ファンド比較、運用状況、決算

【先進国リート(REIT)インデックスファンドの評価】2020年人気(資金流出入額)ランキング、運用成績の比較。

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S&P先進国リートインデックス

S&P先進国REIT指数との連動を目指す先進国リートインデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、運用成績(騰落率、ベンチマークとの乖離)を調査します。

*<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンドも同時に評価しますが、本ファンドだけはベンチマークが新興国を含むS&Pグローバルリートインデックスとなります。
*原則3~6カ月毎に更新します。

[最終更新日:2020.7.22]2020年6月末日時点の情報に更新

S&P先進国REIT指数って何? 先進国ってどこの国?っていう方は下記の記事をご覧ください。
参考記事【外国REITインデックスファンド】各インデックス(指数)、そして先進国、新興国ってどこの国? 

*本記事は2020年6月末日時点の情報に基づき記載しています。

先ず、各ファンドの純資産総額、及び月次資金流出入額から人気のファンドを調べます。

さらに、各ファンドにより実質コスト(信託報酬+α)は異なりますが、それがちゃんとファンド騰落率に反映されているか、そしてベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)を確認します。

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比較した先進国リート(REIT)インデックスファンド、その信託報酬・実質コスト・純資産総額

比較したファンド、及び、その信託報酬・実質コスト、設定日、2020年6月末日時点の純資産総額を下表にまとめます。(信託報酬の低い順に並べてあります)

*信託報酬は税込み、実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかるとして消費税率10%に換算した概算値です。

ファンド信託報酬
(実質コスト)
設定日純資産総額(億円)
eMAXIS Slim 先進国リートインデックス0.2200%
(0.340%)
2019/10/3121.3
Smart-i 先進国リートインデックス0.2200%
(0.541%)
2017/8/2911.3
たわらノーロード先進国リート0.2970%
(0.453%)
2015/12/1871.6
三井住友・DC外国リートインデックスファンド0.2970%
(0.536%)
2016/9/2360.1
<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド0.2970%
(0.400%)
2013/12/1061.7
iFree 外国REITインデックス0.3410%
(0.411%)
2016/9/82.5
野村インデックスファンド・外国REIT[Funds-i]0.6050%
(0.799%)
2010/11/2631.5
SMT グローバルREITインデックス・オープン0.6050%
(0.670%)
2008/1/9170.8
eMAXIS 先進国リートインデックス0.6600%
(0.720%)
2009/10/2895.1

信託報酬最安値はSmart-i 先進国リートインデックス、そして2019年10月30日に設定されたeMAXIS Slim 先進国リートインデックス、3位以下を大きく引き離しての同率トップです。

eMAXIS Slim 先進国リートインデックス、2020.4.27に1期目決算を迎え、約半年分の決算結果ながら実質コスト(年率) 0.340%と判明、これは単独最安値です。また、純資産総額も21億とSmart-iを既に上回っています。

Smart-i 先進国リートインデックスは、1期目決算結果で実質コスト0.603%(消費税8%)、2期目決算(2019.6)でも0.541%(消費税10%)と下がりはしましたが、まだ信託報酬以外のコストが高くなっています。また純資産総額も11.3億円と大きくありません。

純資産総額トップはSMT グローバルREITインデックス・オープン。設定から10年を超える歴史のあるファンドです。

尚、ベンチマークが異なり新興国も含みますが<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートは実質コストも低く、純資産も比較的大きくなっています。

最新の信託報酬・実質コスト等は下記記事を参照して下さい。


資金流出入額 [先進国リート(REIT)インデックスファンド 人気ランキング]

2020年上期(1~6月)の概算の月次資金流出入額(*)6カ月合計、及び2019年1年間の累計を見てみます。

2020年上期の資金流出入額が大きい順にならべてあります。

どのファンドが多く購入されているかの人気ランキングになりますが、純資産が増える事は、それだけ安定した運用にもつながりますし、繰上償還のリスクも減ります。

ただの人気ランキングとしてではなく、ファンド選択の重要な指標の一つとしてみて下さい。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出。
例えば、3月5日の日次資金流出入額は
(3月5日の純資産総額) - (3月4日の純資産総額) x (日次騰落率 + 1)で計算し、
これを1カ月分足して月次資金流出入額としています。

先進国REITインデックスファンド 資金流出入額
2020年1~6月2019年累計
順位ファンド(億円)順位(億円)
1SMT グローバルREITインデックス・オープン21.1319.3
2たわらノーロード先進国リート20.7223.0
3eMAXIS Slim先進国リートインデックス19.073.3
4三井住友・DC外国リートインデックスファンド14.1132.2
5eMAXIS 先進国リートインデックス10.549.0
6<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド7.258.0
7Smart-i 先進国リートインデックス4.663.4
8野村インデックスファンド・外国REIT[Funds-i]2.081.8
9iFree 外国REITインデックス0.590.6

2020年上期の1位はSMT グローバルREITインデックス・オープン

僅差で2位 たわらノーロード先進国リート

3位 eMAXIS Slim 先進国リートインデックス

と続きます。

信託報酬同率最安値のSmart-i 先進国リートインデックスは2020年上期で7位 4.6憶とあまり伸びていません。

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リターンの比較。実質コスト(信託報酬+α)が騰落率に反映されているか? ベンチマークとの乖離(トラッキングエラー)は?

