1本のファンドで、日本を含む全世界の株式に投資するインデックスファンド、SBI・全世界株式インデックス・ファンド[愛称:雪だるま(全世界株式)]について解説します。
純資産総額 2,000億円突破(2024.5)
[最終更新日:2024.12.3]純資産総額、「最新の騰落率」を2024.11末時点の情報に更新。
[2024.9.19]全て最新の情報に更新。
*本記事は基本的に2024年8月末日時点の情報に基づき記載しています。
新規口座開設者限定のスタートアップ円定期預金、1年 年0.85%(税引前、2025.3.10までのキャンペーン金利)と好金利。
*3カ月 年1.20%(税引前)もあり さらに新規口座開設で1,500円、各種条件を満たすと最大31,000円がもらえます(要エントリー)。
SBI・全世界株式インデックス・ファンド[愛称:雪だるま(全世界株式)]の基本情報
(愛称)雪だるまシリーズは、SBIアセットマネッジメントが運用する(事実上)FOFの超低コスト・インデックスファンドで、当初「EXE-i つみたて」という名称で設定・販売されました。現在、今回紹介する全世界株式の他、先進国株式、新興国株式、中国A株、NASDAQ100、S&P500高配当株式の6本がラインアップされています。
本記事で解説するのは1本のファンドで日本を含む全世界の株式に投資するSBI・全世界株式インデックス・ファンド[愛称:雪だるま(全世界株式)]。
*設定当初はEXE-iつみたてグローバル(中小型含む)株式ファンドという名称でしたが、2018.9に現在の名称に変更になりました。
先ず、SBI・全世界株式インデックス・ファンドの基本情報をまとめます。
運用会社 | SBIアセットマネジメント |
設定日 | 2017年12月6日 |
運用形態 | インデックスファンド |
投資形態 | ファミリーファンド *マザーファンドがETFに投資するので事実上FOF。 |
ベンチマーク | FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(配当込・ネット) |
購入時手数料 | 無 |
信託財産留保額 | 無 |
信託報酬(税込) | 0.1022% (投資先ETF経費率 0.034%含む) |
実質コスト | 0.112%(*1) |
純資産総額 | 2,378億円(2024.11.29時点) |
(マザーファンド) 純資産総額 | 1,472億円(2023.11.13時点) |
分配金実績 | 無 |
NISA(つみたて投資枠) | 対象商品 |
NISA(成長投資枠) | 対象商品 |
SBI証券ポイント還元年率 | 0.0220% |
楽天証券ポイント還元年率 | ---%(*2) |
マネックス証券ポイント還元年率 | 0.0220% |
松井証券ポイント還元年率 | 0.0220% |
(*1)実質コストは2023.11.13決算より
(*2)楽天証券 2022.4より投資信託保有による毎月のポイント還元は廃止され、残高が初めて一定の金額を超えたときのポイント付与に変更(一部ファンドを除く)。
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投資対象
ベンチマークはFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス[配当込み・ネットと推測]で、中・小型株を含む全世界の株式に広く投資します。
ネットとは配当に対する源泉徴収税を考慮した指数の事です。(その源泉徴収税率が日本に対して適切なものなのかは定かではありません)
(注)配当込・ネットは、同じベンチマークを採用し、月報などに記載のベンチマーク騰落率が一致する楽天・全世界株式インデックス・ファンドについて楽天投信投資顧問に確認した結果です。さらに本ファンドの運用報告書に「ファンドとベンチマークにおいて適用される配当税率の差」という記載があり、これもネットである事を示唆します。ただし、公表された情報ではない為、その真偽を保証するものではありません。
実際の運用はマザーファンドを通して米国Vanguard社、及びState Street Global Advisorsの3本のETFに投資します。
投資先ETF
SBI・全世界株式インデックス・ファンドは、下記3本のETFに投資する事で全世界の株式をカバーします。
画像引用:SBI・全世界株式インデックス・ファンド交付目論見書
ETF | 投資対象 | 経費率 | 基本投資割合 |
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(*1) [VTI] | 米国株式 | 0.03% | 60% |
SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国)ETF [SPDW] | 先進国株式(除く米国) | 0.03%(*2) | 30% |
SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツETF [SPEM] | 新興国株式 | 0.07%(*2) | 10% |
*基本投資割合は2024.8.15交付目論見書より
(*1)2021.8.13交付目論見書で、米国株式ETFはシュワブU.S.ブロードマーケットETF【SCHB】からバンガード・トータル・ストック・マーケットETF【VTI】に変更になりました。ETF経費率は変わりません。
(*2)2023.8.1、SPDWの経費率が0.04-->0.03%、SPEMの経費率が0.11-->0.07%に引き下げられました。
基本投資割合でETF経費率を計算すると0.034%になります。
尚、各地域の時価総額比率に応じて各ETFの配分比率は変化します。言い換えれば、3本のETFの配分比率をコントロールしてベンチマーク通りの運用を目指します。ここが1本のETFを中心に全世界の株式に投資するSBI・V・全世界株式インデックス・ファンドとの大きな違いです。
さらに、各ETFのベンチマークはFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(の各地域)とは便密には異なりますので、これも本ファンドのベンチマークとの連動性を難しくする可能性があります。
尚、楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・VT)も以前は1本のETFのみに投資していましたが、2022.4以降、3本のETFに投資するようになりました。
投資国比率
組入上位10カ国は下表のようになります(2024.8末時点)。
画像引用:SBI・全世界株式インデックス・ファンド月次レポート(2024/8)
トップはアメリカで59%、全体の半分以上です。2位が日本。
新興国ではインドが1位で2.4%です。
詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事【外国株式インデックスファンド】各インデックス(指数)、そして先進国、新興国ってどこの国?
投資銘柄
SBI・全世界株式インデックス・ファンドは3本のETF合計で約12,000銘柄に投資しています(各ETFの公式サイトより)。
尚、ベンチマークは10,024銘柄(2024.8末時点)ですので、ベンチマークとほぼ同等、それ以上の銘柄数を保有している事になります。
(各ETFのベンチマークはFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスとは異なりますので、銘柄、構成比率も異なる可能性があります)
組入上位10銘柄は下表。10銘柄全てを米国企業が占めています。
画像引用:SBI・全世界株式インデックス・ファンド月次レポート(2024/8)
ただ組入比率トップのアップルでさえ3.7%ですので、広く分散されている事が分かります。
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手数料(信託報酬、実質コストなど)
SBI・全世界株式インデックス・ファンドの最大の魅力は何と言っても信託報酬の低さ。
信託報酬0.0682%に投資先ETF経費率0.034%を加えた実質的な信託報酬は0.1022%(税込)。
実質コストは6期目決算(2023.11.13)で0.112%。
1期目、2期目は信託報酬以外のコストが大きかったのですが、3期目以降大きく下がり、信託報酬以外のコストも十分低く抑えられています。
勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。
他社 類似ファンド(全世界株式インデックスファンド)との信託報酬・実質コスト比較
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスをベンチマークとするファンドはSBI・全世界株式インデックス・ファンド以外に楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・VT)、そしてSBI・V・全世界株式インデックス・ファンドなどがあります。
また、小型株は含みませんが、同じく全世界株式(日本を含む)を投資対象としたMSCI ACWI(All Country World Index)をベンチマークとするeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)等を含めて時価総額比率で全世界株式に投資するファンドの信託報酬・実質コストを比較します。
