ファンド比較、運用状況、決算 ファンド紹介・解説

【S&P500配当貴族指数インデックスファンド の評価・比較】SMT米国株配当貴族, 野村インデックスファンド(Funds-i)、米国株式配当貴族(年4回決算型)

投稿日:

米国の株式に投資し、S&P500配当貴族指数との連動を目指すインデックスファンドSMT 米国株配当貴族インデックス・オープン野村インデックスファンド・米国株式配当貴族米国株式配当貴族(年4回決算型)の3本について解説します。

[最終更新日:2022.8.19]全て最新情報に更新。
本記事は原則2022年7月末日の情報に基づき記載しています。

S&P500 配当貴族指数(S&P500 DIVIDEND ARISTOCRATS)とは?

S&P500配当貴族指数とは、S&P Dow Jones Indices LLCが公表する指数で、S&P500指数構成銘柄のうち、25年以上連続して増配している銘柄を対象とし、均等加重時価総額に基づいて算出。
年次見直し時における構成銘柄数は最低40銘柄で、25年以上増配銘柄が40に満たない場合は、20年以上連続増配している銘柄を配当利回りの高いものから順に40銘柄になるまで追加。

(SMT米国株配当貴族インデックス・オープン交付目論見書より一部抜粋・編集して引用)

詳細は下記記事をご覧ください。

 

SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン、野村インデックスファンド・米国株式配当貴族【Funds-i】、米国株式配当貴族(年4回決算型)の基本情報

S&P500 配当貴族指数に連動するインデックスファンドの基本情報

S&P500 配当貴族指数との連動を目指すインデックスファンドとして代表的なファンドは今回解説する、

  • SMT米国株配当貴族インデックス・オープン
    *以下、SMTと略して表記する場合があります。
  • 野村インデックスファンド・米国株式配当貴族 【愛称:Funds-i フォーカス米国株式配当貴族】
    *以下、Funds-iと略して表記する場合があります。
  • 米国株式配当貴族(年4回決算型)
    *以下、野村米国と略して表記する場合があります。

の3本。

*Funds-iには為替ヘッジ型もありますが、ここで紹介する3本は全て為替ヘッジ無です。

先ず、各ファンドの基本情報をまとめます。

 SMT米国株配当貴族
インデックス・オープン
野村インデックスファンド
・米国株式配当貴族
Funds-i
米国株式配当貴族
(年4回決算型)
運用会社三井住友トラストAM野村アセットマネジメント
設定日2016年8月30日2017年1月10日2018年11月14日
信託期間無期限無期限2028年10月23日
運用形態インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマークS&P500配当貴族指数
(配当込み・ネット)
S&P500配当貴族指数
(配当込み・グロス)
購入時手数料上限3.3%
(主要ネット証券は無料)
上限2.2%
(主要ネット証券は無料)
信託財産留保額0.1%0.1%
信託報酬(税込)0.605% 0.550% 0.550% 
実質コスト0.657%
(*1)
0.582%
(*2)
0.582%
(*2)
純資産総額
(2022.7.29時点)
32.2億円276.5億円
449.3億円
(マザーファンド)
純資産総額
161.6億円
(2022.5.10時点)
703.8億円
(2022.4.22時点)
分配金実績年4回
つみたてNISA対象外対象外対象外
SBI証券ポイント還元年率0.10%
(対象投資信託1,000万円以上保有で0.20%)
楽天証券ポイント還元年率---%(*3)
マネックス証券ポイント還元年率0.08% 0.08%取扱い無 

(*1)SMT実質コストは2022.5、2021.11の2回分の決算(1年分)より
(*2)Funds-i、野村米国の実質コストは2022.4決算より
(*3)楽天証券 2022.4より投資信託保有による毎月のポイント還元は廃止され、残高が初めて一定の金額を超えたときのポイント付与に変更

 

スポンサーリンク

投資対象

ベンチマークS&P500配当貴族指数で米国の株式に投資します。

各ファンドとも配当込み指数ですが、SMTが配当課税後のネットなのに対し、野村アセットマネジメントの2本は配当課税を考慮しないグロスです。

尚、ネットでもベンチマークと実際のファンドに適用される外国源泉税率は異なります。

*インデックスファンドのベンチマークは[除く配当]と[税引前配当込/グロス]、[税引後配当込/ネット]の3種類ありますが、ベンチマークの配当除く・含むは運用成績に直接関係するものではありません(少なくとも過去においては)。但し、運用報告書などに記載されているベンチマークとの乖離を見る時は注意が必要です。詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事インデックスファンドのベンチマーク(除く配当/プライス、配当込/グロス・ネット)と乖離の評価方法。

