ファンド紹介・解説

野村つみたて外国株投信の評価・評判・人気。~eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)とも比較~

投稿日:

日本を除く先進国、新興国、両方の株式に投資するインデックスファンド野村つみたて外国株投信について解説します。

[最終更新日:2022.6.20]全て最新の情報に更新。
本記事は原則2022.5末時点の情報に基づき記載しています。

スポンサーリンク

野村つみたて外国株投信の基本情報

野村つみたてシリーズは野村アセットマネジメントが運用するインデックスファンドで、「つみたてNISA」向けファンドとして2017年9~10月に設定されました。現在、野村つみたて日本株投信(日経225)、野村つみたて外国株投信(MSCI ACWI)、野村6資産均等バランスの3本がラインアップされています。野村インデックスファンド[愛称:Funds-i]と同じマザーファンドで運用。「つみたてNISA」向けですが、後述するように一部ネット証券では「つみたてNISA」以外でも購入できます。

今回解説するのは1本のファンドで先進国・新興国両方の株式に投資する野村つみたて外国株投信

先ず、野村つみたて外国株投信の基本情報をまとめます。

運用会社野村アセットマネジメント
設定日2017年10月2日
運用形態インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマークMSCI All Country World Index(除く日本)(配当込み、グロス)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込)0.2090%
実質コスト0.243%(*1)
純資産総額 573.0億円(2022.5.31時点)
(マザーファンド) 純資産総額 [先進国株式]9,276億円(2021.3.31時点)
[新興国株式]661億円(2021.5.10時点)
分配金実績
つみたてNISA対象商品
SBI証券ポイント還元年率0.05%
楽天証券ポイント還元年率---%(*2)
マネックス証券ポイント還元年率0.03%

(*1)実質コストは2021.5.12決算より
(*2)楽天証券 2022.4より投資信託保有による毎月のポイント還元は廃止され、残高が初めて一定の金額を超えたときのポイント付与に変更

 

投資対象

ベンチマークMSCI All Country World Index [ACWI](除く日本)[配当込み、グロス]で日本を除く先進国、新興国の株式に投資します。

グロスとは配当金に対する源泉徴収税を考慮しない指数です。

実際の運用では、ファンドが所有する株式から配当が出て、それに各投資国で源泉徴収された後の配当金がファンドの資産となりますので、通常はベンチマーク(配当込・グロス)よりファンドの騰落率が、配当の源泉徴収税(+コスト)分だけ低くなります。

*インデックスファンドのベンチマークは[除く配当]と[税引前配当込/グロス]、[税引後配当込/ネット]の3種類ありますが、ベンチマークの配当除く・含むは運用成績に直接関係するものではありません(少なくとも過去においては)。但し、運用報告書などに記載されているベンチマークとの乖離を見る時は注意が必要です。詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事インデックスファンドのベンチマーク(除く配当/プライス、配当込/グロス・ネット)と乖離の評価方法。

 

投資国

投資する国、比率は下図のようになります。

MSCI All Country World Index [ACWI(除く日本)]

先進国株式、新興国株式の比率は時価総額比で決まり、現時点で先進国88%、新興国12%程度です。

国別トップは米国で64%を占めます。

詳細は下記記事を参照して下さい。
参考記事【外国株式インデックスファンド】各インデックス(指数)、そして先進国、新興国ってどこの国? 

 

投資銘柄

野村つみたて外国株投信1本で2,194もの銘柄に投資しています。

組入上位10銘柄は下表のようになります。

野村つみたて外国株投信

画像引用:野村つみたて外国株投信 マンスリーレポート(2022/5)

10銘柄全てを米国企業が占めています。

 

スポンサーリンク

手数料(信託報酬、実質コストなど)

野村つみたて外国株投信信託報酬0.2090%(税込)

設定当時、MSCI ACWI(除く日本)をベンチマークとするファンドの信託報酬最安値が0.27%(三井住友・DC/消費税8%表記)だった為、これを大幅に下回る信託報酬に大きな注目を集めました。

ただ、その後さらに低コストのeMAXIS Slim全世界株式(除く日本)が設定されましたが・・・

実質コスト0.243%(税込, 2021.5決算)

信託報酬以外のコストが低いのが野村つみたて外国株投信の特徴でもあります。(但し、実質コストは固定されたものではなく毎年変動します)

勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。

 

