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【米国株式】NASDAQ100に投資するインデックスファンド、ETFを徹底比較! [iFreeNEXT / NEXT FUNDS 1545 / Invesco QQQなど]

投稿日:2020年4月16日 更新日:

米国株式、NASDAQ(ナスダック)上場銘柄のうち時価総額上位100(除く金融)から構成されるNASDAQ100指数との連動を目指すインデックスファンド、国内籍(東証上場)ETF、米国ETFを徹底比較します。

*尚、本記事でのインデックスファンドとは非上場の投資信託を意味します。

[最終更新日:2020.4.16]初版。
本記事は基本的に2020年3月末日時点の情報に基づき記載しています。

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NASDAQ100指数とは?

 NASDAQ100は、米国 NASDAQ市場に上場する銘柄のうち、金融業を除き時価総額の大きい約100銘柄から構成される時価総額加重平均型の指数です。

*以下、構成銘柄はInvesco QQQより引用(2020.4.14時点)。

セクター(業種)比率

NASDAQ100のセクター比率です。

NASDAQ100 セクター比率

1位のInformation Technologyが47%、

2位のCommunication Servicesと合わせて67%、所謂ハイテク企業が多くを占めるのがNASDAQ100の大きな特徴です。

 

構成銘柄 上位10位

NASDAQ100の上位10銘柄は下表のようになります。(2020.4.14時点)

 銘柄
[Ticker]
構成比業種
1Microsoft Corp
[MSFT]
11.8%Information Technology
2Apple Inc
[AAPL]
11.4%Information Technology
3Amazon.com Inc
[AMZN]
10.1%Consumer Discretionary
4Alphabet Inc
[GOOG]
3.9%Communication Services
5Alphabet Inc
[GOOGL]
3.9%Communication Services
6Facebook Inc
[FB]
3.8%Communication Services
7Intel Corp
[INTC]
3.0%Information Technology
8PepsiCo Inc
[PEP]
2.2%Consumer Staples
9Cisco Systems Inc
[CSCO]
2.1%Information Technology
10Netflix Inc
[NFLX]
2.1%Communication Services

*4、5位のAlphabet Inc.はGoogleの持ち株会社です。

 

NASDAQ100の過去のパフォーマンス

NASDAQ100の過去のパフォーマンスを米国を代表する株式指数 S&P500と比較します。

2020.3末日時点の10年のパフォーマンスです。全て年率で表記してあります。

*リターンは分配金再投資時のトータルリターン(分配金非課税・グロス)、シャープレシオ(S/R)は無リスク資産の利回り0として計算しています。

過去10年のパフォーマンス  2020.3.31時点
 リターンリスクS/R
NASDAQ10016.17%15.09%1.07
S&P50010.53%13.30%0.79

*S&P500はS&P Dow Jones Indices公式サイト、NASDAQ100はInvesco ETF QQQのベンチマークの値(但しリスクは米国Morningstarサイト記載のETFの値を使用)から引用。

NASDAQ100S&P500を年率で5%pt以上上回るリターンを出し、リスクは若干高くなるものの、シャープレシオでも勝る良好な成績を収めています。

 

NASDAQ100に投資するファンド、ETF

NASDAQ100との連動を目指すインデックスファンド、ETFを下表にまとめます。

*信託報酬は税込み表記

Typeファンド/ETF信託報酬実質コスト
インデックス
ファンド
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス0.495%0.564~
0.764%
(*)
インデックス
ファンド
NZAM・ベータ NASDAQ1000.440%(決算前)
国内
東証上場ETF
NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信【1545】0.495%0.618%
米国ETFInvesco QQQ Trust【QQQ】0.20%

*iFreeの実質コストに幅があるのは次章で解説。

NASDAQ100に投資したい方は、この4本から選択する事になります。

以下、各ファンド・ETFについて詳細を比較します。

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NASDAQ100に投資できるインデックスファンド ~ iFreeNEXT NASDAQ100インデックス & NZAM・ベータ NASDAQ100~

NASDAQ100との連動を目指すインデックスファンドとして、

  • iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
  • NZAM・ベータ NASDAQ100

の2本があります。

*その他、iFree レベレッジ NASDAQ100もありますが、レバレッジ型ファンドの為ここでは割愛します。

 

iFreeNEXT NASDAQ100インデックス /  NZAM・ベータ NASDAQ100の基本情報

この2本のインデックスファンドの基本情報をまとめます。

 iFreeNEXT
NASDAQ100
インデックス
NZAM・ベータ
NASDAQ100
運用会社大和アセットマネジメント農林中金全共連アセットマネジメント
設定日2018年8月31日2020年3月12日
運用形態インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマークNASDAQ100(除く配当)NASDAQ100(配当込)
購入時手数料販売会社が設定
*現時点では無
信託財産留保額
信託報酬(税込)0.495% 0.440% 
実質コスト0.564%~
0.764%
(決算前)
純資産総額 27.1億円(2020.4.15時点)3.9億円(2020.4.15時点)
(マザーファンド) 純資産総額 9.27億円(2019.8.30時点)(決算前)
分配金実績
つみたてNISA対象外
SBI証券ポイント還元年率0.10%
(対象投資信託1,000万円以上保有で0.20%)
楽天証券ポイント還元年率0.048%

