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ひふみワールド、ひふみワールド+の評価・評判・人気。~ひふみ投信のレオスが運用する海外株式アクティブファンド~

投稿日:2021年5月25日 更新日:

大きな人気を誇るひふみ投信(ひふみプラス、ひふみ年金)を運用するレオス・キャピタルワークスが、(日本を除く)全世界の株式に投資するアクティブファンドとして2019年10月8日に設定したひふみワールド、2019年12月13日に設定したひふみワールド+について解説します。

[最終更新日:2021.8.2]純資産総額、「最新の騰落率」を2021.7末時点の情報に更新。
[2021.6.29]楽天証券ポイント還元率を2021.8以降の値に更新。
[2021.5.26]全て最新の情報に更新。
本記事は原則2021.4末日時点の情報に基づき記載しています。

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ひふみワールド、ひふみワールド+の基本情報

先ずひふみワールドひふみワールド+の基本情報をまとめます。

ひふみワールドひふみワールド+は、前者がレオス・キャピタルワークスでの直販、後者が一般の金融機関で販売という違いがありますが、運用自体は基本的に同じものと考えて良いでしょう。(同じマザーファンドに投資します。)

 ひふみワールドひふみワールド+
運用会社レオス・キャピタルワークス
設定日2019年10月8日2019年12月13日
信託期間無期限
運用形態アクティブファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマーク
参考指数
購入時手数料上限3.3%
*主要ネット証券は無料
信託財産留保額
信託報酬(税込)1.6280%(*1)
実質コスト1.794%(*2)1.791%(*2)
純資産総額
(2021.7.30時点)
353億円1,684億円
マザーファンド 純資産総額
(2021.2.15時点)
1,347億円
分配金実績
つみたてNISA対象外
個人型確定拠出年金(iDeCo)------
SBI証券ポイント還元年率---0.10%
(対象投資信託1,000万円以上保有で0.20%)
楽天証券ポイント還元年率---0.06%(*4)
松井証券現金還元年率 0.43%(*3)

(*1)ひふみワールド+は、純資産総額5,000億円を超える部分は1.518%、10,000億円を超える部分は1.3530%となります(詳細は後述)。
(*2)2021.2.15決算時点。
(*3)松井証券現金還元率は信託報酬 販売会社取り分に応じて変わります。よって純資産総額が5,000億円以上になった場合、(*1)で信託報酬が下がり還元率も低くなります。
(*4)楽天証券ポイント還元率は2021.8からの値。

 

信託報酬

投資信託を保有する時にかかる手数料とも言うべき信託報酬(*)1.6280%(税込み)

(*)別途支払うのではなく日々の基準価額から自動的に差し引かれます。

 

実質コスト

投資信託には信託報酬以外にも手数料がかかり、信託報酬に「その他の手数料」を加えた実質コスト(年率・税込)は、

ひふみワールド    1.794%

ひふみワールド+  1.791%

1期目決算(いずれも4カ月、または2カ月の決算結果を年率に換算した概算値)では2.5%を超える実質コストでしたが、2期目に入り、信託報酬以外のコストは十分下がりました。

 

ひふみワールドの信託報酬実質的な値引き ~資産形成応援団~

ひふみワールドでは、保有期間に応じて実質的な信託報酬が値引きされる「資産形成応援団」というシステムを採用しています。
*ひふみワールド+は対象外

ひふみワールド 資産形成応援団

*画像引用:ひふみワールド公式サイトより

保有期間が5年以上で0.10%、10年以上で0.25%、信託報酬を還元するサービスです。

実際には現金が還元されるのではなく、還元分で新たにひふみワールドが買付されます。

 

ひふみワールド+ 純資産総額に応じて信託報酬が低くなる

ひふみワールド+では、純資産総額に応じて信託報酬が低くなるシステムが採用されています。
*ひふみワールドは対象外

純資産総額信託報酬
(税込)
5,000億円まで1.628%
5,000億円を超える部分1.518%
1兆円を超える部分1.353%

5,000億円を超えると(税抜き)0.1%、1兆円を超えるとさらに0.15%、信託報酬が低くなります。

ただ、あくまで5,000億円、1兆円を超えた部分についてのみ、引き下げられた信託報酬が適用されます。

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ひふみワールド、ひふみワールド+の運用方針、投資対象

運用方針

1.世界の成長企業に投資
~日本を除く世界各国の株式等を主要対象として、成長性が高いと判断される銘柄を中心に選別して投資。

2.「守りながら増やす」運用。
~組入銘柄の株価水準が割高と判断した時、保有株式を一部売却、また市場価値が割安と考えらえる銘柄が無くなっていると判断した時には買付を行わず好機を待つ場合があります。
このような場合には株式比率が低くなり、最大50%未満を現金で保有する事があります。

