アクティブファンド

レオス・キャピタルワークス「ひふみワールド」の評価・評判。

投稿日:2019年11月12日 更新日:

大きな人気を誇るひふみ投信(ひふみプラス、ひふみ年金)を運用するレオス・キャピタルワークスが、(日本を除く)全世界の株式に投資するアクティブファンドとして2019年10月8日に設定したひふみワールドについて解説します。

[最終更新日:2019.11.13]2019.10の月次報告書公開を受けて一部追記。
ひふみワールド+の情報を追記。
[2019.11.12]初版。
本記事は原則2019.10末時点の情報に基づき記載しています。

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ひふみワールドの基本情報

先ずひふみワールドの基本情報をまとめます。

運用会社レオス・キャピタルワークス
設定日2019年10月8日
信託期間無期限
運用形態アクティブファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマーク
参考指数MSCI ACWI(除く日本)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込)1.6280%
実質コスト(決算前)
純資産総額 70.14億円(2019.11.12時点)
マザーファンド 純資産総額 (決算前)
分配金実績
つみたてNISA対象外
個人型確定拠出年金(iDeCo)---
SBI証券ポイント還元年率取扱い無し
(レオスの直販のみ)
楽天証券ポイント還元年率

2019年10月8日の設定と、未だ運用を開始したばかりのファンドです。

 

信託報酬 ~資産形成応援団~

投資信託を保有する時にかかる手数料とも言うべき信託報酬(*)1.48%(税抜き)/1.6280%(税込み)

(*)別途支払うのではなく日々の基準価額から自動的に差し引かれます。

但し、保有期間に応じて実質的な信託報酬が値引きされる「資産形成応援団」というシステムを採用しています。

ひふみワールド

*画像引用:ひふみワールド公式サイトより

保有期間が5年以上で0.10%(税抜き)、10年以上で0.25%(税抜き)、信託報酬を還元するサービスです。

実際には現金が還元されるのではなく、還元分で新たにひふみワールドが買付されます。

 

ひふみワールドの運用方針、投資対象

運用方針

1.世界の成長企業に投資
~日本を除く世界各国の株式等を主要対象として、成長性が高いと判断される銘柄を中心に選別して投資。

2.「守りながら増やす」運用。
~組入銘柄の株価水準が割高と判断した時、保有株式を一部売却、また市場価値が割安と考えらえる銘柄が無くなっていると判断した時には買付を行わず好機を待つ場合があります。
このような場合には株式比率が低くなり、最大50%未満を現金で保有する事があります。

3.「顔が見える運用」
~ファンドマネージャーやアナリストの顔が見える運用。
運用レポート、セミナー、動画配信などの情報を積極的に行っています。

ひふみワールド 公式サイトより一部抜粋・編集して引用。

基本的にはひふみ投信(ひふみプラス、ひふみ年金)と同じで、国内株式中心に投資するひふみ投信の全世界株式版という位置づけになります。

 

資産配分比率(現金比率)

資産配分比率 2019.10末時点
海外株式、投資証券65.5%
預金等、その他34.6%

データ引用:ひふみワールド 月次報告書2019.10

2019年10月末時点で現金比率が35%と非常に高くなっています。

このように市況によっては現金比率を大きくするのがひふみワールドの特徴でもあります。

 

投資国

預金等を除いた株式の投資国比率は下表のようになります。

参考までにMSCI ACWI(除く日本)の国別比率も記載します。

投資国比率 2019.10末時点
ひふみワールドMSCI ACWI
(除く日本)
米国59.8%59.9%
中国8.1%4.0%
フランス6.9%3.7%
イギリス5.6%5.2%
ドイツ3.5%27.2%
その他16.0%

データ引用:ひふみワールド 月次報告書2019.10

MSCI ACWI(除く日本)と同様、米国が1位で、その比率も概ね一致します。

一方、2位の中国がMSCI ACWI(除く日本)よりかなり高くなっているのが特徴的です。

 

投資銘柄

2019年10月末時点の銘柄総数は79銘柄、組入上位10銘柄は下記のようになります。

尚、参考までに各銘柄のバンガード社ETF VT(8184銘柄)での構成比、及び米国企業についてはS&P500の構成比を示します。

*VTは米国Vanguard社サイトより(2019.9.30)、S&P500はSTATE STREET GLOBAL ADVISORS社ETF SPDRの構成銘柄(2019.11.7)より引用。  

[スマホの方は横にスクロールしてご覧ください]

