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【東証上場ETF評価・解説】MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)。全世界の株式に低コストで投資できる国内ETF。(実質コストが判明)

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MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信

東京証券取引所(東証)に上場する国内籍ETFで、日本を含む全世界の株式に投資するMAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信について解説します。

[最終更新日:2020.7.17]最新の情報に更新。
初回決算短信の結果を反映。
本記事は原則2020.7.17、もしくは2020.6末日時点の情報に基づき記載しています。

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【国内ETF】MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)の基本情報

MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信は、三菱UFJ国際投信が運用するETF「MAXIS(マクシス)シリーズ」の一つです。「MAXIS」には「最高(MAX)の品質」「お客様の投資の中心軸(AXIS)」という思いが込められているとの事。2020年2月時点で21本のETFがあります。

今回解説するのは1本のETFで日本を含む全世界の株式に投資するMAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信

先ず、MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信の基本情報をまとめます。

運用会社三菱UFJ国際投信
設定日2020年1月8日
銘柄コード2559
運用形態インデックス型
投資形態ファミリーファンド
ベンチマークMSCI All Country World Index
信託報酬(税込)0.0858% 
実質コスト0.192%(*)
純資産総額 25.19億円(2020.7.16時点)
(マザーファンド)
純資産総額
[先進国株式]4,374億円(2019.5.13時点)
[新興国株式]860億円(2019.5.13時点)
[日本株式] 18.4億円(2020.4.27時点)
決算日(分配金)年2回 6月8日、12月8日
売買単位1口単位
マーケットメイク制度対象
iNAVなし
外国税額控除(二重課税調整)対象
つみたてNISA---
売買手数料無料の証券会社
*キャッシュバックを含む
SBI証券楽天証券マネックス証券

(*)実質コストは2020年6月期決算短信での5カ月間の値を年率に換算。

 

投資対象

ベンチマークMSCI All Country World Index [ACWI]で日本を含む先進国、新興国の株式に投資します。

MSCI ACWIは全世界49カ国(先進国23カ国+新興国26)の大型株、中型株、2,700以上の銘柄から構成される時価総額加重平均型の指数です。

 

マザーファンド

MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信は、ファミリーファンド方式で下記マザーファンドに投資します。

MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信

画像引用:MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信 交付目論見書

これらのマザーファンドは、非上場のインデックスファンド、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)と同じものです。

即ち、MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信は、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)マザーファンドを共有し、そのままETF化したような商品と言えるでしょう。

 

投資国比率

組入上位10カ国は下表のようになります(2020.6末時点)

MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信 2559

画像引用:MAXIS 全世界株式(オールカントリー) 月次レポート(2020/6)

トップはアメリカで55%、全体の約半分です。2位が日本で7%。

新興国の中ではケイマン諸島が1位となっていますが、これは事実上、中国企業です。

詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事【外国株式インデックスファンド】各インデックス(指数)、そして先進国、新興国ってどこの国? 

 

手数料(信託報酬、実質コストなど)

MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信信託報酬0.0858%(税込)

実質コストは、初回決算で5カ月分を年率に換算した参考値ながら0.192%

信託報酬以外のコストが0.106%ありますが、この中には

上場料 0.00825% + 指数使用料 0.05% = 0.05825%、

等が含まれます。

 

非上場のeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)とのコスト比較

非上場のインデックスファンド、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)とコストを比較します。

ファンド信託報酬実質コスト
MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信0.0858%0.192%
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)0.1144%0.205%

信託報酬はMAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信の方が低く、実質コストでも、その差が縮まるとはいえ若干低くなっています。

 

マーケットメイク制度

東京証券取引所では2018年7月2日よりマーケットメイク制度を導入しました。

指定を受けたマーケットメイカーは、気配提示義務を履行することで、インセンティブ(報酬)を得ることができます。マーケットメイカーが気配提示義務を履行することによって、対象のETFに対して、需給動向を踏まえた公正な価格で、十分な量の気配が提示されることになり、投資家の皆様が売買をしたいタイミングで、より良い価格で売買する環境を提供できるようになります。

~東京証券取引所サイトより引用~

マーケットメイク制度の導入で流動性が上がり、より適正な価格で売買できるようになると期待できます。

MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信はマーケットメイク制度の対象です。

 

外国税額控除(二重課税調整措置)

本ETFは2020年より始まった外国税額控除(二重課税調整制度)の対象です。

国内籍ETFに外国税額控除が与える影響については下記記事をご覧ください。

 

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MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)の運用状況

