ファンド紹介・解説

【インデックス型バランスファンド評価・解説】(りそな)つみたてバランスファンド

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1本のファンドで国内外の債券、株式、リートに分散投資できるインデックス型のバランスファンド、つみたてバランスファンドについて解説します。

1本のファンドで複数の資産クラス(例えば、国内株式・債券、先進国株式・債券など)に投資するファンドをバランスファンドと言います。個々の資産クラスのファンドを組合わせるよりコスト的には割高になる場合が多いですが、バランスファンドなら面倒なリバランスも不要で、ほったらかし投資が簡単に実践できます。

[2020.8.18]全て最新の情報に更新。
本記事は原則2020.7末日時点の情報に基づいて記載しています。

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(りそなアセットマネジメント)つみたてバランスファンドの基本情報

今回解説するのは、国内・先進国・新興国の債券・株式・リートの8資産(新興国リートを除く)に投資するつみたてバランスファンド

先ず、つみたてバランスファンドの基本情報をまとめます。

運用会社りそなアセットマネジメント
設定日2017年10月26日
運用形態インデックスファンド
投資形態ファミリーファンド
ベンチマーク合成指数(後述)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込)0.2145~0.2365%程度 
実質コスト0.323%(*)
純資産総額 81.64億円(2020.8.17時点)
(マザーファンド) 純資産総額 ---
分配金実績
つみたてNISA対象商品
SBI証券ポイント還元年率0.05%
楽天証券ポイント還元年率0.048%

(*)2019年7月25日決算時点

投資対象

国内債券、国内株式、国内リート、先進国債券、先進国株式、先進国リート、新興国株式、新興国債券の8資産に投資します。

人気の8資産均等型バランスファンドと投資対象は同じですが、その配分比率が

株式 > 債券 > REIT、国内 > 先進国 > 新興国となっているのが特徴です。

(りそな)つみたてバランスファンド

 

ベンチマーク

各投資対象はインデックス運用を行い、ベンチマークは下表のようになります。

 資産クラスベンチマーク
国内株式TOPIX[配当込]
先進国株式MSCI Kokusai[配当込]
新興国株式MSCI エマージング・マーケット[配当込]
国内債券NOMURA BPI総合
先進国債券FTSE世界国債インデックス(除く日本)
新興国債券JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド
国内リート東証REIT指数[配当込]
先進国リートS&P先進国REIT指数(除く日本)[配当込]

いずれも、それぞれの資産クラスで一般的なベンチマークです。

また、各マザーファンドSmart-iシリーズの個々のファンドと同じです(新興国債券を除く)

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手数料(信託報酬、実質コストなど)

つみたてバランスファンド信託報酬0.2145%(税込)

但し、新興国債券がETFに投資しており、その経費率を加えた実質的な信託報酬は0.2365%(税込)程度となります。

実質コスト0.323%(税込)

*実質コストは信託報酬以外のコストに全て消費税がかかると仮定し、税率8%から10%に換算した値を、ETF経費率を含む実質的な信託報酬に加えた概算値です。

購入時手数料は無料、信託財産留保額もありません。

 

バランスファンドとしてのお得度 ~個々のファンドの組合せと比較~

バランスファンドは、その投資配分と同じになるよう個別のファンドを組合わせた場合に対し、コストが割高になるのが一般的です。

そこで、つみたてバランスファンドと現時点で最も低コストの単体インデックスファンドを組み合わせた場合の信託報酬とを比較します。

 
資産クラス資産配分信託報酬最安値
国内株式30%0.1540%
(Slim,ニッセイ)
先進国株式20%0.1023%
(Slim,ニッセイ)
新興国株式5%0.2079%
(Slim)
国内債券
20%0.1320%
(Slim,ニッセイ)
先進国債券
5%0.1540%
(Slim,ニッセイ)
新興国債券5%0.2420%
(iFree)
国内リート10%0.1870%
(Slim,Smart-i)
先進国リート5%0.2200%
(Slim,Smart-i)
組合わせた場合の信託報酬0.153%

*Slim : eMAXIS Slimシリーズ、 ニッセイ : <購入・換金手数料なし>ニッセイシリーズ

個々のインデックスファンドを組み合わせてつみたてバランスファンドと同等の資産配分にした場合、その信託報酬は0.153%

一方、つみたてバランスファンドの信託報酬は0.2365%で、個別ファンドを組み合わせた場合より0.08%割高になります。

勿論、個別ファンドの組合せだと自分でリバランス(*)を行う手間がかかりますので、その手間賃として、この差をどう考えるかは人それぞれでしょうが、バランスファンドとしては十分低コストの部類です。

(*)株式・債券比率、地域別比率を一定の比率に維持する為に、各資産クラスのファンドを売買する作業。

 

つみたてバランスファンドのパフォーマンス(運用実績)

つみたてバランスファンドの過去の運用実績を見てみます。

ただ、本ファンドは設定から3年にも満たず、評価するのに十分な運用期間がありませんので、ここでは、個別のインデックスファンドを同じ資産配分になるように組み合わせた合成データを使用します。