 銘柄組入れ
比率
VTの比率
(順位)
S&P500の
比率
(順位)
1SITEONE LANDSCAPE
SUPPLY INC.
米国1.4%<0.01%
(2410位)
対象外
2VISA INC.米国1.3%0.56%
(11位)
1.2%
(11位)
3BROOKFIELD ASSET
MANAGEMENT INC.
カナダ1.3%0.09%
197位
---
4WORLD WRESTLING
ENTERTAINMEN INC.
米国1.3%<0.01%
(2285位)
対象外
5DOW INC.米国1.2%0.07%
(273位)
0.16%
(151位)
6HYATT HOTELS
CORPORATION
米国1.2%<0.01%
(2603位)
対象外
7SAP SEドイツ1.2%0.21%
(64位)
---
8OLLIE'S BARGAIN
OUTLET HOLDINGS INC.
米国1.2%<0.01%
(2360位)
対象外
9ALLEGIANT TRAVEL
COMPANY
米国1.2%<0.01%
(5925位)
対象外
10MERCADOLIBRE INCアルゼ
ンチン
1.2%0.05%
(408位)
---

データ引用:ひふみワールド 月次報告書2019.10

当然、米国が中心とはなりますが、S&P500構成銘柄は2銘柄だけ、VTで<0.01%以下の中小型株が多くを占めます。

 

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ひふみワールドのパフォーマンス

ひふみワールドは設定から未だ僅か1ヶ月です。この短期間の成績でファンドの優劣を判断出来るものではありません。

あくまで参考値としてご覧ください。

*ひふみワールドの基準価額はモーニングスターより入手。
*MSCI ACWI(除く日本)はeMAXIS Slim全世界株式(除く日本)、MSCI ACWIはeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の基準価額を使用。

 

基準価額のチャート

ひふみワールドの設定日2019年10月8日を基準(10,000)としてMSCI ACWI(除く日本)と比較した基準価額のチャートを示します。

MSCI ACWI(除く日本)は日本を除く全世界の株式を対象としたインデックスで、ひふみワールドの比較対象としては最適かと思います。

ひふみワールド

チャートを見る限り、ひふみワールドMSCI ACWI(除く日本)と類似した動きを示していますが、10月15~16日にMSCI ACWI(除く日本)が大きく上昇した時、ひふみワールドの騰落率が低く、この差が現時点でも解消されていないようなイメージです。

 

設定から1ヶ月の騰落率

設定日から1ヶ月の騰落率(2019.10.8~2019.11.8)をまとめます。

 ひふみワールドMSCI ACWI(除く日本)
1ヶ月騰落率5.23%7.82%

ひふみワールドMSCI ACWI(除く日本)に約2.6%負けています。

 

「ひふみワールド」と「ひふみ投信」の組合せなら?

次に、ひふみワールドひふみ投信を時価総額比で組み合わせた場合と、(日本を含む)MSCI ACWIとを比較します。

ひふみ投信は一部外国株を含みますが、これを無視し、ひふみワールドひふみ投信 = 93% : 7%で組み合わせた結果です。

設定日から1ヶ月の騰落率(2019.10.8~2019.11.8)をまとめます。

 ひふみワールド
+ひふみ投信
MSCI ACWI(含む日本)
1ヶ月騰落率5.30%7.79%

ひふみ投信の配分比率は僅か7%ですのでひふみワールド単体と結果は大きく変わらず、(日本を含む)MSCI ACWIに2.5%負けています。

 

以上、設定から1ヶ月のひふみワールドの成績でした。

繰り返しになりますが、僅か1ヶ月でファンドの優劣を判断するのは早計です。

ある程度運用期間が経ったところで、再度評価したいと考えています。

 

ひふみワールドの人気・評判

月次資金流出入額純資産総額からひふみワールドの売れ行き・人気を見てみます。

変則的ですが2019.10.8~2019.11.8までの月次資金流入額は約16億円。(当初募集期間の資金流入を除く)

*資金流出入額は純資産総額の増減に基準価額の騰落率を考慮して計算した概算値です。

純資産総額も設定から1ヶ月で70億円ですので先ずは好調なスタートと言っても良いでしょう。

 

まとめ

以上、ひふみワールドについての解説でした。

構成銘柄上位10銘柄を見る限り大型株は少なく、ひふみ投信同様、中小型株を中心に投資していると推測します。

まだ設定から1ヶ月余りという事で、そのパフォーマンスを評価するにはあまりにも短すぎますが、出だしはMSCI ACWI(除く日本)に負けています。

今後に期待しましょう。

(本記事も数か月後に更新予定です)

 

販売会社

ひふみワールドはレオス・キャピタルワークスの直販のみです。(証券会社、銀行等では購入できません)

レオスでは1,000円から買付が可能です。

公式サイトレオスのひふみ投信

 

ひふみワールド+も新規設定

上述のようにひふみワールドはレオスの直販のみですが、多くの証券会社・銀行でも購入出来るひふみワールド+が2019年12月13日に新規設定されます。(当初募集期間は2019年12月2日より)

ひふみワールド+ひふみワールドと同じマザーファンドに投資する姉妹ファンドで、概ね同じものと思って良いでしょう。

ひふみワールド+ならSBI証券楽天証券などで購入出来ます。

詳細は下記記事をご覧ください。

 

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