初心者のインデックスファンドの選び方(1)。~初めてインデックス投資を行う方へ~

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インデックスファンドとは、、投資対象の指数(日本の株式でいえば日経平均株価とかTOPIXが有名ですね)と同じような値動きをするように運用するファンドの事を言います。

インデックスファンドが、連動する事を目標とする指数の事をベンチマークとも言います。

多くの運用会社から、同じ指数に連動するインデックスファンドが設定、販売されています。例えば、先進国株式に投資するインデックスファンドでも、○○外国株式インデックスファンドとか△△先進国株式インデックスファンドのように。

このように多くのファンドがある中、どこに注目してファンドを選べば良いのか、初心者でもわかりやすいよう、そのポイントを解説します。

どこの、何に投資するか? ~何を購入してよいかわからない~

インデックスファンドといっても、その投資対象によって、様々なファンドがあります。

先ずは、どこの(日本、先進国、新興国など)、何に(債券、株式、REITなど)投資するかを決めなければなりません。

卵は一つの籠に盛るな」という投資の有名な格言がありますが、なるべく広く分散して投資する事が一般的に勧められています。

日本の株式だけに投資するのではなく、アメリカを中心した先進国、あるいは新興国、そして株式だけでなく債券やREITも含めるなど、投資信託では少ない金額でも広く分散して投資する事が出来ます。

先進国、新興国がどこの国を投資対象としているかは↓の記事を参照して下さい。
参考記事【外国株式インデックスファンド】各インデックス(指数)、そして先進国、新興国ってどこの国? 
参考記事【外国債券インデックスファンド】各インデックス(指数)、そして先進国、新興国ってどこの国?
参考記事【外国REITインデックスファンド】各インデックス(指数)、そして先進国、新興国ってどこの国?

このように、どこの何に投資するかを決める事をアセットアロケーションと言います。そして、アセットアロケーションは、リターン・リスクを元に決めなければなりません。(詳細は↓の記事を参照して下さい)

参考記事投資における期待リターンとリスクの考え方
参考記事投資におけるアセットアロケーションとリターン・リスク

最初はバランスファンド

ただ、最初のうちはちょっと難しいと感じたり、理解できない事もあるかもしれません。そして、結局、どこの何に投資すれば良いかわからない、決められないという方もいる事でしょう。

そんな方は、バランス型のインデックスファンドを購入するのも良いでしょう。

バランス型インデックスファンドは、いろいろな投資対象があらかじめセットになったもので、いわば定食みたいなものです。

どんなバランス型インデックスファンドがあるかは、下記のページにまとめてありますので参考にして下さい。

参考記事バランス型インデックスファンド徹底比較

定食といっても、これまた多くの種類があります。

一つのファンドで世界経済(株式・債券)にバランス良く投資する世界経済インデックスファンドセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド等が、最初の1本としてはお勧めのファンドです。

参考記事セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド vs. 世界経済インデックスファンド。過去のリターン・リスクから徹底比較。

基本的には信託報酬が低いほど良い。

さて投資対象が決まったら具体的なファンドの選択です。

基本的には同じ指数に連動を目指すファンドであれば、信託報酬の低いファンドを選びましょう。

信託報酬は年率で表されますが、実際は毎日の基準価額から差引かれます。その為、なかなかコストとして認識しにくいのですが、確実にリターンを低下させる要因になります。

*信託報酬は、それぞれの交付目論見書や証券会社などのサイトで購入前に確認する事が出来ます。

下の図は、ある時点での先進国株式に連動する複数のファンドの1年間騰落率を信託報酬に対してプロットしたものです。

MSCI-Kokusai-1year-sample_20170425

*実際の信託報酬(実質コスト)と騰落率と関係は、例えばこちらの記事を参考にして下さい。

騰落率とは、ある期間での基準価額の変動率の事です。勿論、(プラス側に)大きい方が、それだけ利益が大きいという事です。

グラフを見てお分かりのように、信託報酬が低いほど(グラフの左側)、騰落率が大きく(グラフの上側)なっています。

このように、より信託報酬の低いファンドは、その分リターン(利益)も大きくなりますので、基本的には、信託報酬が低いファンドを選ぶのが第一です。

信託報酬以外にかかるコストにも注意

投資信託は、信託報酬以外にもコストがかかります。

売買委託手数料、有価証券取引税、その他、保管費用や監査費用です。これらの経費も我々投資者が負担する事になります。

信託報酬に、これらの経費を足した値を実質コストと呼んでいますが、残念ながら、信託報酬のように、購入時点で実質コストを知る事は出来ません。

年に1度(ファンドによっては半年に1度)の決算時の運用報告書実質コストを知る事になります。

先ほど、「基本的には、信託報酬が低いファンドを選ぶのが第一です」と書きましたが、信託報酬は安くても、実質コストが高くなるファンドがあります。実質コストは毎年変わるものですが、前年度の値で判断せざるを得ません。

