ファンド紹介・解説

【インデックスファンド評価・解説】iFree 日経225インデックス。

投稿日:2019年3月21日 更新日:

国内の株式に投資し、日経平均株価との連動を目指すインデックスファンドiFree 日経225インデックスについて解説します。

[最終更新日:2019.9.18]消費税10%表記に変更。
[2019.8.28]ライバルファンドのつみたて実質コスト更新。
[2019.8.6]ライバルファンドのeMAXIS Slim、Smart-i、インデックスe実質コスト更新。
[2019.5.24]ライバルファンドの<購入・換金手数料なし>ニッセイ信託報酬引下げを反映。
[2019.5.21]2019.6.13からの信託報酬引下げを反映。
[2019.4.26]ライバルファンドのeMAXIS Slim信託報酬引下げを反映。
[2019.4.9]他社ファンドの実質コストを最新情報に更新。
[2019.3.21]初版。本記事は原則2019年3月21日時点の情報に基づき記載しています。

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iFree 日経225インデックスの基本情報

iFreeシリーズは、大和投資信託が運用するインデックスファンド・シリーズです。「低水準の運用管理費用」と「豊富な商品ラインアップ」をコンセプトに、「投資(investment)、もっと自由(Free)に」の思いを込めてネーミングしたとの事。  (iFree公式サイトより抜粋・編集して引用)

今回解説するのは、国内の株式に投資するiFree 日経225インデックス

先ず、iFree 日経225インデックスの基本情報をまとめます。

運用会社大和投資信託
設定日2016年9月8日
運用形態インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマーク日経平均株価(配当除く)
購入時手数料(販売会社が独自に設定)
信託財産留保額
信託報酬(税込)0.1540% 
実質コスト0.163%
純資産総額 43.58億円(2019.3.20時点)
(マザーファンド) 純資産総額 1642.85億円(2018.9.19時点)
分配金実績
つみたてNISA対象商品
SBI証券ポイント還元年率0.05%
楽天証券ポイント還元年率0.048%

 

投資対象

ベンチマーク日経平均株価(日経225)[除く配当]で、国内の株式に投資します。

*インデックスファンドのベンチマークは[除く配当]と[配当込]の2種類ありますが、[除く配当]だからといって(過去において)運用成績が劣るという事はありません。詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事インデックスファンドのベンチマーク、配当込、配当除くで実際の運用成績は異なるか?

ただ、運用報告書などに記載されているベンチマークとの乖離を見る時は注意して下さい。ベンチマークが配当を含んでいませんので、通常はファンドの方が騰落率が高くなります。
参考記事【インデックスファンド】運用報告書でのベンチマークとの乖離の見方、乖離0だから単純に素晴らしいファンドとは言えません。

 

マザーファンド

iFree 日経225インデックスファミリーファンド方式で、下記マザーファンドに投資します。

iFree 日経225インデックス

画像引用:iFree日経225インデックス交付目論見書

ストックインデックス225・マザーファンドは1642億円(2018.9.19時点)と巨額のマザーファンドで、ライバルのeMAXIS Slim 国内株式(日経平均)<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンドマザーファンドより大きな純資産を有しています。

 

投資銘柄

投資している銘柄数は225(2018.9.19時点)、日経平均の構成銘柄全てを保有している事になります。

組入上位10銘柄は下表のとおり。

iFree 日経225インデックス

画像引用:iFree日経225インデックス 月次レポート(2019/2)

日本を代表する企業が上位を占めていますが、

1位 ファーストリテイリング、2位 ソフトバンクの2社だけで全体の約14%を占め、値がさ株の比率が高くなっています。

国内株式を代表する指数としてTOPIX、日経平均株価がありますが、両者の違い・比較については下記の記事をご覧ください。
参考記事【国内株式インデックスファンド】TOPIX、日経平均株価どちらを選ぶ? 過去の成績を徹底比較。

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手数料(信託報酬、実質コストなど)

iFree 日経225インデックスの最大の魅力は何と言っても信託報酬の低さ。

国内株式(日経平均)インデックスファンドとしてはeMAXIS Slim 国内株式(日経平均)<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンドと並びトップ(最安値)の0.1540%(税込)

実質コスト0.163%(税込)

購入時手数料は、交付目論見書上は「販売会社が別に定める料率」となっていますが、現時点で徴収している販売会社は無く、事実上、無料(ノーロード)です。

信託財産留保額もありません。

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して、消費税8%から10%に換算した概算値です。

 

他社 国内株式(日経平均株価)インデックスファンドとの信託報酬・実質コスト比較

日経平均株価をベンチマークとする他社の低コスト・インデックスファンドと信託報酬・実質コストを比較します。

 ファンド信託報酬実質コスト
1eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)0.1540%0.162%
1<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド0.1540%0.158%
1iFree 日経225インデックス0.1540%0.163%
4野村つみたて日本株投信0.1870%0.194%
4たわらノーロード0.1870%0.196%
4i-SMT 日経225インデックス0.1870%0.195%
4Smart-i 日経225インデックス0.1870%0.217%
8(三菱UFJ)つみたて日本株式(日経平均)0.1980%0.205%
9日経225 インデックスe0.2090%0.217%
10ニッセイ日経225インデックスファンド0.2750%0.281%