他社 全世界株式インデックスファンドとの信託報酬・実質コスト比較

MSCI ACWI(除く日本)をベンチマークとする他社のインデックスファンドと信託報酬・実質コストを比較します。

さらに、eMAXIS Slimシリーズの個別のファンド(先進国株式、新興国株式)を88%:12%の比率で組み合わせた場合も参考までに記載します。

(注)下表は基本的に最新の情報に随時更新しています。よって記事中の記載と異なる場合がありますが、その際は下表の値が最新の情報となります。

 ファンド信託報酬実質コスト
個別ファンドの組合せ0.1125%
1eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
[MSCI ACWI 除く日本]
0.1144%0.173%
1Smart-i Select 全世界株式(除く日本)
[MSCI ACWI 除く日本]
0.1144%---
3野村つみたて外国株投信
[MSCI ACWI 除く日本]
0.2090%0.243%
4三井住友・DCつみたてNISA・全海外株
[MSCI ACWI 除く日本]
0.2750%0.355%
5eMAXIS全世界株式インデックス
[MSCI ACWI 除く日本]
0.6600%0.722%

野村つみたて外国株投信の信託報酬は、MSCI ACWI(除く日本)をベンチマークとする全世界株式インデックスファンドの中では3位。

最安値のeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)との差は0.09ポイント。

但し、野村つみたて外国株投信の実質コストは0.243%と信託報酬以外のコストが低く、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)と実質コストで比較すると、その差が若干縮まります。

4位の三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンドとの差は信託報酬で0.07ポイント、実質コストで0.15ポイントと野村つみたて外国株投信が圧倒的に低くなっています。

尚、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)と信託報酬同率トップのSmart-i Select全世界株式インデックス(除く日本)は2022年4月27日に設定された新しいファンドです。

 

信託報酬の変更履歴

野村つみたて外国株投信はまだ信託報酬引下げの実績はありません。

野村つみたて外国株投信の信託報酬変更履歴
引下げ日信託報酬(税込)備考
2017/10/2
 0.2052%新規設定
2019/10/1 0.2090%消費税増税(8%-->10%)

野村つみたて外国株投信より遅れて設定された、より低コストのeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)が2019年8月9日、2019年11月12日と2度にわたる引下げを行っており、その差がさらに広がってきています。今後対抗する引下げを行うか否かに注目。

スポンサーリンク

野村つみたて外国株投信の運用状況

資金流出入額 & 純資産総額 (評判・人気は?)

月次資金流出入額純資産総額から野村つみたて外国株投信の売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値です。

野村つみたて外国株投信の人気・評判(資金流出入額)

徐々に増加傾向にあり、直近では10億(/月)を超える比較的安定した資金流入が続いています。(後述しますが購入方法が積立限定というのも安定している理由の一つでしょう)

ただ、本ファンドも十分売れてはいるのですが、ライバルのeMAXIS Slim全世界株式(除く日本)は毎月数十億の資金流入があり、これと比較すると見劣ります。

純資産総額は573億円(2022.5時点)、設定から4年8ヶ月としてはまずまずといったところでしょう。

 

運用状況は?

インデックスファンドではベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

下図は、2022年5月末日時点の実質コストに対する1年騰落率を複数のファンドでプロットしたものです。

*ベンチマークは同じMSCI ACWI(除く日本)でも配当込・除くなどファンドにより異なりますが、「配当込で配当課税を適切に考慮したインデックス」をここでは真のベンチマークと定義し、そして真のベンチマークで決まる傾き、切片の直線を図中グレーの点線で示しています。(多くのファンドがコスト要因以外での乖離はないであろうとの前提で管理人の主観で引いた直線)

野村つみたて外国株投信の評価

グラフの左側(コストが低い)、上側(騰落率が高い)にあり、そしてグレーの点線上にある(乖離が少ない)ファンドが優秀なファンドという事になります。
*多くのファンドがコスト起因以外でのベンチマークとの乖離はないだろうという前提で評価。

野村つみたて外国株投信(コスト要因以外での)ベンチマークに対する乖離もなく、その低いコストに応じた高い騰落率を示しています。ただし、やはりコストで勝るeMAXIS Slim全世界株式(除く日本)には騰落率で僅かですが負けています。

 

最新の騰落率[利回り](eMAXIS Slim等との比較) ~2022年5月末日時点~

最新の騰落率をライバルファンドとともにまとめます(本章は原則毎月更新します)

*3年・5年騰落率は年率表記。

[表をクリックすると拡大します]

野村つみたて外国株投信 利回り

直近の騰落率でも、野村つみたて外国株投信eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)に若干負けていますが、そう大きな差ではありません。また、三井住友・DCつみたてNISA・全海外株には十分勝っています。

[PR]PayPay証券 新規口座開設記念キャンペーン実施中
1000円から日本株、米国株が買えるPayPay証券では抽選で最大50,000円の投資資金がもらえるキャンペーンを実施中(2022.7.31まで)。
*キャンペーンコードを入力し新規口座開設を申し込む事