最も手軽にNASDAQ100に投資できるのがインデックスファンド。

リアルタイムの売買は出来ませんが、多くの証券会社(ネット証券)で100円から投資可能です。

信託報酬はNZAM・ベータ NASDAQ100が若干低くなっていますが、未だ設定されたばかりで実績がありません。

一般的に設定当初は実質コストが上がったりベンチマークとの乖離が生じる事が多くありますので、現時点ではiFreeNEXT NASDAQ100インデックスを選択した方が無難のように思えます

 

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスの実質コスト

iFreeNEXTは、ファミリーファンド方式で運用されますが、実際はマザーファンドが米国ETF QQQに投資するFoFです。

2019.8.30の第1期決算時点では100%をQQQに投資しており、QQQの経費率もファンドが負担する事になります。

信託報酬 0.495%に、信託報酬以外のコスト 0.069%を加えて0.564%、

さらに、これにQQQ経費率 0.20%が上乗せされ、実質コストは0.764%となります。

ただし、2020.2の時点でQQQの比率は26%まで下がっており、今後は0.20%の上乗せ分が少なくなっていくと思われます。

 

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスの人気・評判 ~資金流出入額~

月次資金流出入額純資産総額からiFreeNEXT NASDAQ100インデックスの売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値になります。

iFree NEXT NASDAQ100インデックス

2019年は毎月1億以下でしたが、2020年に入り、株価急落とともに資金流入は急増しています。

S&P500との連動を目指すeMAXIS Slim米国株式(S&P500)等と比較すると大きな額ではありませんが、指数があまりメジャーではない事を考えると、そこそこの売れ行きといって良いでしょう。

純資産総額は間もなく30億に達します。

 

NASDAQ100に投資できる国内・東証上場ETF ~ NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信【1545】~

東証上場ETFで、NASDAQ100に投資できるETFとして、野村アセットマネジメントが運用する、

NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信

があります。

東証上場ETFですので、円のままリアルタイムに投資する事が出来ます。

 

NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信【1545】の基本情報

NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信の各種情報を下表にまとめます。

*以下、NEXT FUNDS【1545】と略して表記する場合があります。

運用会社野村アセットマネジメント
設定日2010年8月13日
銘柄コード1545
ベンチマークNASDAQ100
信託報酬(税込)0.495% 
実質コスト0.615%
純資産総額 113.2億円(2020.4.15時点)
決算日(分配金)年1回(8月10日)
売買単位10口単位
約10万円(2020.4時点)
マーケットメイク制度対象外
iNAVなし
外国税額控除(二重課税調整)対象
つみたてNISA---
売買手数料無料の証券会社SBI証券楽天証券auカブコム証券

信託報酬はiFreeNEXT NASDAQ100インデックスと同じ。但し実質コストではNEXT FUNDS【1545】の方が低くなります。(iFreeNEXTが100% QQQに投資した場合)

また、NEXT FUNDS【1545】SBI証券楽天証券等で売買手数料無料で取引出来ます。

売買単位は10口で、現時点(2020.4)では10万円程度となります。

尚、2020年から適用されれる外国税額控除(二重課税調整措置)の対象ファンドで、税制上、有利になる場合があります。詳細は下記ページをご覧ください。

 

市場価格と基準価額の乖離、流動性など

*売買代金・売買高は2020年4月15日時点の直近90日間平均(データ引用:東証マネ部)。
*乖離率は2019年5月~2020年3月の各月の乖離率(単純平均)の絶対値の平均(データ引用:モーニングスター)

平均売買代金(直近90日)49,058万円
平均売買高(直近90日)53,340口
乖離率0.185%
乖離率(2020.3除く)0.105%

売買代金、売買高は、外国株式に投資する国内ETFとしては十分大きい部類に入ります。

問題は市場価格と基準価額の乖離。

マーケットメイク制度の対象になっていない事もあり若干大きくなっています。

ただ、特に乖離が大きかった2020年3月を除くと0.105%ですので、海外に投資するETFとしてはまずまずの結果でしょう。

 

基準価額とベンチマークの乖離 ~インデックスファンドとの比較~

基準価額とベンチマークとの乖離を見てみます。

分配金を非課税で再投資した時の1年騰落率をiFreeNEXT NASDAQ100インデックスと比較します。

下図は2020年3月末日時点の1年騰落率です。

下図、グレーの点線が、傾き=-(1+ベンチマークの年率リターン)、切片=ベンチマークの年率リターンです。ベンチマークとの乖離がなければこの点線上に乗る筈です。
*配当込みで米国源泉徴収税率を適切に考慮したベンチマークの正確な値は分かりませんので管理人の主観で決めています。

