先進国リートに投資するインデックスファンド、たわらノーロード 先進国リートについて解説します。
[最終更新日:2023.7.27]全て最新の情報に更新。
本記事は原則2023年6月末日時点の情報に基づき記載しています。
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見出し
たわらノーロード 先進国リートの基本情報
たわらノーロードシリーズは、アセットマネジメントOneが運用するインデックスファンド・シリーズです。親しみのある、分かりやすい、コツコツと蓄えるといったコンセプトから、「豊か、蓄える」というイメージがある、穀物を包み保存する"たわら"とネーミングしたとの事。 (アセットマネジメントOne公式サイトより抜粋・編集して引用)
今回解説するのは先進国リートに投資するたわらノーロード 先進国リート。
尚、たわらノーロードシリーズにはたわらノーロード 先進国リート<為替ヘッジあり>もありますが、ここで取り上げるのは為替ヘッジなしのファンドです。
先ずたわらノーロード 先進国リートの基本情報をまとめます。
運用会社 | アセットマネジメントOne |
設定日 | 2015年12月18日 |
運用形態 | インデックスファンド |
投資形態 | ファミリーファンド |
ベンチマーク | S&P先進国REIT指数(除く日本、配当込み) |
購入時手数料 | 無 |
信託財産留保額 | 無 |
信託報酬(税込) | 0.2970% |
実質コスト | 0.548%(*1) |
純資産総額 | 264.4億円(2023.6.30時点) |
(マザーファンド) 純資産総額 | 560億円(2022.6.22時点) |
分配金実績 | 無 |
つみたてNISA | 対象外 |
SBI証券ポイント還元年率 | 0.05% |
楽天証券ポイント還元年率 | ---%(*2) |
マネックス証券ポイント還元年率 | 0.03% |
(*1)実質コストは2022.10決算結果より
(*2)楽天証券 2022.4より投資信託保有による毎月のポイント還元は廃止され、残高が初めて一定の金額を超えたときのポイント付与に変更。
投資対象
ベンチマークはS&P先進国REIT指数[配当込み、除く日本]で先進国の不動産投資信託証券に投資します。
*S&P先進国REIT指数[除く日本]は日本を除く16カ国から構成される先進国リートの時価総額加重型指数です。米国比率が78%とかなり高くなっています。
マザーファンド
たわらノーロード 先進国リートはファミリーファンド方式でマザーファンドを介して先進国リートに投資します。
「外国リート・パッシブ・ファンド・マザーファンド」は純資産総額560億円(2022.6時点)と先進国リートクラスとしては十分巨額の資産を有しています。
手数料(信託報酬、実質コストなど)
たわらノーロード 先進国リートの信託報酬は0.2970%(税込)。
実質コストは0.548%(税込, 2022.10決算)。
信託報酬は最安値ではありませんが十分低い部類です。ただ、信託報酬以外のコストがeMAXIS Slimより若干高くなっています。
勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。
他社 先進国リートインデックスファンドとの信託報酬・実質コスト比較
他社の低コスト・先進国REITインデックスファンドと信託報酬・実質コストを比較します。
ファンド | 信託報酬 | 実質コスト | |
---|---|---|---|
1 | eMAXIS Slim 先進国リートインデックス | 0.2200% | 0.301% |
1 | Smart-i 先進国リートインデックス | 0.2200% | 0.364% |
3 | NZAM・ベータ先進国REIT | 0.2750% | ---% |
4 | たわらノーロード先進国リート | 0.2970% | 0.548% |
4 | 三井住友・DC外国リートインデックス | 0.2970% | 0.428% |
4 | My SMTグローバルREITインデックス | 0.2970% | 0.360% |
(注) | <購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックス | 0.2970% | 0.358% |
7 | iFree 外国REITインデックス | 0.3410% | 0.449% |
(注)<購入・換金手数料なし>ニッセイ・グローバルリートインデックスはベンチマークが先進国だけでなく新興国をも含むS&Pグローバルリートインデックスです。
先進国リート・インデックスファンドの中ではたわらノーロード 先進国リートが信託報酬4位、最安値のeMAXIS Slim先進国リートインデックス、Smart-i 先進国リートインデックスとは0.08%ポイントの差をつけられています。
実質コストで見ると、たわらノーロード 先進国リートとeMAXIS Slimの差はさらに広がります。
信託報酬の変更履歴
たわらノーロード 先進国リートは設定以来一度だけ信託報酬を引下げた実績があります。
引下げ日 | 信託報酬(税込) | 備考 |
2015/12/18 | 0.3780% | 新規設定 |
2017/12/30 | 0.2916% | <購入・換金手数料なし>ニッセイに対抗。Smart-iには及ばず。 |
2019/10/1 | 0.2970% | 消費税増税(8%-->10%) |
2019.10.30に低コストのeMAXIS Slim先進国リートインデックスが設定されただけに、これに対抗する引下げを期待したいところですが・・・
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たわらノーロード 先進国リートの運用状況(評価・人気)
資金流出入額 & 純資産総額 (評判・人気は?)