さらに、eMAXIS Slimシリーズの個別のファンド(TOPIX、先進国株式、新興国株式)を6%:83%:11%の比率で組み合わせた場合も参考までに記載します。
(注)下表は基本的に最新の情報に随時更新しています。よって記事中の記載と異なる場合がありますが、その際は下表の値が最新の情報となります。
*ファンド名下の[]内はベンチマーク。[FTSE]はFTSE Global All Cap Index、[MSCI]はMSCI All Country World Indexの略。
ファンド | 信託報酬 | 実質コスト | |
---|---|---|---|
1 | 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド [MSCI] | 0.05610% | 0.196% |
2 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) [MSCI] | 0.05775% | 0.113% |
2 | はじめてのNISA・全世界株式インデックス [MSCI] | 0.05775% | 0.082% |
2' | Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式) [MSCI] | 0.05775% (上限0.08775%) | 0.139% |
5 | ステート・ストリート全世界株式インデックス・オープン [MSCI] | 0.0748% | --- |
6 | PayPay投資信託インデックス世界株式 [FTSE] | 0.0910% | 1.422% |
7 | SBI・全世界株式インデックス・ファンド [FTSE] | 0.1022% | 0.112% |
個別ファンドの組合せ | 0.1074% | ||
8 | たわらノーロード 全世界株式 [MSCI] | 0.1133% | 0.161% |
9 | Smart-i Select 全世界株式 [MSCI] | 0.1144% | 0.181% |
10 | SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド [FTSE] | 0.1338% | 0.151% |
11 | 楽天・全世界株式インデックス・ファンド [FTSE] | 0.192% | 0.214% |
12 | つみたて全世界株式 [MSCI] | 0.1980% | 0.261% |
13 | ステート・ストリート 全世界株式インデックス [MSCI] | 0.5280% | 0.597% |
MSCI ACWIとの連動を目指すeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)など5本が大幅に信託報酬を引下げた、あるいは、超低コストで新規設定され、
さらに、同じベンチマークのPayPay投資信託インデックス世界株式が新規設定された為、
SBI・全世界株式インデックス・ファンドはこれらに次いで7位。
但し、実質コストでは十分低くなっています。
また、直接のライバルとなる楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・VT)には信託報酬で0.09ポイント、実質コストでは0.10ポイントと大きな差をつけています。また、SBI・V・全世界株式インデックス・ファンドにも信託報酬で0.03ポイント低くなっています。
信託報酬の変更履歴
SBI・全世界株式インデックス・ファンドは過去2回信託報酬を引下げた実績があります。(但し、2023/8は投資先ETF経費率の引き下げによるものでファンド自体の引下げとは異なります)
引下げ日 | 信託報酬(税込) | 備考 |
2017/12/6 | 0.1500% | 新規設定 |
2019/9/26 | 0.1090% | eMAXIS Slim全世界株式に対抗、より低い信託報酬へ。 |
2019/10/1 | 0.1102% | 消費税増税(8%-->10%) |
2023/8/1 (発表は2024/2/14) | 0.1022% | 投資先ETF経費率引下げ SPDW 0.04-->0.03%、SPEM 0.11-->0.07% |
現時点ではeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)などとの差が大きくなってきただけに、これに対抗する引下げを期待したいところ。
ただ、本ファンドの場合、ファンドそのものの信託報酬は既に十分低く、ETFの経費率が上乗せされるだけに厳しい面もありますが。
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SBI・全世界株式インデックス・ファンドの運用状況
資金流出入額 & 純資産総額 (評判・人気は?)