3.「顔が見える運用」
~ファンドマネージャーやアナリストの顔が見える運用。
運用レポート、セミナー、動画配信などの情報を積極的に行っています。

ひふみワールド 公式サイト・交付目論見書より一部抜粋・編集して引用。

基本的にはひふみ投信(ひふみプラス、ひふみ年金)と同じで、国内株式中心に投資するひふみ投信の全世界株式版という位置づけになります。

 

資産配分比率(現金比率)

市況によって現金比率を変えていくのがひふみワールドの特徴でもあります。

下図は各月月末時点の現金比率をプロットしたものです。

ひふみワールド 現金比率

データ引用:ひふみワールド 月次報告書

新型コロナウイルスの株価への影響が懸念された2020年2月/3月は20%以上を現金としています。その後、現金比率は減少していますが、それでも2021年1~4月は10%前後と比較的高くなっています。

*2019.10は設定当初という事もあり現金比率が高かったのでしょう。

 

投資国

日本を除く全世界の株式に投資し、投資国比率は下表のようになります(現金等を除く)

参考までにMSCI ACWI(除く日本)の国別比率も記載します。

投資国比率 2021.4末時点
ひふみワールドMSCI ACWI
(除く日本)
米国61.1%62.3%
中国8.5%5.1%
ドイツ4.5%---%
フランス3.7%3.4%
イギリス2.0%4.0%
スウェーデン1.8%---%
香港1.6%---%
台湾1.6%---%
カナダ1.5%---%
アイルランド1.4%---%
その他12.3%25.4%

データ引用:ひふみワールド 月次報告書2021.4

MSCI ACWI(除く日本)と同様、米国1位、中国2位で、半分以上を占める米国比率は概ね同じです。

 

投資銘柄

2021年4月末時点の銘柄総数は143銘柄、組入上位10銘柄は下表のようになります。

 銘柄組入れ
比率
1DEUTSCHE POST AGドイツ1.47%
2ACCENTURE PLCアイルランド1.39%
3GENERAL MOTORS COMPANY米国1.27%
4AMERICAN EXPRESS COMPANY米国1.25%
5FIRST REPUBLIC BANK米国1.24%
6DISCOVER FINANCIAL SERVICES米国1.23%
7CAPITAL ONE FINANCIAL CORPORATION米国1.18%
8GENERAC HOLDINGS INC.米国1.18%
9SITEONE LANDSCAPE SUPPLY, INC.米国1.18%
10TEXAS INSTRUMENTS INCORPORATED. 米国1.17%

データ引用:ひふみワールド 月次報告書2021.4

1~10位でも1.5~1.2%ですので、143銘柄の中で特定の銘柄に集中せず広く分散していると推測します。 

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ひふみワールド & ひふみワールド+のパフォーマンス評価

ひふみワールドは設定から未だ僅か1年半です。この短期間の成績でファンドの優劣を判断出来るものではありません。

あくまで参考値としてご覧ください。

*ひふみワールド+も概ね同等のパフォーマンスと思って問題ないでしょう。
*ひふみワールドの基準価額は投資信託協会より入手。
*MSCI ACWI(除く日本)はeMAXIS Slim全世界株式(除く日本)、MSCI ACWIはeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の基準価額を使用。

 

基準価額のチャート

ひふみワールドの設定日2019年10月8日を基準(10,000)としてMSCI ACWI(除く日本)と比較した基準価額のチャートを示します。

MSCI ACWI(除く日本)は日本を除く全世界の株式を対象としたインデックスで、ひふみワールドの比較対象としては最適かと思います。

*ひふみワールドにはベンチマーク、参考指数ともにありません。

ひふみワールド 基準価額チャート

ひふみワールドMSCI ACWI(除く日本)と類似した動きを示していますが、設定当初はMSCI ACWI(除く日本)に大きく負けていました。(右肩上がりの相場で現金比率の高さが悪影響となったかな?)

しかし、2020年2~3月のコロナ・ショックで株価が急落した際、ひふみワールドの方が下落率が小さく、さらに、その後の回復もひふみワールドが上回っており、現時点ではMSCI ACWI(除く日本)に勝っているという結果です。

 

騰落率

現時点(2021.4.31)での概ね設定来(1年6ヶ月)のリターン、リスク、シャープレシオをMSCI ACWI(除く日本)と比較します。

*リターン、リスクは年率換算
*シャープレシオは無リスク資産のリターンを0として計算。一般的にシャープレシオが大きいほど投資効率が良いとされています。

ひふみワールド 直近1年6カ月のパフォーマンス 2021.4末時点
 ひふみワールドMSCI ACWI(除く日本)
(年率)
リターン
30.48%23.20%
(年率)
リスク
19.22%21.57%
シャープレシオ1.591.08

ひふみワールドMSCI ACWI(除く日本)にリターンで7pt以上上回りながら、リスクも小さくなっています。

出だしは順調と言ってよいでしょう。

 

「ひふみワールド」と「ひふみ投信」の組合せの全世界株式なら?