月次資金流出入額、純資産総額からたわらノーロード 先進国リートの売れ行き・人気を見てみます。
(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値です。
最近は毎月数億レベルの資金流入があり、eMAXIS Slimとほぼ同等、先進国リートとしては十分売れているファンドです。
純資産総額も順調に増えており、設定から7年半ほどで約264億。
運用状況は?
インデックスファンドではベンチマークとの乖離が小さい事がファンド評価の重要な要素です。そして、乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になる筈です。
下図は2023年6月末日時点の実質コストに対する1年騰落率を複数のファンドでプロットしたものです。
グラフの左側(コストが低い)、上側(騰落率が高い)にあり、そしてグレーの点線上にある(乖離が少ない)ファンドが優秀なファンドという事になります。
*多くのファンドがコスト起因以外でのベンチマークとの乖離はないだろうという前提で評価。
もともと先進国リートはコストと騰落率の相関が弱い事が多く、各ファンド、ベンチマークとの連動性に苦労しているようです。
本来なら1本の直線上に各ファンドがプロットされなければなりませんが、今期の評価ではファンドにより2極化しているように見える為、敢えて2本の線を描いています。
どちらが、よりベンチマークに近い運用になっているか分かりませんが、仮に上方の線が正しいとすると、たわらノーロード 先進国リートは、コスト要因以外でのベンチマークとの乖離がない運用になっていると推測されます。
*下方の線が正しければ、たわらノーロードはプラス解離という事になりますが・・・
ただ、それでもコストで勝るeMAXIS SlimやSmarrt-iには騰落率で負けています。
たわらノーロード 先進国リートの分配金
たわらノーロード 先進国リートは分配金を出した実績はありません。
これから資産を築いていこうとする資産形成期においては分配金を出さない投資信託の方が有利です。
分配金を出すか否かは運用会社が決定しますが、多くのインデックスファンドが分配金を出さない、無分配としています。
勿論、保有するリートから出た配当はファンドの資産となり、基準価額の上昇につながります。
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たわらノーロード 先進国リートは、先進国リートに投資するインデックスファンドの中で、信託報酬では4位、ただ信託報酬以外のコストが若干高くなっています。
当然、騰落率もそのコスト分低くなります。
ただ、先進国リートの中では比較的人気があり、純資産総額も順調に伸びているだけに、今後の実質コストの低減に期待したいところ。
そして、たわらノーロード 先進国リートもSmart-iやeMAXIS Slimと互角の信託報酬まで引き下げてくれれば良いのですが・・・
販売会社
たわらノーロード 先進国リートは下記の金融機関で購入出来ます。
また投資信託保有でポイントもたまります(一部ファンドを除く)。
*マネックスカードの発行にはマネックス証券の口座開設が必要です。
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さらに、楽天ポイントで投資信託を購入できます。
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尚、先進国リート・インデックスファンドはつみたてNISAで購入する事は出来ません。つみたてNISAで先進国リートに投資したい方はバランスファンドを購入する事になります。
また、個人型確定拠出年金(iDeCo)では松井証券などで取り扱っています。
ライバルとなるファンド
たわらノーロード先進国リート (本記事)
他の先進国リートインデックスファンドとの比較、最新の人気・運用状況は下記記事を参照して下さい。
インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。