
*上地図は概ね投資国を表していますが、現在、ロシアは除外されています。
東京証券取引所(東証)に上場する国内籍ETFで、日本を含む全世界の株式に投資するMAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信について解説します。
[最終更新日:2026.5.27]全て最新の情報に更新。
本記事は原則2026.4末日時点の情報に基づき記載しています。
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【国内ETF】MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)の基本情報
MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信は、三菱UFJアセットマネジメントが運用するETF「MAXIS(マクシス)シリーズ」の一つです。「MAXIS」には「最高(MAX)の品質」「お客様の投資の中心軸(AXIS)」という思いが込められているとの事。
今回解説するのは1本のETFで日本を含む全世界の株式に投資するMAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信。
先ず、MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信の基本情報をまとめます。
| 運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント |
| 設定日 | 2020年1月8日 |
| 銘柄コード | 2559 |
| 運用形態 | インデックス型 |
| 投資形態 | ファミリーファンド |
| ベンチマーク | MSCI All Country World Index |
| 信託報酬(税込) | 0.0858% |
| 実質コスト | 0.155%(*1) |
| 純資産総額 | 1,094億円(2026.4.30時点) |
| (マザーファンド) 純資産総額 | [先進国株式]79,603億円(2025.5.12時点) [新興国株式]11,761億円(2025.5.12時点) [日本株式] 2,758億円(2025.4.25時点) |
| 決算日(分配金) | 年2回 6月、12月 |
| 売買単位 | 1口単位 |
| マーケットメイク制度 | 対象 |
| iNAV | なし |
| 外国税額控除(二重課税調整) | 対象 |
| NISA(つみたて投資枠) | --- |
| NISA(成長投資枠) | 対象 |
(*1)実質コストは2025年6月、12月期決算短信の営業費用より推定。
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投資対象
ベンチマークはMSCI All Country World Index [ACWI]で日本を含む先進国、新興国の株式に投資します。
MSCI ACWIは全世界47カ国・地域(先進国23カ国+新興国24カ国)の大型株、中型株、約2,500の銘柄から構成される時価総額加重平均型の指数です。
マザーファンド
MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信は、ファミリーファンド方式で下記マザーファンドに投資します。
画像引用:MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信 交付目論見書
これらのマザーファンドは、非上場のインデックスファンド eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)と同じものです。
即ち、MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信は、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)とマザーファンドを共有し、そのままETF化した商品、オルカンのETF版になります。
投資国比率
組入上位10カ国は下表のようになります(2026.4末時点)。
画像引用:MAXIS 全世界株式(オールカントリー) 月次レポート(2026/4)
トップはアメリカで63%、全体の半分以上です。2位が日本で5%。
新興国では台湾5位、韓国6位、ケイマン諸島(殆ど中国と思われます)が10位に入っています。
詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事【外国株式インデックスファンド】各インデックス(指数)、そして先進国、新興国ってどこの国?
手数料(信託報酬、実質コストなど)
MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信の信託報酬は0.0858%(税込)。
実質コストは0.155%。
信託報酬以外のコストが0.07%ありますが、この中には
上場料 0.00825% + 指数使用料 0.055% = 0.06325%、
等が含まれます。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)とのコスト比較
非上場のインデックスファンド、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)とコストを比較します。
| ファンド | 信託報酬 | 実質コスト |
| MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信 | 0.0858% | 0.155% |
| eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) | 0.05775% | 0.094% |
(非上場)インデックスファンドは超低コストのライバルファンドが多い事もあって信託報酬引下げ競争が激しく、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)はMAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信より信託報酬で0.028ポイント、実質コストでは0.061ポイント低くなっています。
*前述のようにETFの信託報酬には指数使用料等が含まれませんので、実質コストでは非上場の投資信託との差が広がります。
マーケットメイク制度
東京証券取引所では2018年7月2日よりマーケットメイク制度を導入しました。
指定を受けたマーケットメイカーは、気配提示義務を履行することで、インセンティブ(報酬)を得ることができます。マーケットメイカーが気配提示義務を履行することによって、対象のETFに対して、需給動向を踏まえた公正な価格で、十分な量の気配が提示されることになり、投資家の皆様が売買をしたいタイミングで、より良い価格で売買する環境を提供できるようになります。
~東京証券取引所サイトより引用~
マーケットメイク制度の導入で流動性が上がり、より適正な価格で売買できるようになると期待できます。
MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信はマーケットメイク制度の対象です。
外国税額控除(二重課税調整措置)
本ETFは2020年より始まった外国税額控除(二重課税調整制度)の対象です。
国内籍ETFに外国税額控除が与える影響については下記記事をご覧ください。
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MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)の運用状況
市場価格と基準価額の乖離 (注意:過去のデータ)
ETFには実際に市場で売買する時の価格=市場価格、一般の投資信託同様、純資産総額を口数で割った真の価格=基準価額の二つの価格が存在します。
