ファンド紹介・解説

DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型・債券重視型・標準型・株式重視型)の評価・評判・人気。~インデックス型バランスファンド~ 

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1本のファンドで国内外の債券、株式に分散投資できるインデックス型のバランスファンド、DCニッセイワールドセレクトファンドについて解説します。

1本のファンドで複数の資産クラス(例えば、国内株式・債券、先進国株式・債券など)に投資するファンドをバランスファンドと言います。個々の資産クラスのファンドを組合わせるよりコスト的には割高になる場合が多いですが、バランスファンドなら面倒なリバランスも不要で、ほったらかし投資が簡単に実践できます。

[最終更新日:2021.4.16]全て最新の情報に更新。
本記事は原則2021.3末日時点の情報に基づいて記載しています。

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DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型・債券重視型・標準型・株式重視型)の基本情報

DCニッセイワールドセレクトファンドは、下記4本のファンドがラインアップされ、国内債券・国内株式・先進国債券・先進国株式の4資産に投資します。

  • DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)
  • DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)
  • DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)
  • DCニッセイワールドセレクトファンド(株式重視型)

尚、ファンド名称に「DC」とついていますが、今では一般・特定口座、そしてつみたてNISAでも購入出来ます。

先ず、DCニッセイワールドセレクトファンドの基本情報をまとめます。

運用会社ニッセイアセットマネジメント
設定日(債券重視・標準・株式重視型)2003年1月10日
(安定型)2017年7月14日
運用形態インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマーク合成ベンチマーク(後述)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込)0.1540% 
実質コスト(*)(安定)0.174%
(債券)0.172%
(標準)0.174%
(株式)0.179%
純資産総額 (2021.3.31時点)
(安定)64.6億円
(債券)197.9億円
(標準)434.8億円
(株式)229.4億円
(マザーファンド) 純資産総額 --- 円
分配金実績
つみたてNISA対象商品
SBI証券ポイント還元年率0.05%
楽天証券ポイント還元年率0.048%

(*)実質コストは2021.2.22決算結果より。

 

投資対象

国内債券、国内株式、先進国債券、先進国株式の4資産に投資します。

*ニッセイAMが運用し、同じ4資産に投資する<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)とも比較します。(信託報酬も同じです)

DCニッセイワールド

DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型・債券重視型・標準型・株式重視型)

 

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)

DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型・債券重視型・標準型・株式重視型)

 

資産配分のまとめ

安定型-->債券重視型-->標準型-->株式重視型になるにつれ、株式比率が増えてきます。

安定型では株式が10%のみで殆どを債券が占めます。

尚、いずれも先進国より国内比率が高い資産配分になっています。

一方、<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は、株式・債券に50%ずつ投資し、株式、債券比率ではDCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)に近くなっていますが、国内・先進国比率は同じ、即ち4資産に均等に投資します。

ベンチマーク

各投資対象はインデックス運用を行い、ベンチマークは下表のようになります。

 資産クラスベンチマーク
国内債券NOMURA BPI総合
国内株式TOPIX[配当込]
先進国債券FTSE世界国債インデックス(除く日本)
先進国株式MSCI Kokusai[配当込]

いずれも、それぞれの資産クラスで一般的なベンチマークです。

また、各マザーファンドは基本的に<購入・換金手数料なし>シリーズの個々のファンドと同じです。
*安定型の国内債券のみ異なります。

 

手数料(信託報酬、実質コストなど)

DCニッセイワールドセレクトファンド信託報酬は4本とも0.1540%(税込)

これは4資産に限らず、バランスファンドとしては最低水準の信託報酬です。

実質コスト0.172~0.179%(税込)

株式重視型で信託報酬以外のコストが若干高くなっていますが、そう問題となるレベルではないでしょう。

勿論、購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無です。

 

バランスファンドとしてのお得度 ~個々のファンドの組合せと比較~

バランスファンドは、その投資配分と同じになるよう個別のファンドを組合わせた場合に対し、コストが割高になるのが一般的です。

そこで、DCニッセイワールドセレクトファンドと、現時点で最も低コストの単体インデックスファンドを組み合わせた場合の信託報酬とを比較します。

DCニッセイワールドセレクトファンドの信託報酬0.154%から、個別組合せの信託報酬を引いた値を下表の最右列に記載します。

個別のインデックスファンドでDCニッセイワールドの資産配分に組み合わせた場合
ファンド個別組合せでの信託報酬個別組合せとの差
安定型0.131%0.023%
債券重視型0.131%0.023%
標準型0.129%0.025%
株式重視型0.127%0.027%

個別組合せとの差が最も大きい株式重視型でも、その差0.027%、

即ち、ご自身で4本のインデックスファンドを組合わせるより0.027%だけ高いコストを負担するだけで、1本のバランスファンドとして投資できるという事です。

バランスファンドとしては十分低コストと言えるでしょう。

 

信託報酬の変更履歴

DCニッセイワールドセレクトファンドの信託報酬引下げ履歴です。
*安定型を除き2003年設定と運用実績の長いファンドですので、設定時から2014年までについては管理人は把握していません。