また、8資産均等型6資産均等型4資産均等型、さらに人気のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド世界経済インデックスファンドとも比較します。

*8・6・4資産均等型も個別インデックスファンドの基準価額から作成した合成データ。
*個別インデックスファンドは全てSMTインデックスオープンのデータを引用。

 

リスク・リターン特性

2020.7末日時点の直近10年のリスク・リターン特性です。

リスクは小さくリターンは大きい方が望ましく、同じリスクに対してリターンが高い方が良いパフォーマンスという事です。
また、リターン(*)をリスクで割った値をシャープレシオと呼び、この数字が大きいほど投資効率が良いという事になります。
*厳密にはリターンから無リスク資産のリターンを引いた値ですが、ここでは無リスク資産のリターンを0と仮定。

(りそな)つみたてバランスファンド

 

つみたてバランスファンドは債券・株式両方を含むバランスファンドですので、当然、そのリターン、リスクとも株式、債券の概ね中間の値をとりますが、その中でも、つみたてバランスファンドは同じ8資産に投資する8資産均等型より若干良好な成績を残しています。

また、人気のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドと概ね同等、世界経済インデックスファンドよりも優れています。

 

リスク・リターン・シャープレシオの詳細比較

リスク・リターン・シャープレシオを具体的に比較します。

下表はシャープレシオの大きい順に並べてあります。

*個々のインデックスファンドから組み合わせた結果には末尾に(Sim)と付けてあります。

直近10年のパフォーマンス  2020.7末時点
ファンドリターン
(年率)
リスク
(年率)
シャープ
レシオ
6資産均等型(Sim)8.10%10.15%0.80
4資産均等型(Sim)6.89%9.21%0.75
つみたてバランスファンド(Sim)7.64%10.98%0.70
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド7.46%11.12%0.67
8資産均等型(Sim)7.02%11.04%0.64
世界経済インデックスファンド6.47%11.88%0.54

シャープレシオで見ると、ここで比較したファンドの中で、つみたてバランスファンドはちょうど中間、6・4資産均等型には負けるものの、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド8資産均等型世界経済インデックスファンドよりも勝っています。

以上、つみたてバランスファンドのパフォーマンス評価でした。

(注)以上は、あくまで個別インデックスファンドの合成データを使った過去の成績であり、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。

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つみたてバランスファンドの人気・評判

資金流出入額 & 純資産総額 (評判・人気は?)

月次資金流出入額純資産総額からつみたてバランスファンドの売れ行き・人気を見てみます。

(*)月次資金流出入額は、日々の純資産総額の増減額に騰落率を考慮して算出した概算値になります。

(りそな)つみたてバランスファンド

最近は月4億前後の資金流入、しかも、順調に増えており、この手のファンドとしては売れている方です。

純資産総額は81億円(2020.8.17時点)と、設定から3年弱にしては比較的大きいバランスファンドです。

 

まとめ

つみたてバランスファンドは国内・先進国・新興国の債券・株式・リート(新興国リートを除く)の8資産に投資するバランスファンドで、国内、及び株式の配分比率が高いのが特徴のバランスファンドです。

この資産配分は、過去においては、同じ8資産に均等に投資する8資産均等型や人気のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドをも若干上回る実績を残しています。

信託報酬もバランスファンドとしては比較的低く抑えられており、資金流入も順調に伸びています。

 

販売会社

つみたてバランスファンドは下記の金融機関で購入出来ます。

*主にネット証券、ネット取引での取扱いとなります。

SBI証券
投資信託保有で毎月Tポイントがもらえます。さらにTポイントで投資信託を購入する事も出来ます。
(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイト SBI証券

楽天証券
投資信託保有で毎月楽天ポイントがもらえます。さらに楽天ポイントで投資信託を購入する事も出来ます。また、楽天カード(クレジットカード)で投資信託を積立購入する事が出来ます(上限5万円/月)。勿論ポイント還元があり事実上1%割引で購入出来るようなものです。
(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイト楽天証券楽天カード

SMBC日興証券(ダイレクトコース)
大手店頭証券で唯一eMAXIS Slimシリーズを取扱い(ダイレクトコースのみ)。
国内株式を定額(100円~)、買付手数料無料(100万円以下)で買付・積立出来、さらにdポイントも使えるキンカブ・日興フロッギーも魅力の証券会社。
(つみたてNISAでも購入可能)
公式サイトSMBC日興証券

松井証券
松井証券は、複数の投資信託を積立する際、設定したポートフォリオ(配分比率)になるよう自動的に購入商品・金額を調整してくれる「リバランス積立」が魅力(無料で利用可能)。
(つみたてNISAでも購入可能、但しリバランス積立はつみたてNISAでは非対応)
公式サイト松井証券

その他の販売会社
マネックス証券岡三オンライン証券auカブコム証券、りそな銀行等。

勿論、つみたてNISA対象のファンドです。(上記金融機関でもつみたてNISAを取扱っていない場合があります)

 

主なバランスファンドの一覧・比較は下記記事を参照して下さい。

 

インデックスファンドの信託報酬、実質コスト、純資産総額の一覧は下記記事を参照して下さい。

 

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