勿論、この二つの価格は同じである事が望ましいのですが実際には差=乖離が生じます。
この乖離、以前はWealth Advisorのサイトで調べる事が出来ましたが(終値と基準価額の乖離)、残念ながら現在では公開されていません。
そこで過去のデータになりますが、参考までに2020年3月~2024年1月の各月の乖離率(単純平均)を示します。
データ引用:Wealth Advisor
この評価期間では0.5%を超える月も多くあります。
ETF場合、(本ETFに限らず)このような乖離が生じる可能性がある事を認識しておく必要があります。
尚、最近の乖離の状況を知りたい方は東証マネ部を参照して下さい。
平均売買代金、平均売買高、スプレッド
MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信【2559】は2026.6.9(効力発生日)に1:10に分割されます。東証での売買では2026.6.5より分割を反映した価格で取引出来るようになります。
尚、売買単位は1口のままで変更ありません。
2026年5月26日時点の直近90日の平均売買代金、平均売買高、及び2026.4.30時点のスプレッド(*)は、
*スプレッド:最良の売気配値段と買気配値段の価格差
平均売買代金:75,842万円
平均売買高 : 27,730口
スプレッド(2026.4.30時点) 0.04%
これを外国株式に投資する主な国内ETFと比較します。
| ETF | 平均売買代金 (万円) | 平均売買高 (口) | スプレッド (終値) 2026.5.26 |
| MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信 【2559】 | 75,842 | 27,730 | 0.04% (29,770) |
| MAXIS米国株式(S&P500)上場投信 【2558】 | 70,319 | 22,122 | 0.05% (34,610) |
| iシェアーズS&P500 米国株 ETF 【1655】 | 134,412 | 1,703,071 | 0.02% (863) |
| NEXT FUNDS NASDAQ-1100(為替ヘッジなし) 【1545】 | 137,382 | 6,436,740 | 0.04% (239.9) |
| MAXIS海外株式(MSCIコクサイ)上場投信 【1550】 | 3,937 | 5,325 | 0.07% (8,022) |
| NEXT FUNDS外国株式・MSCI-KOKUSAI 【2513】 | 18,475 | 56,774 | 0.2% (3,536) |
| 上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本 【1554】 | 1,598 | 2,587 | 0.09% (6,727) |
データ引用 : 東証マネ部
MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信は、総じて米国株式S&P500やNASDAQ100を対象としたETFよりは取引が活発ではないが、先進国株式よりは大きな売買高といったところでしょうか。
まだ大きな人気を集めるところまでには至っていません。
純資産総額
1,094億円 (2026.4.30時点)
基準価額とベンチマークとの乖離
ETFでは先に示した市場価額と基準価額の他に、(非上場の)インデックスファンド同様、基準価額とベンチマークとの乖離も生じます。
この乖離は主にファンドのコストに起因するものと思われます。
そこで、MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信の基準価額騰落率を、MSCI ACWIをベンチマークとする(非上場の)インデックスファンドと比較してみます。
1年騰落率
下図は2026.4末日時点の1年騰落率を、実質コストに対してプロットしたものです。
*基準価額は分配金非課税再投資時
*MAXIS 2559以外は(非上場)インデックスファンド
MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信の騰落率は、概ね他の全世界株式インデックスファンドの騰落率を結んだ直線上にあり、これは、コスト要因以外での基準価額とベンチマークの乖離がない事を意味します。
*尚、2025.1、2024.1時点では1年騰落率では若干マイナス乖離が生じていました。
ただ、コストの低いeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の騰落率より低くなっています。
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まとめ
MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信は、MSCI ACWIをベンチマークとし、低コストで全世界の株式に投資するETFです。
日本を含む全世界の株式に投資できる唯一の国内ETF、
(非上場の)インデックスファンド(eMAXIS Slimオルカンなど)よりコストは高いとはいえ、それでも十分に低い信託報酬で、
ETFが好みの方にとっては有力な選択肢の一つとなるでしょう。
*株式同様、その時の市場価格で売買したい、定期的に分配金が欲しい、分配金に対する外国税額控除に魅力を感じる、さらに貸株を利用する方にはETFもお勧め出来ます。
まだ市場価格と基準価額の乖離という点では若干の不安が残りますが、今後純資産の増加、取引の活発化により解消されていくものと期待します。
販売会社
東証に上場するETFですので、証券会社を通して売買する事になります。
売買単位は1口単位で3万円程度(2026.5時点)で投資出来ます。
尚、2026年6月9日(効力発生日)より1:10に分割される予定で、その後(東証では2026.6.5より)は3千円程度で売買出来るようになります。
ETFでは、通常、国内株式と同様の売買手数料がかかりますが、SBI証券、楽天証券は、それぞれ2023.9.30、2023.10.1より約定金額によらず国内株式売買手数料が無料(一部条件、コースの選択有)となりましたので無料で取引できます。
公式サイト 楽天証券
尚、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)等、(非上場の)投資信託への投資を考えている方は、クレジットカードで投資出来、投資信託保有でのポイント還元率が高いマネックス証券、SBI証券がおすすめ。
SBI証券
多彩な投信積立方法、投信マイレージポイントによるポイント還元、
VポイントやPontaポイントでも投資信託が購入出来ます。
国内・米国ETF取引もコスト最低水準。
三井住友カード(一部カードを除く)で投信積立が出来ます。カード利用実績に応じてポイント付与率最大0.5%(ゴールド・プラチナカードならさらに付与率アップ)。
マネックス証券
dカードやマネックスカード(クレジットカード)で投資信託積立が出来ます。
投信積立でのポイント還元率は1.1%と主要ネット証券で最高水準(月5万円まで。5万円以上は還元率が下がります)。
*dカードGOLD / GOLD UでNISA口座なら月10万円までクレカ積立還元率1.1%
*通常ショッピング時の還元率は1.0%
また、投資信託保有でポイントも貯まります。(一部ファンドを除く)
(注)マネックスカード投信つみたてのポイント還元率、2026.10買付分よりカードショッピング利用金額の条件が追加
米国株式に投資するMAXIS 米国株式(S&P500)上場投信【2558】については下記ページをご覧ください。
先進国株式に投資する国内ETFの比較は下記ページをご覧ください。
国内株式(TOPIX)に投資するETFについては下記記事をご覧ください。
国内REIT(東証REIT指数)に投資するETFについては下記記事をご覧ください。





