ファンド紹介・解説

【インデックス型バランスファンド評価・解説】<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)

投稿日:2019年6月20日 更新日:

購入・換金手数料なしニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)

1本のファンドで国内外の債券、株式に分散投資できるインデックス型のバランスファンド、<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)について解説します。

1本のファンドで複数の資産クラス(例えば、国内株式・債券、先進国株式・債券など)に投資するファンドをバランスファンドと言います。個々の資産クラスのファンドを組合わせるよりコスト的には割高になる場合が多いですが、バランスファンドなら面倒なリバランスも不要で、ほったらかし投資が簡単に実践できます。

[最終更新日:2019.9.18]消費税10%表記に変更。
[2019.8.8]ライバルのつみたて4資産の実質コスト更新。
[2019.6.20]初版。本記事は原則2019.5末日時点の情報に基づいて記載しています。

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<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)の基本情報

購入・換金手数料なしシリーズは、「徹底した低コスト」、「シンプルで分かりやすい」、「組合わせ方は自由」の三つを特徴・コンセプトとしたニッセイアセットマネジメントが運用するインデックスファンド・シリーズで、インデックスファンド低コスト化の先駆け的存在です。

今回解説するのは、国内・先進国の債券・株式の4資産に均等に投資する<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)

先ず、<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)の基本情報をまとめます。

運用会社ニッセイアセットマネジメント
設定日2015年8月27日
運用形態インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマーク合成ベンチマーク(後述)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込)0.1540% 
実質コスト0.188%
純資産総額 36.57億円(2019.6.19時点)
(マザーファンド) 純資産総額 --- 円
分配金実績
つみたてNISA対象商品
SBI証券ポイント還元年率0.05%
楽天証券ポイント還元年率0.048%

 

投資対象

国内債券、国内株式、先進国債券、先進国株式の4資産に均等に投資します。

バランスファンド4資産均等型

ベンチマーク

各投資対象はインデックス運用を行い、ベンチマークは下表のようになります。

 
 資産クラスベンチマーク
国内債券NOMURA BPI総合
国内株式TOPIX[配当込]
先進国債券FTSE世界国債インデックス(除く日本)
先進国株式MSCI Kokusai[配当込]

いずれも、それぞれの資産クラスで一般的なベンチマークです。

また、各マザーファンド<購入・換金手数料なし>シリーズの個々のファンドと同じです。

 

手数料(信託報酬、実質コストなど)

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)の最大の魅力は、何と言っても信託報酬の低さ。

4資産均等型バランスファンドでは最低水準の0.1540%(税込)

実質コスト0.188%(税込)

勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して、消費税8%から10%に換算した概算値です。

 

バランスファンドとしてのお得度 ~個々のファンドの組合せと比較~

バランスファンドは、その投資配分と同じになるよう個別のファンドを組合わせた場合に対し、コストが割高になるのが一般的です。

そこで、<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)と、現時点で最も低コストの単体インデックスファンドを組み合わせた場合の信託報酬とを比較します。

個別のインデックスファンドで4資産均等型に組み合わせた場合
資産クラス資産配分信託報酬最安値
国内債券25%0.1320%
(eMAXIS Slim
、ニッセイなど)
国内株式25%0.1540%
(eMAXIS Slim
、ニッセイなど)

先進国債券25%0.1540%
(eMAXIS Slim
、ニッセイ)

先進国株式25%0.10989%
(eMAXIS Slim
、ニッセイなど)

組合わせた場合の信託報酬0.137%

個々のインデックスファンドを組み合わせて4資産均等型にした場合、その信託報酬は0.137%

一方、<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)の信託報酬は0.1540%ですので、組み合わせた場合より0.017%割高になるだけですみます。

バランスファンドとしては十分低コストと言えるでしょう。

 

他社 4資産均等型インデックスファンドとの信託報酬・実質コスト比較

4資産均等型はニッセイの他、三菱UFJ国際投信から2本が運用、販売されています。これら4資産均等型の信託報酬・実質コストを比較します。
(販売会社が限定されますがJP4資産均等バランスもあり)

 ファンド信託報酬実質コス
1<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランス(4資産均等型)0.1540%0.188%
2(三菱UFJ)つみたて4資産均等バランス0.2420%0.268%
3eMAXIS バランス(4資産均等型)0.5500%0.575%