 

投資銘柄

指数の構成銘柄数は64(2022.7末時点)、均等加重型指数ですので、各銘柄1.5%前後になります。

SMT 米国株配当貴族インデックス・オープンの組入上位10銘柄は下表。(均等加重なので順位はあまり関係有りませんが)

*1位のPROSHARESは指数との連動を目指すETFです。

SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン

画像引用:SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン 月次レポート(2022/7)

上位10銘柄(ETFを除く実質9銘柄)は25年以上連続増配した企業が占めています。

ただ、あくまで連続増配に注目している指数であって、配当利回りが高いとは限りません。上表の中でも1%以下や1%台と平凡な利回りの銘柄も多くあります(詳細は後述)

 

手数料(信託報酬、実質コストなど)

S&P500配当貴族指数との連動を目指すインデックスファンドでは、

  • 野村インデックスファンド・米国株式配当貴族 【愛称:Funds-i フォーカス米国株式配当貴族】
  • 米国株式配当貴族(年4回決算型)

信託報酬 0.550%(税込)で並び、

  • SMT米国株配当貴族インデックス・オープン

0.605%(税込)と若干高くなっています。

実質コストでも野村インデックスファンド・米国株式配当貴族[Funds-i]0.582%と低くなっています。

購入時手数料は最大2.2~3.3%ですが、主要ネット証券では無料で購入できます。

信託財産留保額はSMTは無し、野村の2本は0.1%かかります。

 

スポンサーリンク

S&P500 配当貴族指数(S&P500 DIVIDEND ARISTOCRATS) のパフォーマンス(S&P500との比較)

指数のパフォーマンスをS&P500と比較します。

下表は2022年7月末日時点の年率トータルリターン・リスク(米ドルベース)です。
*シャープレシオは無リスク資産のリターン0で計算

10年パフォーマンス(2022.7末日時点、ドルベース)
 S&P500配当貴族指数S&P500
年率リターン13.50%13.80%
年率リスク13.26%13.94%
シャープレシオ1.020.99

 

5年パフォーマンス(2022.7末日時点、ドルベース)
 S&P500配当貴族指数S&P500
年率リターン12.11%12.83%
年率リスク16.26%17.33%
シャープレシオ0.740.74

データ引用元:S&P Dow Jones Indices各指数のFact Sheetより

リターンで見ると、5年、10年ともS&P500配当貴族指数S&P500に僅差ですが負け、ただリスクはS&P500配当貴族指数の方が小さく、シャープレシオではS&P500より若干良くなっている(10年)か、同等(5年)です。

直近10年、5年のパフォーマンスではS&P500配当貴族指数S&P500と概ね同等と言って良いでしょう。

勿論、これは評価期間によって変わり、例えば、1年前の2021.7末時点の5年パフォーマンスでは、S&P500配当貴族指数はリターンでS&P500に3.8ポイント負け、シャープレシオでも負けていました。

(要は2021.7~2022.7の1年間でS&P500配当貴族指数S&P500を大きく上回ったという事です)

 

配当・分配金利回り

配当に注目した指数ですので、その配当利回りを他の指数と比較します。

尚、配当利回りは、各指数との連動を目指す米国ETFの分配金利回りで比較します。

米国株各指数に連動するETFの分配金利回り (2022.7末時点)
米国株式インデックスETF
(Ticker)
分配金
利回り
S&P500配当貴族指数NOBL1.96%
S&P500VOO1.49%
S&P500 High Dividend IndexSPYD3.80%
FTSE High Dividend Yield IndexVYM3.01%
Morningstar Dividend Yield Focus IndexHDV3.04%

データ引用元:米国Morningstar

S&P500配当貴族指数の分配金利回りは、S&P500より若干高いものの、他の高配当指数・ETFよりは低くなっています。

繰り返しになりますが、S&P500配当貴族指数は、配当利回りではなく連続増配に注目した指数であって、必ずしも配当利回りが高いとは限りませんので注意してください。

 

スポンサーリンク

SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン、野村インデックスファンド・米国株式配当貴族【Funds-i】、米国株式配当貴族の運用状況

資金流出入額 & 純資産総額 (評判・人気は?)

