アクティブファンド

レオスが運用する、ひふみ投信・ひふみプラス・ひふみ年金の評判とパフォーマンス。

投稿日:

レオス・キャピタルワークス株式会社が運用するひふみ投信・ひふみプラスひふみ年金のパフォーマンスを調査します。

ひふみ投信は日本株式を中心に投資するアクティブ・ファンドです。

[最終更新日:2019.3.28]最新の情報に更新。本記事は原則2019年2月末日時点の情報に基づき記載しています。

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ひふみ投信・ひふみプラス・ひふみ年金の特徴、基本情報

3つのひふみ

レオス・キャピタルワークス株式会社が運用そして販売している直販専用のひふみ投信

証券会社・銀行で購入できるひふみプラス

そして確定拠出年金で購入できるひふみ年金と3種類のファンドがあります。

三つのファンドとも、同じマザーファンド(ひふみ投信マザーファンド)で運用しますので、基本的に販売形式、及び信託報酬の違いだけで、同じものと思って構わないでしょう。(後でデータを示しますが若干の違いはあります。)

 

ひふみ投信・ひふみプラス・ひふみ年金の基本情報

先ず、ひふみ投信・ひふみプラスひふみ年金の基本情報をまとめます。

 ひふみ投信ひふみプラスひふみ年金
運用会社レオス・キャピタルワークス
設定日2008年10月1日2012年5月28日2016年10月3日
信託期間無期限
運用形態アクティブファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマーク
参考指数TOPIX(配当込)
購入時手数料上限3.24%(販売会社が独自に設定)
*主要ネット証券は無料(ノーロード)
(販売会社が独自に設定)
信託財産留保額
信託報酬(税込)1.0584%
(*1)
1.0584%
(*2)
0.8208% 
実質コスト1.246%
(2018.10.1時点)
1.243%
(2018.10.1時点)
1.004%
(2018.10.1時点)
純資産総額 1,314.64億円
(2019.3.27時点)
6062.07億円
(2019.3.27時点)
219.65億円
(2019.3.27時点)
マザーファンド
 純資産総額
8,425.19億円(2018.10.1時点)
分配金実績
つみたてNISA対象対象---
個人型確定拠出年金
(iDeCo)
------マネックス証券
SBI証券
など
SBI証券ポイント還元
(年率)
---0.10%
(対象投資信託1,000万円以上保有で0.20%)
---
楽天証券ポイント還元
(年率)
---0.048%---

(*1)ひふみ投信には資産形成応援団として実質的な信託報酬割引サービスがあります。(後述)
(*2)ひふみプラスは、純資産総額500億円を超える分は0.9504%、1,000億円を超える部分は0.8424%となります。2010.3.27時点の純資産総額で計算すると信託報酬0.8691%となります

 

ひふみ投信 資産形成応援団

ひふみ投信には「資産形成応援団」という、保有期間に応じた実質的な信託報酬割引サービスがあります。

保有継続年数が5年以上で0.2%、10年以上で0.4%還元されます。(現金還元ではなく、新たなひふみ投信の買付)

信託報酬が、それぞれ0.2%、0.4%割引されるのと概ね等価です。

*あくまで5年、または10年以上継続保有した口数に対しての還元です。
*ひふみプラスひふみ年金は対象外です。

 

*以後の解説、調査は特に断りが無い限りひふみ投信を代表として用います。

 

ひふみ投信・ひふみプラス・ひふみ年金の運用方針、投資対象

運用方針

1. 主に日本の成長企業に投資します。
(国内外の上場株式を主要な投資対象とし、市場価値が割安と考えられる銘柄を選別して長期的に投資)

2. 守りながらふやす運用に挑戦します。
(状況に応じて株式の組入比率は変化します。50%未満の範囲内で現金を保有する場合もあります)

3.顔が見える運用。
(運用者をホームページ上に公開、YouTubeでの運用報告会などの動画公開、全国各地でのセミナー開催など)

~レオス公式サイトより一部編集して引用~

主に国内株式、特に中小型株を中心に投資するアクティブファンドですが、最近は、その純資産総額の増加とともに外国株式への投資も行っています。

 

