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ファンド紹介・解説

たわらノーロード 先進国リートの評価・評判・人気。~低コスト・インデックスファンド(投資信託)~

投稿日:

先進国リートに投資するインデックスファンドたわらノーロード 先進国リートについて解説します。

[最終更新日:2024.7.26]全て最新の情報に更新。
本記事は原則2024年6月末日時点の情報に基づき記載しています。

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たわらノーロード 先進国リートの基本情報

たわらノーロードシリーズは、アセットマネジメントOneが運用するインデックスファンド・シリーズです。親しみのある、分かりやすい、コツコツと蓄えるといったコンセプトから、「豊か、蓄える」というイメージがある、穀物を包み保存する"たわら"とネーミングしたとの事。  (アセットマネジメントOne公式サイトより抜粋・編集して引用)

今回解説するのは先進国リートに投資するたわらノーロード 先進国リート

尚、たわらノーロードシリーズにはたわらノーロード 先進国リート<為替ヘッジあり>もありますが、ここで取り上げるのは為替ヘッジなしのファンドです。

先ずたわらノーロード 先進国リートの基本情報をまとめます。

運用会社アセットマネジメントOne
設定日2015年12月18日
運用形態インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマークS&P先進国REIT指数(除く日本、配当込み)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込)0.2970%
実質コスト0.398%(*1)
純資産総額 320.2億円(2024.6.28時点)
(マザーファンド) 純資産総額 812億円(2023.6.22時点)
分配金実績
NISA(つみたて投資枠)---
NISA(成長投資枠)対象
SBI証券ポイント還元年率0.05%
楽天証券ポイント還元年率---%(*2)
マネックス証券ポイント還元年率0.03%
松井証券ポイント還元年率0.125%

(*1)実質コストは2023.10決算結果より
(*2)楽天証券 2022.4より投資信託保有による毎月のポイント還元は廃止され、残高が初めて一定の金額を超えたときのポイント付与に変更(一部ファンドを除く)

 

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投資対象

ベンチマークS&P先進国REIT指数[配当込み、除く日本]で先進国の不動産投資信託証券に投資します。

*S&P先進国REIT指数[除く日本]は日本を除く16カ国から構成される先進国リートの時価総額加重型指数です。米国比率が78%とかなり高くなっています。

S&P先進国リートインデックス構成国比率

 

マザーファンド

たわらノーロード 先進国リートファミリーファンド方式でマザーファンドを介して先進国リートに投資します。

たわらノーロード 先進国リート

「外国リート・パッシブ・ファンド・マザーファンド」は純資産総額812億円(2023.6時点)と先進国リートクラスとしては十分巨額の資産を有しています。

 

手数料(信託報酬、実質コストなど)

たわらノーロード 先進国リートの信託報酬は0.2970%(税込)

実質コスト0.398%(税込, 2023.10決算)

信託報酬は最安値ではありませんが十分低い部類です。

実質コストも2022.10決算の0.548%から大きく下がりました。

勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。

 

他社 先進国リートインデックスファンドとの信託報酬・実質コスト比較

他社の低コスト・先進国REITインデックスファンドと信託報酬・実質コストを比較します。

 ファンド信託報酬実質コスト
1eMAXIS Slim 先進国リートインデックス0.2200%0.273%
1Smart-i 先進国リートインデックス0.2200%0.303%
3NZAM・ベータ先進国REIT0.2750%1.633%
4たわらノーロード先進国リート0.2970%0.398%
4三井住友・DC外国リートインデックス0.2970%0.376%
4My SMTグローバルREITインデックス0.2970%0.360%
(注)<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックス0.2970%0.367%
7iFree 外国REITインデックス0.3410%0.415%

(注)<購入・換金手数料なし>ニッセイ・グローバルリートインデックスはベンチマークが先進国だけでなく新興国をも含むS&Pグローバルリートインデックスです。

先進国リート・インデックスファンドの中ではたわらノーロード 先進国リートが信託報酬4位、最安値のeMAXIS Slim先進国リートインデックスSmart-i 先進国リートインデックスとは0.08%ポイントの差をつけられています。

実質コストで見ると、たわらノーロード 先進国リートeMAXIS Slimの差はさらに広がります。ただ、Smart-iとは概ね同等です。

 

信託報酬の変更履歴

たわらノーロード 先進国リートは設定以来一度だけ信託報酬を引下げた実績があります。

たわらノーロード 先進国リートの信託報酬変更履歴
引下げ日信託報酬(税込)備考
2015/12/18
 0.3780%新規設定
2017/12/30
 0.2916%<購入・換金手数料なし>ニッセイに対抗。Smart-iには及ばず。
2019/10/10.2970%消費税増税(8%-->10%)

2019.10.30に低コストのeMAXIS Slim先進国リートインデックスが設定されただけに、これに対抗する引下げを期待したいところですが・・・

 

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たわらノーロード 先進国リートの運用状況(評価・人気)

資金流出入額 & 純資産総額 (評判・人気は?)

月次資金流出入額純資産総額からたわらノーロード 先進国リートの売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値です。

たわらノーロード 先進国リートの人気・評判(資金流出入額)

概ね毎月数億レベルの資金流入があり先進国リートとしては十分売れているファンドです。ただ、2023年以降は資金流入・流出と安定せず、資金流入額でeMAXIS Slimに差をつけられています。

純資産総額は、設定から8年半ほどで約320億。比較的大きな方です。

 

運用状況は?

インデックスファンドではベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。

下図は2024年6月末日時点の実質コストに対する1年騰落率を複数のファンドでプロットしたものです。

たわらノーロード 先進国リートの評価

グレーの点線は、コストが0の時ベンチマーク騰落率と一致し、ベンチマーク騰落率から決まる傾きの直線です。(外国税引き後の正確なベンチマーク騰落率は分かりませんので多くのファンドがベンチマークとの乖離がないという前提のもと管理人の主観で線を引いています)
グラフの左側(コストが低い)、上側(騰落率が高い)にあり、そしてグレーの点線上にある(乖離が少ない)ファンドが優秀なファンドという事になります。

もともと先進国リートはコストと騰落率の相関が弱い事が多く、各ファンド、ベンチマークとの連動性に苦労しているようです。

本来なら1本の直線上に各ファンドがプロットされなければなりませんが、今期の評価では若干乖離しているファンドも多くあります。

その中で、たわらノーロード 先進国リートは、コスト要因以外でのベンチマークとの乖離がない運用になっていると推測されます。

ただ、それでもコストで勝るeMAXIS SlimSmarrt-iには騰落率で負けています。

 

たわらノーロード 先進国リートの分配金

たわらノーロード 先進国リートは分配金を出した実績はありません。

これから資産を築いていこうとする資産形成期においては分配金を出さない投資信託の方が有利です。
分配金を出すか否かは運用会社が決定しますが、多くのインデックスファンドが分配金を出さない、無分配としています。
勿論、保有するリートから出た配当はファンドの資産となり、基準価額の上昇につながります。

 

SBI新生銀行 & 東京スター銀行 新規口座開設者限定円定期預金
SBI新生銀行 スタートアップ円定期預金

新規口座開設者限定のスタートアップ円定期預金、3カ月 年1.2%(税引前)、1年 年0.65%(税引前)と好金利。
さらに新規口座開設で1,500円、各種条件を満たすと最大31,000円がもらえます(要エントリー)。

公式サイトSBI新生銀行

東京スター銀行 新規口座開設優遇プラン スターワン円定期預金

インターネット限定新規口座開設者優遇プラン スターワン円定期預金、1年 年0.60%(税引前)と好金利。

公式サイト東京スター銀行

まとめ

たわらノーロード 先進国リートは、先進国リートに投資するインデックスファンドの中で、信託報酬では4位、信託報酬以外のコストも若干高くなっています。

当然、騰落率もそのコスト分低くなります。

ただ、先進国リートの中では比較的人気があるファンドだけに、eMAXIS Slimに対抗できるよう、今後の信託報酬引下げ・実質コストの低減に期待したいところ。

 

販売会社

たわらノーロード 先進国リートは下記の金融機関で購入出来ます。

マネックス証券 クレジットカード積立 最高水準のポイント還元率1.1%
マネックス証券ではdカードやマネックスカード(クレジットカード)で投資信託が積立出来ます。ポイント還元率は月5万円までの投信積立では最高水準の1.1%(5~10万円部分の還元率は下がります)
(dカードGOLDでNISA口座なら月10万円までクレカ積立還元率1.1%)
*dカード、マネックスカードとも通常ショッピング時は1.0%
また投資信託保有でポイントもたまります(一部ファンドを除く)
*マネックスカードの発行にはマネックス証券の口座開設が必要です。

公式サイトマネックス証券

 

SBI証券 三井住友カードでのクレジットカード積立
SBI証券では三井住友カードで投資信託積立が出来ます。ポイント付与率はスタンダードカードで最大0.5%、ゴールドカードなら最大1.0%(2024.11買付分からはカード利用実績に応じた付与率に変更)
また投資信託保有でVポイント、Pontaポイント、dポイントがもらえます。さらにV/Pontaポイントで投資信託を購入できます。

公式サイト SBI証券

 

auカブコム証券のクレジットカード積立 & auじぶん銀行との連携
auカブコム証券はau Payカードで投資信託積立が出来ます。Pontaポイント還元率は1.0%(月10万円まで)。
Pontaポイントで投資信託の購入も可能。
また、auじぶん銀行との連携(auマネーコネクト)でauじぶん銀行普通預金金利0.21%、au Payアプリ等の連携で最大0.31%になるのも魅力。

公式サイトauカブコム証券

 

楽天証券 クレジットカード & 楽天キャシュ積立 
楽天証券では楽天カードで投資信託積立が出来ます。信託報酬(販売会社分)が税込0.4%未満のファンドの還元率は0.5%(ゴールド、プレミアム、ブラックなら還元率アップ)、0.4%以上のファンドの還元率は1.0%(ブラックなら2.0%)
また、楽天キャッシュ決済でも投資信託積立が出来ます。0.5%のポイント還元。
楽天カード決済で10万円、楽天キャシュ決済で5万円、あわせて月15万円まで利用可能。
さらに、楽天ポイントで投資信託を購入できます。

公式サイト楽天証券

公式サイト楽天カード

 

松井証券 投信保有での最高水準のポイント還元
松井証券は、投資信託保有による最高水準のポイント還元率が魅力。
またMATSUI Bank(住信SBIネット銀行マツイ支店)の口座開設すれば普通預金金利 年0.31%になるのも魅力。

公式サイト松井証券

尚、先進国リート・インデックスファンドはNISA(つみたて投資枠)で購入する事は出来ませんが、NISA(成長投資枠)では購入する事が出来ます。

NISA(つみたて投資枠)で先進国リートに投資したい方は、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)などのバランスファンドを購入する事になります。

また、個人型確定拠出年金(iDeCo)では松井証券などで取り扱っています。

 

 

ライバルとなるファンド

eMAXIS Slim先進国リートインデックス  

Smart-i 先進国リートインデックス

たわらノーロード先進国リート  (本記事)

 

他の先進国リートインデックスファンドとの比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

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