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して、消費税8%から10%に換算した概算値です。

iFree 日経225インデックスの信託報酬は、eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンドと同率の最安値です。

 

信託報酬の変更履歴

iFree 日経225インデックスは既に3回信託報酬引下げを行ってます。

iFree 日経225インデックスの信託報酬変更履歴
引下げ日信託報酬(税込)備考
2016/9/8
 0.2052%新規設定
2017/10/20.1836%Smart-iに対抗
2018/12/130.17172%eMAXIS Slim、<購入・換金手数料なし>ニッセイに対抗
2019/6/130.1512%eMAXIS Slimに対抗
2019/10/10.1540%消費税増税(8%-->10%)

2018年12月の信託報酬引下げで、eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンドに並びましたが、その後、eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)が2019年2月、5月に引下げを行った為、一度は2位に落ちるものの2019年6月の引下げで再度同率首位となります。

 

 

iFree 日経225インデックスの運用状況

資金流出入額 & 純資産総額 (人気は?)

月次資金流出入額純資産総額からiFree 日経225インデックスの売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値になります。

iFree 日経225インデックス

日経平均株価との連動を目指すインデックスファンドは全般的に資金流出入額が安定しませんが、iFree 日経225インデックスも同様の傾向で資金流出の月もあります。ただ、1億を超す資金流入の月も多く、比較的売れていると言って良いでしょう。

 

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)、<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンドとの比較

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンドと資金流出入額を比較します。

iFree 日経225インデックス

2018年間の累計で見ると、

  1. <購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド 41.4億円
  2. iFree 日経225インデックス 37.8億円
  3. eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) 15.7億円

<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンドには負けていますが、これも2018年10月の1カ月だけで8億もの差があった結果で、これを除くと互角の勝負と言って良いでしょう。

信託報酬同率で最安値のeMAXIS Slim 国内株式(日経平均) には大きく勝っています。

 

運用状況は?

インデックスファンドではベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

*ベンチマークは同じ日経平均株価でも配当込・除くなどファンドにより異なりますが、実際の運用は両者で変わらない事から、配当込インデックスを、ここではベンチマークと定義します。
尚、国内株式の場合、所有する銘柄から配当があっても、それに課税される事無くファンドの資産となります。

下図は、2019年2月末日時点の実質コストに対する1年騰落率を複数のファンドでプロットしたものです。

iFree 日経225インデックス

図中グレーの点線は、コストが0の時、配当込指数と一致し、ベンチマーク騰落率から決まる傾きの直線です。
グラフの左側(コストが低い)、上側(騰落率が高い)にあり、そしてグレーの点線上にある(乖離が少ない)ファンドが優秀なファンドという事になります。

iFree 日経225インデックスは、eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)には負けるものの(eMAXIS Slimが若干上振れ?)、その低いコストに応じた高い騰落率を示しており、またベンチマークとの乖離もない安定した運用になっています。

*上図でプロットした1年間には2019.6のiFreeの信託報酬引下げの効果が反映されていません。

 

まとめ

iFree 日経225インデックスは低い信託報酬、そして巨額の純資産を有するマザーファンドベンチマークとの乖離がない安定した運用になっています。資金流入も2018年の1年で38億とまずまずの人気です。

国内株式(日経平均株価)インデックスファンドとして、お勧めできるファンドの一つとなります。

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド、そしてiFree 日経225インデックスと現時点でどれを選んでも大きな差はないでしょう。

懸念としては販売会社の多さ。より多くの金融機関で低コストのファンドが購入できる事は良い事ですが、一方で、今後の信託報酬引下げ時の足かせとならないかが心配。
*信託報酬を引き下げると、通常、販売会社の取り分も下がります。

ただ、iFree 日経225インデックスの最近の動向を見ていると、最低水準の運用コストを目指すeMAXIS Slim 国内株式(日経平均)に追従するよう引き下げを行うなど積極的に低コストを図っています。

 

購入先

iFree 日経225インデックスは下記の金融機関で購入出来ます。

販売会社 SBI証券楽天証券 マネックス証券カブドットコム証券松井証券岡三オンライン証券GMOクリック証券

さらに、多くの銀行で取扱っています。

楽天証券なら楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです(上限5万円/月)。さらに、そのポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
公式サイト楽天カード

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。(上記金融機関でもつみたてNISAを取扱っていない場合があります)

 

ライバルとなるファンド

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) 

<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド

iFree 日経225インデックス (本記事)

ニッセイ日経225インデックスファンド  

 

他の国内株式(日経平均)インデックスファンドとの比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

本サイトでは、広く分散(銘柄、投資国)された投資を推奨しています。もし国内株式だけに投資されているのであれば、外国株式にも目を向けてみませんか?外国株式にも簡単に投資できるのが投資信託の魅力の一つです。
例えば先進国株式インデックス。iFreeシリーズにも先進国株式に投資できるファンドがあります。
参考記事【インデックスファンド評価・解説】iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

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