市場価格と基準価額の乖離

ETFには実際に市場で売買する時の価格=市場価格、一般の投資信託同様、純資産総額を口数で割った真の価格=基準価額の二つの価格が存在します。

勿論、この二つの価格は同じである事が望ましいのですが実際には差=乖離が生じます。

この乖離はモーニングスターのサイトで調べる事が出来ます。(終値と基準価額の乖離)

下表は2020年1月~2020年7月の各月の乖離率(単純平均)をまとめたものです。

 乖離率
2020年7月
(~7/16まで)
+0.53%
2020年6月+0.19%
2020年5月+0.97%
2020年4月+1.22%
2020年3月+0.23%
2020年2月+0.44%
2020年1月+0.92%

データ引用:モーニングスター

乖離率が1%程度の月もあり、まだ安定しているとは言えません。

MAXIS 米国株式(S&P500)上場投信【2558】は比較的収まってきていますが、米国一国だけに対して、本ETFは全世界が対象という事で難しい点があるのかもしれません。

 

平均売買代金、平均売買高

2020年7月16日時点の直近90日の平均売買代金、平均売買高は、

平均売買代金:1,891万円

平均売買高 : 2,109口

これを外国株式に投資する主な国内ETFと比較します。

ETF平均売買代金
(百万円)
平均売買高
(口)
MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信
【2559】
1,8912,109
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信
【2558】
8,9339,490
iシェアーズS&P500 米国株 ETF
【1655】
31,646134,303
上場インデックスファンド米国株式(S&P500)
【1547】
22,46363,704
MAXIS海外株式(MSCIコクサイ)上場投信
【1550】
2,1879,383
NEXT FUNDS外国株式・MSCI-KOKUSAI
【2513】
4254,205
上場インデックスファンド海外先進国株式
【1680】
1,2575,279
上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本
【1554】
9264,624

データ引用 : 東証マネ部

MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信は、総じて米国株式を対象としたETFよりは取引が活発ではない、先進国株式よりは活発といったところでしょうか。

まだ大きな人気を集めるところまでには至っていません。

 

純資産総額

25.19億円  (2020.7.16時点)

まだまだこれからですね。

 

基準価額とベンチマークとの乖離

ETFでは先に示した市場価額と基準価額の他に、(非上場の)インデックスファンド同様、基準価額とベンチマークとの乖離も生じます。

この乖離は主にファンドのコストに起因するものと思われます。

そこで、MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信の基準価額騰落率を、MSCI ACWIをベンチマークとする(非上場の)インデックスファンドと比較してみます。

下図は2020.6末日時点の3カ月の騰落率を、実質コスト(/4)に対してプロットしたものです。

*基準価額は分配金再投資時
*○が(非上場)インデックスファンド、△がETF

MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信  2559

MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信は、実質コストでプロットしても、他の全世界株式インデックスファンドの騰落率を結んだ直線より下方に位置し、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の騰落率より低くなっています。

コストだけでは説明できない基準価額とベンチマークとの乖離が依然生じていると推測します。

*たわらノーロード全世界株式の騰落率が低いのは新興国株式部分のマイナス乖離によるものと思われます。

 

まとめ

MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信は、MSCI ACWIをベンチマークとし、超低コストで全世界の株式に投資するETFです。

まだ運用を開始してから日が浅い事もあり、評価を下すには十分なデータがありませんが、

日本を含む全世界の株式に投資できる唯一の国内ETF、

さらに十分に低い信託報酬で、

(非上場の)インデックスファンドよりもETFが好みの方にとっては有力な選択肢の一つとなるでしょう。

*株式同様、その時の市場価格で売買したい、定期的に分配金が欲しい、分配金に対する外国税額控除に魅力を感じる方にはETFもお勧め出来ます。

まだ市場価格と基準価額の乖離、基準価額とベンチマークとの乖離という点では若干の不安が残りますが、今後純資産の増加、取引の活発化により解消されていくものと推測します。

 

販売会社

東証に上場するETFですので、証券会社を通して売買する事になります。

売買単位は1口単位で1万円前後で投資出来ます。

尚、通常、国内株式と同様の売買手数料がかかりますが、SBI証券楽天証券マネックス証券では、本ETFを取引手数料無料(もしくはキャッシュバック)の対象銘柄としています。

公式サイト SBI証券楽天証券マネックス証券

 

 

先進国株式に投資する国内ETFの比較は下記ページをご覧ください。

 

国内株式(TOPIX)に投資するETFについては下記記事をご覧ください。

 

国内REIT(東証REIT指数)に投資するETFについては下記記事をご覧ください。

 

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