月次資金流出入額純資産総額からS&P500配当貴族指数との連動を目指すインデックスファンド 3本の売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値です。

S&P500 配当貴族指数インデックスファンドの比較

3本とも2020年末~2021年前半にかけて大きな資金流出があったように、継続的に安定した資金流入があるファンドではありません。

その中で最も売れているのは米国株式配当貴族(年4回決算型)

特に株価が急落した2020年2~3月、さらに2021年6~9月、そして2022年も多くの月で10億(/月)を超える大きな資金流入がありました。

一方、2022年に入り急激に資金流入を増やしているのが野村インデックスファンド・米国株式配当貴族 【Funds-i】

2022年(7月まで)に限れば米国株式配当貴族(年4回決算型)より売れています。

SMT米国株配当貴族インデックス・オープンは、毎月少額の資金流出入に留まっています。

純資産総額は、2022年7月末時点で、

  1. 米国株式配当貴族(年4回決算型) 449.3億
  2. Funds-i 276.5億
  3. SMT 32.2億

と設定が最も新しい米国株式配当貴族(年4回決算型)がトップとなっています。

 

運用状況は?

インデックスファンドではベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

そこで、騰落率と実質コストの関係から乖離を評価します。

*騰落率は各ファンドの基準価額から管理人が独自に計算した結果。
*ベンチマーク値(S&P500配当貴族指数)もプロット。米国S&P Dow Jones Indices社サイトのデータを引用、さらに三菱UFJ銀行の為替レートを使って管理人が独自に円換算。

騰落率とコストの関係は、理想的には配当課税を適切に考慮したインデックス(指数)騰落率(これを「真のインデックス」と定義)から決まる傾き、切片の直線になります。ただ、外国株式の場合、「真のインデックス」騰落率がわかりませんので、管理人の主観で図中グレーの点線を引き「真のインデックス」(推定値)をピンクの星印で示しています。
*S&P社は配当課税を考慮したネット指数も出していますが、配当課税は日本に対して適切なものではありません。経験上、「真のインデックス」は配当課税を考慮しないグロスとネットの中間にあると思われます。

(注)本評価では、多くのファンドがベンチマークとの乖離がないであろうとの仮定・前提のもと、この「多くのファンド」から外れた騰落率を示すものを「乖離」と判定します。評価方法やインデックスの詳細については下記記事をご覧ください。

 

下図は2022年7月末日時点の実質コストに対する1年騰落率を複数のファンドでプロットしたものです。

インデックスファンド3本に加え、米国ETF ProShares S&P500 DIVIDEND ARISTOCRAFTS ETF【NOBL】のデータもプロットします。

*NOBLは分配金10%課税後再投資した場合の終値での円換算騰落率。(終値は米国Yahoo Finance、分配金は米国ProShares社サイトより引用)

S&P500 配当貴族指数インデックスファンドの比較

NOBL、そして3本のインデックスファンドとも、概ね図中点線上に位置しており、コスト要因以外でのベンチマークとの乖離がない運用となっている事がわかります。

そして、SMTよりコストの低い野村の2本が順当に高い騰落率を示しています。

 

[PR] 新生銀行 口座開設などで最大8,000ポイントプレゼント
新生銀行では新規口座開設すると取引条件などに応じて最大8,000ポイント(Tポイント/dポイント/nanaco)がもらえます。
例えば、新規口座開設で500pt、初めてのログインで200pt、初めての振込み入金で500ptなど・・・
さらに、これも新規口座開設者限定で3カ月 年1.0%(税引前、2022.5.1金利アップ)、1年 年0.30%(税引前、2022.6.24新設)の円定期預金に預入できます。


公式サイト新生銀行

まとめ

S&P500配当貴族指数との連動を目指すインデックスファンド3本を比較しました。

先ず、S&P500配当貴族指数は、米国株式の代表的指数S&P500に比べて、トータルリターンで必ずしも優れている訳ではありません。

また、あくまで連続増配銘柄に注目した指数であり、配当利回りが高いという事でもありません。

その上でS&P500配当貴族指数連動型インデックスファンドに投資する場合、

最も人気があるのは米国株式配当貴族(年4回決算型)

但し、本ファンドは名前の通り基本的に年4回分配金を出します。

資産形成期、特に長期に保有する場合、分配金は不利になる事を承知の上なら良いのですが・・・

また、米国株式配当貴族(年4回決算型)は信託期間が2028年までとなっている点にも注意が必要です。

本サイトでは基本的に分配金を出さないファンドを推奨しており、そうすると、

  • 野村インデックスファンド・米国株式配当貴族 【愛称:Funds-i フォーカス米国株式配当貴族】
  • SMT米国株配当貴族インデックス・オープン

の選択。(勿論、この2本も将来分配金を出さないという保証はありませんが)