2020年6月末時点の各ファンドの騰落率を見てみます。

*騰落率は各ファンドの基準価額から管理人が独自に計算した結果です。
*実質コストに対する騰落率を見ていきますが、期中に信託報酬の変更があったファンドは、その期間に応じて按分した実質コストを用います。
*ベンチマーク騰落率はS&P Dow Jonesより。円換算は三菱UFJ銀行発表のTTM使用。

騰落率とコストの関係は、理想的にはベンチマーク騰落率から決まる傾き、切片の直線になります。

図には配当込ベンチマークで配当課税を考慮しないグロス、及び考慮したネットの値を示しますが、ネットと言っても日本に対して適切な税率で計算された指数ではありません。

配当課税を適切に考慮した正確なベンチマーク(これを「真のベンチマーク」と呼びます)はわかりませんので、多くのファンドがベンチマークとの乖離がないであろうとの仮定・前提のもと、管理人の主観も含めて、この「多くのファンド」から外れた騰落率を示すものを「乖離」と判定します。

*<購入・換金手数料なし>ニッセイもプロットしていますが、ベンチマークが異なりますので参考値です。また、この短期間のデータだけでベンチマークの優劣をつけられるものでもありません。

6カ月騰落率

実質コスト(/2)に対して6カ月騰落率をプロットします。

6カ月騰落率では、騰落率のコスト依存性が二つのグループに分かれているように見えます。

騰落率の高いeMAXIS/eMAXIS Slim、Funds-i、iFreeのグループ、

そして騰落率の低いたわら、三井住友、SMTのグループ。

本来、コスト0の時、インデックス騰落率(グロス)を超えるはずはなく、その点では騰落率の高いグループが真のベンチマークより上方に乖離している可能性も否定できません。

ただ、過去の経験から短期間の評価では、このようにグロスを超える事も度々あります。(配当が入る時期がファンドとベンチマークで異なるのでしょうか???)

 

1年騰落率

次に実質コストに対して1年騰落率をプロットします。

*eMAXIS Slimは未だ運用から1年経っていない為プロットしてありません。

1年でも6カ月騰落率同様、二つのグループにわかれます。(但し、コスト0の点でもグロスを上回る事はありません)

勿論、どちらが、よりベンチマークに近い運用がなされているかは分かりませんが、明らかにマイナス乖離していると思われるのがSmart-i 先進国リートインデックス

騰落率が最も高いのはiFree 外国REITインデックス

 

まとめ & おすすめファンド

以上、先進国REIT(リート)インデックスファンドについて、純資産総額、資金流出入額、騰落率、さらにベンチマークとの乖離を評価しました。

信託報酬最安値はSmart-ieMAXIS Slim、実質コスト最安値はeMAXIS Slim

比較的低コストのファンドの中で資金流入が大きいのがたわらノーロード

総じて先進国リートではコストと騰落率の相関があまり良くなく、ファンドによりコスト以外の要因でベンチマークとの乖離が生じる事が多いようです。そして、どのファンドが乖離が少ないかは判断出来ませんでした。

 

先進国リート(REIT)インデックスのおすすめファンド

本サイトが選ぶ現時点でのおすすめファンドは、前述のようにベンチマークとの乖離という点では明確な結論を得る事が出来ませんでしたが、コストを重視し、初回決算で実質コストでも最安値となった、

eMAXIS Slim 先進国リートインデックス

資金流入も3位とそこそ売れています。

*「おすすめ」というのは必ず利益が出るという意味ではありません。他の類似ファンドに比べ、同等以上の成績を残すであろうと管理人の主観・推測で選んだものです。最終的なファンドの選択はご自身の判断で行ってください。

販売会社

eMAXIS Slim 先進国リートインデックスは主にネット証券で取り扱っています。

SBI証券
投資信託保有で毎月Tポイントがもらえます。さらにTポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
公式サイト SBI証券

楽天証券
投資信託保有で毎月楽天ポイントがもらえます。さらに楽天ポイントで投資信託を購入する事も出来ます。また、楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます(上限5万円/月)。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです。
公式サイト楽天証券楽天カード

SMBC日興証券(ダイレクトコース)
大手店頭証券で唯一eMAXIS Slimシリーズを取扱い(ダイレクトコースのみ)。
国内株式を定額(100円~)、買付手数料無料(100万円以下)で買付・積立出来、さらにdポイントも使えるキンカブ・日興フロッギーも魅力の証券会社。
公式サイトSMBC日興証券

松井証券
松井証券は、複数の投資信託を積立する際、設定したポートフォリオ(配分比率)になるよう自動的に購入商品・金額を調整してくれる「リバランス積立」が魅力(無料で利用可能)。
公式サイト松井証券

その他のネット証券
マネックス証券auカブコム証券岡三オンライン証券等。

尚、先進国リート・インデックスファンドはつみたてNISAでは購入できません。つみたてNISAで先進国リートに投資したい場合はバランスファンドを購入する事になります。

また、個人型確定拠出年金(iDeCo)ではSBI証券(セレクトプランオリジナルプラン)楽天証券マネックス証券三井住友・DC松井証券イオン銀行たわらノーロードを取扱っています。

 

 

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