資産配分比率・投資対象

直近の資産配分

2019年2月末時点の銘柄総数は237銘柄、そのうち、国内株式85.1%、海外株式11.8%、現金 3.1%となっています。

大型株、中小型株の比率は概ね同等。

ひふみ投信、ひふみプラス

画像引用:ひふみ投信 月次報告書(2019/2)

資産配分比率の変遷

「ひふみ投信マザーファンド」の資産配分比率の変遷を見てみます。

*スマホでご覧の方は横にスクロールして下さい。

 2019.22018.22017.92017.2
純資産総額
(億円)
7568.77026.63876.51417.7
組入銘柄数237225187126
資産配分比率
国内株式85.1%90.2%89.6%90.6%
海外株式11.8%6.6%3.0%0.0%
現金等3.1%3.2%7.5%9.4%
時価総額別比率
大型株46.2%45.9%33.9%---
中小型株45.4%46.2%49.5%---
超小型株5.2%4.8%9.1%---
現金など3.1%3.2%7.5%---

データ引用:ひふみ投信 月次報告書

2017年2月、テレビ「カンブリア宮殿」で取り上げられて以来、急速に純資産を増やしており、マザーファンドは約7,600億円、2年前の約5倍、人気の程が伺えます。そして純資産総額の増加とともに組入銘柄数の増大、海外株式への投資開始・比率増大、大型株比率の増大が見て取れます。

 

ひふみ投信・ひふみプラス・ひふみ年金のパフォーマンス

*基準価額は、各運用会社のサイトまたはモーニングスターより入手。分配金がある場合は、分配金再投資の価額に独自に変換。
*TOPIXは野村 NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投資信託【1306】のデータ使用。

 

基準価額のチャート

ひふみ投信の設定日2008年10月1日を基準(10,000)として規格化した基準価額のチャートをTOPIXと比較します。

ひふみ投信、ひふみプラス

チャートを見ただけで、ひふみ投信がTOPIXを大きく上回っている事が分かります。

これを、もう少し詳細に調査、比較していきます。

*以下、(年率)リターン、(年率)リスク、シャープレシオという言葉が出てきますが、年率リターンは1年間に基準価額がどれだけ上がったか(あるいは下がったか)、リスクはリターンのバラツキ、そしてリターンをリスクで割った値がシャープレシオです。勿論、リターンが大きく、リスクは小さく、シャープレシオは大きい方が優れたファンドという事になります。
*リターン・リスクとも月次データより独自に計算。シャープレシオは無リスク資産の利回り0で計算。

 

設定来の運用実績(リターン・リスク)

設定月2018年10月末から2019年2月末までの運用成績をまとめます(10年4カ月)

 ひふみ投信TOPIX
年率リターン15.33%8.01%
年率リスク15.12%17.09%
シャープレシオ1.010.47

ひふみ投信TOPIXをリターンで大きく上回り(約2倍)、リスクもTOPIXより小さく、シャープレシオでは2倍以上の成績をあげています。

 

5年間の運用成績(2008年10月~2019年2月)

上述の現時点までの運用成績は、ある一期間の基準価額の暴騰・暴落に大きく左右され、ファンドの比較・評価として十分とは言えません。

そこで、2008年10月から5年間、さらに2008年11月から5年間・・・2014年2月から5年間と、起点(投資月)を1カ月ずつずらして、それぞれの5年間のリターン、リスクを計算します。全部で65個(区間)のデータとなります。

この複数の5年間のリターンの平均、最大値、最小値をプロットしたのが下図。

ひふみ投信、ひふみプラス

下表に5年間のリターン、リスクの平均値をまとめます。(ここでのリターン、リスク、シャープレシオは65区間の平均値を示したもので、厳密な意味でのリスクやシャープレシオとは異なります。)

 ひふみ投信TOPIX
年率リターン21.20%13.01%
年率リスク14.77%17.10%
シャープレシオ1.440.76

複数の5年間での比較でも、その平均値でひふみ投信TOPIXを大きく上回っている事がわかります。リターンだけでなく、リスクも低く、シャープレシオが大きくなっています。

尚、この65区間でリターンはひふみ投信の全勝です。即ち、過去において5年間のリターンであれば、投資した時期がいつであっても、常にひふみ投信TOPIXを上回っていたという事です。

 