信託報酬の低さ、純資産総額の大きさで選べばFunds-iとなります。

*Funds-iは信託財産留保額がかかります。

 

販売会社

ここで取り上げた3本のファンドは多くの銀行、証券会社で取り扱っていますが、下記ネット証券では、クレジットカード決済での投信積立が出来(勿論、ポイント還元有)、よりお得に購入する事が出来ます。

*マネックス証券 : 米国株式配当貴族(年4回決算型)は取り扱っていません。

マネックス証券 クレジットカード積立 最高水準のポイント還元率1.1%
マネックス証券ではマネックスカード(クレジットカード)で投資信託が積立出来ます。ポイント還元率は最高水準の1.1%
また投資信託保有でポイントもたまります(一部ファンドを除く)
*マネックスカードの発行にはマネックス証券の口座開設が必要です。

公式サイトマネックス証券

 

SBI証券 クレジットカード積立 ポイント付与率0.5%~
SBI証券では三井住友カードで投資信託積立が出来ます。ポイント付与率はスタンダードカードで0.5%、ゴールドカードなら1.0%(プラチナカードなら2.0%)
また投資信託保有でTポイント、Pontaポイント、dポイントがもらえます。さらにT/Pontaポイントで投資信託を購入できます。

公式サイト SBI証券

*三井住友カード(NL)なら年会費永年無料、三井住友カード ゴールド(NL)は1年間だけでも年間100万円以上利用(一部取引は集計対象外)すれば翌年以降は利用額によらず年会費永年無料。

公式サイト三井住友カード(NL)

公式サイト三井住友カード ゴールド(NL)

 

auカブコム証券のクレジットカード積立 & auじぶん銀行との連携
auカブコム証券はau Payカードで投資信託積立が出来ます。Pontaポイント還元率は1.0%
Pontaポイントで投資信託の購入も可能。
また、auじぶん銀行との連携(auマネーコネクト)でauじぶん銀行普通預金金利0.1%、au Payアプリ等の連携で最大0.20%になるのも魅力。

公式サイトauカブコム証券

 

楽天証券 クレジットカード & 楽天キャシュ積立 
楽天証券では楽天カードで投資信託積立が出来ます。ただ信託報酬(販売会社分)が税込0.4%未満のファンドの還元率は0.2%に低下、0.4%以上のファンドの還元率は1.0%(2022.9買付分より)
また、2022年8月より楽天キャッシュ決済で投資信託積立が出来るようになります。楽天カードからチャージすると0.5%のポイント還元(2022.12買付分まではキャンペーンで+0.5% 計1.0%)。
楽天カード決済で5万円、楽天キャシュ決済で5万円、あわせて月10万円まで利用可能。
さらに、楽天ポイントで投資信託を購入できます。

公式サイト楽天証券

公式サイト楽天カード

 

尚、本指数に連動するインデックスファンドはつみたてNISAの対象外です。非課税口座で投資したい方は一般NISAを選択して下さい。

 

 

米国株式(S&P500、CRSP USトータル・マーケット・インデックス)に投資するインデックスファンドとの比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

スポンサーリンク

マネックス証券のクレジットカード投信積立

マネックス証券

マネックスカード(クレジットカード)での投信積立が2022.2.25より始まりました。投信積立でのポイント還元率は最高水準の1.1%

*マネックスカードの発行はマネックス証券の口座が必要です。

公式サイトマネックス証券

マネックス証券の口座は新生銀行経由でも開設出来ます。新生銀行口座を新規に開設すると取引条件に応じて最大8,000ポイントがプレゼント!

公式サイト新生銀行

 
auカブコム証券のクレジットカード投信積立

auカブコム証券

au Payカード(クレジットカード)での投信積立が2022.3.28より始まりました。投信積立でのポイント還元率は1.0%

公式サイトauカブコム証券

 
無リスク資産の預け先として最適な銀行定期預金

UI銀行(東京きらぼしフィナンシャルグループ)

円定期1年/2年 0.20%(税引前、2022.10.1時点)
他行宛振込手数料も条件により一定回数無料になります。

公式サイトUI銀行
 

-ファンド比較、運用状況、決算, ファンド紹介・解説

Copyright© しんたろうのお金のはなし , 2022 All Rights Reserved.