月次資金流出入額、純資産総額からSBI・全世界株式インデックス・ファンドの売れ行き・人気を見てみます。
(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値です。
2020年後半より資金流入は増加傾向にあり、直近では毎月30億(/月)程度の資金流入と、そこそこ売れています。
純資産も順調に増えており、2023.4には1,000億、2024.5には2,000億円を突破、2024.8末時点で2,114億。
楽天・VTやeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)と比較
ライバルとなる楽天・全世界株式インデックス・ファンド、SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)と資金流出入額(3カ月合計)を比較してみます。
全世界株式インデックスファンドで最も人気のあるeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)や楽天・全世界株式インデックス・ファンドと比較すると大きく負けています。
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SBI・全世界株式インデックス・ファンドの運用状況は? (ベンチマークとの乖離)
インデックスファンドでは、ベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。
月次レポートで見るベンチマークとの乖離
2024年8月末日時点の月次レポートでのファンド騰落率とベンチマーク騰落率の比較です。
画像引用:SBI・全世界株式インデックス・ファンド月次レポート(2024/8)
1年騰落率では-0.65%と大きなマイナス乖離を起こしています。
但し、月次レポート記載のベンチマークは配当課税の税率が日本に対して適切でない可能性があり、必ずしもこの乖離の全てがコスト・運用に起因するものではありません。
そこで、同じベンチマークの楽天・全世界株式インデックス・ファンド、SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド、さらにバンガード社ETF VTと騰落率を比較してみます。
楽天・VT、SBI・V、バンガードETF VTとの騰落率比較
米国ETF Vanguard VTの騰落率は、分配金に10%課税後再投資した場合の騰落率をプロットします。
*VTの騰落率は終値の円換算騰落率。(終値は米国Yahoo Finance、分配金は米国Vanguard社サイト、為替レートは三菱UFJ銀行公表のTTMより引用)
そして、ベンチマークではなくVTに対する乖離を評価します。
*VTといえどもベンチマークと乖離する事がありますが、国内に対する課税を適切に考慮したベンチマーク値がわかりませんので、ここでは、VTを基準に評価する事とします。
1年騰落率
下図は2024年8月末日時点の実質コストに対する1年騰落率をプロットしたものです。
図中点線はVTの騰落率を基準に騰落率とコストの関係(*)を示したものです。
(*)騰落率=(1 + r) x s + rで決まる直線です。
r : コスト0の時の騰落率、s : ファンドの実質コスト
本評価方法の詳細は下記記事をご覧下さい。
SBI・全世界株式インデックス・ファンドは、VTに対して(コスト要因以外で)0.14%ポイントマイナス側に乖離しているようです。
一方、ライバルとなる楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・VT)、及びSBI・V・全世界株式インデックス・ファンドもマイナス側に乖離(それぞれ-0.10%、-0.11%)してはいますが、その乖離の程度はSBI・全世界株式インデックス・ファンドが若干大きくなっています。
3年騰落率
次に2024年8月末日時点の3年騰落率です。
*SBI・Vは未だ3年のデータはありません。
3年騰落率でも、SBI・全世界株式インデックス・ファンドは-0.17%ポイント(年率)乖離しています。ただ、同じようにマイナス側に乖離している楽天・VT(-0.16%)とそう大きな差があるわけではありません。
短期では乖離が大きい事も
以上のようにSBI・全世界株式インデックス・ファンドは楽天・VT等に比べて乖離が大きい傾向があるものの、その差は決して大きくありません。
ただ、過去の短期のデータでは乖離が大きかった事もあります。
下図は2023.8末時点の6カ月騰落率ですが、明らかにSBI・全世界株式インデックス・ファンドの乖離が大きく、騰落率も3本の中で最も低くなっています。
やはりVT 1本を中心に投資するファンドに対して、3本のETFの組合せでベンチマークとの連動を目指すSBI・全世界株式インデックス・ファンドは、ベンチマーク(ここではVTに対して)との連動性という点で、特に短期では不利になると推測されます。
*楽天VTも2022.4以降、VTのみならず一部をVTI/VXUSに投資するようになっていますが、2024.8末時点では47%がVTです。
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最新の騰落率[利回り](楽天・VT/SBI・Vと比較) ~2024年11月末日時点~
*本章は原則毎月更新します。
最新の騰落率をライバルファンドとともにまとめます。
*3年・5年騰落率は年率表記。
[表をクリックすると拡大します]
(コストが高い)楽天・全世界株式インデックス・ファンドに対して期間によっては騰落率が大きく異なる場合があります。SBI・全世界株式インデックス・ファンドはベンチマークの連動性という点で未だ安定していない可能性があります。(勿論、楽天全世界株式がベンチマークと乖離している可能性も有り得ます)