1年間騰落率 年別比較

アクティブファンドの評価としてもう一つ重要な要素は、常にインデックスに対して勝ち続ける事が出来るかという点です。

そこで1年騰落率(リターン)を年別に比較してみます。

騰落率が高い方
 ひふみ投信TOPIX
2018年-21.4%-16.1%-5.3%
2017年44.8%22.1%22.8%
2016年4.5%0.2%4.3%
2015年21.7%11.9%9.8%
2014年14.0%10.1%3.9%
2013年68.0%54.1%13.8%
2012年22.2%20.6%1.5%
2011年-1.3%-17.0%15.7%
2010年1.9%0.9%0.9%
2009年10.2%7.4%2.8%

2009年~2018年の10年間でひふみ投信TOPIXに9勝1敗の好成績で2018年以外は負けていません。圧巻は2011年。TOPIXが-17%と大幅に下落したのに対し、ひふみ投信は-1%に収まっています。

ただ、純資産総額が急激に増えた2018年に負けているというのは、今後に不安を残す結果とも言えます。

 

ひふみ投信、ひふみプラス、ひふみ年金

前述のように3本のファンドとも同じマザーファンドで運用しており、信託報酬の差以外は同じ運用成績になる筈です。

念のため、2019年2月末日時点の2年リターン(年率換算)を見てみます。

 ひふみ投信ひふみプラスひふみ年金
リターン(年率)9.34%9.45%9.51%
ひふみ投信との
騰落率の差
---+0.11%0.17%
  ひふみ投信との
信託報酬の差
----0.19%
(*)
-0.24%

(*)ひふみプラスは500億円以上、1,000億円以上で信託報酬が引き下げられますが、これを考慮し現時点の純資産総額で計算した概算の信託報酬を使用。

3本でリターンに差がありますが、概ね信託報酬の差で説明できます。

[注意]信託報酬が高いひふみ投信の騰落率が最も悪くなっていますが、前述のようにひふみ投信には「資産形成応援団」という実質的な信託報酬割引制度があり(騰落率には反映されない)、これを考慮すると、長期に保有する場合はひふみ投信が有利になります。

 

まとめ

以上、人気のひふみ投信ひふみプラスひふみ年金の解説でした。

過去において参考指数であるTOPIXを大きく上回る好成績を残しています。

懸念としては、急激な純資産総額の増加に伴う投資資産配分の変化、国内中小型株では十分な実績を残しているひふみ投信ですが、大型株、海外株の比率が増えていく中、今後の運用結果に注目です。

尚、海外株式にも投資を始めたとはいえ、まだ分散が十分とは言えませんので、ひふみ投信ひふみプラスひふみ年金に加え、先進国株式・新興国株式インデックスファンドなどにも投資する事で、より広く世界分散投資が可能になります。

*これらは全て過去のデータですので、将来のリターンを保証するものではありません。投資は自己責任でお願いします。

 

販売会社

ひふみ投信

ひふみを長期にわたり投資しようと考えている方は、上記、資産形成応援団で実質的な信託報酬が割引となるひふみ投信を購入した方が良いでしょう。

ひふみ投信は、レオス・キャピタルに口座を開設し、そこで購入する事になります。

月1,000円から積み立てる事が出来ます。

勿論、「(従来型)NISA」や「つみたてNISA」で購入する事もできます。

販売会社レオスのひふみ投信

 

ひふみプラス

ひふみプラスは多くの証券会社、銀行で取扱っています。

但し、一部金融機関では購入時手数料がかかるところがありますので、購入時手数料無料のネット証券をお勧めします。

つみたてNISA」対象ファンドです。

販売会社 SBI証券 楽天証券 マネックス証券松井証券GMOクリック証券など

ネット証券選びに悩んでいる方は下記ページを参考にして下さい。

 

ひふみ年金

個人型確定拠出年金(iDeCo)ひふみ年金の取扱いがあり、かつ運営管理機関手数料が無料になるのはSBI証券マネックス証券松井証券イオン銀行です。

販売会社マネックス証券 iDeCo松井証券 iDeCoSBI証券 iDeCoイオン銀行 iDeCo

 

他の人気・低コストのアクティブファンド一覧は下記ページを参照して下さい。

 

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