楽天投信投資顧問は、楽天・バンガード・ファンド 5本の実質的な信託報酬を引き下げると発表しました。
これは投資対象としている米国バンガード社ETFの経費率引下げによるものです。
対象となるファンドは、
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- 楽天・新興国株式インデックス・ファンド
- 楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)
- 楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)
- 楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)
見出し
バンガード ETFの経費率 引下げ
2022年2月25日より下表のように引き下げられました。
ETF | 従来 | 改定後 |
【VT】Total World Stock ETF | 0.08% | 0.07% |
【VWO】FTSE Emerging Markets ETF | 0.10% | 0.08% |
楽天・バンガード・ファンド (実質的な)信託報酬引下げの詳細
上記バンガードETFの経費率改定を受けて、楽天・バンガード・ファンドの実質的な信託報酬は下記のようになります。
*全て税込み表記
*信託報酬と投資先ETF経費率の合計を「実質的な信託報酬」と記載。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 【楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)】
信託報酬 | ETF経費率 | 実質的な 信託報酬 | |
従来 | 0.132% | 0.08% | 0.212% |
改定後 | 0.132% | 0.07% | 0.202% |
(参考) SBI・全世界株式 | 0.0682% | 0.042% | 0.1102% |
(参考) eMAXIS Slim全世界株式 | --- | --- | 0.1144% |
(参考) SBI・V・全世界株式(*) | 0.0638% | 0.07% | 0.1338% |
*SBI・V・全世界株式もVTに投資しており、同じように0.01ポイント引き下げらると発表有。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドの詳細は下記記事を参照して下さい。
楽天・新興国株式インデックス・ファンド 【楽天・バンガード・ファンド(新興国株式)】
信託報酬 | ETF経費率 | 実質的な 信託報酬 | |
従来 | 0.132% | 0.10% | 0.232% |
改定後 | 0.132% | 0.08% | 0.212% |
(参考) SBI・新興国株式 | 0.066% | 0.11% | 0.1760% |
(参考) eMAXIS Slim新興国株式 | --- | --- | 0.1870% |
楽天・新興国株式インデックス・ファンドの詳細は下記記事を参照して下さい。
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楽天・インデックス・バランス・ファンド 【楽天・バンガード・ファンド(バランス)】
信託報酬 | ETF経費率 | 実質的な 信託報酬 | |
株式重視型 | |||
従来 | 0.132% | 0.086% | 0.218% |
改定後 | 0.132% | 0.079% | 0.211% |
均等型 | |||
従来 | 0.132% | 0.090% | 0.222% |
改定後 | 0.132% | 0.085% | 0.217% |
債券重視型 | |||
従来 | 0.132% | 0.094% | 0.226% |
改定後 | 0.132% | 0.091% | 0.223% |
楽天・インデックス・バランス・ファンドの詳細は下記記事を参照して下さい。
以上、楽天・バンガード・ファンド 実質的な信託報酬引下げのニュースでした。
残念ながらVT/VWOの引下げ分だけで、信託報酬そのものの改定はありませんでした。
SBIやeMAXIS Slimとの差が広がってきているだけに、是非、信託報酬の引下げを期待したいところです。
尚、今回の公式発表では取り上げられていませんが、楽天証券 iDeCoで取扱っている楽天・インデックス・バランス(DC年金)も15%をバンガードVTに投資しており、実質的な信託報酬が引き下げられるでしょう。
主なインデックスファンドの信託報酬・実質コストは下記記事を参照して下さい。(今回の楽天バンガードの引下げも反映済)