主なインデックスファンドの信託報酬・実質コストは下記のページにまとめてありますので参考にして下さい。
参考記事インデックスファンド・コスト比較

信託報酬が低いファンドが必ずしも良いファンドとは限らない。

もう一つ、「基本的には」と書いた理由は、稀ではありますが、コストは安くても、それに見合うリターンを確保できないファンドがあるからです。

ここで、上の図をもう一回見て下さい。

赤い○で示したFund-B、信託報酬は低い方ですが、何故だか騰落率はあまり高くないですね。

このように、信託報酬が低くても(=コストが低い)、予想よりリターンが低くなる場合もあります。

*逆に高くなる場合もありますが、これもインデックスファンドとしては決して良い事ではありません。インデックスファンドは、指数と同じ動きをする事を目指していますので、指数より上回るという事は、一時的には嬉しいのですが、不安定な運用が行われているという事でもあり、いずれ指数を下回る可能性もあるからです。

このように、指数と実際のファンドの騰落率の差の事を「ベンチマークからの乖離(かいり)」、あるいはトラッキングエラーと言います。

*正確にはトラッキングエラーとは、ベンチマークとの乖離の標準偏差の事です。

どうしたら実質コストが低く、ベンチマークとの乖離が小さいファンドを見分けられるか?

残念ながら、確実な方法はありません。

強いて言えば、ファンドの純資産総額、そしてマザーファンドの純資産総額の大きいファンドを選ぶことです。

下のグラフは先進国株式に投資する複数のインデックスファンドマザーファンド純資産総額信託報酬以外のコストをプロットしたものです。

mf-total-cost_20170426

必ずとは言いきれませんが、マザーファンド純資産総額が小さいほど(グラフの左側)信託報酬以外のコストが高くなっている(グラフの上側)傾向がみられます。
(詳細はこちらの記事を参照して下さい)

そして、新しく設定されたファンドの場合、設定当初は、当然ファンドの純資産総額は小さいですし、また交付目論見書にはマザーファンド純資産総額は記載されていません。(同じマザーファンドで運用されている別のファンドがあれば、ネットで探す事も可能ですが)

1年程度(あるいは最初の決算まで)様子を見て、信託報酬以外のコストが低い、乖離が小さい事を確認出来るまで様子を見た方が良いかもしれません。

尚、ベンチマークとの乖離ですが、実は運用報告書を見ても正確なところは分かりません。詳細はこちらの記事をご覧ください。

本サイトでは、主なインデックスファンドについて、定期的に運用結果の確認を行っていますので、それも参考にして下さい。

どこで購入するか?

ネット証券で購入

インデックスファンドに限らず、投資信託は証券会社や銀行などの店頭でも購入できますが、超低コストのインデックスファンドは、ネット証券でしか取扱っていない場合が多くあります。

そして同じファンドでも、ネット証券では購入時手数料無料(ノーロード)なのに、銀行・大手証券の店頭では購入時手数料がかかる場合もあります。

銀行で購入しようがネット証券で購入しようが、同じファンドなら、以降の運用成績は全く同じです。

コストにこだわるなら、ネット証券で購入する事をお勧めします。

インデックスファンドにお勧めの証券会社

インデックスファンドを購入するのにお勧めのネット証券会社をご紹介します。

楽天証券

SBI証券とともに総合力に優れたネット証券。

  1. メインの証券会社としてお薦め
    投資信託だけでなく、個別国内株式、外国株式(海外ETF)、債券(個人向け国債含む)、先物・オプション取引など、殆どの証券取引が可能な総合ネット証券。
  2. 100円からの購入・積立が可能
  3. 楽天スーパーポイントで投資信託の購入が可能。
  4. 投資信託のラインアップが豊富
    インデックスファンドに限らず、多くの投資信託がラインアップ
  5. ハッピープログラムよるポイント還元(楽天スーパーポイント)
    投資信託保有だけでなく、株式売買などの取引で楽天スーパーポイントが貯まる。勿論、低コストインデックスファンドもポイント還元の対象。
  6. 低コスト・インデックスファンドを、いちはやく取扱う
    新規に設定された低コスト・インデックスファンドを最初から取扱うことが多い。
  7. 日経テレコンが読める。
    マーケットスピード(PC用、無料使用は条件有)やiSPEED(スマホ用、口座開設だけで利用可能)で日経テレコンが閲覧可能。
  8. 楽天銀行との連携
    楽天銀行の口座開設とマネーブリッジ設定で、普通預金金利が0.10%。さらに楽天証券との自動入出金(スイープ)サービス
  9. 個人型確定拠出年金(iDeCo)も取扱い。

特に、楽天グループを良く利用される方、さらに、楽天銀行の普通預金金利0.10%に魅力を感じる方にお勧め。

インデックス投資にお勧めの楽天証券
・豊富な商品ラインアップ。
・各種取引で楽天スーパーポイントが貯まる。
・日経テレコンが読める。

kouza

楽天証券と同時に開設したい楽天銀行
・楽天証券、楽天銀行の両方の口座を所有し、マネーブリッジを設定すると普通預金金利0.10%。
・楽天証券との自動入出金(スイープ)サービス

kouza

 

