当課税を考慮しないグロスとネットの中間にあると思われます。

(注)本評価では、多くのファンドがベンチマークとの乖離がないであろうとの仮定・前提のもと、この「多くのファンド」から外れた騰落率を示すものを「乖離」と判定します。

*<購入・換金手数料なし>ニッセイもプロットしていますが、ベンチマークが異なりますので参考値です。また、この短期間のデータだけでベンチマークの優劣をつけられるものでもありません。

 

3カ月騰落率

実質コスト(/4)に対して3カ月騰落率をプロットします。

先進国リートインデックスファンドの騰落率(利回り)比較

先進国リートの場合、コストと騰落率の相関が悪く、ファンドによってはコスト要因以外でのベンチマークとの乖離が生じているようです。

騰落率のコスト依存性が二つのグループに分かれているように見えますが、どちらが、よりベンチマークに近い運用になっているかは分かりません。

ただ、iFreeは明らかにプラス側に乖離していると思われます。

 

6カ月騰落率

実質コスト(/2)に対して6カ月騰落率をプロットします。

先進国リートインデックスファンドの騰落率(利回り)比較

6カ月騰落率でもiFree、さらにFunds-iがプラス側に大きく乖離していると推測されます。

 

1年騰落率

次に実質コストに対して1年騰落率をプロットします。

先進国リートインデックスファンドの騰落率(利回り)比較

*eMAXIS Slimは未だ運用から1年経っていない為プロットしてありません。

1年騰落率でも二つ(三つ?)のグループにわかれます。

3カ月、6カ月の結果から見てプラスに乖離していると思われるiFreeFunds-iを除いても、

三井住友eMAXISのグループ、たわらSmart-iのグループ、そしてその中間のSMT

どちらが、よりベンチマークに近い運用がなされているかは分かりません。

 

まとめ & おすすめファンド

以上、先進国REIT(リート)インデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、騰落率、さらにベンチマークとの乖離を評価しました。

信託報酬最安値はSmart-ieMAXIS Slim、実質コスト最安値はeMAXIS Slim

比較的低コストで資金流入も大きいのがたわらノーロード

総じて先進国リートではコストと騰落率の相関があまり良くなく、ファンドによりコスト以外の要因でベンチマークとの乖離が生じる事が多いようです。そして、どのファンドが乖離が少ないかは判断出来ませんでした。

 

先進国リート(REIT)インデックスのおすすめファンド

本サイトが選ぶ現時点でのおすすめファンドは、前述のようにベンチマークとの乖離という点では明確な結論を得る事が出来ませんでしたが、少なくとも大きな乖離は起こしていないと推測され、信託報酬・実質コスト最安値の、

eMAXIS Slim 先進国リートインデックス

*「おすすめ」というのは必ず利益が出るという意味ではありません。他の類似ファンドに比べ、同等以上の成績を残すであろうと管理人の主観・推測で選んだものです。最終的なファンドの選択はご自身の判断で行ってください。

 

販売会社

eMAXIS Slim 先進国リートインデックスは主にネット証券で取り扱っています。

SBI証券
投資信託保有で毎月Tポイントがもらえます。さらにTポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
公式サイト SBI証券

楽天証券
投資信託保有で毎月楽天ポイントがもらえます。さらに楽天ポイントで投資信託を購入する事も出来ます。また、楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます(上限5万円/月)。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです。
公式サイト楽天証券楽天カード

SMBC日興証券(ダイレクトコース)
大手店頭証券で唯一eMAXIS Slimシリーズを取扱い(ダイレクトコースのみ)。
国内株式を定額(100円~)、買付手数料無料(100万円以下)で買付・積立出来、さらにdポイントも使えるキンカブ・日興フロッギーも魅力の証券会社。
公式サイトSMBC日興証券

松井証券
松井証券は、複数の投資信託を積立する際、設定したポートフォリオ(配分比率)になるよう自動的に購入商品・金額を調整してくれる「リバランス積立」が魅力(無料で利用可能)。
公式サイト松井証券

その他のネット証券
マネックス証券auカブコム証券岡三オンライン証券等。

尚、先進国リート・インデックスファンドはつみたてNISAでは購入できません。つみたてNISAで先進国リートに投資したい場合はバランスファンドを購入する事になります。

また、個人型確定拠出年金(iDeCo)では唯一松井証券が取り扱っています。

公式サイト松井証券 iDeCo

他社の個人型確定拠出年金(iDeCo)ではSBI証券(セレクトプランオリジナルプラン)楽天証券マネックス証券三井住友・DC松井証券イオン銀行たわらノーロードを取扱っています。

*松井証券iDeCoはeMAXIS Slim、たわらノーロード両方を取扱い。

 

 

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