ETF NEXT FUNDS【1545】vs. iFree NEXT NASDAQ100インデックス

2本のデータしかありませんので正確なところはわかりませんが、2本とも同一直線上にのっており、(コスト要因以外での)ベンチマークとの乖離は発生していない可能性が高いと推測します。

そして実質コストの低いNEXT FUNDS【1545】の騰落率が高くなっています。

*2点を単純に結んだ線ではありません、切片、傾きに前述の制限がついた直線です。

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米国ETF Invesco QQQ Trust  ~米国ETFと国内ETF、インデックスファンドどちらが得か~

信託報酬/経費率だけで考えたら米国 ETF Invesco QQQに直接投資するのが一番です。

2020.4時点で200ドル前後ですので、22,000円程度で投資できます。国内ETF NEXT FUNDS【1545】より少額から購入出来ます。

具体的に、QQQへの直接投資が国内インデックスファンド、国内ETFに対して、どれだけお得になるかを年利回りで比較してみます。

 

QQQへの直接投資と国内インデックスファンド、ETFとの比較

計算条件

  • 100万円を一括投資し、10年、または20年後に売却、それまでの年率換算利回りで評価。
    (売却時の譲渡益課税後から利回り計算)
  • トータルリターン(年率) 5%、うち配当利回り2%。
  • 国内インデックスファンドは分配金を出さない。
  • 国内ETFは外国税額を全額控除出来るとする(NISAを除く)。
  • QQQの分配金は便宜上年1回とし、課税後の分配金は全額再投資する。
  • QQQで外国税額控除を行う場合、米国課税の半分が還付されるとして、計算上は米国課税を5%とする。
  • QQQの買付・売却手数料は0.495%。NISAでは売却時のみ考慮。
    但し、分配金再投資時の買付手数料は考慮せず。
  • ドル購入時の為替手数料は考慮せず。

 

計算結果

10年後、20年後での売却後の利回りを下表にまとめます。

*スマホの方は横にスクロールしてご覧下さい。

  国内
インデックス
ファンド
国内ETF米国ETF
iFree NEXT
NASDAQ100
インデックス
NEXT FUNDS
NASDAQ-100
(1545)
QQQ
実質コスト0.764%
0.615%
 0.20%
外国税額控除---
[NISAは無]
非適用半分還付
配当
外国税率
10%
0%
[NISA 10%]
10%5%
配当
国内税率
---%20.315%
[NISA 0%]
20.315%
[NISA 0%]
20.315%
課税口座
10年利回り
(年率)
3.32%3.56%3.71%3.79%
20年利回り
(年率)
3.43%3.62%3.81%3.89%
非課税口座(NISA)
 10年利回り
(年率)
 4.04%4.18%4.58%---
20年利回り
(年率)
 4.04%4.18%4.59%---

米国ETF QQQの経費率と、国内インデックスファンド・ETFの信託報酬・実質コストの差が大きく、外国税額控除を行わなかった場合でも、QQQが圧倒的に有利となります。

尚、海外ETFで懸念される三重課税も、QQQのように米国株式だけに投資する場合は問題となりません。

QQQの次が国内ETF、実質コストの低さだけでなく、外国税額控除も効いています。

そして、一番不利なのが国内インデックスファンドとなります。

 

まとめ

以上、米国のハイテク企業を中心としたNASDAQ100に投資する米国ETF、国内インデックスファンド・ETFを比較しました。

コストを重視する方は、多少の手間はかかりますが、米国ETF Invesco QQQ Trustに直接投資するのが最も有利になります。

一方で、外国株式取引の面倒な手間を避け、円で取引したい方、

リアルタイムに投資でき、コスト的にもインデックスファンドより有利な東証上場ETF NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信

多少コストは高くなりますが、もっと手軽に100円から投資できるインデックスファンド、iFreeNEXT NASDAQ100インデックス

コストと手間を天秤にかけ、それぞれの投資スタンスに応じて選択すれば良いでしょう。

SBI証券
米国ETFなら住信SBIネット銀行との組み合わせで為替手数料が安いSBI証券がおすすめ。
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楽天証券
国内インデックスファンドなら、投資信託保有で毎月楽天スーパーポイントがもらえ、楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来る楽天証券がおすすめ(上限5万円/月)。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです。
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本記事のETF/インデックスファンド比較ではトータルリターン年率5%(内、配当利回り2%)一定で計算、比較してありますが、実際は株価・基準価額が単調に上昇していくわけではありません。株価・基準価額の変動により今回の結果よりETF(国内・米国とも)が不利になる可能性があります。詳細は下記記事を参照して下さい。下記記事は基本的に国内株式を対象とした検証結果ですが、分配金再投資という点では同様に考えられます。


 

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