次に、ひふみ投信ひふみワールドを日本:その他の国の時価総額比で組み合わせて全世界株式にした場合と、(日本を含む)MSCI ACWIを比較します。

MSCI ACWIの日本比率は約6%(2021.4末時点)

ひふみ投信は約13%の外国株を含みますので、ひふみワールドひふみ投信 = 93% : 7%で組み合わせると、概ねMSCI ACWIと同等の日本比率になります。

このような比率で組み合わせた場合のパフォーマンスが下表。

前章と同じく現時点(2021.4.30)での1年6カ月のパフォーマンスです。

ひふみワールド+ひふみ投信 直近1年6カ月のパフォーマンス 2021.4末時点
 ひふみワールド
+ひふみ投信
MSCI ACWI(含む日本)
(年率)
リターン
29.8%22.42%
(年率)
リスク
18.61%21.09%
シャープレシオ1.601.06

ひふみ投信の配分比率は僅か7%ですのでひふみワールド単体と結果は大きく変わらず、(日本を含む)MSCI ACWIに大差で勝っています。

 

以上、設定から1年半余りのひふみワールドの成績でした。

繰り返しになりますが、僅か1年半でファンドの優劣を判断するのは早計です。

ある程度運用期間が経ったところで、再度評価したいと考えています。

 

ひふみワールド、ひふみワールド+の分配金

ひふみワールドひふみワールド+は分配金を出した実績はありません。

ひふみ投信、ひふみプラスも分配金を出したことはなく、恐らく積極的に分配金を出すような方針ではないと推測しますが???

これから資産を築いていこうとする資産形成期においては分配金を出さない投資信託の方が有利です。
勿論、分配金を出さなくても、保有する株式から出た配当は、ファンドの資産となり、基準価額の上昇につながります。
尚、分配金を出すか否かは運用会社が決定しますので、将来の分配金については分かりません。

 

最新の騰落率[利回り] ~2021年7月末日時点~

最新の騰落率をMSCI ACWI(除く日本)(eMAXIS Slim全世界株式(除く日本))と比較します。

*3年・5年騰落率は年率表記。

[表をクリックすると拡大します]

ひふみワールド 利回り

直近1ケ月の成績が悪く、この影響で年初来、1年ともMSCI ACWI(除く日本)に若干負けています。

 

ひふみワールド、ひふみワールド+の人気・評判

月次資金流出入額純資産総額からひふみワールドひふみワールド+の売れ行き・人気を見てみます。

*資金流出入額は純資産総額の増減に基準価額の騰落率を考慮して計算した概算値です。(当初募集期間の流入資金は除く)

ひふみワールド

ひふみワールドの人気・評判

ひふみワールド、設定当初は毎月10億程度の資金流入が続いていましたが、2020年5~7月は大幅に減少しました。ただ、その後、再度盛り返し、特に2021年に入ってからは10億を超える資金流入が続いています。

純資産総額は303億円(2021.5.25時点)

 

ひふみワールド+

ひふみワールド+の人気・評判

*資金流出入額には当初募集期間の流入分は含まれていません。

ひふみワールドから2カ月遅れで運用を開始したひふみワールド+、設定日には当初募集分250億(自己資金が含まれているかは不明)からスタートし、設定翌月の2020年1月にも150億と多くの資金を集めています。

しかし、2020年2月以降は減少傾向にあり、2020年7月は資金流出に転じてしまいました。

ただ、ひふみワールド同様、2021年に入ってからは再び60~90億/月と多額の資金流入が続いています。

純資産総額は1,397億円(2021.5.25時点)

ひふみワールドよりひふみワールド+の方が5倍程度売れています。

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まとめ

以上、ひふみワールドひふみワールド+についての評価・解説でした。

まだ設定されたばかりで、優劣をつけるのは早計ですが、特にコロナショック(2020年2~3月)後の運用は順調で、MSCI ACWI(除く日本)を上回るパフォーマンスを残しています。

また、一時期人気に陰りが見えましたが、2021年に入り再度盛り返し、特にひふみワールド+を中心に大きな資金を集めています。

 

販売会社

ひふみワールド

ひふみワールドはレオス・キャピタルワークスの直販のみです。(証券会社、銀行等では購入できません)

レオスでは1,000円から買付が可能です。

長期で保有すると、前述のように資産形成応援団で実質的な信託報酬が割引となります。

公式サイトレオスのひふみ投信

 

ひふみワールド+

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参考記事マネックスカード、2021.10.31まで還元率アップ(3%)等のキャンペーン実施中。

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その他のネット証券
auカブコム証券岡三オンライン証券等。

 

 

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