引下げ日信託報酬(税込)備考
~2014/3/6(債券)0.3701%
(標準)0.3885%
(株式)0.4069%
設定から2014年までの履歴は把握していません。
消費税5%表記
2014/3/7(安定)0.1728%
(債券)0.1944%
(標準)0.216%
(株式)0.2376%
FOFからファミリファンド方式変更に伴う引下げ
(安定型は2017/2/14新規設定)
2019/10/10.1540%バランスファンドとして最低水準の信託報酬へ(消費税増税込み)
*4本とも同一信託報酬へ

2019/10/1に行った信託報酬引下げで、バランスファンドとしては最安値の信託報酬となりました。

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DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型・債券重視型・標準型・株式重視型)のリターン・リスク

DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)/(債券重視型)/(標準型)/(株式重視型)、及び4資産均等型の2021年3月末日時点の12年間のリスク-リターン特性を下図に示します。

同時に個々の資産クラスのデータも同時にプロットします。(SMTインデックスシリーズのデータを引用)

尚、運用期間が12年に満たない安定型、4資産均等型は個々のインデックスファンドを同じ資産配分になるよう合成したデータを用います。
*安定型の短期金融資産は国内債券に分類して計算。

DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型・債券重視型・標準型・株式重視型)の評価

株式比率が高いほどリスクも高くなりますが、その分リターンも大きくなります。

4ファンド、及び4資産均等型も含めて、それぞれのリスクに応じたリターンとなっています。

シャープレシオ(リターン/リスク)は株式重視型が0.76、安定型が1.00で、債券比率が大きいほどシャープレシオが高くなります。

 

DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型・債券重視型・標準型・株式重視型)の分配金

DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)/(債券重視型)/(標準型)/(株式重視型)は分配金を出した実績はありません。

これから資産を築いていこうとする資産形成期においては分配金を出さない投資信託の方が有利です。
分配金を出すか否かは運用会社が決定しますが、多くのインデックスファンドが分配金を出さない、無分配としています。
勿論、保有する株式から出た配当はファンドの資産となり、基準価額の上昇につながります。

 

DCニッセイワールドセレクトファンドの評判・人気は?

月次資金流出入額純資産総額からDCニッセイワールドセレクトファンドの売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値になります。

尚、4ファンドとも同じ日に多額の資金流入があった日がありますが(2017年以降で2017/12/28, 2019/7/2,2020/6/1の3日)、これは個人の購入・投資ではないと推測します。

DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)

DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)の人気・評判

最も設定が新しいファンドです。

毎月1億に満たない月が殆どで、あまり売れているとは言えません。ただ、2020年後半以降は若干増加傾向にあるように見えます。

純資産総額も現時点(2021.3.31)で65億、そのうち個人以外と思われる2019年7月、2020年6月の資金流入が24億を占めます。

 

DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)

DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)の人気・評判

安定型よりは売れていて、2億も超える月も多くあります。

純資産総額は現時点(2021.3.31)で198億。設定から約18年という事を考えると、そう大きな額ではありません。

 

DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)

DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)の人気・評判

本シリーズの中で最も売れているファンドです。

毎月1~6億程度の資金流入があります。

純資産総額は現時点(2021.3.31)で435億。

 

DCニッセイワールドセレクトファンド(株式重視型)

DCニッセイワールドセレクトファンド(株式重視型)の人気・評判

債券重視型と概ね同等の資金流入額。

純資産総額は現時点(2021.3.31)で229億と、これも債券重視型と大きく変わりません。

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まとめ

DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)/(債券重視型)/(標準型)/(株式重視型)は長期の運用実績を誇り(安定型を除く)

  • 国内債券・株式、先進国債券・株式の4資産だけで十分
  • 外国より国内比率を高くしたい
  • 債券を組み入れてリスクを下げたい

という方にとって選択肢の一つとなるファンドです。

信託報酬はバランスファンドとしては最低水準で、かつ許容できるリスクに応じて4種類のファンドから選択できます。

あまり人気があるファンドではありませんが、本ファンドがご自身の理想とするアセットアロケーションに近い資産配分の方は、同じく4資産に投資する<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)を含めて検討する価値があるファンドと言えるでしょう。

 

販売会社

DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)/(債券重視型)/(標準型)/(株式重視型)を確定拠出年金以外で購入出来るのは下記証券会社のみです。

SBI証券
投資信託保有で毎月Tポイントがもらえます。さらにTポイントで投資信託を購入する事も出来ます。(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイト SBI証券

楽天証券
投資信託保有で毎月楽天ポイントがもらえます。さらに楽天ポイントで投資信託を購入する事も出来ます。また、楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます(上限5万円/月)。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです。
(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイト楽天証券楽天カード

SMBC日興証券(ダイレクトコース)
大手店頭証券で唯一超低コストファンドを取扱い(ダイレクトコースのみ)。
国内株式を定額(100円~)、買付手数料無料(100万円以下)で積立出来るキンカブ・日興フロッギーも魅力の証券会社。
(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイトSMBC日興証券

松井証券
松井証券は、複数の投資信託を積立する際、設定したポートフォリオ(配分比率)になるよう自動的に購入商品・金額を調整してくれる「リバランス積立」が魅力(無料で利用可能)。
(つみたてNISAでも購入可能、但しリバランス積立はつみたてNISAでは非対応)
公式サイト松井証券

その他の販売会社
マネックス証券auカブコム証券

上記5ネット証券では、つみたてNISAでも購入購入出来ます。

 

 

主なバランスファンドの一覧は下記記事を参照して下さい。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

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