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して、消費税8%から10%に換算した概算値です。

信託報酬は<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)が単独で最安値です。

 

信託報酬の変更履歴

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は、既に設定から3回の信託報酬引下げを行っています。

 
引下げ日信託報酬(税込)備考
2015/8/27
 0.3672%新規設定
2017/11/210.23652%eMAXIS Slim8資産均等型、つみたて4資産均等に対抗
2018/8/210.17172%eMAXIS Slim8資産均等型に対抗
2019/6/270.1512%eMAXIS Slim8資産均等型などに対抗
2019/10/10.1540%消費税増税(8%-->10%)

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・シリーズの最大のライバルであるeMAXIS Slimシリーズには4資産均等型がないため、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)に対抗する形で信託報酬を引き下げてきました。

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<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)の運用状況

資金流出入額 & 純資産総額 (人気は?)

月次資金流出入額純資産総額から<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)の売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値になります。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)

ここ1年は毎月1億前後の資金流入があり、そう大きな人気がある訳ではありませんが、そこそこ売れているといってよいでしょう。(バランスファンドの中で絶大な人気を誇るeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)に比べると一桁少ないですが)

尚、4資産均等型の中ではつみたて4資産バランスと概ね同等の資金流入額です。

純資産総額は約37億円、ハイペースではありませんが着実に増えてきています。

 

運用状況は?

インデックスファンドではベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

ただし、複数の資産に投資するバランスファンドの場合、その評価は簡単ではありません。

そこで、同じ4資産均等型の三菱UFJ国際投信の2本との比較、さらに個別のインデックスファンドの基準価額から4資産均等型になるよう合成データを作成し、これと比較する事でベンチマークとの乖離を評価します。

下図は、2019年5月末日時点の実質コストに対する1年騰落率を複数のファンドでプロットしたものです。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)

グラフの左側(コストが低い)、上側(騰落率が高い)にあり、そしてグレーの点線上にある(乖離が少ない)ファンドが優秀なファンドという事になります。
*多くのファンドがコスト起因以外でのベンチマークとの乖離はないだろうという前提で評価。

4資産均等型は<購入・換金手数料なし>ニッセイの他、三菱つみたてeMAXISの3本、そして[ニッセイ合成]、[eMAXIS合成]、[SMT合成]というプロットが、<購入・換金手数料なし>ニッセイeMAXISSMTシリーズの個々のインデックスファンドを組み合わせた合成データです。

合成データを含め殆どのファンドが同一線上にのっていますが、<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は若干マイナス側に乖離しているように見えます。ニッセイでも個々のファンドの組み合わせは問題ないことから、マザーファンドの運用は問題なく、バランスファンドとして細かい資産配分比率の違い、リバランスのタイミングなどに起因していると推測します。

その結果、信託報酬・実質コストで勝るつみたて4資産均等バランスより騰落率が低くなっています。

ただ、上図は2019年5月末時点の1年間騰落率ですが、この1年の平均信託報酬が0.1863%、今後は、2019.6.27の信託報酬引き下げで0.1512%(2019.10以降は消費税増税で0.1540%)となりますので、つみたて4資産均等バランスより騰落率でも勝るようになると推測します。(勿論、保証は出来ませんが)

 

まとめ

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は、伝統的4資産と言われる国内債券・株式、先進国債券・株式に均等に投資するバランスファンドで、新興国やリートが不要な方にとって選択肢の一つとなるファンドです。

信託報酬は十分低く、個別インデックスファンドの組み合わせともコストは大きく変わらず、また数回の信託報酬を行うなどコスト引き下げにも積極的なファンドです。

懸念としては、若干マイナス側の乖離が見られる事。ただ、コストの低さがそれをカバーし、他の類似ファンドと同等以上の騰落率になると推測します。

 

購入先

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は下記の金融機関で購入出来ます。

販売会社 SBI証券楽天証券 マネックス証券カブドットコム証券松井証券岡三オンライン証券GMOクリック証券 など。

楽天証券なら楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです(上限5万円/月)。さらに、そのポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
公式サイト楽天カード

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。(上記金融機関でもつみたてNISAを取扱っていない場合があります)

 

 

他の4資産均等型との比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

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