管理人も米国の代表的な企業の株式を1000円ずつ買って楽しんでいます。

PayPay証券

公式サイトPayPay証券

まとめ

野村つみたて外国株投信MSCI ACWI(除く日本)をベンチマークとするインデックスファンドの中では、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)Smart-i Select全世界株式インデックス(除く日本)に次いで信託報酬が低く、その運用も安定しています。

そして、信託報酬以外のコストも低く抑えられており実質コストではeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)との差が若干ですが縮まります。

ただ難点は設定以来信託報酬引下げの実績がない事。

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)に対抗する引下げを行えばもっと魅力的なファンドになるのですが・・・

 

販売会社

野村つみたて外国株投信は下記の金融機関で購入出来ます。

マネックス証券 クレジットカード積立 最高水準のポイント還元率1.1%
マネックス証券ではマネックスカード(クレジットカード)で投資信託が積立出来ます。ポイント還元率は最高水準の1.1%
また投資信託保有でポイントもたまります(一部ファンドを除く)
*マネックスカードの発行にはマネックス証券の口座開設が必要です。

公式サイトマネックス証券

 

SBI証券 クレジットカード積立 ポイント還元率0.5%~
SBI証券では三井住友カードで投資信託積立が出来ます。ポイント還元率はスタンダードカードで0.5%、ゴールドカードなら1.0%(プラチナカードなら2.0%)
また投資信託保有でTポイント、Pontaポイント、dポイントがもらえます。さらにT/Pontaポイントで投資信託を購入できます。

公式サイト SBI証券

*三井住友カード(NL)なら年会費永年無料、三井住友カード ゴールド(NL)は1年間だけでも年間100万円以上利用(一部取引は集計対象外)すれば翌年以降は利用額によらず年会費永年無料。

公式サイト三井住友カード(NL)

公式サイト三井住友カード ゴールド(NL)

 

auカブコム証券のクレジットカード積立 & auじぶん銀行との連携
auカブコム証券はau Payカードで投資信託積立が出来ます。Pontaポイント還元率は1.0%。さらにau/UQmobileユーザー特典有。
Pontaポイントで投資信託の購入も可能。
また、auじぶん銀行との連携(auマネーコネクト)でauじぶん銀行普通預金金利0.1%、au Payアプリ等の連携で最大0.20%になるのも魅力。

公式サイトauカブコム証券

 

楽天証券 クレジットカード & 楽天キャシュ積立 
楽天証券では楽天カードで投資信託積立が出来ます。ただ信託報酬(販売会社分)が税込0.4%未満のファンドの還元率は0.2%に低下、0.4%以上のファンドの還元率は1.0%(2022.9買付分より)
また、2022年8月より楽天キャッシュ決済で投資信託積立が出来るようになります。楽天カードからチャージすると0.5%のポイント還元(2022.12買付分まではキャンペーンで+0.5% 計1.0%)。
楽天カード決済で5万円、楽天キャシュ決済で5万円、あわせて月10万円まで利用可能。
さらに、楽天ポイントで投資信託を購入できます。

公式サイト楽天証券

公式サイト楽天カード

 

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。

*積立専用でスポット購入は出来ない場合があります。

 

ライバルとなるファンド

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

野村つみたて外国株投信  (本記事)

三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド

eMAXIS 全世界株式インデックス

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

たわらノーロード 全世界株式

楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド)

SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま)

 

他の全世界株式インデックスファンドとの比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

スポンサーリンク

マネックス証券のクレジットカード投信積立

マネックス証券

マネックスカード(クレジットカード)での投信積立が2022.2.25より始まりました。投信積立でのポイント還元率は最高水準の1.1%

*マネックスカードの発行はマネックス証券の口座が必要です。

公式サイトマネックス証券

マネックス証券の口座は新生銀行経由でも開設出来ます。新生銀行口座を新規に開設すると取引条件に応じて最大8,000ポイントがプレゼント!

公式サイト新生銀行

 
auカブコム証券のクレジットカード投信積立

auカブコム証券

au Payカード(クレジットカード)での投信積立が2022.3.28より始まりました。投信積立でのポイント還元率は1.0%

*1年間だけながらauユーザーは最大5%、UQ mobileユーザーなら最大3%

公式サイトauカブコム証券

 
無リスク資産の預け先として最適な銀行定期預金

UI銀行(東京きらぼしフィナンシャルグループ)

円定期1年/2年/3年/5年 0.20%(税引前)
他行宛振込手数料も条件により一定回数無料になります。

公式サイトUI銀行
 

-ファンド紹介・解説

Copyright© しんたろうのお金のはなし , 2022 All Rights Reserved.