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【インデックスファンド評価・解説】たわらノーロード 全世界株式。

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たわらノーロード 全世界株式

1本のファンドで日本を含む全世界の株式に投資するインデックスファンドたわらノーロード 全世界株式について解説します。

[2019.11.7]初版。

*本記事は原則2019.10末日時点の情報に基づき記載しています。

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たわらノーロード 全世界株式の基本情報

たわらノーロードシリーズは、アセットマネジメントOneが運用するインデックスファンド・シリーズです。親しみのある、分かりやすい、コツコツと蓄えるといったコンセプトから「豊か、蓄える」というイメージがある穀物を包み保存する"たわら"とネーミングしたとの事。  (アセットマネジメントOne公式サイトより抜粋・編集して引用)

今回解説するのは1本のファンドで日本を含む全世界の株式に投資するたわらノーロード 全世界株式

先ず、たわらノーロード 全世界株式の基本情報をまとめます。

運用会社アセットマネジメントOne
設定日2019年7月22日
運用形態インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマークMSCI All Country World Index(配当込み・グロス?)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込)0.1320% 
実質コスト(決算前)
純資産総額 1.54億円(2019.11.7時点)
(マザーファンド) 純資産総額 [先進国株式]2,844億円(2018.2.15時点)
[新興国株式]664億円(2018.4.18時点)
[日本株式] ---億円(2019.7.22新規設定)
分配金実績
つみたてNISA対象商品
SBI証券ポイント還元年率0.03%
楽天証券ポイント還元年率0.048%

 

投資対象

ベンチマークMSCI All Country World Index [ACWI][配当込み・グロス?]で日本を含む先進国、新興国の株式に投資します。
*グロスは「たわらノーロード・シリーズ」の他ファンドから推測。

MSCI ACWIは全世界49カ国(先進国23カ国+新興国26)の大型株、中型株、2,800以上の銘柄から構成される時価総額加重平均型の指数です。

グロスとは配当に対する源泉徴収税を考慮しない指数ですので、通常はファンド騰落率がベンチマークより配当課税(+コスト)分下方乖離します。

*だからといってファンド騰落率が他のファンドより低くなる訳ではありません。インデックスファンドのベンチマークは[除く配当]と[配当込グロス・ネット]がありますが実際の運用成績は(過去においては)変わっていません。
参考記事インデックスファンドのベンチマーク、配当込、配当除くで実際の運用成績は異なるか?

 

マザーファンド

たわらノーロード 全世界株式は、ファミリーファンド方式で下記マザーファンドに投資します。

たわらノーロード 全世界株式

外国株式パッシブ・ファンド・マザーファンド、エマージング株式パッシブ・マザーファンドは、それぞれたわらノーロード先進国株式、たわらノーロード新興国株式と同じマザーファンドで既に大きな純資産を有します。

一方、MSCIジャパン・インデックス・マザーファンドは、本ファンドと同時に新規設定されたものです。

 

投資地域・国別比率

本ファンドのベンチマークであるMSCI ACWIは国内株式、先進国株式、新興国株式を概ね下記の比率で投資します。

MSCI All Country World Index [ACWI]

構成国1位はアメリカで55%、全体の半分以上を占めます。2位が日本で7%。

尚、MSCI ACWIは時価総額加重平均型指数ですので、その時点の時価総額で国内、先進国、新興国比率が変化します。例えば、他の先進国株式に対し国内の株価が低迷すれば国内株式の比率が小さくなります。

詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事【外国株式インデックスファンド】各インデックス(指数)、そして先進国、新興国ってどこの国? 

 

投資銘柄

たわらノーロード 全世界株式は2,647銘柄(2019.9末)に投資しています。

尚、ベンチマークは2,853銘柄(2019.10末)ですので、ベンチマークを構成する殆どの銘柄を保有し、全世界の投資可能な株式の概ね85%をカバーする事になります。

 

手数料(信託報酬、実質コストなど)

たわらノーロード 全世界株式信託報酬0.1320%(税込)

後述するように最安値ではありませんが、十分低い信託報酬です。

実質コストは未だ初回決算前ですので分かりません。

ただ、(配分比率の小さい)国内株式以外は既存のマザーファンドですので、信託報酬以外のコストがそう大きくなる事はないと推測します。

勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。

 

他社 全世界株式インデックスファンドとの信託報酬・実質コスト比較

MSCI ACWIをベンチマークとする他社のインデックスファンド、及びベンチマークは異なりますが(日本を含む)全世界の株式に投資するインデックスファンドと比較してみます。

さらに、eMAXIS Slimシリーズの個別のファンド(TOPIX、先進国株式、新興国株式)を7%:81%:12%の比率で組み合わせた場合も参考までに記載します。