また、SBI・V・全世界株式インデックス・ファンドとも評価期間によっては結構異なる結果になっています。
(後述するように)コストを優先するならSBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま)、ベンチマークとの連動性を重視するならSBI・V・全世界株式インデックス・ファンドという選択になるかと。
尚、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)はベンチマークが異なりますので、参考値として見て下さい。同じ日本を含む全世界の株式に投資しますが小型株の有無が異なります。勿論、小型株の有無が将来のパフォーマンスにどのように影響を及ぼすかは分かりません。
SBI・全世界株式インデックス・ファンドの分配金
SBI・全世界株式インデックス・ファンドは分配金を出した実績はありません。
これから資産を築いていこうとする資産形成期においては分配金を出さない投資信託の方が有利です。
勿論、分配金を出さなくても、保有する株式から出た配当は、ファンドの資産となり、基準価額の上昇につながります。
尚、分配金を出すか否かは運用会社が決定しますので、将来の分配金については分かりません。
新規口座開設者限定のスタートアップ円定期預金、3カ月 年1.2%(税引前)、1年 年0.85%(税引前、2025.3.10までのキャンペーン金利)と好金利。
さらに新規口座開設で1,500円、各種条件を満たすと最大31,000円がもらえます(要エントリー)。
東京スター銀行 新規口座開設優遇プラン スターワン円定期預金
インターネット限定新規口座開設者優遇プラン スターワン円定期預金、1年 年0.70%(税引前)と好金利。
公式サイト東京スター銀行
まとめ
SBI・全世界株式インデックス・ファンドは1本のファンドだけで全世界の株式に、しかも低コストで投資できるファンドです。
懸念点
- 3本のETFの組合せでベンチマーク通りの運用が出来るか?
ETFへの資産配分の調整、そして、それぞれのETFも乖離を起こしますので、その影響も受けます。
雪だるまとSBI・V・全世界株式インデックスファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・VT)とどちらを選ぶ
とにかくコストを最優先にして全世界の株式に1本で投資したい、ベンチマークとの連動性の些細な差はあまり気にしない、本ファンドの投資先ETF3本の指数、組合せに納得できるという方は、SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま)を選択、
一方、多少コストは高くなるものの、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスとの連動性が重要、またバンガード社VTに魅力を感じる方はSBI・V・全世界株式インデックス・ファンド、または楽天・全世界株式インデックス・ファンドを選択すれば良いでしょう。
*両者とも米国ETFを介して全世界株式に投資する事による三重課税の問題があります。三重課税については下記ページで詳細に解説してあります。
尚、小型株は含まれませんが、同じく全世界の株式に投資するeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)も魅力的な商品です。三重課税もなくコスト的には最も優位に立つファンドです。
販売会社
SBI・全世界株式インデックス・ファンドは下記の金融機関で購入出来ます。
*主にネット証券、ネット取引での取扱いとなります。
(dカードGOLDでNISA口座なら月10万円までクレカ積立還元率1.1%)
*dカード、マネックスカードとも通常ショッピング時は1.0%。
また投資信託保有でポイントもたまります(一部ファンドを除く)。
*マネックスカードの発行にはマネックス証券の口座開設が必要です。
公式サイトマネックス証券
また投資信託保有でVポイント、Pontaポイント、dポイントがもらえます。さらにV/Pontaポイントで投資信託を購入できます。
公式サイト SBI証券
Pontaポイントで投資信託の購入も可能。
また、auじぶん銀行との連携(auマネーコネクト)でauじぶん銀行普通預金金利0.21%、au Payアプリ等の連携で最大0.31%になるのも魅力。
公式サイトauカブコム証券
また、楽天キャッシュ決済でも投資信託積立が出来ます。0.5%のポイント還元。
楽天カード決済で10万円、楽天キャシュ決済で5万円、あわせて月15万円まで利用可能。
さらに、楽天ポイントで投資信託を購入できます。
公式サイト楽天証券
公式サイト楽天カード
勿論、NISA(つみたて投資枠)対象のファンドです。(成長投資枠でも購入出来ます。金融機関によってはつみたて投資枠専用としている場合もあります)
また、個人型確定拠出年金(iDeCo)で取扱っているのは、SBI証券 iDeCo(セレクトプラン)です。
ライバルとなるファンド
SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま) *本記事
はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス全世界株式
他の全世界株式インデックスファンドとの比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。
インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。