SBI証券

楽天証券とともに総合力に優れたネット証券。

  1. メインの証券会社としてお薦め
    投資信託だけでなく、個別国内株式、外国株式(海外ETF)、債券(個人向け国債含む)、先物・オプション取引、IPOなど、殆どの証券取引が可能な総合ネット証券。 
  2. 100円からの購入・積立が可能
  3. 投資信託のラインアップが豊富
    インデックスファンドに限らず、多くの投資信託がラインアップ
  4. 投信マイレージによるポイント還元
    低コストインデックスファンドを含め、殆どの投資信託がポイント還元の対象。
  5. 低コスト・インデックスファンドを、いちはやく取扱う
    新規に設定された低コスト・インデックスファンドを最初から取扱うことが多い。
  6. 住信SBIネット銀行との連携
    他社宛て振込が無料となる(回数は条件による)住信SBIネット銀行ハイブリッド預金に預入する事で、SBI証券の買付余力に反映される。
  7. 個人型確定拠出年金(iDeCo)も取扱い

投資信託の保有資産総額が多い方(ポイント還元No.1)、インデックスファンドだけでなく各種証券取引を行う方にお勧めのネット証券。

インデックス投資にお勧めのSBI証券
・豊富な商品ラインアップ。
・低コストファンドでも0.05%のポイント還元。
・IPO取扱い多数。IPOポイントも魅力

kouza

松井証券

特に、これから初めてインデックス投資を行う方にとってお勧めできるネット証券が松井証券です。投信工房という名前で投資信託を取扱っています。

松井証券 投信工房でインデックスファンドを購入するメリットは、

  1. 毎月100円と少額から世界分散投資が可能。
    毎月100円でも、複数のファンドを購入する事が出来ます。
    *但し、毎月の積立額が100円と少額の場合、毎月1ファンドしか購入できません。毎月積立なら、最低でも購入するファンド数 x 100円の積立がお勧め。
  2. 毎月だけでなく、毎週、あるいは毎日の積立設定が可能。
    毎日100円なら、複数のファンドを選んだとしても、十分、分散投資が可能です。そして、毎日積立だと、日々の基準価額(株価)に一喜一憂する必要がありません。
  3. 最初に設定したポートフォリオ通りに積立てしてくれる「ポートフォリオ積立」が可能。
    例え、1回の積立額が100円と少額でも、自分が設定したポートフォリを維持するよう、購入するファンドを自動的に選択してくれます。面倒なリバランスも不要です。
  4. リターン・リスクが簡単に把握できる。
    自分で設定したポートフォリオのリターン・リスクが表示されます。また、各ファンドのリターン・リスクも知る事が出来ます。
  5. ロバアドバイザーが無料で使える。
      簡単な質問に答えるだけで、最適なポートフォリオを提案してくれるロボアドバイザー。松井証券なら、これが無料で使用できます。
  6. 取扱っているファンドが低コストのファンドだけ。
    基本的にはインデックスファンドを中心としたラインアップです。ただ、最近は、一部アクティブファンドも取扱うようになりましたので注意が必要です。
  7. 株式売買手数料が1日の約定金額10万円まで無料。
    投資信託だけでなく、個別銘柄の株式やETF等に投資したくなっても、松井証券なら、1日の約定金額10万円までは売買手数料が無料です。個別銘柄だと10万円以下で購入できる銘柄は少ないですが、ETFだと10万円以内でも十分投資可能です。
  8. イオン銀行から手数料無料で松井証券に入金が可能。
    イオンカードセレクト(クレジットカード、イオン銀行のキャッシュカード、WAONが一体になったカード)を保有するだけで普通預金金利が0.10%となるイオン銀行。投資信託積立用の準備資金をイオン銀行においておけば、無リスク資産も効率よく運用する事が出来ます。詳しくはこちらの記事を参照して下さい。

松井証券 投信工房は他社にないサービスを行っており、初めて投資を行う方だけでなく、既に投資経験のある方にも魅力ある証券会社です。

インデックス投資にお勧めの松井証券
・100円から毎日・毎週・毎月の積立投資可能。
・便利なリバランス積立
・無料のロボアドバイザー
・株式売買手数料、1日の約定金額10万円まで無料。

kouza

松井証券

まとめ。

インデックスファンドは下記の点に注目して選びましょう。

study_juyou751. 信託報酬、そして実質コストの低いファンド
2. ファンドの純資産総額、そしてマザーファンドの純資産総額の大きいファンド。
3. 慎重を期すなら、新規設定のファンドは、1年程度、あるいは1回目の決算まで様子を見る。
4.ネット証券で購入。

信託報酬実質コストファンド、及びマザーファンド純総資産総額は↓のページにまとめてありますので、インデックスファンド選択の際、参考にして下さい。

参考記事インデックスファンド・コスト比較

インデックス投資に初心者もベテランもありません。定期預金等の無リスク資産を確保し、リスク・リターンを十分に把握したうえで、インデックスファンドで、資産運用を始めてみては如何でしょうか? 
(勿論、確実に利益が出るという保証はありません、あくまで自己責任でお願いします)

参考記事初心者のインデックスファンドの選び方(2)~初めてインデックス投資を行う方へ~ 新規設定のファンドは当面無視!

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