*ファンド名下の[]内はベンチマーク。[FTSE]はFTSE Global All Cap Index、[MSCI]はMSCI All Country World Indexの略。

 ファンド信託報酬実質コスト
1SBI・全世界株式インデックス・ファンド
[FTSE]
0.1102%0.306%
2eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
[MSCI]
0.1144%0.216%
-個別ファンドの組合せ0.1247%---
3たわらノーロード 全世界株式
[MSCI]
0.1320%(決算前)
4楽天・全世界株式インデックス・ファンド
[FTSE]
0.2220%0.311%
5ステート・ストリート
全世界株式インデックス
[MSCI]
0.5280%0.619%

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定して消費税8%から10%に換算した概算値です。

(日本を含む)MSCI ACWIをベンチマークとするファンドは本ファンド、及びeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)、ステート・ストリート(SSGA)全世界株式インデックス・ファンドの3本しかなく、たわらノーロード 全世界株式の信託報酬は2位。

最安値のeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)とは0.02%程差があります。

 

信託報酬の変更履歴

たわらノーロード 全世界株式は設定されたばかりという事もあり、未だ信託報酬引下げの実績はありません。

たわらノーロード全世界株式の信託報酬変更履歴
引下げ日信託報酬(税込)備考
2019/7/22
 0.1296%新規設定(eMAXIS Slimよりも低コスト)
2019/10/1
 0.1320%消費税増税(8%-->10%)
???
???% 

設定時はeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)より低い信託報酬で注目を集めました。ただ、その後、eMAXIS Slimが2019.8.9に同率に引下げ、さらに2019.11.12にも再度引下げを実施した為、現在では0.02%の差がついています。

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たわらノーロード 全世界株式の運用状況

資金流出入額 & 純資産総額 (評判・人気は?)

月次資金流出入額純資産総額からたわらノーロード 全世界株式の売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値になります。

たわらノーロード 全世界株式

設定直後の2019.8は1億近い資金流入があったのですが、9月、10月と殆ど資金流入がありません。純資産総額も1.5億に留まっています。

現時点では販売会社も限られており、先行するeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の牙城を崩すのは厳しそうです。

 

運用状況は?

インデックスファンドでは、ベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

下図は2019年10月末日時点の実質コスト(/4)に対する3カ月騰落率をプロットしたものです。

ベンチマークが同じeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)と[ステートストリート/SSGA]全世界株式インデックス・ファンドもプロットしてあります。

*eMXIS Slim、たわらノーロード、SMTの先進国、新興国、国内株式インデックスファンドを同じ比率で組み合わせた場合もプロットしてありますが、国内株式のベンチマークが異なる為あくまで参考値です。

たわらノーロード 全世界株式

*たわらノーロード 全世界株式だけは未だ実質コストがわかりませんので、信託報酬でプロットしてあります。

たわらノーロード 全世界株式の騰落率は他のファンドと同一直線上にのっており一見問題なさそうですが、あくまで信託報酬でのプロットであり、仮に実質コストでプロットすると右側にシフトする事になりますので、この3カ月では若干プラス側に乖離している可能性があります。

また(図示しませんが)1ヶ月騰落率を見ても、多少ベンチマークとの乖離が生じているようです。

ただ、未だ設定から3カ月です。今後、純資産の増加とともに安定した運用になっていく事を期待します。(約80%を占める先進国株式が、信託報酬以外のコストの低さで定評のあるたわらノーロード先進国株式と同じマザーファンドですし)

 

まとめ

たわらノーロード 全世界株式は、MSCI ACWIをベンチマークとするインデックスファンドの中で最安値ではないものの十分低い信託報酬、そして時価総額比で全世界の株式に投資できる便利なファンドです。

懸念としては未だ設定から日が浅く、資金流入、純資産総額ともに小さい事。また運用(ベンチマークとの乖離)にも若干の不安が残ります。

今後、どれだけ資金流入・純資産を増やすことが出来るかがキーポイント。

願わくば信託報酬で先行するeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)に追従してくれると良いのですが・・・
(今なら販売会社もネット証券に限られており引下げしやすいと思うのですが)

 

購入先

たわらノーロード 全世界株式は下記の金融機関で購入出来ます。

販売会社SBI証券楽天証券 マネックス証券松井証券

現時点(2019.11)で上記金融機関以外では購入出来ません。

楽天証券なら楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです(上限5万円/月)。さらに、そのポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
公式サイト楽天カード

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。(上記金融機関でもつみたてNISAを取扱っていない場合があります)

 

 

ライバルとなるファンド

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)

たわらノーロード 全世界株式  *本記事

SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま)

楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド)

 

他の全世界株式インデックスファンドとの比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

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